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2008年06月02日

【ついに170円突破】

ガソリン価格がついに170円を超えるところまできた。

『ガソリンの店頭価格が1日、各地の給油所で再び大幅に引き上げられた。原油価格の急騰を背景に、新日本石油など石油元売り各社が同日から卸値の大幅値上げに踏み切ったためだ。首都圏では、多くの給油所がレギュラーで「170円」を超える看板に。急ピッチで進むガソリン値上げに、ドライバーからは「どこまで上がるのか」との嘆きも漏れる。
 東京都大田区の国道、第一京浜沿いにある出光興産系列の給油所「プレステージ大森」。午前9時になると、レギュラーガソリン価格が1リットル当たり159円から174円へ一気に引き上げられた。』(6月1日付時事通信)


【石油ショック時代を超える】

僕の記憶では1978年の第二次オイルショックの際に、ガソリン価格が165円前後だった。あれから30年近く、ガソリンは緩やかに下落し続け、つい3年ほど前までは80円台だったのが嘘のようだ。

しかし、今回は第一次・第二次オイルショックを超える事態へと発展していくのは間違いない。早晩、リッター200円時代を迎えるだろう。石油だけではなく、食料もその他の鉱物資源も一斉に急騰しはじめたのだ。石油をはじめとする資源大量消費時代が音を立てて崩れていこうとしているのだ。

【新しい文明観を持つために】

投機の波が石油や食料をターゲットにしているのは間違いないが、その背後にあるのは限りある地球の資源に対する人々の不安と、実際の資源の需給逼迫だろう。気候変動や地球温暖化は、限りある資源を使い尽くそうとしている人間に対する母なる地球の警告なのだ。

特に日本人は、個人も企業も政府も低炭素社会への舵を未だに切れていないのは明らかだ。大量消費社会の幻想から脱却できていないのだ。そこが昨日のNHKスペシャルであっていたように低炭素社会への舵をすでに大きく切ったドイツとの違いだ。

旧いパラダイムで動いている国家や政府の枠組みに任せていては解決は困難だろう。これからは、市民ひとりひとりが新しい文明観をどう構築していくかにかかっている。ガソリン価格の急騰は、そのために必要なひとつの試練と考えてみてはどうだろうか。

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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