2007年11月30日

【タイム誌への投稿】

11月26日号タイム誌の記事"Water Worries"について11月29日に投稿しましたので公開します。

“Water Worries”, TIME dated on November 26, 2007

It was a fresh surprise for me that climate change has never been on the election issue in Australia before this election.

Since water is vital to every living creature on earth and climate change is taking it away from many ordinary citizens over there in the form of a long drought,it is with good reason that worry is so ballooning among them that the future course of politics in Australia could be affected by the stance on climate change by political leaders at the election as one of the important election issues.

Based upon such recognition, your article kindly indicated to me that this election would also be the turning point for many political leaders in the world to tackle climate change seriously not for a hypocritical or superficial slogan such as “Save the earth!” but for their own political survival now and in the near future. In that sense, politicians in Japan, my country, are not the exception.



《拙訳》

この選挙の前にオーストラリアでは選挙の争点として地球温暖化が一度も取り上げられたことがないというのは新鮮な驚きでした。

水というのはこの地球上のあらゆる生き物に不可欠であり、地球温暖化が長期の旱魃という形でオーストラリアの多くの市民から水を奪っているため、市民の水への心配が大きくなり、同国の政治の将来が今回の選挙での重要な争点のひとつとなった地球温暖化に関して、政治指導者がどのようなスタンスを取るかに左右されるのは当然のことです。

このような認識に立って、貴記事がわかりやすく示唆してくれているのは、今回の選挙が世界中の多くの政治指導者にとっても、「地球を救え」といった偽善的あるいは表面的なスローガンではなく、自分達の政治生命のために地球温暖化に真剣に取組む転機となるだろうということです。この意味で、日本の政治家も例外ではありません。
  


2007年11月29日

【今年話題の商品は?】

毎年、恒例の話題商品。今年はどんな商品が選ばれたんでしょうか?

 『電通は28日、消費者が選んだ07年の「話題・注目商品ベスト10」を発表した。1位はニンテンドーDS、2位はWii(ウィー)と任天堂のゲーム機が占め、3位には軍隊式訓練を取り入れたエクササイズDVD「ビリーズブートキャンプ」が入った。
 DSは動体視力や顔の筋肉を鍛えるソフトなどが人気で、昨年の5位からトップに立った。Wiiも簡単なリモコン操作が受け、幅広い年齢層から支持を集めた。5位の大画面薄型テレビは4年連続でベスト10入りしたが、昨年の2位から順位を落とした。
 電通消費者研究センターは「家族や友達同士で話題が共有できるような商品が人気を集めた」と分析している。調査は11月2~4日、15歳以上の男女を対象にインターネットを通じて実施し、1000人から回答を得た。』(11月28日付毎日新聞)


【トップテンの顔ぶれ】

トップテンの顔ぶれは以下のとおりでした。毎日新聞が伝えているように、ニンテンドーDSWiiといったテレビゲームはそれ以前のゲームとは趣を変えて、操作性を高度化一辺倒ではなく使いやすく単純化したり、ターゲット層を中高年まで含めたり様々な工夫を凝らしたのが当たったようですね。

そして「ビリーズブートキャンプ」。こんな一見お堅いDVDが当たるなんて驚きでした。ダイエットに効くとなればどんなキツイ運動もものともしない女性心理にピタッとはまったのでしょうか。

いづれにしても話題の商品を見ていると、その年1年間のみんなの関心が何だったかよくわかって楽しいものですね。

◇07年の話題・注目商品トップ10

 1位 ニンテンドーDS

 2位 Wii

 3位 ビリーズブートキャンプ

 4位 デジタルカメラ

 5位 大画面薄型テレビ

 6位 ワンセグ対応端末

 7位 邦画

 8位 カップ入りスープ

 9位 電子マネー

 10位 エコグッズ
  


2007年11月28日

【突然の衝撃】

地震を経験している方でもこんなことがあるんですね。

『27日午後2時半ごろ、能登半島地震で被災した石川県輪島市や周辺市町で、「ドーン」という大きな音が十数秒続いた。

 音は窓ガラスが振動するほどの大きさで、約1分置いてもう1度響いた。輪島測候所によると、地震は観測されていないが、市役所や消防署などには、住民から「地震か」などの問い合わせが約50件あった。

 航空自衛隊小松基地によると、当時、能登半島の北西約60~80キロの空域でF15戦闘機4機が超音速で訓練しており、同基地は「超音速飛行した時の衝撃波(ソニックブーム)が、北西からの強い風で伝わった可能性がある」と話している。』(11月27日付読売新聞)


【地震と航空機】

震度3~4程度の地震だと「ああ、これは地震だ」とわかるような揺れですが、震度5以上になると近くに航空機が落ちたり、爆弾が爆発したのではないかというような衝撃を体験するとはよく言われます。

実際、2年前に福岡西方沖地震のときには震度5強の揺れを観測したのですが、地震発生直後はまさに「航空機でも近くに墜落したのではないか」と思うような大きな「ドーン」という音とともに激しい揺れに襲われました。

