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2007年08月31日

【新たな宮崎名物?】

東国原効果で郷土の作物やらお土産が飛ぶように売れる宮崎県。今度はこの猛暑を逆手にとった冷や汁なる名物料理が注目されています。

『暑い暑い。そんな日は、なんといっても冷たいものをさら、さらりと流し込みたい。この異常気象を反映したわけでもないだろうが、昨今、なんでも冷やすのが流行のようで、おでん、お茶漬けすらも冷やして食される。そして、冷や汁、である。東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE(こんね)」を訪ねた。

 宮崎の方言で「来てね」を意味する同館の軽食コーナーで注文したのは、冷や汁定食・550円也。

 ご飯は熱々の白ご飯。これに、どんぶりほどのお椀に注がれた冷や汁をたっぷりとかけていただく。汁に浮かぶ輪切りのキュウリと大葉の緑が、ともすれば地味な色合いの料理に彩りを添える。

 おっかなびっくり口に運んでみた。熱いご飯が冷たい汁で“中和”され、優しくのどを通る。しゃきしゃきとしたキュウリの歯応えは涼を感じさせる。ゴマの風味と凝縮された魚のうまみもしっかり。味覚はもちろんだが、とりわけ嗅覚に訴えかけてくる。』(8月26日付産経新聞)


【猛暑に最適】

同記事によると、冷や汁の起源は鎌倉時代にさかのぼり、鎌倉管領家記録に「武家にては飯に汁かけ参らせ候、僧侶にては冷や汁をかけ参らせ候」とあるそうです。また、「新宿みやざき館KONNE(こんね)」の方によれば、「農作業の合間にすぐ作れて、簡単に食べられるところから、庶民の間にも広まったのでしょう」とのことです。

まさに今年の異常な暑さの中ではうってつけの避暑料理でしょうか。もともと他県よりも暑いことが多い宮崎県。猛暑も県のPR材料にしてしまうバイタリティ。東国原知事効果に便乗しているとはいえ、暑さに負けそうな博多っ子としては元気をもらったような気持ちになりました。

宮崎県のみなさん、そのアイデアと元気に脱帽です。これからも県の特産品やら新しいイベント、どんどん出してくださいね。  


2007年08月30日

【タイム誌への投稿】

9月3日号タイム誌の記事"Sunken Treasure"について8月27日に投稿しましたので公開します。

Sunken Treasure. TIME, September 3, 2007

Almost every day and night, I see at least several horrifying news about endangering earth environments caused by global warming in newspapers, magazines and other news media these days. Your article on coral reefs is one of them.

But this time you gave me a glimpse of hope by showing the fact that tens of hundreds of volunteers as scuba divers have made a tremendous efforts to gather vital information on dying coral reefs for about ten years to rescue them with a sense of mission and love. As long as there are volunteers like them to seek for truth, I believe our earth and human beings would not perish in vain.

≪拙訳≫

最近はほとんど毎日、新聞や雑誌や他のメディアを通して地球温暖化による地球環境の悪化に関する恐ろしいニュースを目にする。貴誌のサンゴ礁に関する記事もそのひとつだ。

しかし、今回、貴誌の記事で一筋の希望が持てたのは、大勢のボランティアのダイバー達が、使命感と愛情を抱いてサンゴ礁を救うべく、10年という期間にわたってとてつもない努力をして死に瀕したサンゴ礁に関する情報を集めていたことだ。この人達のような真実を求めるボランティアがいる限りは、地球も人間も無駄死することはないと僕は信じている。


【追記】

8月27日にタイム誌から「採用するかもよ」という例のメールが届きました。今年は未だ一度も採用されず苦しい挑戦が続きます。みなさん、応援してね。

Dear Reader,

Thank you for writing. We welcome timely, insightful reactions to material we have published, and we can assure you that your observations found an attentive audience among the editors. Should your comments be selected for the column, you will be notified in advance of publication. Again, our thanks for letting us hear from you. We hope that you will write again should you discover something of particular interest in the news or in our reporting of it.

Best wishes.

TIME Letters



  


2007年08月29日

【帰国でひとまず決着】

日経新聞までが社説で「帰国させるべき」と書くなど、日本中を騒がせた朝青龍騒動。ひとまずモンゴル帰国で決着することになりました。

『日本相撲協会は28日午前、臨時理事会を開き、精神科医から「解離性障害」と診断された横綱朝青龍(26)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が希望しているモンゴル帰国療養を承認した。師匠の高砂親方(元大関朝潮)が同行して治療環境を確認し、今後の行動にも責任を負うという。朝青龍は29日にも帰国する予定。
 理事会に先立ち、吉田博之相撲診療所長と担当医の高木洲一郎医師が、朝青龍の病状を説明。その後、帰国の是非を審議し、全員一致で認めた。医師も同行する方向で検討している。
 朝青龍はけがを理由に夏巡業の休場を申し出ながら、モンゴルでサッカーをしていたことが発覚。1日の理事会で2場所出場停止、減俸4カ月(30%)、謹慎の処分を受けた。その後精神状態が不安定になったとされ、診察した医師がモンゴル帰国療養を相撲協会に勧めていた。』 (8月27日付時事通信)


朝青龍が病気から回復して土俵に戻ってくれればそれでいいことかもしれません。しかし、本当にこれでよかったのでしょうか?

