2008年09月30日

【バナナ効果?】

前回は納豆、今回はバナナが騒動を引き起こしています。

『テレビ番組がバナナダイエットを取り上げたところ、スーパーなどでバナナの品切れがもう一週間も続いている。2007年は、納豆ダイエットの品切れ問題があったが、それに次ぐ騒ぎだという。そんなにありがたがるほど、健康によいものなのか。
  「2、3日間、バナナは全部、ありませんでした。昨年の納豆ダイエットのときに次ぐ反響ですね。注文の半分ほどしか入荷せず、すぐ売り切れるんですよ」

 熊本市内のスーパー「ハローグリーンエブリー」長嶺店の店長は、こう明かす。

 この騒ぎのきっかけが、TBS系で2008年9月19日夜放送の「ドリーム・プレス社」だ。女性タレント8人が出演する4時間のダイエット特別番組で、その中で、森公美子さんは「朝バナナダイエット」に挑んだ。そして、毎朝食はバナナと水だけという生活を1か月半続けたところ、7キロも減量に成功したというのだ。』(9月26日付 J-CASTニュース)


【女性の最大の関心事?】

それにしても世の中には「痩せたい」と思っている人がどれだけいるんでしょうか。男女別では圧倒的に女性の方に「痩せたい」願望が強いみたいですね。

先日もテレビを見ていたら、泉ピン子さんがレコード・ダイエットという手法で4ヶ月で60数キロから49キロまで減量したという番組があっていました。ダイエット番組はこれに限らず、かなりの視聴率を取れるからテレビ局もあの手この手で新しい手法を紹介するのでしょうね。

今回のバナナダイエットと似たような騒動がつい最近ありました。そう、07年1月7日放送の関西テレビの番組「発掘!あるある大事典II」で放映され、スーパーから納豆が消えた納豆ダイエットです。この騒動は、虚偽のデータで効果を強調していたことが問題になり、事態は沈静化しました。

バナナダイエットは、虚偽のデータではないようなのでテレビ局自体に問題はないようです。

【ナチュラル・ダイエット】

バナナだけ食べ続けるというのは、果物のカロリーは多くないので当然ある程度の効果はあるのでしょう。1985年にアメリカの健康コンサルタントのハーヴィー・ダイヤモンドという人が書いた全世界で1200万部も売れたベストセラー「FIT FOR LIFE」(邦訳『ライフスタイル革命』)という健康法の本の中にも、朝食に果物だけを食べると健康になるし、ダイエットにもなるという項目があります。確かに朝に果物を取るというのは一定のダイエット効果や健康効果があるのでしょう。でもこの本でもバナナだけ食べるというのは推奨されてるわけではありません。

したがって、テレビや雑誌の宣伝文句に踊らされてバナナばっかりを食べるというのは栄養が偏る可能性もあるし、どうなんでしょうか。

バナナダイエットを始められている方、もう一度じっくり自分で調べてみるべきだと思いますが、どう思われますか?

  



2008年09月29日

【博多の女(ひと)】

カーネギーホールで歌ったことのある博多出身のボーカリストって知ってますか?そう、高橋真梨子です(彼女のオフィシャルサイトはここをクリック!)。


その高橋真梨子のコンサートにまた性懲りもなく行ってきました。昨年からファンクラブに入ったおかげで、今回も1階席前から9番目で見ることが出来ました。

今年は歌手デビュー35周年ということで、10月にはニューヨークのカーネギーホールで15年ぶりに歌うため、相当気合が入っていて例年以上に盛り上がったコンサートでした。

2時間のコンサート中、半分以上は立ちっぱなしで手拍子をすることが多く、団塊の世代が多いのでみんな相当がんばってました。それもこれも高橋真梨子が大好きなファンだからこそでしょう。

今回のコンサートも、中高年のファンを中心に人気が高く、土日二日間の博多での会場となっているサンパレスは相変わらず立ち見も出るほどの盛況でした。僕も大人の雰囲気とさりげなさを持ち、世界にも通用する歌唱力を持つ彼女は、博多っ子として大ファンです。そう、彼女は博多っ子の元気の源なのです。

【根強いファンの支持】

僕らの席の周りはさすがに熱烈なファンの人たちばかりのようでしたが、「どこから来たの?」という真梨子さんの呼びかけに「埼玉」「大分」「下関」などの声があがっていました。真梨子さんはやっぱり全国区の歌手なのです。

コンサートが始まってしばらくは静かだった観客も、中盤以降は結構立ちっぱなしの状態になりました。35周年で気合が入っていた真梨子さんとヘンリーバンドの勢いにみんな感激して、恒例の「グランパ」での総立ちの前から手を振って、会場はずっと熱気に包まれていました。

今回も50代から60代以上と見られる人ばかり。そう、僕の母が若い頃、高橋真梨子は中洲の「あざみ」という老舗のスナックの近くの彼女の母親が経営するライブハウスで「ペドロ&カプリシャス」のヴォーカルで唄っていたのです。(彼女の母親は10年ほど前に亡くなり、9月に福岡に来られるのは彼岸に合わせて供養も兼ねているのかもしれません。) その頃の人たちが皆そういう年代になっているのです。だから、彼女は全国でも知られていますが、博多ではシニアほどよく知っているのです。

【同時代に生きる】

さて、コンサートでの衣装は、最後だけはオレンジの派手な雰囲気でしたが、その前まではブラックでシックにまとめていた真梨子さんです。今回も、若い世代のコンサートとはやや趣が異なるのは確かでした。

しかし、共通する部分もあります。生のコンサートの醍醐味というか、ファンを中心に歌手の歌とリズムにあわせて皆が立ち上がり会場全体が一体感に包まれるところは老いも若きも一緒です。

10年後ならともかく、100年後にはこのコンサート会場にいる10代も70代も皆この世にはいません。その中で同時代に生きているという共感、証(あかし)を得たいという心理が自然とそうさせるのでしょう。この瞬間を精一杯生ききる・・・これって大事にしたいですね。