おそらく輪島の方々も強い風の影響で共鳴現象か何かを起こした戦闘機の衝撃波を聞いて、とっさに地震だと思われたのでしょう。本物の地震ではなかったことが幸いでした。

それにしても自衛隊は、住民が驚くような音が聞こえるような距離での訓練は出来ればやめてほしいものです。  


2007年11月27日

【衝撃的な写真】

地球温暖化と関係すると思われる貴重な写真だ。

『今夏、観測史上最小の海氷面積を記録した北極海を、日本航空の機長がカナダ・バンクス島沖上空から写真撮影した。

 急速に進行した海氷の「大崩壊」を鮮明にとらえており、航空機からの同種の写真は極めて珍しいという。

 北極海の観測を続ける海洋研究開発機構は「海氷の大規模融解を裏づける貴重な資料」としている。

 撮影したのは小林宏之機長(61)。今年8月29日、米アンカレジ発ドイツ・フランクフルト行きの運航の合間に、一眼レフのデジタルカメラで高度約1万~1万1000メートルから撮影した。』(11月26日付読売新聞)


【史上最大の崩壊】

以前にもお伝えしたように、宇宙航空研究開発機構によると、今年の夏、北極海の氷は過去にないほど急激に減少し、2007年9月24日には以前最小面積を記録した2005年の約530万平方キロメートルに比べ日本列島約2.8個分の氷が消失し、425.5 万平方キロメートルと、衛星の観測史上最小面積を記録したとのことです。


この北極海の急激な変化は、すでに地球は後戻りできないほどの地球温暖化の激変期に突入していることを示していると考えられますが、これほどの鮮明な写真でその大崩壊の様子を見ると改めて地球に迫りつつある異変の大きさがわかります。

今年はIPCCの報告やゴア氏のおかげか、今回のJAL機長の話だけでなく世界各地で見られる地球温暖化の痕跡が多数報道されるようになったことで、一般市民の地球温暖化に関する関心が高まっていると思われます。重要なのは先ず事実を知ることです。  


2007年11月26日

【豪州で政権交代】

オーストラリアで大きな地殻変動が起きようとしている。

『ハワード保守政権の継続か否かが争点となったオーストラリア総選挙の投票が24日、行われた。即日開票の結果、国営テレビによると、最大野党、労働党が過半数を制し、11年半ぶりに政権を奪取した。1996年の発足以来5期目を狙った与党、保守連合(自由党、国民党)のジョン・ハワード首相(68)は退陣、労働党のケビン・ラッド党首(50)が次期首相に就任する。
 ラッド新政権は選挙公約に従い、イラクの豪州戦闘部隊約550人の段階的撤退と、京都議定書の即時批准を行う見通しで、イラクや環境政策にも影響を及ぼしそうだ。
 また、ラッド党首は中国語に堪能な親中派の政治家として知られ、中豪関係が一層強化されるのは確実だ。ラッド党首は一方で日本の調査捕鯨を厳しく批判しており、ハワード政権時代に進展した日豪関係にも微妙な影響が及ぶ可能性がある。』(11月24日付産経新聞)


【選挙の争点に地球温暖化】

今回勝利した労働党のケビン・ラッド党首と敗北したジョン・ハワード首相は、経済政策については大きな違いはなかった。むしろ資源輸出などで好調を続ける豪州経済の現状からすれば、その経済運営を行ってきたハワード首相が勝ってもおかしくないのだ。では何故ラッド氏が勝ったのか。巷では国民がハワード首相に飽きたからだとか言われているが果たしてそうなのだろうか。

選挙前に書かれた11月16日号タイム誌「水への懸念」("Water Worries")と題して、長期に亘る旱魃と先行きへの不安によって豪州で初めて「地球温暖化」が選挙の争点となったと興味深い分析をしている。

Water Worries - A long drought and fears of worse to come have made climate change, for the first time, an election issue in Australia

豪州の国民は、6年近くに及ぶ千年振りと言われる旱魃で深刻な水不足を経験し、地球温暖化がさらなる水不足を引き起こすのではという潜在的な不安を抱いている。にもかかわらず、相変わらず米国に追随し未だに京都議定書にも批准しないハワード政権へのいらだちを強めていたのだ。もちろん、今回の選挙結果はそれだけが原因ではないかもしれない。

しかし、オーストラリアで選挙の争点として、短期的な経済政策と並んで地球温暖化が取り上げられたのは注目に値する出来事だろう。それは、豪州の選挙民が目先の利益よりも将来の不安を取り除いて欲しいと願っていることを示しているからだ。

【これから始まる大変化】

もともと、IPCCを始めとする国際機関は、地球温暖化が今後世界の政治や平和に大きな変化を引き起こすことになると警鐘を鳴らしていた。

それが今、オーストラリアの政権交代というかたちで少なからぬ影響が出始めたのだ。世界各地で頻発する地球温暖化が引き金とみられる異常気象。今後、地球温暖化は「人類の脅威」といった飾り言葉ではなく、各国の政治の屋台骨を揺るがすほどの地殻変動を各地で起こしていくことになるだろう。

日本も例外ではない。環境先進国を標榜し、地球温暖化防止に向けても世界をリードしていこうと考えるならば、国民も政治家も、そしてメディアも来るべき大変化の予兆としてオーストラリアの事例からしっかり学習しなければならないのではないか。

ミシュランの格付やら、食の偽装で騒いでいる場合ではないと思うのだが・・・・  


2007年11月25日

【やった~ヒラメ二枚だ!!!】

2年ぶりのヒラメをゲットしました。嬉しかったですねえ~。思い起こせば2年前の11月26日。生まれて初めてヒラメを釣り上げた日でした。全長60センチの大ヒラメ。この幸せの絶頂から今日まで苦しい、苦しい日々を耐え忍んで来たのです。

