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2008年06月11日

【政治家がタバコ増税に食指】

政治家がたばこ1箱1000円に向けて動き出しました。

『基礎年金の国庫負担率引き上げを来年度に控え、2・5兆円の財源捻出(ねんしゅつ)が大きな政治課題となっている中で、与野党がそろい踏みでたばこ税の大幅増税に向けて動き出した。超党派の「禁煙推進議員連盟」(会長・綿貫民輔国民新党代表)の有志議員が11日に、久々に議論を再開するほか、経済成長を通じて財政再建を目指す「上げ潮」派も超党派の“たばこ1箱1000円議連”を発足させる運びで、1箱の平均価格を欧米並みの1000円に値上げすべきだとの論調が強まっている。

 増税論議のきっかけは3月4日付本紙「正論」欄に日本財団の笹川陽平会長が寄稿した論文だった。

 「たばこ増税は喫煙規制が進む世界の大勢であり、実現すれば大きな財源になる。国会には超党派の議員立法として正面から取り組んでいただきたい」

 笹川氏は、たばこ1箱の値段を平均1000円に値上げし、現在の消費量が維持されるならば、消費税4%に相当する9兆5000億円の税収増が見込まれると試算。仮に消費量が3分の1になっても3兆円の税収増が見込め、「消費税よりも先に論議すべきテーマだ」と断じた。

 来年度から基礎年金の国庫負担率を3分の1から2分の1に引き上げることが決まっており、必要な2・5兆円の財源をどう手当てするかに頭を悩ませていた与党がこれに飛びついた。』(6月7日付産経新聞)


【タバコ千円に現実味】

以前、僕のブログ記事でも紹介した笹川論文に政治家が飛びついたのです。あの論文記事を読んだとき、「これはいいアイデアだなあ」と僕も思いました。と同時に笹川氏に昔の笹川良平の悪いイメージを抱いていた僕はウィキペディアで調べてみました。そうするとなかなか社会的見識が高く、立派な公益事業をやっていることがわかったのです。さらに加えて、僕のブログ記事のご意見番「富山の通りもん」さんによれば、僕の家の近くにある福岡工業大学の財政再建にも尽力された方だとか。

そういう笹川陽平氏は、スケールが大きく地に足の着いた公益事業の企画力、実行力で国内よりむしろ海外で評判が高いとのこと。

今回のタバコ1箱千円提案も、真っ当なアイデアであり税収不足に悩む政府や政治家が飛びつくのも無理はありません。これで法案提出となれば、おそらく超党派での立法かなにかで本当に実現するのではないでしょうか。
【受益者負担の原則】

今、石油価格が1バレル当たり140ドルを超えるような高騰が続いており、経済の減速が一段と進むのではないかという懸念が広がっています。確かにマクロ経済全体への影響は甚大で無視できないのですが、地球温暖化防止の観点からは、いわゆる受益者負担の原則としてCO2をばら撒く車に乗っている運転者が相応の燃料費を払わなければならないという意味では、地球温暖化防止のためのための他のどんな施策よりも有効性が高いと言えます。

それと同様、自分の健康さらには周辺の人たちの健康にとっても害が多いタバコのコストが今の数倍になることは、受益者負担の原則に沿うのではないかと思います。愛煙家のみなさん、それでもタバコを吸われますか、それともやめますか?


《参考》


・「タバコ1箱千円の波紋」・・・2008年3月13日の僕のブログ記事


  




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