また、来年もファンクラブでいい席をゲットして来たいと強く思った9月恒例の高橋真梨子コンサートでした。

  



2008年09月26日

【バブルの塔】

にぎやかだった六本木ヒルズの住人がまたひとつ倒れた。リーマン・ブラザーズの破綻がそれだ。

『2003年4月にオープンしてから、はや5年経った六本木ヒルズ。竣工までに17年を要し、総事業費約2700億円、敷地面積12万平方メートル、商業テナント数230を誇る「小都市」は、デベロッパーの森ビルが自身のプライドをかけて臨んだ一大プロジェクトだ。

 同社の期待通り、オープン後はライブドアや楽天などの勢いのあるIT企業やベンチャー企業が次々と入居し、本社を置く企業群の代表者たちや六本木ヒルズ内の住宅棟である高級マンションに住む裕福な住人たちは「ヒルズ族」と呼ばれ、話題をさらった。ブランドショップや有名レストランもテナントに多く入っていることで、来街者数は順調に推移し、半年後に2600万人を記録し、有名スポットとして定着、その後も都内の名所としてブランドを築いてきた。しかしここ数年は同ビルのテナント企業が立て続けに不祥事を起こし、そのブランド力に陰りが出ている。』(9月18日付 MONEYzine)


【奢れる者は久しからず】

六本木ヒルズの斜陽は2006年のライブドアショックに始まる。堀江社長の逮捕から村上ファンドの解散、両社のヒルズからの撤退の後は、今年になって人材派遣会社のグッドウィルが違法派遣の発覚で、全事業廃止となった。これらはすべて六本木ヒルズの住人なのだ。そして今月16日のリーマン・ブラザーズの破綻だ。

これほどまで、次々と住人である企業が撤退すると、何か呪われているのではないかと思いたくもなる。

そのリーマン破綻の日、折りしも六本木ヒルズの隣にあるグランド・ハイアット東京では世界の投資家を集めたメリルリンチ・コンファランスという国際会議が開催されていた。バンカメに買収されたメリルリンチが主催する国際会議が開かれていたビルの隣が、リーマン・ブラザーズが入っていた六本木ヒルズとは・・・なんとも皮肉な取り合わせだ。

鴨長明の方丈記の一節「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。 奢れる者は久しからず。」を思い出す。これから世界の金融市場には、米国から海を渡って次々と大波が押し寄せてくることになるだろう。
  



2008年09月25日

【米国から投資会社が無くなる?】

米国の資本市場が猛烈な変革の嵐に翻弄されている。

『米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、米大手証券のゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの両社が、銀行持ち株会社に移行することを認めたと発表した。
 米大手証券5社のうち、破綻(はたん)や再編を免れている上位2社も銀行への業態転換を図ることになる。
 銀行持ち株会社になることにより、ニューヨーク連邦準備銀行からの借り入れが現在より容易になる。
 また、傘下に商業銀行を抱えれば、資金調達の手法が預金などに広がり、財務基盤の安定化にもつながるとみられる。』(9月22日付読売新聞)


【大激変】

 それにしてもここ1週間ほどの米国金融界の動きはまさに疾風怒濤と呼ぶに相応しい。これほどの大激変は10年前の日本でも起こらなかった。

 昨年の半ばあたりから米国に端を発した低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題が、世界中に飛び火し、ついに米国にブーメランのごとく戻ってきて、米国金融市場の象徴のような存在だった大手証券会社を次々となぎ倒し、大手二社は生き残りのために銀行持ち株会社に変わってしまったのだ。

【次のブーメラン効果】

 米国の変化はいづれ日本に波及する。次のブーメランは日本に戻ってくるだろう。

 銀行と証券の垣根がなくなった後、米国では資本力のない証券会社、投資会社がサブプライムの波に翻弄され、消滅した。

 日本の金融機関もすばやく動いた。先ず三菱UFJフィナンシャル・グループが22日、最大9千億円出資することで、アメリカ証券2位のモルガン・スタンレーの株式を10~20%取得し、筆頭株主を目指すと発表した。また、野村ホールディングスは、経営破たんしたリーマン・ブラザーズの日本を含むアジア・太平洋部門を買収することで基本合意したと発表した。三菱UFJと野村の動きは、危機はチャンスでもあることを如実に示している。

 果たして、これから5年、10年先の金融・資本市場はどういう方向に進んでいくのか。規制強化の前に市場は萎縮していくのだろうか。それとも大再編の後に新たな枠組みが出来上がり、市場は再活性化するのだろうか。

 ダイナミックな動きをその強みとしていた米証券会社の変質が何をもたらすのか、次にやってくる変化はどんな形なのか、しばらく米国の金融・資本市場から目が離せなくなりそうだ。

  



2008年09月24日

【王監督、退任】

ソフトバンクホークスのデーゲームを観た後、思いがけないニュースが飛び込んできた。

『プロ野球、福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督(68)が23日、体調不良を理由に今季限りで勇退することを表明した。後任には秋山幸二チーフコーチが有力視されている。

 ヤフードームでの対日本ハム戦終了後、隣接するホテルで記者会見した。王監督は「勝負の世界には結果責任がある。夏以降、私の体調が良くないのが選手に乗り移ってしまった。チームの流れを変えるために監督交代がなくてはならないと思った」と語った。

 王監督は06年7月に胃の全摘手術を受け、今季も定期的に栄養補強の点滴を受けながら指揮を続けてきた。今季を「集大成の年」と掲げており、その去就が注目されていた。』(9月23日付毎日新聞)


【不振のホークス】

それにしても、今日の日本ハムとの試合も含めて、9月に入ってからのソフトバンクホークスは絶不調だ。勝ち星は数えるほどしかないし、どの試合でも投打がかみ合わず、ヒット数は相手チームと同じくらいあっても点が取れない。逆転サヨナラなんて絶対ないと思えるくらい、チームは沈滞したムードだった。