と、そんな大袈裟な話ではないのですが2年ぶりなので嬉しさもひとしおでした。

【釣れる予感あり】

それにしても釣りとは面白いものです。釣りたい、釣ろうと思って行くと釣れない。「もう、釣れなくてもいいや。楽しもう。」と思えば釣れる。何か人生に通じるようなものがありますね。

土曜日もそうでした。その前日の金曜日。同じ釣り好きの近所の方から大ヒラメの刺身をいただいたのです。そして、「ああ、こんなにいただいたなら明日釣れなくてもいいや。」という気持ちになって、僕のフィッシングフィールドである相島に無欲で臨んだのです。

不思議と土曜日の夜明け、普段と違って準備も中途半端で、しかもクーラーやら荷物を運ぶのに欠かせないキャリーカートが壊れていたのでそれもどこかで調達しないといけないとあせってばかりいたのに、何か予感めいたものがあったのです。「こんな日は、釣れるかも知れない」と。

【至福のひととき】

それでも早朝の秋晴れの防波堤で、その日友達となった二人の釣り人が次々と釣り上げるヒラメに焦りが増すばかりでした。

しかし、予感は当たった。11時と12時に立て続けにヒラメがヒットしたのです。ああ、来てよかった。

その日の夕方、ビールを片手に二枚のヒラメに家族と舌鼓を打ったときが至福のひとときでした。ありがとう、相島、そして母なる玄界灘、ありがとう、ヒラメ君。

ヒラメ君、大自然の恵みとしてすべて残さずいただきますので成仏くださいね。  


2007年11月24日

【新潟に猛毒キノコ多数?】

新潟で猛毒キノコが多数見つかっているとの報道が目についた。

 『致死性の高い猛毒キノコ「カエンタケ」が今秋、新潟県で頻繁に見つかっている。年1件程度だった県への報告例が、既に9件にのぼっている。原因は不明で、専門家は「夏の猛暑の影響だろうか」と首をひねる。今年は今のところ誤って食べて死亡した人はいないが、専門家は、キノコ狩りの最中に見つけても手を出さないよう注意を呼びかけている。

 カエンタケは傘はなく、柄が細長くて赤い。ミズナラなど広葉樹の枯れ木や切り株の周辺に自生し、秋になると枝分かれした柄の部分が約5~10センチに成長する。食用のベニナギナタタケと似ているため、誤食して死亡するケースがある。』(11月23日付毎日新聞)


【猛暑の影響?】

この「カエンタケ」というキノコは、カビ毒の一種「トリコテセン系マイコトキシン」を含有していて、たんぱく合成などの体内の働きを止める猛毒で、食べると下痢や嘔吐(おうと)、呼吸不全、造血機能障害、脳障害などを引き起こすそうです。恐ろしいキノコですね。

時々、山菜やキノコ狩りに山に入った人が毒キノコを間違って食べて亡くなったというニュースがありますが、素人がキノコ狩りをするのはよっぽど気をつけないといけませんね。

それにしても、今年の9件は県北部の新潟県胎内市や阿賀町、朝日村などの山中や森林公園で見つかったそうで、柄の長さが17センチもある大きなものもあり、専門家によると「今まで見たことがない、異様な大きさだった」そうです。

また、その専門家の話では、これだけ多くの「カエンタケ」が見つかっているのは、 (1)長梅雨の後に酷暑が続いて育ちやすい環境になった(2)害虫や大気汚染の影響で森の生態系が変化し、成長しやすくなった可能性があるとのこと。やはり、最近の異常気象がキノコにも特異な変化を与えているのでしょう。なんとも不気味なニュースですね。  


2007年11月23日

【今度は大雪?】

猛暑の次は大雪だ。

 『上空に真冬並みの寒気が流れ込んだ22日、北日本は日本海側を中心に大雪に見舞われた。

 気象庁によると、マイナス40度超の寒気の影響で、岩手県西和賀町湯田で午前7時に79センチ、新潟県津南町で同9時に68センチの積雪を観測したのを始め、北海道、青森、秋田など全国23地点(午後8時40分現在)で、11月の積雪量としては観測史上最高となった。

 津南町では、例年12月に建設業者らでつくる「除雪隊」を結成するが、思わぬ大雪に、町の除雪車9台が急きょ出動。除雪を担当する建設課の職員が総出で対応に追われた。』(11月22日付読売新聞)


【暖冬から厳冬へ】

民間気象会社ウェザーニュースの予報によると、この冬は太平洋赤道域東部で海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象の影響で、昨シーズンより寒さの訪れが早く、安定して雪が降るのが特徴で、雪の量もほぼ例年並みになるそうです。

今年の1月は東北や北海道でも雪らしい雪が降らずに、スキー場の関係者はヤキモキさせられていましたが、今回は期待が持てそうですね。やっぱり冬は冬らしく、雪が降って欲しいですよね。  


2007年11月22日

【美食の都・東京】

ミシュランがアジア初のガイドを発刊、東京都内150店のレストランが選ばれた。

 『東京のレストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2008」の発刊記者会見が19日行われ、最高の三つ星評価に8店の飲食店が選ばれた。東京版はアジア初のミシュランガイド。

 タイヤメーカーの仏ミシュラン社グループが手がけるミシュランガイドは、これまで欧州を中心に21か国分が発行されている。

 22日発売の東京版では都内150店のレストランが選ばれ、〈1〉三つ星「そのために旅行する価値がある卓越した料理」8店〈2〉二つ星「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」25店〈3〉一つ星「そのカテゴリーで特においしい料理」117店――という内訳。日本ミシュランタイヤによると、星の総数191は、ミシュランガイドが紹介する都市では最多。』(11月20日付読売新聞)