ある精神科医がまったく別の視点から、朝青龍問題に怒っています。その精神科医とは、「シカゴ発映画の精神医学」という人気メルマガを発行している樺沢紫苑氏です。

【まだ根強い精神科に対する偏見】

その怒りとは、僕も含めて多くの人が今回の朝青龍騒動でうすうす感じている問題にあります。

そのひとつは、朝青龍の診察医が次々と変わり、精神科の診断名も「神経衰弱状態、抑うつ状態」→「急性ストレス障害」→「解離性障害」とくるくる変わっていることです。これはまさしく朝青龍が診断する医師ごとに違った症状を見せていることになり、精神科医でなくとも何か疑念を抱かせるものがあるからです。

ここでは詳しくは述べませんが、専門の精神科医である樺沢紫苑氏のメルマガを読めば、なぜ疑念を抱かせるものなのか明快にわかります。興味のある方は是非以下のブログを読んでみてください。

・「シカゴ発映画の精神医学~精神科医が斬る朝青龍問題」

「シカゴ発映画の精神医学」のメルマガ登録 ⇒http://www.mag2.com/m/0000136378.htm

同じような疑念は、8月22日に自宅を出た朝青龍の姿を見た数人の精神科医も抱いたようです。精神科医の日向野春総氏は、「『解離性障害(昏迷)』の診断は間違っている」、「(解離性障害は)一般的に目はうつろで足下を見る。誘導する人がいなければ、ドアから車までの短い距離でも、頭をぶつけたりけつまずいたりするはず。横綱は、顔を上げて堂々としていた。立派な横綱の顔」と断言したそうだし、精神科医の権威、小田晋氏も「解離性障害とはタニマチ的診断。相撲協会は世論を考えて、重症という形にしたほうがよいとタニマチ的診断をさせた。(解離性昏迷は)外には出られないし、身動きもとれない。自分がどこに行くかもわからないはずが、車に乗り込んで、自分がどこに行くのかわかっている様子だった。解離性障害と診断したのは問題だ」と指摘しています。

※写真は22日夜、主治医である高木洲一郎医師(61)の治療を受けるため、突如都内の自宅を外出したところの「病気」の朝青龍

まだまだ精神病や精神科に対する偏見が根強い日本で、もしも自分の立場を有利にするために精神科の診断を「利用」しているとしたら、樺沢紫苑氏の言われるとおり朝青龍や日本相撲協会がやっていることは、日本全国の精神科医に対する冒涜でしょう。こんなことを有名人がやればますます偏見を助長することになると、一部の精神科の先生方が怒るのも無理はありません。

横綱朝青龍と日本相撲協会の名誉のために、そうではないことを信じたい気持ちは山々ですが、どうもすっきりしないモンゴル帰国の決着でした。みなさんはどうお考えですか?  


2007年08月28日

【人よりお犬様が多い?】

日本のペットブームを示すひとつのデータが報道されました。

『英調査会社ユーロモニターによると、2006年の日本国内の犬の数は1310万匹となり、10歳以下の国民の数を上回ったことが分かった。同社は、人口が減少に向かう一方で犬の数が増える日本では、犬関連商品の市場も拡大中だと指摘している。
 米ロサンゼルスを拠点とする犬用ファッションブランドの「フィフィ&ロメオ」は約5年前に日本に進出したが、現在では本家米国をしのぐ11店舗を日本国内で展開。同社の創業者であるハリウッドの衣装デザイナー、ヤナ・シルキン氏はロイターの電話取材で「日本は『キュート』に関する世界の中心地だ」と指摘。日本でみられるような消費行動はこれまで見たことがないと語った。
 また、パリで犬用ベーカリーを経営する米国人ハリエット・スターンスタイン氏はロイターに対し、フランス人も犬を甘やかすことが好きであるものの、犬をベビーカーに入れることまでは想像できないとコメント。ただ、犬用グッズについては日本が世界をリードしているとし、「パリは米国に10年、日本には少なくとも10─15年の遅れを取っている」と語った。』(8月27日付ロイター通信)


【空前のペットブーム】

ロイターに指摘されるまでもなく、僕の家の近所でも朝夕に犬を散歩している人の姿を見かけることが極めて多くなりました。きっと10年前に比べると数倍といわないくらい多くなっているでしょう。間違いなく、日本も空前のペットブームなのです。

米国はもっと進んでいるでしょう。8月6日号のビジネスウィーク誌の表紙には金銀のオーナメントを身に着けたブルドックくんの写真を載せていました。そのカバーストーリーには、米国のペット経済はすでに410億ドル(日本円で約4兆7千億円)の規模に達していて、これはアメリカ人が娯楽に使うお金、映画鑑賞(108億ドル)、ビデオゲーム(116億ドル)、音楽鑑賞(106億ドル)の合計をも上回っていると書いてありました。

【何事も行き過ぎにはご注意】

それにしても最近のペットブーム、どうも度が過ぎていると思いませんか? GDPには大いに貢献しているのでしょうし、ペットを愛する気持ちが昂じてというのもわからないではないのですが、豪華な衣装を身に着けて人間よりも高価なペットフードを食べてメタボリック症候群になったようなお犬様やお猫さまを見ると複雑な気持ちになります。

どんなにかわいくてもペットたちは動物です。派手な服を着たりするより自然のままにしてあげたほうが幸せだと思うのですが、みなさんはどう思われますか?  


2007年08月27日

【エコバック騒動】

エコバックといえば、日本でも“I'm NOT A Plastic bag(私はビニール袋じゃない)”というスローガンをプリントしたアニヤ・ハインドマーチ(Anya Hindmarch)のバックが話題になって、日本各地のデパートの店頭で、売り出し日には長蛇の列が出来たのを覚えておられますでしょうか。

そのエコバックについて、8月27日号タイム誌のライフのコーナーに、 「紙、プラスチック、それともプラダ?」と題して世界の動きを追っていますので紹介します。

Paper, Plastic or Prada? ---Grocery shopping gets chic with eco-friendly designer totes to bag your greens

【発端は台北、香港?】

そのエコバック、世界中での限定販売とあってたちまち世界中の女性が先を争って売り場に殺到、台北や香港では警察が売り場を閉鎖する騒ぎにまでなっていたそうです。

もちろん、これは米国だけでも年間880億袋も使用されているポリ袋を少しでも減らすために、世界の関心を高めようとあらかじめ計算された宣伝作戦だったようです。

The frenzy surrounding these limited-edition bags is the result of a calculated effort to encourage shoppers to use fewer disposable plastic sacks, some 88 billion of which are consumed each year in the U.S. alone.

まさにポリ袋のプリウス(トヨタのハイブリッド車)を狙ったファッション・エコバックでしたが、宣伝が効きすぎて騒ぎが大きくなったため、北京、ジャカルタ、上海、シンガポールではエコバックの販売が中止されたそうです。

But being the Prius of plastic bags has its pitfalls. After the stampede in Taipei, sales of the Hindmarch bag were cancelled in Beijing, Jakarta, Shanghai and Singapore.