もちろん、王監督の退任をうすうす知っていた選手が元気をなくしていたとは思いたくないが、今シーズンは監督の体調が万全ではなく、チームも盛り上がりに欠けていたのは否めないかもしれない。

【王さん、ありがとう】

しかし、だからといって王監督のソフトバンクホークスへ与えた功績はとてつもなく大きいのは誰しも否定しないだろう。

王監督は、84~88年に5年間、巨人の監督を務めた後、95年にソフトバンクの前身のダイエーの監督に就任し、以来14年間務めた。リーグ優勝は巨人での1回を含め、計4回。99、03年にはダイエーを日本一に導いたのだ。しかも一昨年にはWBCの監督として日本チームを世界一に導いたのだ。

会見を見て涙が出た。監督の偉大さとご苦労におもわずこらえきれなくなった。九州のファンはみんな同じ気持ちだろうと思う。

王監督、本当に長い間、福岡の地で多くの野球ファンを引きつけるチームを作っていただきありがとうございました。これから監督を引退しても、ソフトバンクホークスを暖かく見守ってください。  



2008年09月22日

【出来レース】

出来レースの自民党総裁選挙運動が終わった。

『自民党総裁選は21日、12日間の選挙運動が終わった。史上最多の5候補による「政策論争」を宣伝したが、麻生太郎幹事長(68)への支持が雪崩を打つにつれて互いの主張が接近し、経済財政政策をはじめとする争点はぼやけた。首相の座を巡る競い合いよりは、5人そろって民主党への対抗意識が目立ち、総裁選は、次期衆院選の選挙対策という実態があらわになった。

 世論へのすり寄りは、最終日の議論にも表れた。21日、NHKや民放テレビで、麻生氏は後期高齢者医療制度について「これだけ国民の反発が出て納得いただけないなら、非を改めるのに長く時間をかけない。抜本的に見直す必要がある。75歳という年齢制限などはつけない」と語った。

 一緒に出演した石原伸晃元政調会長(51)も「抜本的に見直さなければいけない」と同調し、与謝野馨経済財政担当相(70)も「行政責任をどこが持つかに問題がある」と理解を示した。衆院選で野党の攻撃材料を一つでも減らしたい思惑が先行している。

 「論戦不在」の象徴だったのが消費税率上げ問題。当初は与謝野馨経済財政担当相の専売特許だったが、麻生氏も将来の「消費税率10%」に言及。石原伸晃元政調会長(51)と石破茂前防衛相(51)も条件付きで税率引き上げを容認した。反対したのは経済成長を重視する「上げ潮派」の小池百合子元防衛相(56)だけだった。』(9月21日付毎日新聞)


【聞く気もしない5氏の主張】

それにしても今回の自民党総裁選に出馬した5氏の演説は、正直聞く気も起こらないのは何故だろうか?この土曜日にもたまたま鹿児島中央駅前での街頭演説を見たが、ものものしさばかりが目立ち、鹿児島の人たちからも熱狂的な支持や拍手など見られなかった。日が経つにつれて明らかになってきたのは、この総裁選そのものが最初から麻生氏「当確」の出来レース、茶番劇だと多くの国民が気づいているからだろう。本当に国民はしらけているのだ。

新聞報道を見ても、麻生氏以外の候補は誰でも、後期高齢者医療制度にしても、消費税引き上げにしても、補正予算案にしても麻生氏や世論に擦り寄るばかりで自らの強い主張など感じられないのだ。

彼らの主張に中に、大胆な霞ヶ関改革や政治の大変革などが本気で語られることはなかった。国民に擦り寄ってばかりの自民党に一体明日の日本が託せるのだろうか。答えは「否」である。
ひたすら衆院選ばかりを意識した総裁選では、民主党を制することはできないだろう。

【民主党も国民のご機嫌取りばかり】

かたや、民主党はどうか。

『民主党は21日午後、都内のホテルで臨時党大会を開き、小沢一郎代表の無投票3選を正式に承認した。この後、小沢氏はあいさつし、自公政権について「市場万能、弱肉強食の政治を進めた結果、日本社会は公正さが失われ、格差が拡大した」と厳しく批判。「今こそ日本を変えるときだ。変えるラストチャンスと言っても過言でない」と述べ、次期衆院選での政権獲得に強い決意を表明した。』(9月21日付時事通信)

政権政党としての魅力も権謀術数も消えうせた自民党を追い詰めるべく、あらゆる手立てを使って政権奪取を目指す小沢党首の決意は本物だろう。

しかし、国民新党と合併して、現在進行中の郵政改革を頓挫させてまで全国20万人近い郵政票を取り込もうとするなど今までの行政改革と逆行するような動きはいただけない。民主党も選挙目当ての国民への擦り寄り、財源の目当てもないバラマキ政策ばかりが目につく。

いったん、自民党から民主党に政権を交代させるべきだとは思うが、本当の国民本位の政治が実現するには、自民・民主の間でまだいくつもの合従連衡が必要だろう。
  



2008年09月19日

【ブログ生活3年】

皆さん、このニュースブログ「博多っ子の元気通信」に今日もお付き合いいただきありがとうございます。

僕がブログを書き始めたのは、2005年3月6日。実に3年6ヶ月近く書いていることになります。自分でもここまで続けることになるとは思いませんでした。

一体何が楽しくてやっているのか、馬鹿じゃないかと思われている向きもあろうかと思い、少し僕のブログ生活についてお話します。

最初のきっかけは、中国のコンサルタントをしている友人がブログを開設していることを知って、自分もやってみようと思ったことでした。その友人も食べ歩き日記で一時勇名をはせたブロガーに勧められて始めたとのことでしたが、インターネットには当時あまり関心がなさそうだった僕の友人がブログをしていることに多少なりともショックを受けたことを今でも覚えています。その頃、すでに世の中ではブログが相当流行っていました。