【飽食ニッポンの表と裏】

日本食の素晴らしさが遅まきながら西洋人の基準でも堂々と認められたことは、日本人として素直に喜んでいいことでしょう。東京はまさにミシュランガイド総責任者のジャン・リュック・ナレさんの言葉どおり、名実ともに「世界に輝く美食の都」となったのですから。

でも、忘れてはならない現実があります。それは最近の食に関する偽装発覚です。伊勢の「赤福」しかり、大阪の「船場吉兆」しかり、名門や老舗から次々ととんでもない事実が明らかにされています。

日本人の食に対する繊細さ、こだわりを愚弄するような偽装事件の背後には、飽食ニッポン人の傲慢さがあるのではないでしょうか。

【食を見直す好機】

先日NHKスペシャルで、最近の農産物市況へファンドマネーが大量に入り込みトウモロコシなどの価格が高騰、米国のトウモロコシ農家が日本向け輸出をやめてもっと儲かるエタノール燃料向けの遺伝子組み換えトウモロコシにどんどん切り替えているという報告をしていました。驚くべきことです。

こんなところにも僕たちの日常の「食」が脅かされている現実があります。ミシュランガイドの日本版発表と相次ぐ食の偽装、そして米国産トウモロコシ。飽食ニッポンの光と影についてもう一度考えてみるいい機会だと思いませんか?  


2007年11月21日

【重大な3つのニュース】

ここ数日で地球温暖化に関係する3つの重大なニュースが立て続けにあった。

ひとつはバングラデシュのサイクロン、2つ目はIPCCの第四次報告、そして最後はOPEC首脳会議のニュースだ。

『バングラデシュのATNテレビは18日、同国南部を直撃したサイクロン「シドル」の被害による死者が全国で3000人に達したと報じた。死者数はさらに増えており、同国赤新月社は、1万人にのぼる可能性があるとしている。
 AP通信が当局の情報として伝えたところでは、77万戸以上の家屋が被害を受け、少なくとも150万人が避難した。しかし、高波被害などで交通網が寸断されているうえ、全土で通信も混乱していることから被害状況の把握が難しく、救援物資の「1%しか届いていない」という。』(11月18日付読売新聞)

『地球温暖化問題について分析している国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は17日、バレンシアで開いた総会で、3作業部会が策定した各報告書を統合させた第4次評価報告書を承認した。
 世界各地で近年頻発する暴風雨や干ばつなどの災害や生態系破壊を温暖化と明確に関連づけた上で、今後20~30年が地球の将来の分岐点であるとする見通しを、作業部会報告書とは別に新たに書き起こした。』(11月18日付読売新聞)

『石油輸出国機構(OPEC)の首脳会議が18日、閉幕した。各国首脳が採択した「リヤド宣言」は、環境対策の重要性や市場への適切で時宜を得た原油供給などをうたった内容を盛り込み、消費国との連携を強調した。ただ一時1バレル=100ドル目前まで進んだ原油高騰を受け消費国側が求めていた増産措置への対応は、12月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催される総会以降に持ち越されることになる。』(11月19日付時事通信)


【ニュースが示唆するもの】

これらのニュースが僕らに示唆するものは何か?

バングラデシュのウルトラ・サイクロンの猛威は、近年格段と破壊力を増して全世界で頻発する自然災害の典型的な例であり、明確な因果関係は証明できないものの、地球温暖化のひとつの発現形態であろうということだ。これらの自然災害は日本でも別の形で予想もしない地域で起きる可能性が高まっている。

IPCCの第4次報告は、これまで続いていた地球温暖化の真偽をめぐる科学論争はほぼ決着し、これから一刻も早く世界が温暖化の回避に向けた果敢な行動を迫られているということを意味する。過去の経験則からいけば、京都議定書の実行さえおぼつかない現状では、今後数十年で地球全体が灼熱地獄のような状況に追い込まれる可能性はかなり高いといわざるを得ないだろう。

ただ、最後のOPEC首脳会議のニュース一筋の希望を与えてくれる。今まで環境対策にあまり言及することのなかったOPECが地球温暖化への危惧を表明したのだ。これは、CO2の排出源である石油生産国が高騰する原油で溜め込んだ潤沢な資金を地球温暖化防止のために使う意思を示したということだ。

2007年は、世界各地で頻発する自然災害や予想以上に進行する北極や南極、高地での氷の融解、ゴア氏の地球温暖化防止に向けた辻説法、IPCCによる4次にわたる報告、両者のノーベル平和賞受賞などで世界中が地球温暖化への危機感を共有した年となった。この危機感の共有が人類を救うかどうかは、これからのひとりひとりの真剣な行動にかかっている。  


2007年11月20日

【巨大な金塊発見】

拾った人はさぞびっくりしたんではなかろうか。

『フランス西部の都市アンジェで発見された、19世紀末以降仏本土では最大の天然の金塊。散歩中の男性が金塊を見つけたのは約1年前で、慎重に鑑定後、最近収集家に高額で売却された。金額は明らかにされていない』(11月18日付時事通信)

それにしても凄い金塊ですね。

一体どんな値段で売却されたのか、そして誰が拾ってその後その人はどうなったのか、興味津々の話題でした。  


2007年11月19日

【緊迫化するパキスタン】

パキスタン情勢が急速に緊迫化している。

『パキスタン訪問中のネグロポンテ米国務副長官は17日、イスラマバード近郊でムシャラフ大統領ら政権・軍の幹部と会談した。副長官は非常事態の解除などを求めたとみられるが、AFP通信が大統領側近の話として伝えたところでは、大統領は「法と秩序の回復」が前提になるとの従来の説明を繰り返し、早期解除を事実上拒否した。
 ネグロポンテ副長官はこのほか、公正な選挙の実施、陸軍参謀長の兼職解消など一連の民主化プロセスの履行を強く促したもようだ。』(11月17日付時事通信)


一体、ムシャラフ大統領は、この国をどこに持っていこうとしているのだろうか?