【エコバックの弊害】

さらにはエコバックの弊害とも言うべき現象もあります。ポリ袋の代替で紙袋を使用する頻度が米国では増えて、かえって紙の使用による環境への負荷が増えたという話もあるそうです。

また、ファッション・エコバックは確かに消費者のポリ袋の使用に対する環境意識を高めた面もあるようですが、実態はポリ袋の削減にはあまり役立っておらず、日本でもそうですがエコバックは家に後生大事に飾って、買い物は相も変わらずポリ袋でという消費者が多いとか。

地球温暖化がこれほど世界的な関心を集めて、日々の暮らしに直結しつつある中でも人々の身近な環境意識はそれほど高まっていないという現実を思い知らされますね。

みなさんは買い物に行かれるときに、エコバックを使っていますか?それともポリ袋をもらっていますか?  


2007年08月26日

【悲惨な事故から1年】

あのときの衝撃は今でも鮮明に覚えています。それは福岡市職員(当時)による飲酒運転で、会社員大上哲央(あきお)さん(34)一家の幼児3人の命が奪われた事故です。あまりにも身近に起きた飲酒運転による幼児3人の死。当時の僕のブログに当時の憤り、悲しみ、驚きが記されています。

『飲酒がもたらす災禍』・・・2006年8月27日の僕のブログ記事

あれから1年。みんなが子供たちを追悼し、再び同じような事故が起こらないようと誓おうとしていた矢先、再び市職員が飲酒運転で逮捕されました。

『幼児3人が死亡した飲酒運転事故から25日で1年を迎える福岡市で、市職員が23日夜に飲酒運転でバイク事故を起こしていたことが分かった。市では処分規定の厳罰化や職員教育の徹底などの取り組みをアピール、24日夕にも飲酒運転撲滅に向けたシンポジウムや市民大会を開催する予定だっただけにショックは大きい。緊急記者会見した吉田宏市長は席に着く前、机に手をつき「申し訳ありませんでした」と何度も謝罪した。

 福岡県警と福岡市によると、飲酒事故を起こしたのは同市早良区役所入部出張所市民係、糸川琢磨職員(42)。23日午後9時20分ごろ、同市早良区昭代の交差点でミニバイクを運転中、同区内の会社員男性(55)の乗用車と衝突。バイクは転倒し、糸川職員は左ひざを骨折した。

 早良署員が調べたところ、糸川職員の呼気1リットルから0・5ミリグラムのアルコール分が検出された。糸川職員は病院で手当てを受けており、同署は回復を待って道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで調べる。現場は信号機のない交差点だった。』(8月24日付産経新聞)


【繰り返される飲酒運転】

人間と言うのは愚かなものです。どんなに悲惨な事故があっても、自分の身に置き換えて考えることが出来る人は少ないのです。そしてほんのちょっとした出来心から過ちを犯してしまう。でも起こってしまったら後の祭りです。

事故を起こした市職員も「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていたのでしょう。それが取り返しのつかないことになってしまった。後悔先に立たずです。

昨日のNHKで飲酒運転に関する特別番組が放送されていましたが、その中に飲酒運転が法律や罰則の強化でなくならない理由のひとつとしてアルコール依存症やその予備軍の人達が引き起こす飲酒運転事故について言及していました。

飲酒そのものが日常化していて、罪悪感のかけらもない人達が相当数いるというのです。これには驚きました。であれば、罰則の強化や飲酒運転撲滅を良心に訴えるといった次元とは別の対策が必要でしょう。

【車へのシステム組み込みも必要】

やはりその対策の中で有力なのは、機械的に飲酒運転を感知して車そのものを動かなくしてしまう方法でしょう。(ボルボが開発した「オートロックシステム」など)

最近そういう運転システムの開発が進んでいるとの報道がちらほらありましたが、普及には相当の時間がかかるだろうし現実的ではないと思っていました。

しかし、飲酒運転に罪悪感を感じない人やアルコール依存症の人達が車に乗って事故を起こす事例が後を絶たないのであれば真剣にそういう車そのものへのシステムの組み込みも考える必要があると思います。

不幸にして亡くなった大上さんのお子さん3人のためにも、そして今までに飲酒運転で亡くなった方々の死を無駄にしないためにはあらゆる対策を考え、実行していく絶えることのない努力と勇気が、警察や関係者だけでなく僕ら市民ひとりひとりに求められています。  


2007年08月25日

【驚異のホールインワン】

アメリカの女子ゴルファーが快挙です。ゴルフ界の元気の出るニュースを取り上げます。

『視覚障害を持つ米国の女子アマチュアゴルファー、シーラ・ドラムンドさん(53)が19日、米ペンシルバニア州のゴルフコースで、ホールインワンを決めた。全盲の女性ゴルファーがホールインワンを決めたのは初めてのことという。
 高い湿度のコンディションの中、ドラムンドさんは夫のキースさんらとともに、慣れた親しんだコースをラウンド。ドライバーで臨んだ4番パー3(144ヤード)でホールインワンを見事に決めた。
 糖尿病のために1982年に視力を失ったというドラムンドさんは、ボールがフラッグポールに当たった音を聞いて、他のゴルファーらとともにゴルフカートに乗ってグリーンに駆け付けたところ、ボールがホールに入っていたことを知らされた。
 ドラムンドさんは15年前にゴルフを始め、現在のハンディキャップは44。現在、夫のキースさんから指導を受けているという。』(8月22日付ロイター通信)


【憧れのホールインワン】

ゴルフをやったことのある方なら誰でも一度はホールインワンを夢見るのではないでしょうか?普通の人でも一生に一度成し遂げれば幸せなのに、この方はなんと目が見えないのにホールインワンを決めたのです。

夫のキースさんのすばらしいご指導とご本人の努力のおかげなのでしょう。すばらしいですね。

ちなみにゴルフ豆辞典によりますと、ホールインワンが出る確率というのは1ラウンドにパー 3 が 4-5 ホールあるとすると、概ね 2000 から 3000 ラウンドに1回の確率で出るというデータがあるそうです。低いと見るか、高いと見るかはみなさんの腕と自信しだいですが、あのミッシェル・ウィーは、12歳の時に最初のホールインワンを出し、既に 6つのホールインワンを出しているそうですから、年間 1回以上のペースということになります。

憧れのホールインワン、あなたも目標を持ってチャレンジしてみませんか?