最初のブログ記事は、3月6日のブログ「雪の日曜日に企業買収を考える」でした。

サラリーマンの独り言を「つれづれ日記」という形で書いてみようと思ったのですが、その後ブログのタイトルも「博多っ子の元気通信」と一新して、書いているうちにその面白さについついはまり込んでしまったというわけです。それにしてもこんなに長く続けることになろうとは思いませんでした。当初は不定期で書いていたのですが、その後友人の勧めで毎日書くようになり、最近は週末と祝祭日以外の日に書いています。

【ブログの効用】

僕にとってブログを書くことで得ているものは何か。結構あります。

先ずはなんといっても個性豊かなブロガー仲間が出来たことです。インターネットがなかった時代には考えられなかった「時空を超えた」仲間達。これが最大の収穫でした。そしてMixiでその輪がまた広がりました。ただ、始めた当時から今まで継続している人はそう多くありません。でも友情は続いてます。

次に、日々のニュースに対してコメントをすることで、世の中の動きをただ眺めているだけでなく、「これは何故だ」とか「こういう事実に対して自分はどう考えるべきか」といった視点を常に持つようになったことです。この効果は実に大きい。「序・破・急」のロジックを意識して、できるだけ三段に分けて書いているのですが、自分の考えを常にまとめるという癖がつき、仕事をする上でも役に立っています。

【物を書く楽しさ】

そして最後は、物を書く楽しさをブログから得ていることです。

人は誰でも自分のことを知ってもらいたい、世の中のことをもっと知りたい、それらを文字として書いて見たいという欲求があるみたいです。その欲求に楽しさが加わったとき、それがブログという形に結晶していくのだと思います。

特に毎日の世の中の出来事から面白いと思う話題をピックアップして自分の言葉で伝えるというのは、結構ワクワクするものです。

最近はタイム誌の記事を丹念に読んで記事にする時間がなくなり、しかもタイム誌への投稿も息切れして数ヶ月休んでいますが、また精力的に再開する予定です。僕のブログを飽きもせず読んでいただいている読者の皆さん、いつもありがとうございます。これからもどうぞお付き合いください。

≪僕のブログの基本理念≫

・できるだけ広い範囲で話題をとりあげていく。シリアスなもの、愉快なものを織り交ぜる。

・タイム誌を中心素材として、タイム誌への投稿、タイム誌の話題は継続して取り上げる。

・姉妹ブログでタイム誌への投稿を掲載しているが、これをいづれ発展させて世界中の人との活発な意見交換があるブログにすることを目指す。




  
タグ :ブログ日記



2008年09月18日

【早すぎたひらめき】

エコバックを最初に思いついて製品化した方をご存知ですか?

左の写真をご覧ください。エコバックをいくつも持って降りかかるビニール袋を傘で避けながら歩いている中年の女性。この人がエコバックの考案者、アメリカ・ニューヨーク州オシニング(Ossining, N.Y.)に住むシャロン・ロー(Sharon Rowe)さんです。

環境保護運動が高まりを見せ始めた1980年代後半にエコバックを考案したローさんの早すぎたアイデアが今ようやく世間の注目を集め、飛ぶように売れているという記事が8月11号のタイム誌に「String Theory 」というタイトルで掲載されています。

【エコバック考案のきっかけ】

ローさんが最初にエコバックを思いついたキッカケは1989年。友人がヨーロッパに出かけたときに、ヨーロッパでは当時から衝動買いでバックが必要なときに直ぐに取り出せる紐で出来たバックを買ってきてもらうように頼んだときです。当時セールス担当役員だったローさんは、同種のバックを「エコバック」と命名して製作していたドイツのメーカーに依頼して、自然食品店で売り出したのです。

その後、製造コストが高くなったのをきっかけにインド・ムンバイのメーカーに鞍替えして種類を増やしたり、オーガニック・コットンを使ったり、自然食品チェーンの求めに応じてエコバックの名前をバックにつけたりしてエコ商品としてのブランド化に成功します。

When natural-foods chain Fresh Fields asked Rowe to print its name on the string bags, a green branding device was born.

しかし、エコバックが爆発的に売れ始めたのはここ1~2年。実に最初のひらめきから20年近い年月を経てからでした。

【小さな一歩、でも大きな力】

ローさんのアイデアが世間に認知されるまでには長い時間が必要でしたが、そのかいあって今やエコバックは単なる流行から人々のライフスタイルそのものになってきました。迫りくる気候変動や資源高騰の波にようやく人々が環境を自分たちの問題と考え始めたということでしょうか。

"Consumer attitudes toward reusables have radically changed. It's not a fad. It's a lifestyle change."

石油から作られるビニール・バック。みんなが毎日の買い物に使えば、地球全体では膨大な資源の浪費につながります。ビニール・バックを使わず、エコバックで買い物する。ひとりひとりにとっては小さな一歩ですが、地球にとっては大きな、大きな一歩ではないでしょうか。ローさん、ありがとう。

みなさんもこの小さな一歩、踏み出していますか?