【米国の誤算】

11月19日号タイム誌「パキスタンの非常事態宣言」("Pakistan's State of Emergency")と題して、民主主義を否定しようとするムシャラフ大統領への民衆の怒りと米国の苦悩を浮き彫りにしている。

Pervez Musharraf infuriates his people - and embarrasses Washington - by cracking down on democray. Will that help him fight the war on terrorism? Probably not.

すなわち、あの911テロを引き起こしたアル・カーイダの主要メンバー等多くのテロリストが潜伏していると見られているパキスタンは、テロリストとの戦いを進める米国にとって必要不可欠な同盟関係にある国だ。しかし、そのカウンターパートが独裁者であり続けるのも米国にとって不都合だというのがその苦悩の正体なのだ。

ではどうするか?

その解決策としてブッシュ大統領は、亡命していた野党党首で前首相のベーナズィール・ブットー氏(Benazir Bhutto)をパキスタンに呼び戻し、彼女を首相にして民主主義を回復し、ムシャラフ氏は軍参謀長の地位を外れて平民の大統領としてとどまるというシナリオを立てたのだ。

しかし、ここ数週間でそのシナリオは破綻した。10月に再任されたムシャラフ大統領に最高裁が軍参謀長を兼任するのは憲法違反だと対立、大統領は今月非常事態宣言を発動して憲法を停止するとともにブットー氏の政治活動も妨害しているのだ。

【天は自ら助ける者を】

そもそも今のパキスタンは1947年にイギリス領インドから独立し、度重なるインドとの戦争を戦いながら、長い間その強大な軍事力で連邦共和制という国家体制をかろうじて維持してきた国だ。核兵器を保有し、テロとの戦いやイラン、旧ソ連(今のロシア)との対抗上、米国が絶対にはずせないと考えている国でもある。

しかし、長い軍政支配のせいもあり、政党の力は弱い。そんな中で現在の危機的状況を抜け出し安定した国家にするためには、大多数の民衆の支持が最も不可欠だ。

ムシャラフ大統領は、米国の操り人形みたいに動くのではなく、自らの意思で民主国家への道筋を明確に民衆に示して、公正な選挙を一刻も早く実施してほしい。もちろん、そのためにブットー氏の政治活動も再開させるなどの度量も見せて欲しいものだ。

「天は自ら助くる者を助く」 "Where there's a will, there's a way."  


2007年11月18日

【温暖化で活況】

地球温暖化と言えば、未来への不安ばかりが強調されるがグリーンランド国民にとってはチャンスでもあるようだ。そのチャンスとは、ひとつは鉱物資源、もうひとつは漁業だ。

『島全体の8割が万年雪と分厚い氷床に覆われているグリーンランド(デンマーク領)の資源に熱い視線が注がれている。地球温暖化の影響で氷が解け始め、作業可能な期間が長くなったためだ。新興国の台頭やハイテク製品の普及でレアメタル(希少金属)や石油の価格が高騰。これが逆に高コストのために敬遠されてきたグリーンランドの開発を見直すきっかけになっているという。』(11月17日付産経新聞)

『地球環境問題が深刻化し、温暖化の被害が世界中で報告されている。だが、グリーンランドの住民に限っては、むしろ、この現象を歓迎しているようである。
というのも、海水の温度が上昇したおかげで、漁業が大好況だからだ。魚介類加工工場は、今、昼夜を問わず稼動している。温暖化のおかげで、名産のカラスガレイが増えたほか、20年前に姿を消したタラも、最近、姿を現すようになったという。
また、海が凍らなくなったので、一年中漁業に従事できるようになった。一方で、氷の上を走る“犬ぞり用”の犬たちは、ひまそうに吠えている。』(11月1日付 COURRiER Japon + hitomedia)


【進む温暖化と経済浮揚】

グリーンランドは、北極海と北大西洋に挟まれ、氷床と万年雪に閉ざされた世界最大の島であるが、人口はわずか5万人あまり。デンマーク領の自治政府が統治している。

しかし、近年の急激な温暖化で永久凍土が猛烈なスピードで融解しており、それが上記のような鉱物資源採掘の可能性を拡大させ、漁業の活況をもたらし始めているのだ。

当然のことながら雪に閉ざされていた住民たち、そして自治政府にとっては朗報だろう。それらの資源の活用次第ではデンマークからの独立だって夢ではなくなるかもしれないからだ。

【深刻な現実】

しかし、それはあくまでも5万人足らずのグリーンランド住民に限っての話だということを忘れてはいけない。

それよりも僕らが驚かされるのは、グリーンランドでの地球温暖化が予想以上のスピードで進んでいることだ。それは日本や他の国々で語られているような20年先~30年先の脅威ではなく、現実に住民の目の前で日々起こっているのだ。

目先の経済的利益によって人間は動くことが多い。しかし、そのことが将来の自分達の生存さえ脅かしていることをグリーンランドの現実は世界に警告しているのだと思わなければならない。  


