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2007年11月04日

【政局、一気に混迷か】

福田首相が一向に思い通りに進められない政局運営にウルトラCを仕掛けようとしたが、ますます混迷が深まる結果となったようだ。

『福田康夫首相(自民党総裁)から民主党の小沢一郎代表に2日、打診された連立政権樹立のための協議。即答を避けて持ち帰った小沢代表だが、党役員会では反対論が噴出し、民主党は即日、協議に応じない方針を決め、回答した。「大連立」によって混迷政局の打開を図る自民、民主両党首の賭けは失敗に終わったが、この時期に協議を持ちかけた福田首相の意図はどこにあったのか。前のめりに協議に乗りかけた小沢代表の立場はどうなるのか。両党首とも足元が揺らぐ結果となり、政局もより一層、先が読めない状態となった。』 (11月3日付毎日新聞)

【孤立進む日本】

今の自民党と民主党が大連立を組むというのは、いささか飛躍しすぎで無理があると僕も思うのだが、それほど政権政党である自民党が追い込まれている証拠だろう。

これ以上、政局が混迷の度を深めるのであれば、福田内閣は総辞職するか衆議院解散するかしてもう一度民意を問う必要があるのかもしれない。それにしても安倍前首相の突然の辞任から混迷の度合いが深まる日本の政治状況を見ると、日本はますます世界から取り残されていくのではないかという不安を感じざるを得ない。

【時代は変わる】

世界は今、1980年代後半の東西冷戦の崩壊以上の大きな、大きな転換点に差し掛かっているように思う。例えば、経済。今年1月のダボス会議で「今年はそこそこの景気(Goldilocks Economy)が続く年」になるという雰囲気が大勢だったのに、6月から噴出したサブプライム問題や100ドル近くまで高騰する原油相場など、世界経済は見えない時限爆弾を抱えたような不安定な状況になりつつある。

経済だけではない。人間存在そのものが脅威に曝されている。そう、地球温暖化の急速な進展だ。今年は特に世界中で熱波が猛威を振るい、北極海の氷が予想以上に溶け出すなど地球温暖化はIPCCの予想を上回る速度で「暴走」し、世界中の人達を不安に陥れている。

今こそ日本が世界のリード役になって、こういった「今そこにある危機」に対処していくことが求められているのに、日本の政治家も財界も市民も受身の立場に甘んじて、敢えて危機から目をそらそうとしているのではないだろうか。そう考えると、あながち大連立という選択も頭から否定するべきではないのかもしれない。

時代は急激に変わりつつある。自民党も民主党もしっかりと世界の動きを見て、自らの進路を正しい方向にもっていってほしいと願うのは僕だけだろうか。  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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