  



2008年09月17日

【恐怖の毒グモ】

身近なところにこんなに毒グモがいたなんてビックリです。

『福岡市は12日、特定外来生物に指定されている毒グモ・セアカゴケグモ約700匹が、同市東区の半径1キロ圏内の公園や住宅などで発見され、薬剤散布などで駆除した、と発表した。同市東区香椎浜の香椎パークポート内「みなと100年公園」で10日、2匹が見つかり、市が調査していた。

 市は12日までに、同公園で約100匹▽人工島コンテナターミナル内で7匹▽香椎浜公園で約350匹▽城浜公園で約150匹▽市営城浜住宅で約100匹▽市営香椎浜で約10匹--を確認した。クモは側溝やベンチの裏に生息していた。

 立ち入り禁止とした3公園を含め、全カ所で駆除作業を実施。公園は安全確認ができ次第、近く開放する。ターミナルは除去作業を済ませたが当面は毎日点検・調査する。』(9月13日付毎日新聞)


【徹底的に駆除必要】

福岡市東区の香椎パークポートというところは僕が住んでいるところから車で10分足らずで、ときどきその近くにあるジャスコに買い物に行ったりします。まさかそんなところに毒グモが700匹にいたなんて・・・・・絶句。
セアカゴケグモは、原産がオーストラリアで、日本国内では1995年に初めて大阪で発見されたとのこと。体長は約1センチで、背に赤い帯状の模様があり、かまれると発汗や吐き気などを催すことがあるそうです。ああ、恐ろしい。

世界中から物を買っている日本には、購入している原材料などに付いて色々な外来生物が入ってきています。毒グモなどと言う「招かれざる客」は、早く徹底的に駆除してほしいですね。  



2008年09月16日

【ついに子供たちにも】

事故米の闇が広がっています。

『米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の事故米転売問題で、京都市は12日、保育園など2施設に給食用として納入された中国産もち米の在庫から、有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されたと発表した。濃度は基準値の2倍に当たる0.02ppmだが、市は「大量に食べ続けない限り健康に影響はない」としている。
 市衛生公害研究所の検査では、上賀茂保育園(北区)と介護老人保健施設「洛和ヴィライリオス」(中京区)にそれぞれ1キロ残っていたもち米から、メタミドホスが検出された。島原病院(下京区)に残っていた0.54キロからは検出されなかった。
 市の調査によると、昨年12月から今年8月までの間、市内10施設に計64キロが納入されていた。うち9施設は日清医療食品(東京)から仕入れていたという。』(9月12日付時事通信)


たとえ大量に食べなければ健康に影響はなくても、あの中国製毒入り餃子事件と同じ有毒物質が混じっていては誰もそんな説明には納得しないでしょう。ましてや子供たちの食べ物ならなおさらです。

【焼酎業界にも波及】

子供たちの食べ物だけではありません。事故米問題で今最も揺れているのは焼酎業界です。ここ最近、ビールや発泡酒に押されてかつての勢いが衰え、10年近く続いた焼酎ブールが終わりつつあったところに降って沸いたような事故米問題が追い討ちをかけることになったのです。

焼酎業界にとって恐ろしいのは、事故米による健康被害の拡大というよりも、「焼酎は危ない」という風評被害が広がることです。すでに酒販店は関連する焼酎を店頭から撤去し始めていて、なかには「全体の売り上げが2割減少した」(大阪府内の酒販店)という店もあるとの報道も出てきました。

問題は米なのに、芋や麦で作った焼酎まで被害が拡大しかねない勢いなのです。

【中国を責める資格なし】

それにしても中国製の毒入り餃子事件が今年初めに大問題になったとき、僕たち日本人は中国の食の安全はどうなっているのかと訝り、怒り、疑いの目を向けました。おそらく、僕たちの予感どおり、中国国内での毒の混入は間違いないのでしょうが、あの問題と比較しても今回の日本国内での事故米転売問題によって明らかになった日本の食の安全はもっと深刻な形で脅かされているのではないでしょうか。

三笠フーズという企業のモラル欠如もそうだし、それを監視する立場にある農林水産省のお粗末な対応ぶりもそうです。太田誠一農相の「(汚染米から検出されたメタミドホスは)低濃度で、人体への影響はないと自信をもって言える。だから、あまりじたばた騒いでいない」という発言は、まさに農水省の無策と役所や政治家の「食の安全」に対する無神経さを象徴しています。

食の安全。役所も政治家も中国の対応を批判する前に、日本国内で見直すべきことはたくさんあるのではないでしょうか。

  



2008年09月15日

【今年最大の金融危機?】

日本では敬老の日で市場が閉まっていた今日、アメリカからメガトン級の衝撃が全世界を席巻した。

『米証券4位のリーマン・ブラザーズは15日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請すると発表した。米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き危機に伴う信用不安などの影響で、同社は2・四半期連続で大幅赤字を計上、経営破綻(はたん)に追い込まれた。
 1850年設立の老舗リーマンの破綻は米金融業界全般に大きな動揺をもたらし、世界の金融市場に深刻な影響を与えるのは必至。サブプライム問題で傷ついている米金融業界では、破綻が連鎖する可能性もあり、米国は戦後最悪の金融危機に直面した。
 リーマンは、住宅ローン債権や商業不動産などへの関連投資で巨額の評価損を計上。今月10日には、不動産関連投資の大幅圧縮や業績好調の投資運用部門の売却など、経営再建策を発表したばかり。しかし、頼みの綱だった韓国金融機関との増資交渉が決裂。財務状況の抜本的な改善が見込めないまま、株式市場で売りを浴び続けた。』(9月15日付時事通信)


【予測がつかない明日の市場】

リーマン・ブラザーズと言えば150年もの歴史を誇る米国の名門証券会社だ。それほどの会社を破綻に追い込んだのは、もちろん昨年から全世界の金融市場に深刻な影響を与え続けているサブプライムローン問題だ。

フレディ・マックとファニー・メイという二つの連邦住宅公社の公的支援法案が議会を通り、ほっと一息ついたのもつかの間、今年3月に事実上破綻した米証券5位のベア・スターンズに続く、メガトン級の米証券会社の破綻だ。同日、もうひとつの大手証券会社メリル・リンチは何とかバンク・オブ・アメリカが買収し、破綻は免れたものの、米国の主要大手証券会社の三社までもが連続して事実上破綻するとは、前代未聞の金融危機といえるだろう。

欧米をはじめとする金融当局者は不測の事態に備えてあらゆる手段を講じようとしているが、予断を許さない状況がしばらくは続くだろう。

明日、休み明けとなる東京市場も、株安、ドル安円高、金融市場の混乱などが起こることが予想される。しばらくは、市場関係者は固唾を呑んで当局の動きを見守る日々が続くだろう。