2007年11月17日

【オシム倒れる】

衝撃的なニュースが飛び込んできた。

 『サッカー日本代表のオシム監督(66)が16日未明に自宅で脳こうそくで倒れ、緊急入院したことは、関係者に大きなショックをもたらした。日本が出場する2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のアジア地区3次予選は、来年2月から始まる。高齢で心臓などに持病も抱えているだけに、現場に復帰できるのか懸念される。

 オシム監督は千葉県浦安市の順天堂浦安病院(千葉)の集中治療室に入院した。この日夕方から日本サッカー協会で川淵三郎会長と緊急会見した田嶋幸三専務理事は「命うんぬんについて大丈夫かどうかは言えない」と声を落とした。』(11月16日付毎日新聞)


【怖い脳梗塞】

 脳こうそくは、血栓などで脳内の血液の流れが止まり、脳細胞が壊死する恐ろしい病気で、最近は若い人でも時折発病するケースを見かける。60歳以上の高齢者が発病する場合には急速に進行することは少ないものの、いったん回復しても、言語障害や身体のマヒ、意識・感覚障害などを引き起こすのでリハビリが必要になるのが普通だ。

あの長嶋元巨人軍監督も脳梗塞で04年に脳梗塞で倒れ、長い期間リハビリをしてようやくメディアにも少し出られるようになったものの、監督業のような激務は到底無理だ。

おそらくオシム監督も川淵会長の記者会見の様子などを見ていると相当病状が深刻みたいなので、サッカー日本代表の監督という激務を継続するのは困難になるだろう。

【偉大な監督】

オシム監督は偉大な人だ。サラエボ出身の同氏は、旧ユーゴスラビア代表でFWや攻撃的MFとして活躍し、86年旧ユーゴ監督に就任、90年W杯イタリア大会8強、94年からオーストリア1部リーグのシュトルム・グラーツを指揮し、欧州サッカー界では神様のような存在なのだ。

03年には来日して、J1千葉の監督に就任、下位に低迷していたJ1千葉を3位に押し上げた。昨年7月に日本代表監督に就任。日本人の俊敏さを生かした「人もボールも動くサッカー」を強化の柱に指導して、W杯アジア3次予選などこれから本格的な日本代表の強化をしていく矢先だった。

あの大柄な体躯といかつい顔で、数々のオシム語録を作りサッカーファンを魅了し続けているのはご承知のとおりだ。

どうか脳梗塞の病魔も、その不屈の精神と人生の苦難を軽妙にいなすようなユーモアでもって追い払って、再び元気な姿で戻ってきて欲しい。日本代表の監督は無理であっても、もうオシム流の「日本人のサッカー」の基本は出来上がっていると思うので、身体を気遣って後任に譲って欲しい。そう願うのは僕だけだろうか。オシム監督の回復を心からお祈りします。  


2007年11月16日

【深刻な産科医不足】

またしても産科医不足の深刻な実態が浮き彫りになっています。

『産科医不足の深刻化に伴い、昨年4月以降に出産の取り扱いを休止した病院が、全国で少なくとも127か所に上ることが読売新聞の全国調査でわかった。出産を扱う病院がこの1年半で約1割減ったことになる。休止は、地域医療の中核を担う総合病院にも及び、お産の「空白地帯」が広がっているほか、その近隣の病院に妊婦が集中し、勤務医の労働環境がさらに悪化する事態となっている。

 調査は、各都道府県が休止を把握している病院の数に、ホームページなどで休止を周知している病院への取材結果も加えて集計した。それによると、2006年4月以降にお産の扱いを休止した病院は132病院だったが、このうち5病院は、その後、産科医を確保するなどして再開にこぎつけた。また、来春までに休止方針を打ち出している病院も12か所あった。』(11月15日付読売新聞)


【少子高齢化に向けて】

出産を扱う病院がこれほどのスピードで減少しているというのは本当に驚きでした。

この産科医不足の実態、地域によってもものすごい格差があるとのこと。例えば、分娩施設の数が多い地域と少ない地域とでは5倍から8倍の差があるという実態が産科婦人科学会の調査で判明しています。多いところの上位5地域は大阪・東京・愛知・神奈川・福岡、少ないところの最下位5地域は山梨・鳥取・高知・島根・徳島。

これからますます少子高齢化が進んでいく日本。そんな中で子供を生みたくても生めないような悲惨な事態になっていく可能性が高いのは、前述のような過疎地でしょう。

厚生労働省、そして医学会全体で真剣かつ早急に産科医不足に対する対策を立てて欲しいと思うのは僕だけでしょうか?  


2007年11月15日

【正露丸の復活】

中高年の方にはなじみの深い「正露丸」が自衛隊の装備品として復活したというニュースが目に留まりました。

『日露戦争時に日本軍が製造し、陸海軍の装備品だった胃腸薬「正露丸」が今年、100年ぶりに自衛隊の装備品に復活した。大幸薬品の「セイロガン糖衣A」が防衛省の装備品として採用されたもので、今年3月のネパール派遣の際に自衛隊員に配給されたという。

 「正露丸」はこれまで部隊ごとに購入され、駐屯地の救急箱などに置かれているケースはあったが、「防衛省の補給統制部が一括購入して、海外部隊に初めて支給した。装備品として復活したのは100年ぶり」(柴田仁社長)という。