実現したときのために、ちゃんとゴルフ保険も入っていないと駄目ですよ。


《参考ブログ》

・「博多っ子のヘボゴルフ日記」
  


2007年08月24日

【突然の出来事】

昨晩、友人の奥様の通夜に行きました。あまりに突然の出来事に友人も周りの人たちもただ呆然としていました。

何気ない日常が突如として途切れることがあります。そして途切れたときに初めて何気ない日常が如何に幸せで大切であったかを知らされます。

きっと友人もしばらくしてから何気ない日常をなつかしく思い出すことでしょう。

【心休まる日々】

西日本新聞に淡々とした日常をカメラに収めて毎日更新しているあるカメラマンのブログが紹介されていました。

「ダカフェ日記」・・・・http://www.dacafe.cc/

『被写体は妻と2人の子ども。撮影場所は自宅マンション‐。家族の日常をとらえた写真集「ダカフェ日記」(集英社刊)が人気を集めている。福岡県内に住む家具デザイナー・カメラマンの森友治さん(34)が撮影、出版したもので、どの写真も何げない日常の1コマだが、家庭の温かさが伝わってくる。森さんの写真が連日掲載されるブログ(日記風サイト)は、アクセスが1日約6万件に達する人気だ。

 森さんはデザイン事務所での仕事の合間に「その日に何があっても、寝る前に見てもらい、ほっとしてもらえれば」と、2003年から定期的に、1枚から3枚程度の写真にコメントを付けてブログに載せている。』(8月23日付西日本新聞)


その記事によると、4年前の冬にこのブログの作者である森さんは心筋梗塞(こうそく)により自宅で倒れ、医師に「生死は五分五分」と言われたのですが、手術後、回復したそうです。

きっと森さんは淡々とした日常の中に心の平安があり、幸せがあるのだということを死に直面して改めて知ったのでしょう。

誰しも昨日があり、今日があり、明日があると信じています。でも、もしかしたら突然、何気ない日常が途切れるときが明日くるかも知れません。

今を大切に生きる、そして何気ない日常を大切にして、たとえ途切れても悔いのない日々を送りたいものですね。

今は亡き奥様のご冥福をお祈りします。  


2007年08月23日

【メイクドラマ、ミラクル】

長嶋元巨人監督の名文句「メイクドラマ、ミラクル」を地で行くような展開でした。初出場と名門の対決は、大勢の人が期待はしていたけどまさか本当にそうなるとは思わないような劇的展開で幕を閉じました。

『佐賀北(佐賀)が参加4081校の頂点に立った。甲子園球場で22日行われた第89回全国高校野球選手権大会最終日の決勝で、佐賀北が5-4で広陵(広島)に逆転勝ち。2度目の出場で初優勝を遂げた。40年ぶり3度目の決勝進出で初制覇を狙った広陵は、またも涙をのんだ。
 試合は広陵が2回に2点、7回には投手・野村の二塁打で2点を追加。野村が7回まで佐賀北打線を1安打に抑えた。
 しかし、佐賀北は8回一死満塁から井手の押し出し四球で1点。続く副島が左翼へ満塁本塁打を放って試合をひっくり返した。救援の久保が力投、再三の堅守も光った。
 佐賀北は延長引き分け再試合を含め、1大会では史上最多の73イニングを戦い抜いた。』(8月22日付時事通信)


【無欲の勝利】

本当に無欲の勝利でした。甲子園に来てから一試合ごとにみるみる力をつけてきた佐賀北高校。しかも接戦をいくつも勝ち抜いてきていたので、選手たちは何点取られても逆転できるという自信もあったのでしょう。

4-0で迎えた8回裏に本当にこんなドラマがあるなんて誰も予想していなかったでしょう。副島選手の満塁ホームランによるあれよあれよという間の逆転劇。見ている誰もが身震いするようなドラマでした。

40年ぶりの決勝進出で優勝を取りにきた広陵に一瞬のスキが出来たのでしょうか。佐賀北の無欲の勢いが相手の隙を誘ったのか。本当に野球というのはわからないなあと思わせる一瞬でした。

【文武両道】

それにしても佐賀北高校のナイン。よくやりました。聞くところによると公立高校の優勝は78回大会の松山商業以来だとか。佐賀北は、甲子園を目指して野球部だけを強化する有名私立校の独壇場になりつつある高校野球に爽やかな風を吹き込んでくれました。

勉学に励みながらでも、制約された時間の中でも、有名校でなくてもちゃんと甲子園に出て優勝できる。特待生制度などに頼らず全国の甲子園を目指す公立高校の野球部ナインにこう思わせただけでも佐賀北の今回の優勝はすばらしいことでした。

目指すべきは「文武両道」・・・・このことば、もう一度噛みしめたいですね。

おめでとう、佐賀北高校。そしておめでとう、がばいばあちゃんで活気に満ちた佐賀県のみなさん。九州に優勝旗、ありがとう。  


2007年08月21日

【一瞬の出来事】

大惨事の割に死者が出なかったのは本当に不幸中の幸いでした。

『那覇空港の駐機場で20日、台北発那覇行き中華航空120便(乗客乗員165人、B737―800型機)が爆発し炎上した事故で、乗員・乗客165人は直前に機外に脱出し、奇跡的に一人の死者も出なかった。乗客らの証言からは「危機一髪の脱出」だったことがうかがえ、機内がパニックに陥るなどして誘導に手間取れば、大惨事になっていた可能性もある。着陸して乗客が降りる準備に入っていたことに加え、航空機の非常用脱出口の基準を定めた国際ルールの「90秒ルール」が有効に機能したとみられる。』(8月20日付毎日新聞)

【乗員の機転】

一人の死者も出なかったのは何と言っても現場の乗組員の適切な判断と行動があったからでしょう。その点についての報道があまり見られないのはなぜでしょうか?僕は素直に賞賛すべきだと思います。