  



2008年09月12日

【意外なヒット】

夏にマフラーが売れるなんて、意外ですよね。

 『吸水性に優れたタオル地を使った夏向けの「マフラー」が今年、思わぬヒット商品となり、安価な輸入物に押され“じり貧”だった国内メーカーが息を吹き返している。夏にマフラーとは意外だが、首もとの日焼けを防ぎ、汗も吸うため愛好家が急増中。洗濯機で丸洗いできるなどのメリットも多く、ファッションの秋に向けて、さらに注目を集めそうだ。

 「増産に次ぐ増産で、生産が追いつきません」

 愛媛県今治市と並び、国内タオルの2大産地に数えられる大阪府の泉州地区。「金野タオル」(泉佐野市、金野泰之社長)では今夏、タオルマフラーの生産量が昨年の10倍以上に膨らんだ。

 気化熱で体温を下げるポリエステル系の新素材や、紫外線防止加工をした綿、麻をガーゼ状にふっくらと加工。夏用のマフラーとして売り出したところ、百貨店や雑貨店からの注文が相次いだ。』(9月6日付産経新聞)


【タオルマフラーと知事の宣伝効果】

新聞によれば、このマフラー、冬の分厚いマフラーではなく「タオルマフラー」と言って愛媛県今治市の「宮崎タオル」の宮崎弦前社長(故人)が約10年前に考案したそうです。1本1000~2000円前後と安く、タオルには見えないようなおしゃれな外見で数年前から販売されていました。

もちろん、消費者の評判も「首もとの日焼けを防げる」「汗を吸ってくれるので外では涼しく、クーラーの効いた室内では防寒にもなる」「ウールと違って洗濯機で洗える」と高く、日焼けを気にする女性ばかりか、最近ではゴルフ場で男性がしているのもよく見かけるとのこと。

売れ始めたきっかけは、大阪府の橋下徹知事が今年3月、バラエティー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)に出演した際、“大阪名物”として紹介したことだそうですが、宮崎知事の県産品売り込みにあやかって、橋下知事もがんばっていますね。メディアをうまく活用して、新しい要素を工夫した商品にすれば、思いもかけない商品が思いもかけない季節に売れる典型的な見本のようなお話でした。

橋下知事のファッションセンスもなかなかのものですね。

  



2008年09月11日

【深刻な世界のトイレ事情】

「これほどまでにひどいとは」と思わずため息が出るような数字が発表されました。

『世界で25億人が衛生的なトイレを使えず、うち12億人は野外で用を足しているとする世界の衛生設備の現状に関する報告書を、世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)がまとめたことが30日、分かった。

 報告書は「発展途上国では、不十分な衛生設備を原因とする感染症により、多くの子供の命が奪われている」と指摘。「このままでは『2015年までに、安全な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減する』との国連のミレニアム開発目標(MDGs)の達成は望めない」と警告し、途上国支援の拡大など対策の強化を求めている。

 報告書によると、2006年に衛生的なトイレを継続的に利用できている人は世界全体の62%。利用できない人の数は減少傾向にあるものの、全人口の18%に当たる12億人は野外で用を足すことを迫られているという。

 インドやパキスタンなど南アジアでは特に状況が深刻で、全人口の半数近い48%が野外で用を足しているとされた。ほかにもサハラ砂漠以南のアフリカなどの途上国を中心に普及が進んでおらず、現状でこの分野のMDGsを達成するには、7億人分のトイレが不足とみられる。

 WHOによると、衛生分野の目標達成によって得られる利益は医療費の削減や労働生産性の向上などで年間844億ドルと巨額に達する一方、「実現に必要な費用はこの8分の1程度でしかない」という。』(8月30日付産経新聞)


【人口急増】

2008年現在の世界人口は、約67億人。2020年には76億人、そして今から27年後の2035年には85億人になるだろうと推測されています。18世紀には世界人口が二倍になるには百年以上の歳月を要していたのに、1950年代以降はほぼ10年から15年毎に10億人ずつ増加しています。

ヨーロッパ各国や日本などの先進国で急速に進む人口の高齢化に続き、中国やロシアでも高齢化が進展する中、アフリカやアジアの貧しく国々では爆発的な人口増加が続いているのです。

今回の報道にあるトイレに関して、67億人の人口のうちの25億人と言えば、37パーセント。12億人と言えば、18パーセントです。それほど多くの人たちがトイレさえ満足に出来ない状態に置かれているのです。おそらく最貧国を多く抱えるアフリカ諸国やアジア各地の貧しい人たちが、その中の相当数を占めるのでしょう。トイレの問題はまさに地球の人口問題の深刻さを象徴していると言えるのではないでしょうか。

【過剰人口がもたらす地球の未来】

ここ数年で顕在化してきた石油をはじめとする資源の高騰、食糧危機、地球温暖化の進展、富める国と貧しい国の格差問題、水不足、中国やインド等新興経済国の環境汚染などの根本的な原因は、まさに地球上にあまりにも増えすぎた人口にあります。

これらの問題は人間の過剰人口を根本原因として、それぞれが相互に密接に絡み合っているために、ひとつだけを解決しようとしてもどうにもならない段階にまで来ているのです。

限られた地球という惑星の中で、どこまで人間だけの横暴が許されるのか、今、地球の自然がハリケーン・グスタフのごとく、制御できなくなりつつある巨大な気候変動という形で人間に最大の試練を与えようとしているのかもしれません。  



2008年09月10日

【クマゼミの北上】

気候変動の影響と見られる事実が次々と明らかになりつつあります。

『ウェザーニューズがこのほどまとめた「全国一斉クマゼミ調査」の結果によると、クマゼミの生息地が北へ広がっていることが明らかになった。

 クマゼミは平地から低山地にいる6~7センチの大型のセミ。関東南部より西の地域に生息すると言われているが、ここ数年はほかの地域で目撃したというリポートが多数ユーザーから寄せられていた。