 同社によると、7個を納品し、今年1月の防衛庁から防衛省に移行後、初の海外派遣となった3月の国連ネパール支援団(UNMIN)に参加する自衛隊員に配給されたという。』(11月12日付産経新聞)


【宣伝効果?】

それにしてもこのニュース、一体どこにニュース性があるのだろうと不思議な思いで取り上げました。

ニュース性があるとすれば、大幸薬品の社長が言うところの「装備品として復活したのは100年ぶり」という部分なのでしょう。でも待ってください。自衛隊は未だ発足して100年も経っていませんので、軍隊の装備品としてということでしょう。

この報道によれば、『「正露丸」は日露戦争前、腸チフスなど感染症の予防のため、当時の陸軍軍医学校が開発したのが起源とされる。服用を奨励するため、ロシアを征服するという意味を込めて「征露丸」と名づけられた。日露戦争終結後に製造販売が民間業者に開放され、日本軍は1906年に装備品としての配給を廃止した。』とのこと。

しかも、正露丸はラッパのマークの大幸薬品の登録商標ではなく、今では無数の医薬品メーカーが同じ「正露丸」という名前で販売しているそうです。(これは驚きでした)

もちろん、今回自衛隊に採用された大幸薬品の「正露丸」は「セイロガン糖衣A」という商品名なのですが、どうもこのニュース、新聞社がうまく大幸薬品の宣伝に乗せられたのではという気がしてきます。

平成の大本営発表みたいですね。ユーモラスな点が救いですが・・・・  


2007年11月14日

【神様、仏様、稲尾様】

地元紙も全国紙もテレビも、「鉄腕稲尾」のあまりにも急な訃報にとまどっているようでした。

 『「神様、仏様、稲尾様」とまで呼ばれた日本球界を代表する「鉄腕」が13日、逝った。プロ野球西鉄の元エース、稲尾和久さん(70)。当時を知る球界関係者らからは「正々堂々と勝負した」「寂しい限り」と、その死を悼む声が相次いだ。

 この日、東京都内のホテルであった正力松太郎賞の選考委員会。出席した選考委員の元巨人監督の川上哲治さん(87)は「びっくりした。昔を思いだしますよ。本当に残念」。中日の大投手だった杉下茂さん(82)も「僕より(年齢が)一回り下。早すぎる。とにかくすごい投手。絶対にコントロールが狂わない。抜群だった」と暗い表情。西鉄時代の先輩でともに西鉄黄金時代を築いた中西太さん(74)は「いつも寝ているような顔をしているが、マウンドに登ると肝っ玉が据わっていた」「他の人には分からないくらい深い付き合いだった。つらい」と声を落とした。

 昭和33年の巨人との日本シリーズでは3連敗後の4連投で4連勝。サヨナラ本塁打も放って、逆転優勝の立役者となり、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれた。

 「あのときは『あと打者何人投げたら投げなくていい』、そう思った。それぐらいヘトヘト。ほんと勝つ気とかね、優勝するんだとか、逆転するんだとか、そんな思いはひとつもなかったです」。稲尾さんは産経新聞のインタビューでそう振り返っている。』(11月13日付産経新聞)


【各界の惜しむ声】

それにしても稲尾氏死去のニュースは、ご本人が如何に偉大なピッチャーだったかを改めて教えてくれました。各界から寄せられる稲尾氏を惜しむ声が各紙、各メディアに溢れていました。

球界の重鎮である元巨人監督の長嶋茂雄さん(71)、ソフトバンクの王貞治監督(67)をはじめ、西鉄の地元福岡や九州の財界でも稲尾氏を惜しむ声が続々と寄せられています。

僕自身は西鉄時代のことはあまり知らないのですが、稲尾氏の名前だけは昔からよく聞かされていました。

亡くなって、改めてその偉大さに気づかされました。西鉄ライオンズの黄金時代を築いてくれた稲尾さん、どうか安らかにお眠りください。  


2007年11月13日

【ブルーギルと天皇の意外な関係】

11日のニュースで、外来魚のブルーギルと天皇陛下の意外な関係が報道されていた。

『天皇陛下は11日に大津市の琵琶湖であった「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典あいさつで、自分が皇太子時代に米国から持ち帰った外来魚のブルーギルが琵琶湖の生態系を脅かしていることに触れ、「心を痛めています」と述べた。大会は、水産資源の保護や海や湖の環境保全を目的に毎年、各都道府県が持ち回りで開催している。

 宮内庁によると、魚の研究家でもある陛下は60年に訪米した際、シカゴ市長からブルーギルを寄贈された。ブルーギルは水産庁の研究所に渡されたといい、あいさつでは「当初、食用魚としての期待が大きく、養殖が開始されましたが、今、このような結果になったことに心を痛めています」と語った。』(11月11日付毎日新聞)


【天皇陛下の心痛】

それにしても天皇陛下が式典のご挨拶で「心を痛めています」と語られたというのは、こちらのほうが心が痛みます。

善意と自然な感情から行動した結果が長年の間にマイナスの効果を生んでしまうということは、よくあることです。

もともとは1925年にブラックバスが日本に初めて持ち込まれてから、ルアーフィッシングの流行と相俟って全国でマナーのない釣り人による無差別放流が祟り、在来魚であるフナなどが駆逐されてしまったのが有名な外来魚騒ぎです。