日頃の訓練がなければこううまくはいかなかったのではないでしょうか。たったの90秒が生死を左右したのですから。

『90秒ルールは米国連邦航空局が制定したもので、国土交通省などによると、機内の全非常用脱出口の半数以内を使って90秒以内に、乗員・乗客全員が脱出できるような機体の設計を航空機メーカーに求めているもの。欧州各国や日本も準じたルールを取り入れている。
 半数以内としているのは、火災などで、全脱出口が使用できないことがあると想定されるため。航空機メーカーは新型機を製造する際、試験を受けて90秒ルールが確保されていることの証明を義務づけられている。
 今回の中華航空機は脱出口が計8カ所(機体前部の左右各1カ所、機体後部の左右各1カ所、主翼付近の左右2カ所ずつ)あり、機体前と後部の4カ所が使用された。』(8月20日付毎日新聞)

【常在戦場】

僕も以前米国のニューヨークからワシントンDCに向かうシャトル便がエンジン故障を起こし、生きた心地がしないような経験をしたことがあります。

航空機というのは乗った時点で命をパイロットに預けたも同然です。そこは常に戦場(常在戦場)という気持ちでいつ何が起こっても迅速に動けるように覚悟しておく必要がありそうです。

みなさん、時には身を引き締めて飛行機に乗る覚悟をしていますか?  


2007年08月20日

【カサゴの健康効果】

カサゴと言えば、高級魚の根魚(ねざかな)の代名詞ですよね。九州では「あらかぶ」の名前で親しまれていて、冬場の船釣りで目当てのタイや大物が釣れないときに岩礁付近にいてガブリと餌に食いついてくれて、僕みたいなへぼ釣り師でも容易に釣れるカサゴが来ると「これで本命が来なくても晩飯はそろったな」とウキウキしてしまいます。

そのカサゴに疲労回復の効果があると聞けばなおさらですね。どんな効果なんでしょうか。

『県が資源回復に取り組んでいる高級魚のカサゴが、疲労回復に効果があるとされる栄養素「タウリン」を多く含むことが県水産試験場の研究で分かった。マグロの16倍、ウナギの12倍のタウリンを含んでおり「夏バテ防止の食材として宮崎名物になるのでは」と期待している。
 カサゴは日向灘など国内の沿岸に広く生息。体長10~30センチの白身の小魚で煮付けや空揚げ料理が人気。九州では「アラカブ」とも呼ばれる。
 県によると、全国的な個体数の減少から、市場で1キロ当たり1500円前後で取引される高級魚に。県内の年間水揚げも89年の40トンから04年は12トンに減少。このため県は05年度、5年間の資源回復計画に着手し、稚魚計30万匹を放流して宮崎市青島など4カ所の地先に禁漁区を設けた。
 水産試験場も05年度から「カサゴの新たなセールスポイントを探そう」と栄養素を研究。タウリンの量は夏場の7~9月がピークで100グラム当たり最高541ミリグラムが含まれることが判明。また、うまみ成分の「遊離アミノ酸」も夏場に増えることも分かった。』(8月17日付毎日新聞)


これはすごい。ゴツゴツしていて見るからに強そうなカサゴ君。その元気をまたいただくぞ。覚悟して待っててくれよな。

それにしてもカサゴも個体数が減少しているんですね。胸が痛みますね。  


2007年08月19日

【異変続きの夏】

この夏は各地で異変続きだ。柏崎での地震、記録的な熱波に驚いていたら今度は競馬界が大騒ぎとなった。

『日本中央競馬会(JRA)を開催中止に追い込んだ伝染病、馬インフルエンザが18日、地方競馬に飛び火し、同日の大井競馬(東京都)が中止され、19日からの金沢競馬(金沢市)の中止も決まった。

 大井競馬では、競走馬1頭が体温が通常より2度近く高い39度5分となり、鼻水を垂らしているのを関係者が午前7時に発見、検査薬がなく判定は出来なかったものの、この馬がJRAから大井に移籍して9日に厩舎(きゅうしゃ)入りしていたため、主催するTCK特別区競馬組合は、「馬インフルエンザに感染した可能性が高い」と判断。第1レース出走の2時間15分前の午後1時30分に「感染拡大と公正確保の観点から、レースは中止」と結論を出した。』(8月18日付読売新聞)


昨日夕方のテレビニュースで各地の競馬場からの中継映像が流れていて、何事かと思った。馬インフルエンザだったのだ。

【猛暑が関係?】

ここ数週間、全国各地で記録的な熱波で熱中症による死者まで出ているのだから、馬を始めとする動物たちにも異変が起きてもおかしくない。

昨日も昼間は少し外を歩いただけでもめまいがするほどの暑さだった。

なんの偶然か、僕のパソコンまで突然プッツンしてダウンしてしまった。早速購入したパソコン店に持ち込んで修理をお願いした。

しばらくは家でじっと暑さを耐えしのぐのが賢明かもしれない。みなさんも外出されるときは十分注意して下さいね。

それにしても競馬が中止になって居ても立ってもいられなくなった競馬ファンが大挙して競艇に出かけているとのこと。ギャンブル好きには暑さなんて関係ない?  


2007年08月18日

【異常な暑さ】
全国で異常な暑さがとまらない。昨日も熊谷で40.9度という信じられないような温度を記録しました。

『勢力の強い太平洋高気圧に覆われた東日本から西日本は、16日も各地で気温が上がり、岐阜県多治見市で午後2時20分、埼玉県熊谷市で午後2時42分に、観測史上最高の40・9度を記録した。

 1933年7月に山形市で観測した40・8度を74年ぶりに更新した。また、全国924地点のうち、25地点で観測史上最高気温を更新した。

 気象庁によると、16日は多治見市、熊谷市のほか、埼玉県越谷市(40・4度)、群馬県館林市(40・3度)、岐阜県美濃市(40・0度)で40度以上を観測。館林市は15日に続き2日連続で40度以上だった。』(8月16日付読売新聞)


一体、この夏はどうなっているんでしょうか?