 今年8月に、クマゼミの生息地や個数、鳴く時間などについて、ユーザーとともに調査。全国から寄せられた1793件のリポートを元に生態の変化などをまとめた。

 それによると、生息エリアの北限が関東南部から、関東北部~北陸地方に変化しているという。関東圏で気温が上昇し、クマゼミの生活できる環境が北上していることが要因だと同社は見る。東京と大阪の8月の平均気温を年代別に比べると、2004~07年の東京の気温は、70年代の大阪に匹敵する熱さになっている。

 クマゼミの個数が増え、アブラゼミの個数を上回りつつあることも分かった。クマゼミがアブラゼミより多いという傾向は、東海から九州で顕著だった。

 クマゼミが鳴く時間も変わってきている。通常早朝から昼ごろにかけて鳴くが、夜に鳴いているとのリポートが多数寄せられたという。近年は夜間でも気温が高く、照明によって明るい状態が続くことなどが要因と指摘している。』(9月3日付 ITmediaニュース)


【クマゼミの北上の本当の意味】

おそらく東北の方々はこのクマゼミの北上の事実はすでに夏のクマゼミの鳴き声でうすうす感じておられたのではないでしょうか。調査したのはセミですが、急激な温度変化で他の昆虫や動物も次々と移動を余儀なくされているのだと想像できます。最近、熊やイノシシや鹿が人里に下りて人家にえさを求めてやってくるのが増えたのも気候変動に関係しているのかもしれません。

しかし、動物や昆虫なら当面は自ら動くことによって気候変化への防御をすることができますが、植物は地面に生えているため直ぐに移動することはできません。

これから気温がどんどん変わって、寒帯が亜寒帯に、温帯が亜熱帯地域に、と移動していくことは容易に想像できます。森が新しい木に生え変わるには50年はかかると言われていますので、現在のような急激な気温上昇が続けば植物はその変化についていけず、立ち枯れていくことが懸念されるでしょう。そうなれば二酸化炭素を吸収するはずの森が立ち枯れた木が微生物に分解されて二酸化炭素を排出する側になる。すなわち、ポジティブ・フィードバック(悪循環)が森林でも起こり始めるという不吉な兆候がクマゼミの北上なのです。

残念ながら、僕らにはこんな大自然の大きな動きを止めることはできませんが、クマゼミの北上に限らず今自然界で起きていることをしっかりと確認していくことが大事だと思います。

《参考》

・「“地球温暖化”の影響で『クマゼミ』の北限が北上し生息地拡大」・・・2008年9月3日付ウェザーニュースのプレス・リリース 
  



2008年09月09日

【ワンジルが博多に】

北京五輪の男子マラソンで優勝したサムエル・ワンジル選手が博多に戻ってきます。

 『北京五輪男子マラソン金メダリストのサムエル・ワンジル選手(21)=ケニア=は5日午前、大阪府泉佐野市内のホテルで記者会見を行い、今後の日本の練習拠点に福岡市東区の「海の中道海浜公園」などを挙げた。併せてワンジル選手をサポートするクラブチーム「Team SAM(チームサム)」を設立し、プロランナーとして活動することを明らかにした。

 ワンジル選手は所属していたトヨタ自動車九州を8月に退社。日本とケニアを練習拠点として希望していたが、「走るコースが多い」と日本ではなじみのある福岡市を選択。秋から春にかけての半年間は海の中道海浜公園のほか、博多の森陸上競技場(同市博多区)、大濠公園(同市中央区)などで練習を行い、夏場はケニアで練習するという。

 「Team SAM」はスタッフ4人で編成。福岡市中央区に事務所を置き、ワンジル選手が目指す2時間4分26秒の世界記録更新、五輪連覇などへの援軍となる。スポンサー企業の活動支援については「2、3社からオファーがある」としながら、今後も募集していく。』(9月5日付西日本新聞)


【博多弁のケニア人】

サムエル・ワンジル選手と言えば、北京五輪の男子マラソンで優勝したときのインタビューで、流暢な日本語で「今日は我慢ができました。日本の皆さんありがとうございました」と挨拶し、日本全国で一躍スターとなりました。

もともと 15歳で宮城・仙台育英高校に留学し、日本語をマスターして、高校卒業後は1992年バルセロナ大会・銀メダルの森下広一氏に師事するため、森下氏が監督を務めるトヨタ自動車九州に入社してマラソンの英才教育をうけてきていたので、福岡でもよく練習姿が見られていたそうです。

流暢な日本語も東北弁と博多弁まであやつるという多才さで、陸上界ではもともと人気者だったとのこと。

金メダルを獲って一躍有名になったワンジル君、海の中道や大濠公園でさっそうと走る姿を早くみたいですね。

  



2008年09月08日

【どっちが本当?】

いったい、どっちが本当なのでしょうか?

 『大相撲の幕内露鵬(28)=本名ボラーゾフ・ソスラン・フェーリクソビッチ、ロシア出身、大嶽部屋=と十両白露山(26)=ボラーゾフ・バトラズ・フェーリクソビッチ、同、北の湖部屋=から簡易尿検査で大麻の陽性反応が出たことを受け、日本相撲協会がドーピング(禁止薬物使用)検査機関に依頼していた精密分析でも陽性反応が出たことが6日、分かった。
 露鵬は同日、東京都江東区の大嶽部屋で取材に応じ「やっていない。自分はこの結果を信用しない」と、改めて大麻使用を否定した。師匠の大嶽親方(元関脇貴闘力)も「本人がそう言う以上、信用する」と述べた。
 両力士は2日に相撲協会が実施した抜き打ち検査で陽性反応を示した。簡易キットによる検査だったため、4日に国内唯一の世界反ドーピング機関公認検査機関へ精密分析を依頼していた。
 白露山の師匠でもある北の湖理事長(元横綱)は5日に「何度でも調べてもらう」と語り、精密分析で陽性と出ても、別の機関に再検査を依頼する考えを示している。
 協会の通報を受けた警視庁も両力士から任意で事情を聴き、両力士の所属部屋などを家宅捜索したが、両力士は大麻の所持、使用などを全面的に否定している。』(9月6日付時事通信)


