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2008年08月15日

【新たなヒーロー】

北京オリンピックでの日本選手の活躍は本当にすばらしい。また、新たなヒーローが日本にフェンシングの新時代をもたらしそうです。

『サムライ王子が覚醒した。13日、フェンシング男子フルーレで、銀メダルに輝いた太田雄貴(22)。欧州の騎士道が源流にあり、圧倒的に欧州勢が強いスポーツで、五輪のメダル獲得そのものが日本フェンシング史上初の快挙。競技者だった父の影響で始め、早くから「日本フェンシング史上最高の才能」と呼ばれてきた天才が、父子2代の“フェンシング愛”を世界に見せつけた。

 欧州では観客が足を踏みならして楽しむほどの人気だが、日本では、ジェームズ・ボンドが剣道家と戦うシーンなど「カッコいいけどよく分からない」という、そんなイメージだ。そんな競技での銀メダル獲得は想像を超える快挙。太田は「フェンシングにとって大きな一歩」と満足げな表情を見せた。』(8月14日付夕刊フジ)


【剣道とフェンシング】

それにしてもカッコよかったですね。ほとんどフェンシングの試合など普段見たこともない僕にとっても、ライトアップされた場所での一騎打ちは新鮮でした。

新聞報道にもあるように、剣の魅力といえば日本で言えば圧倒的に「剣道」であり、欧州の騎士道の源流であるフェンシングにはいまひとつ興味が沸かないというのが大方の日本人の反応ではないでしょうか。しかし、剣道はオリンピックの競技種目にはない。そんな中での今回のオリンピックでの快挙。すばらしかった。きっと太田君に続く第二・第三の「フェンシングの星」が出てくるのは確実でしょう。ほんとうにここまでやった太田君の快挙に拍手を送りたいですね。

【もうひとつの「ちょっといい話」】

そして、この快挙の裏にはもうひとつすばらしい話があることを福岡の地元誌である西日本新聞が伝えています。

それは、日本ではあまりポピュラーではないフェンシング競技の強化を図るため、昨年、遠征費すら選手の自己負担が当たり前だった日本フェンシング協会が、フェンシングとは縁もゆかりもなかった福岡の明太子の老舗である「やまや」の山本会長に懇請し、山本会長が「どうせやるなら歴史を変える」と発奮して特別強化費用の6千万円をかき集め、集中的に選手の強化を図ったというものです。

そんな協会を挙げた起死回生の努力と選手たちのひたむきな努力が太田君の銀メダルという形で結実したのかもしれません。バトミントン競技などと同じように、また、新たな分野での日本スポーツ界の躍動がみんなを楽しませてくれそうですね。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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