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2008年04月03日

【満開の桜、関東が先】

今年は関東から東の方が九州よりも桜が満開になっています。

『関東地方は29日、さわやかな春の陽気に包まれ、絶好の花見日和になった。約1200本の桜がある東京都台東区の上野公園は早朝から花見客でにぎわった。東京の桜(ソメイヨシノ)は今月22日、全国で最も早く開花。27日に満開になってから初めての週末で、同公園管理所は29日の人出を14万―16万人と見込んでいる。』(3月29日付日経新聞)

【桜前線の異常】

例年であれば、「桜前線」は日本列島を南から北上するのが常識なのですが、今年は東京で真っ先に開花する一方で、九州の開花が全体的に遅れるなど、東日本と西日本の逆転現象が起きているのです。一体これはどういうことなのでしょうか。

福岡でも未だ桜は開花しはじめたばかりで、天気予報によると4月の第一週の週末あたりに満開になるのではとのこと。上野公園など東京での満開の桜をテレビで見ていて、何か例年にない違和感を感じました。

その理由について3月29日の毎日新聞が書いていました。

『開花が東と西で逆転した理由は、1年を通して温暖だからといって必ずしも早咲きになるとは限らない桜の特性にある。開花に不可欠なのは、冬の寒さとその後の気温上昇。桜の成長は秋になると止まり、冬季の一定期間、5度前後の気温にさらされると眠りから目覚める「休眠打破」という現象が起こる。春に向かう季節に気温が上昇するほど、開花が促される仕組みだ。

 しかし、この冬の西日本は寒さが必要な昨年11月から今年1月に気温が十分に下がらず、気温の上昇でつぼみが膨らむはずの2月の気温も平年より1度低かった。そのため、西日本の開花は遅めとなり、一方で気温の変動が比較的開花に支障をきたさなかった東日本から東北では早咲きが際立つ傾向となっている。特に盛岡では平年より9日も早く(4月14日)、予想通り開花すれば統計開始から5番目の早さとなる。』(3月29日付毎日新聞)


昨年に比べれば寒かった福岡の冬も、例年に比べればやや気温は高めだったのでしょうか。自然の営みは人知の及ぶところを超えていますので、どんなに気象予測が発達してもわからないことが多いですね。

気候変動が激しくなっている昨今、これからは桜前線も北から南という形が定着してしまうのかもしれません。みなさんの近くの桜は如何ですか。

  
タグ :桜前線満開




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