2007年09月08日

【トヨタ、世界一に】

トヨタの勢いが止まらない。ついに世界一になることが確実になったようだ。

『トヨタ自動車の07年の世界生産台数が、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて初の世界トップの座に就くことが4日、確定的となった。トヨタの年間生産計画942万台に対し、GMがこの日発表した年間計画は928万5000台にとどまったため。年間計画ベースでトヨタ世界一の見通しを裏付ける数字が明らかになったのは初めて。トヨタは07年の世界販売台数でもGMを上回って世界トップとなることが確実視されている。(中略) GMは新興市場のアジアや中南米で販売を伸ばしているが、主力の北米市場では大型車が中心のため、ガソリン高などが響いて販売が低迷している。これに対し、トヨタは低燃費技術を武器に北米などでシェアを伸ばし、出遅れが目立っていたインドなど新興市場の開拓も急いでいる。 』(9月5日付毎日新聞)

【絶頂期が一番危ない?】

日本のトップ企業であるトヨタ、ホンダ、ソニーといった製造業企業は今絶頂期にあるのかもしれない。それらの企業群の下請け企業もそれなりの絶頂期を謳歌している。しかし、企業の寿命はせいぜい30年という説もあるように、これらの企業の繁栄が永遠に続き、日本という国家をいつまでも牽引し続けることはありえないだろう。どんな企業でも人でも国家でも、初めがあれば終わりもあるのだ。

そして、「人間でも企業でも最も絶頂期にあるときが最も危ない」というのが僕の持論だ。

今、製造業の多くはつい数十年前まで発展途上国と呼ばれていた国々、特に中国インドといった国の企業に猛烈な勢いで追いかけられている。

そんな状況を見て製造業での国家の復権をあきらめて世界の金融コングロマリットを集めて金融で食っていこうとしているのがイギリス

あるいは、アイルランドなどの今までは目立たなかった小さな先進国は、いち早くグローバル経済の新たな潮流に気づき、大胆な経済システムの改革を行うことによって、世界中どこでも最速・最安値でつなげるインターネットや新しい物流システムを最大限に活用し、広く資本を開放し、ITなどの新産業を「誘致」して成功しているのだ。

トヨタやホンダといった超一流の製造業企業が国を引っ張っていけるのはあと何年だろうか?今、日本は大きく新しいグローバル経済の潮流に乗っていける新しい産業を興さなければ、10~20年後には企業だけでなく国家も衰退の道をたどるのではないだろうか?

世界一になろうとするトヨタのニュースを聞きながら、そんな思いにとらわれた。みなさんはどう思われますか?  



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