それとは別に、天皇陛下が持ち帰られたブルーギルが養殖場から逃げ出して全国に広まって大問題となっていたのです。これも大きな驚きでした。

【必然の結果】

たとえ天皇陛下が持ち込まなくても、外来魚の釣りブームなどの流れからいづれ誰かの手によって同じような事態に至っていたのではないかと僕は考えます。

生態系に対する無知がもたらした全国の湖沼での大異変は、いづれ人間に大きなしっぺ返しとなって帰ってくるでしょう。

天皇陛下の心の痛みをできるだけ大勢の日本人が共有できるようになることで、この大失敗を次の世代に伝えて、自然を取り戻す行動を起こすためのいい機会だと思うのは僕だけでしょうか。  


2007年11月12日

【猫も杓子も?】

これだけ短期間にガソリンが値上がりすると猫も杓子もセルフに殺到しますよね。

 『ドライバー自身が給油するセルフサービス式のガソリンスタンドで、ガソリン車に軽油を間違えて給油し、車が動かなくなるトラブルが相次いでいる。日本自動車連盟(JAF)南関東司令室の調べで分かった。JAFは「ガソリン高騰で少しでも安いガソリンを求め、慣れないドライバーがセルフ式を利用するようになったことが背景にあるようだ」とみている。

 東京と千葉、神奈川、山梨の1都3県で、燃料の入れ間違いでJAFに救援を依頼したケースが、4~6月に153件あった。ほとんどがセルフ式で、給油後に「アクセルを踏んでもスピードが出ない」と助けを求める内容。南関東司令室の担当者が多発に気付き、独自集計した。過去のデータがないため比較できないが、JAFは「以前は目に付くほど多くの出動依頼はなく、確実に増えている」という。』(11月10日付毎日新聞)


【セルフの功罪】

このニュースを見て、まだまだ日本にはセルフ式になれてない方が大勢おられるのだなあとちょっとビックリしました。

僕は以前、アメリカに住んでいたときに彼の地ではセルフ式のガソリンスタンドでの給油が当たり前でしたので、日本に帰ってきた当初は日本のフルサービスのガソリンスタンドに「過剰すぎるなあ、必要なサービス以外は省いて安くしてくれたほうが助かるのに」と思っていました。その後日本にもセルフ式が導入されて即セルフばかりで給油するようになりました。

セルフ式のメリットはもちろん値段の安さですが、日本ではそれほど差はないのも事実です。それから何と言ってもセルフだとスタンドの店員などに気兼ねせずに500円からでも給油できること。これって意外に大きなメリットですよね。

デメリットと言えば、やはりフルサービスのときに店員さんから何気なく受けていたエンジンルームの点検やらタイヤの空気圧やらのチェックを全くしなくなったこと。まあ日本の車はめったに故障しないのであまり心配していませんが。

【セルフ・ヘルプの精神で】

それにしても値段が安いからと普通車に軽油を入れてしまうというのは驚きですね。最低限の知識はもっておかないと大変なことになります。
これからは石油は多少のでこぼこはあっても基本的にはどんどん上がっていく時代です。本格的な資源枯渇時代が到来しているのですから、ドライバーはありとあらゆる対抗策を自分で考えて行動する「セルフ・ヘルプ」の精神を持つことが大事ですね。高騰する石油がそのきっかけを与えてくれていると前向きに考えるほうがよさそうです。みなさんはどうお考えですか?  


2007年11月11日

【金価格の上昇】

このところの相場の動きは不穏だ。金価格もそのひとつだろう。

『8日のニューヨーク商業取引所の金先物相場は、国際的な指標となる12月渡し価格の終値が、前日比4ドル高の1トロイ・オンス(約31グラム)=837・50ドルとなり、1980年1月に付けた終値の最高値を約28年ぶりに更新した。

 金価格は、9月上旬に700ドル台に乗せた後も上昇を続け、2か月余りで約20%値上がりした。

 米国の低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題の影響で金融市場の混乱が続く中、「金は安全資産」との見方が高まり、実際の需要と直接関係のない投機資金が流れ込んだとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長が8日、米景気の先行きに厳しい見方を示したことも、株式市場などからの資金移動を加速させた模様だ。』 (11月9日付読売新聞)


1979年当たりの金価格のピークである1オンス600ドル近辺を突破して800ドル台に突入しているというのは本当に驚きです。30年ぶりの暴騰。何かが大きく変わりつつあるという予感がします。

【投機心理の渦】

不安が不安を呼び、出来るだけ安全なところに逃げようとする。人間というのはいつの時代も変わらないものですね。

そんな中で負の連鎖が次々と起こっている。米国に端を発し、欧州が慌てた「サププライムローン」にまつわる不気味な不安。今年6月あたりから噴出したこの問題が事の発端でした。

それと連動するかのように投機資金が原油や金になだれ込んで、ほとんど一方通行で上昇し続けているのです。

【投機の背後にあるもの】

中国やインドといった新興国家が猛烈な勢いで経済成長を続け、低成長に甘んじている米国や日本、欧州などの先進国経済を牽引する。これ自体は世界全体の景気を上向かせ良いことなのですが、少し長い目で見ると地球という限られた資源、限られた環境の中での人間の経済活動がそのキャパを超えてパンク寸前になりつつあるというのが、地球温暖化や石油等の資源の高騰に現れてきているという負の側面もあるのです。

投機家がその不安心理の間隙を狙って暴れまわる。そして石油や金の価格が暴騰し、インフレの足音が大きくなっていく。

こんなときだからこそ、そんな巨額のお金とは縁のない僕たち庶民はこの大波乱の時代にどうやって冷静に慎ましやかに生きていくかをじっくり考えていく必要がありそうです。  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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