2008年07月25日

【ウミガメ最多上陸】

絶滅が心配されているウミガメの産卵に今年異変が起きています。

『全国一のウミガメ上陸・産卵地の鹿児島県屋久島で、今年の上陸が観測史上最高ペースになっている。宮崎市内の産卵地では既に過去最高数を超え、福岡県福津市でも過去最高に迫る。関係者は「ウミガメが乗る海流の北上などの影響か」などと首をひねりながら、「保護活動が実ってきた面もある」と喜んでいる。

 日本に来るウミガメの大半を占める「アカウミガメ」は、環境省のレッドリストで、近い将来絶滅する危険性が高い「絶滅危(惧ぐ)1B類」に指定。国内では80年代から保護活動が本格化した。主に5~8月に産卵し、屋久島は全国の5割前後を占める。

 屋久島で85年から保護活動をしているNPO法人・屋久島うみがめ館によると、島全体の9割超を占める永田地区の上陸数は、6月末で延べ5243頭。観測史上最高を記録した04年(島全体で5643頭)の同時期の約1・5倍で、記録更新はほぼ確実だ。福岡県福津市の津屋崎海岸で18日朝、うみがめの産卵が確認された。同市周辺では03年に並ぶ過去最高の4回目の産卵(上陸数は03年7回、今年は6回目)。同市の担当者は「海水浴場での産卵は半世紀近くないのでは」と驚く。』(7月18日付毎日新聞)


【なじみ深いウミガメ】

ウミガメと言えば、日本では古くからウミガメに乗って竜宮城に赴く浦島太郎の話で多くの人に親しまれています。日本に産卵のため上陸してくるウミガメの大半はアオウミガメと言われていて、福島県・石川県以南の本州・四国・九州・南西諸島の海岸にやってきます。

しかし、近年これらのウミガメは地球規模の海洋汚染の影響で絶滅に瀕しており、日本に産卵に来る数も激減していました。そんな状況に危機感を抱いた市民のボランティアグループが50年以上も前からウミガメの保護活動を全国規模で展開していたにもかかわらず妙薬はないといった状況だったのです。

【過去最高が意味するもの】


僕の地元である福岡県福津市の津屋崎海岸でも過去に例を見ない規模でウミガメの産卵が確認されているとのことです。いつも釣りに出かけている海岸にはウミガメの保護を呼びかける立て看板がありますが、産卵の確認自体は喜ばしいことでしょう。

しかし、突然の吉報が本当に吉報なのか、過去最高の産卵確認が意味するものは何なのか。世界の海洋汚染や気候変動による海流の変化などがどんな影響をウミガメの産卵に与えているのかをしっかりと調査しなければ喜んでばかりはいられないのかもしれません。  




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