【北極海の氷も】


そんな中、また恐ろしい話が飛び込んできました。

『北極海の氷の面積が1978年の観測開始以来、過去最小になっていることが海洋研究開発機構などによる衛星観測で16日、分かった。地球温暖化による海水温度の上昇などが原因とみられる。氷は9月中旬まで減少が続く見通しで、国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の予測より30年以上も速いペースで解けている可能性が大きい。

 観測チームは、米国の衛星に搭載されている宇宙航空研究開発機構(JAXA)の電波観測装置のデータから、北極海の氷の面積を計算。今月15日の面積は、過去最小だった2005年9月より0・15%少ない530・7万平方キロメートルに縮小したことが判明した。

 このまま推移すると、今夏の面積は過去最小を大幅に更新し、IPCC第4次報告書が指摘した2040~2050年の予測値に早くも到達する可能性があるという。』(8月16日付産経新聞)


観測チームは、「氷の減少は、これまでもIPCCの予測を上回るペースだったが、今年は特に著しい。地球温暖化と何らかの関係があるのは確かだ」と語っているそうです。

【地球規模の猛暑】

今年は年初の雪の降らない冬から始まってまさに季節感が吹っ飛んでしまうような異常気象が続いています。そしてこの夏の猛暑は日本だけではないのです。

今年の猛暑は日本列島だけの話ではない。地球規模でみても今年は異常高温や豪雨などの極端な気候が多発している。国連の世界気候機関(WMO)がまとめた今年1~7月の異常気象報告によると、1月の平均気温は平年より1.89度、4月は1.37度も高く、1880年の記録開始以来、最も高温となった。
 ブルガリアでは7月23日に史上最高の45度を記録。オランダでは1月の平均気温が平年より7.1度も高い暖冬となった。』(8月13日付SankeiWeb)


この気候変動のあまりの激しさとスピードに、いよいよ来るべきものが迫りつつあるという実感を多くの人がもっているのではないでしょうか。なんとも不気味な今日この頃です。  


2007年08月17日

【タイム誌への投稿】

8月13日号タイム誌の記事"Vacationing like Brangelina"について8月12日に投稿しましたので公開します。

Vacationing like Brangelina TIME, August 13, 2007

“Seeing is believing”. Volunteer work is not the exception for this old cliché. I believe that many people around the world want to help those who need help in the developing countries, but cannot do so because of time, money and other constraints they have in relation to their family matters and company responsibilities.

In this sense, volunteer tourism could give them a glimpse of harsh realities of volunteer works through some intensive works in the tour in such developing countries as Uganda, Cambodia and Thailand if they participate in it with shorter time and lesser money than they actually get into volunteer work.

I understand the critic’s saying that combining volunteer work and sightseeing is very difficult. But the important thing is to move forward to build better environments for troubled communities on earth if only a little. Voluntourism could help for that.


≪拙訳≫

百聞は一見に如かず。ボランティア活動もこの諺の例外ではない。世界中の多くの人たちが途上国で助けを求めている人たちを救いたいと思っているが、時間やお金そして家族や仕事といった制約があるために断念している。

その意味で、ボランティア・ツーリズムはそんな人たちが実際にボランティア活動に従事するよりも少ない時間と資金で参加して、ウガンダやカンボジアやタイといった途上国に行って、ツアーの中での労働を通してボランティア活動の厳しい現実を垣間見る機会を与えてくれるのだ。

批評家たちがボランティア活動と観光を両立させるのは難しいと言うのもわかる。しかし、大事なことは少しでもこの地球上の困っている地域の環境をよくしていこうと前進することなのだ。ボランツーリズムはそのためになるのだ。
  


2007年08月16日

【改造人事の実権】

一体、誰が首相なのだろうか?そう思わせる報道が27日の内閣改造を目前にして目につき始めた。最も目立つのが森元首相の声だ。

もともと7月29日の参院選開票当日に安倍首相の続投を、赤坂プリンスホテルで森元首相、青木参院議員会長、中川幹事長が密談して決めたと言われている。その後、森氏が総理の意向と「続投支持」の気持ちを伝え、青木、中川もこれを了承したという報道があった後の森元首相の言動である。(8月10日付日刊ゲンダイ)

【森元首相の「アドバイス」?】

そのひとつを毎日新聞から見てみよう。

『自民党の森喜朗元首相は12日、民放の報道番組で、27日に予定されている内閣改造・自民党役員人事に関連し「党の中で主流だ、反主流だと言っている状況ではない。(安倍晋三首相は)受ける受けないは別として、福田康夫元官房長官と谷垣禎一前財務相に十分礼を尽くすべきだ」と述べ、挙党体制構築に向けて谷垣氏と福田氏に入閣を求めるべきだとの考えを示した。
 森氏はさらに麻生太郎外相について「私と麻生さんは政策の大きな転換が必要だという認識で一致している」と評価し、、幹事長への起用を容認。去就が注目される塩崎恭久官房長官については「東大、ハーバード大(卒業)だけでは国会運営はできない」として、交代すべきだとの考えを示した。後任の官房長官には福田氏を候補者として挙げた。辞任を表明している中川秀直幹事長については、「もういっぺん汗をかくようなところがいい。国対(委員長)なんかもおもしろい」と語った。』(8月13日付毎日新聞)


こういう改造人事についての動きが首相本人ではなく、周辺からポンポンと出てくること自体、安倍首相の権威は失墜しているも同然だということを本人たちは気がつかないのだろうか?小泉以前の旧態依然たる自民党体質に逆戻りと国民から見られても仕方がないだろう。

【小池大臣の「暴走」が追い討ち】

そしてもうひとつ、改造人事に爆弾が加わった。防衛省の小池百合子大臣と守屋事務次官の確執だ。小池防衛相は9月の退任を内定した防衛省の守屋武昌事務次官の人事をめぐり、守屋氏と政府・自民党、特に塩崎官房長官を巻き込んだ神経戦を展開しており、日増しに収拾がつかないくらいエスカレートしている。

ここでも安倍首相のリーダーシップは巷でメディアの報道を見ている限りでは、ほとんど感じられない。一体首相は何をしているのだろうかという感じだ。

改造人事の発表前からこんなことでは、安部内閣の正当性は極めて危ういと考えるのが自然ではなかろうか。おそらく改造人事も期待できないだろう。みなさんはどう思われますか?  


