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2008年07月24日

【クールビズの盲点】

クールビズの意外な盲点が浮かび上がってきた。

『地球温暖化対策として、夏場を軽装で過ごす「クールビズ」。

 冷房温度を28度と高めに設定し、省エネを図る取り組みで、年々広がっているが、日本建築学会のチームによる最近の研究で、軽装だけでは暑さで仕事の能率が落ち、経済損失にもつながる場合もあることがわかってきた。

 専門家は「換気や送風を組み合わせ、作業能率を下げない省エネ方法が必要だ」と提言している。

 クールビズは、6~9月に「ノーネクタイ、ノー上着」で職場の消費電力を減らす運動。環境省が2005年に提唱した。28度は建築物衛生法の定める執務室の上限温度だが、作業の能率への影響は不明で、日本建築学会は06年から科学的検証を進めてきた。

 神奈川県の電話交換手100人を対象に1年間かけた調査では、室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下した。』 (7月18日付読売新聞)


【扇風機併用の愚】

僕のオフィスでも7月からクールビズが始まりました。連日の真夏日の中では「ノーネクタイ、ノー上着」は確かに快適です。汗を拭きながら通勤電車に揺られていた1ヶ月前が嘘のように感じられます。

反面、問題点も少しずつわかってきました。そのひとつが新聞報道にあるように作業効率との兼ね合いです。室温28度の設定にすると、窓際など直接日光が当たる場所などは場合によっては30度以上に室温が上がります。

そうなると、たとえ「ノーネクタイ、ノー上着」であってもかなり不快になり、仕事の効率も落ちてしまうようです。職場によっては、個人用の扇風機を持ってきて暑さをしのいでいる人もいるようです。

しかし、本来のクールビズの趣旨から言えば、暑いからと言って扇風機が職場に増えてしまえばクーラーと扇風機の併用となり、CO2の排出抑制には逆行してしまうのではないでしょうか。

ここは画一的な思考にとらわれず、仕事の効率を落とすことなく、クールビズの趣旨を理解したうえで、各職場が工夫を凝らしていく必要がありそうですね。
  




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