2007年08月15日

【世界が注目?】

ユニクロに世界の注目が集まっている?そういえば、米高級百貨店チェーンのバーニーズ・ニューヨークの買収を巡って、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングとアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ政府が出資する投資ファンド、イスティスマルが入札合戦をしていましたが、結局9日にイスティスマルの勝利で決着しましたね。

この買収合戦も世界の注目を集めましたが、それではありません。タイム誌グローバル・アドバイザーのコーナーに、衣料品のコンビニエンス版としてユニクロ・ストアの新しい試みが取り上げられたのです。

【ファースト・ファッション?】

そのタイトルは「ファースト・ファッション」("Fast Fashion")。おそらくファースト・フードのファッション版ということでしょう。

その記事の写真を見ればその意味は一目瞭然です。ユニクロ・ストアの棚に整然と並べられたジュース缶のようなケース。それがユニクロのTシャツの新商品なのです。

ファッションのコンビニエンスストア。簡単なようで誰も考えつかなかったアイデア。さすが、ユニクロ。値段の安さだけが「売り」ではありません。

Like many good ideas, it's so simple you wonder why nobody had thought of it before. But credit goes to Japanese clothing brand Uniqlo for bringing fashion retailing into the age of the convenience store.

記事の最後には、「もちろん、ユニクロの「気軽さ」は値段にも反映されています。店のどの商品も12ドル以上のものはないのです。」とも書いてあります。ニクイねえ。

You'll also see UT's grab-and-go ethos reflected in the price:nothing in the shop cost more than $12.

買収合戦では負けても、ちゃんとタイム誌に紹介されたりして世界に注目されてますよね。  


2007年08月14日

【ボランティア体験】

海外に行って貧しい国の人たちのためにボランティア活動をしてみたいと思ったことはありませんか? でも実際には仕事や家族があって行けないと大半の人はあきらめているのではないでしょうか。

そんな人たちのために少しでもボランティア活動を体験できるツアーが、さまざまなボランティア団体で提供されているのをご存知ですか?

ボランティア活動とツアーが両立するのだろうか、それっていいことなのかといった声を8月13日号タイム誌"Vacationing like Brangelina"(ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのように休暇を楽しむ)と題して取材していますので紹介します。

【アンジェリーナ・ジョリー】

誰でも手軽にアンジェリーナ・ジョリーのようにボランティア活動ができる?そんな触れ込みで次々とボランティア体験旅行(Voluntourismという新語)がボランティア団体で企画されています。

Getting in touch with your inner Angelina Jolie is easier than it used to be.

たとえば、Ambassadors for Children という団体。2025米ドル払えば子供でも大人でも11日間のボランティア体験旅行に参加できます。エイズに感染したアフリカの子供たちと触れ合い、同時にネルソン・マンデラが18年間投獄されていた刑務所見学もする、そんなアフリカツアーもそのひとつです。

こういった体験旅行に対するニーズは最近高まってきていて、2006年には前年から倍増しているとのこと。ただ旅するだけでは飽き足らず、できればボランティア活動なども体験したいという人が増えているのでしょう。

【賛否両論】

しかし、このツアーには賛否両論があります。曰く、「たった一週間程度では、参加者はいいことをした気分になるだけ」、「地元の人たちの要望よりも利益優先で本当のボランティアのいいとこ取り」といった声です。

極端な意見では、「地域の要請より、利益ばかりに走り新しい形の植民地主義だ」とも言われているのです。

"It's a new form of colonialism, really," she says, "The market is geared toward profit rather than the needs of the communities."


これらの声に対しては、ツアーの主催者たちは「実際に地元で困っている人たちの手助けをすることで役立っている」、「アメリカの最近のネガティブなイメージを少しでも回復させている」といって反論しています。

賛否両論はありますが、ボランティア活動の世界を垣間見た善意のある人たちの層を少しでも広げ、困っている人たちに手を差し伸べる機会が増えるのであれば多少のデメリットは目をつぶってもこれらのツアーを維持・発展させていく意味はあるのではないでしょうか? みなさんはどう思われますか?  


2007年08月13日

【ガソリン高騰!】

お盆を前にガソリン価格が高騰している。

『原油高の影響で、ガソリンの小売価格が史上最高値のレベルまで急騰している。福岡県内のガソリンスタンド(GS)でも、レギュラーで1リットル140円台に突入。とどまる気配さえ見えない。店には苦情が殺到するが、店側も値上げが利益に結び付かず悲鳴を上げる。夏の行楽、帰省シーズンとも重なり、ドライバーはより安い店を選んだり燃費向上を試みたりと、自衛に躍起だ。

 「いきなり7円の値上げはおかしい。ふざけるな」。福岡市城南区のあるGS。ドライバーから怒りの声が上がった。店は、135円だったレギュラー単価を今月1日、142円に値上げした。常連客に手厳しくしかられた所長は「平謝りするしかない。でもね、値上げ分がうちの利益になるわけでもないんですよ」とこぼした。

 この日、石油元売り各社は石油製品卸価格を一斉に引き上げた。ガソリン小売価格にも連動。全国平均は1987年の統計開始以来の最高値145円10銭を記録した。

 この原油高の要因は複雑だ。最大需要国の米国の動向や、中国やインドの経済成長による需要拡大に加え、イラク情勢など産油国に対する供給不安も絡む。福岡県石油商業組合の浦野澄明専務理事は「当面は下がる要素はない」と分析する。』(8月11日付西日本新聞)


【さまざまな自衛策】

原油価格の急騰がガソリンの小売価格に直接跳ね返ってくるので、ここ数週間の値動きはとくに上下が激しくびっくりするほどだ。数年前まではリッター80円台だったのが嘘のような値段だ。

新聞にも紹介されているが、みんないろいろな自衛策をとっているようだ。親の車を使うというちゃっかり者の主婦、マイカーでの遠出を控えるサラリーマン。

そんな自衛策の中でも情報収集は重要だ。ガソリン価格比較サイトのgogo.gs(http://gogo.gs/)は、全国のガソリンスタンドの価格投稿情報を掲載していて価格差が一目瞭然。驚きなのは、140円台が現在の通常価格なのに最安値は127円というスタンドもあることだ。

とにかく、地球温暖化の元凶はガソリン等から排出されるCO2だといわれる中で、僕ら金のない庶民はできるだけ外出せず、車に乗らずと腹をくくって温暖化防止に少しでも役に立つしかないのかもしれない。  


2007年08月12日

【たばこに寛容?】

ここ10年ほどで日本も相当禁煙が進んだと思っていましたが、世界では未だ最低レベル?そんな記事が眼に留まりました。

『たばこの煙に寛容な日本社会の姿が、「たばこ規制枠組み条約(FCTC)」を批准した各国の報告書から浮き彫りになった。

 今や職場や公共施設だけでなく、飲食店やバーでも「禁煙」が世界の潮流になりつつあるのに、日本ではせいぜい「分煙」どまり。対策がなかなか進まない現状に対し、各国報告書を集計したNPO法人日本禁煙学会では「日本は先進国の中で最低レベル」の烙印(らくいん)を押している。

 報告書は、FCTC事務局が条約批准から2年が過ぎた国にどこまで対策が進んだかを自己評価させているもので、これまでに日本も含め46か国が提出した。

 同学会のまとめによると、受動喫煙対策について日本は、官公庁、医療機関、教育機関、文化施設など公共のいずれの場所でも「部分的に実施」と回答した。しかし、世界の多数派の回答は「全面的に実施している」。官公庁については30か国、医療機関は31か国が全面的に実施と答え、日本のように部分的に実施と回答した国はいずれもその半分以下に過ぎなかった。』(8月8日付読売新聞)


【立ち遅れる日本】

「日本は先進国の中で最低レベル」の烙印(らくいん)を押しているNPO法人日本禁煙学会の見解どおりかどうかは各国の報告を詳細に見てみないと何ともいえないけれど、確かにまだまだ僕たち自身のたばこに対する意識が低いというのはいえるかもしれない。

街中を歩いてみれば、結構喫煙者は目立つし、公共スペースも全面禁煙の場所は未だ少ないようだ。

日本禁煙学界のホームページを見ると、受動禁煙防止条約を決めるCOP2(たばこ規制枠組み条約第2回締約国会議)が今年6月にタイのバンコクで全体会議が開かれ、その会議で参加126ヶ国のなかで日本政府だけが3カ所の削除や曖昧な用語への変更を訴えたそうだ。それだけ聞いても如何にも日本は孤立している印象を抱きますね。

結局、日本政府がその要求を取り下げて通称「受動喫煙防止条約」は成立したとのこと。その条約に基づいて公共の場、職場、レストラン、交通機関など例外なく完全に禁煙になるデッドラインは2010年2月。

僕はもともとたばこを吸わないし、あまり喫煙者も気になりませんが、これからももっと意識をもって受動喫煙の日本での進捗具合を見てみようと思っています。

みなさんは喫煙派、それとも禁煙派?  


2007年08月11日

【攻勢に出る小沢代表】

小沢民主党代表が自民党にたたみかけるように攻勢に出てきた。

『民主党の小沢一郎代表は8日、党本部でシーファー駐日米大使と会談した。シーファー氏は、11月1日に期限切れを迎えるテロ対策特別措置法を延長する法改正について「日本の貢献は非常に重要だ。この法案の影響を熟慮してほしい」と述べ、同法に基づく自衛隊による米軍支援活動の継続を要請した。小沢氏は「米国の行動を国連安保理でオーソライズ(承認)する決議はない。米国と共同の活動をすることはできない」と同法延長に反対する考えを伝え、大使の要請を拒否した。
 会談はシーファー氏側から要請した。具体的な法案の対応をめぐり、駐日米大使が野党党首に直接要請するのは異例で、参院で民主党を含む野党が過半数を占めたことに対して対応を迫られた。小沢氏の意向から、会談は終了までメディアに公開された。』(8月9日付毎日新聞)


この会談はもともとシーファー氏側から要請に基づいたものとなっているが、米国大使が野党党首に法案対応を直接要請するのも異例なら、その野党党首が堂々と米国に反論し、会談の中身を公開するというのも異例だろう。

きっと、一般の受け止め方も「小沢代表、よくやってるな」という印象ではないか。民主党の政権担当能力について内外では懐疑的な見方が多い中で、小沢氏が積極的に骨太の動きをしているという政治的パフォーマンスの意味合いもあるかもしれない。いづれにしても小沢代表の米国への明確な態度表明については、実際に法案を期限切れにしてしまうかは別にして、僕もプラスの評価をしていいのではないかと思う。

【小沢代表を支えるスタッフ】

小沢代表に関するニュースでもうひとつ目を引いたものがある。それは、同氏を補佐している韓国人秘書の記事だ。

『日本の参議院選挙で圧勝した民主党の小沢一郎代表の秘書を務める韓国女性が注目されている。国際担当秘書の金淑賢(キム・スクヒョン)さんだ。金さんは2000年に当時自由党の党首だった小沢代表の秘書に抜てきされ、以来7年間にわたり小沢代表を陰で支え続けてきた。日本の政界では、自民党の議員が韓国人留学生をインターンとして起用するケースはあったが、韓国人が正式に秘書として採用されたのは金さんが初めてだ。

 韓国外国語大学日本語科卒業後、大学院を修了し1998年に日本に留学した金さんは、今年東京大学で博士号を受けた人材だ。東大で2年間の研修生活を経て再度修士課程に入学しており、多忙な秘書生活を送りながら「韓中修好に関する研究」で博士号を取得した。』(8月9日付YONHAP NEWS)


記事にあるとおり、韓国人が正式に日本の議員秘書しかも政党の代表の秘書として採用されるのは異例ではないか。そこにも小沢代表の人を見る目、したたかさが現れているのではないか。

【政界大波乱の予感】

小沢代表の狙いは衆議院解散→総選挙→政権奪取だろう。そのとおりに事が運ぶかどうかは別にして、安倍氏続投に不協和音が日増しに強まる自民党の動きからしても、これから年末に向けて政界は大波乱を起こす予感がする。

先ずは11月1日に期限切れを迎えるテロ対策特別措置法を延長する法改正が最初の波乱要因であり、民主党にとってはやり方によっては民意を味方につけれるかどうかの重要な試金石になるだろう。

しばらく、政界から目を離せなくなりそうだ。  



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