【備えなき国際化】

本当はどっちが正しいのか?二人の外国人力士か、それともドーピング(禁止薬物使用)検査機関か?精密検査を行ったのは世界反ドーピング機構(WADA)が公認する、国内唯一の検査機関である三菱化学メディエンスで、精度は極めて高く、ほかのスポーツ界では絶対的な権威を持つそうだ。これだけで、素人の僕たちには答えは明白に見える。

一方で、二人の外国人力士は相撲取りとしての生命がかかっている以上、言い方は悪いけれどシラを切り続けるだろう。もともと日本ではただ吸っただけでは犯罪にはならないのだから。

しかし、だからと言って相撲界全体は、二人をそのまま土俵に上がらせて何もなかったように振舞って済むとは考えていないだろう。それは、昨年の八百長疑惑から、朝青龍騒動、時津風部屋の傷害致死事件など外国人にまつわる不祥事に適切な対応が出来ず、右往左往して相撲ファンだけでなく、多くの国民に不信感をもたれていることを相撲協会をはじめとする相撲界全体がよくわかっているからです。

備えなき国際化を進めてきた相撲界。人気が長期低落傾向にあった相撲界は、世界から優秀な人材を集めて活性化を図りましたが、どうも外国人力士が相撲、日本文化、日本社会などを理解して節度ある生活や態度を取る事を十分に教えてこなかったツケが今一気に噴出してきたように見えます。ある意味では、今日本社会が直面するグローバリゼーションの象徴的な出来事かもしれません。

最低限、北の湖理事長は辞任して、相撲協会は総ざんげして一から出直すくらいの決意が必要でしょう。貴乃花親方が言うように名古屋場所休場くらいの決意が相撲界全体に求められているようです。みなさんはどうお考えですか?  



2008年09月05日

【深い山里に地熱発電所】

地熱発電所ってご覧になったことありますか?高騰する石油に代わるエネルギー源、二酸化炭素を排出しない自然にやさしいエネルギーだと頭ではわかっていても実際に見てみないことには、その真の姿はなかなか見えてこないのではないでしょうか。そう思って、夏休みを利用して母と家内を連れて九重に一泊旅行に行き、九州電力が運営する八丁原地熱発電所を見てきました。

「そんなもん見てどうすんの」とは言いませんでしたが、母も少しこわごわ。

八丁原地熱発電所は九重の筋湯温泉の直ぐ近くにあって、なんと全国一の規模を誇るのです。それも他の地熱発電所は大きいところでも岩手の雫石にある葛根田という地熱発電所でも8万キロワットなのに、八丁原はなんと11万キロワット。みなさん、知ってました?僕は恥ずかしながら知りませんでした。

【地熱の凄さ】

それにしても地球のマグマが発する地熱は凄い。八丁原の発電所の敷地と建屋の中を、他の観光客の方も含めてたった5人なのに、九電の綺麗でやさしいお姉さんガイドさんが親切に案内してくれたのですが、巨大な冷却塔から出る蒸気や地熱で回るタービンなどは圧巻でした。

日本では九州と東北に集中している地熱発電所。その数は21箇所。ただ、ひとつひとつの発電所の規模は小さく、全体的な発電能力は約53万キロワットと小規模な原子力発電所1基分しかないそうです。それに加えて、地熱発電の設備維持のための高いコスト、温泉が枯渇するという誤解に基づく地元の反対などから、電力会社は地熱発電には消極的なため、非鉄業界の地熱発電に対するラブコールにもかかわらず、消極的なのが現実です。(電力会社の運営する地熱発電所は全国で12箇所。電力業界全体の発電力に占める地熱発電の割合はわずか0.2%)

しかし、たとえ規模は小さくても石油や原子力のように人間が働きかけて燃やしたりするのではなく、自然そのもののエネルギーを利用するわけですから設備のメンテナンスの必要性を除けば無限のエネルギーなのです。しかも、CO2を排出するわけでもなければ、放射能や無駄な温排水を出すわけでもない。こんなエネルギーを利用しない手はないのです。

【変わる世界】

猛烈な石油価格の暴騰や荒れ狂う気候変動の中で、最近、欧州を中心に自然エネルギーの本格的な活用が始まっています。欧州委員会は2010年までに総エネルギー消費量の12%を再生可能エネルギーで賄うことをEC各国に求めていますし、その先は2050年までに50%以上にする計画だそうです。

もう世界のパラダイムはいづれ枯渇する資源から再生可能な自然エネルギーを基盤とする社会の構築に向けて大きくシフトしているのです。

その中で、エネルギーの無駄を極力なくしながら、日本の特性を生かす。エネルギーも地産地消と同じ考え方で、小規模分散型をどんどん作ることが必要なのではないでしょうか。市民も行政も業界も気候変動や資源の枯渇や環境汚染を気にしないでもいい、新しい社会のあり方を真剣に考えるべきだと思いますがみなさんはどうお考えですか?

八丁原地熱発電所を体験してエネルギーの将来について考えてみましたが、いづれにしても、地球温暖化が緊急の課題となり、世界的にも議論の段階から防止策の実行の段階に入っている今、自然エネルギーの最右翼である地熱発電を自分の目で見ておくことは、きっと子供たちのためにも自分のためにもなると思います。先ずは地熱発電所をご覧になることをお勧めします。
  



2008年09月04日

【ネットでピアノ?】

またまた面白いサイトが公開されました。

『ロケットスタートは8月29日、Webブラウザ上でピアノを演奏し、ほかのユーザーに聴かせることができるオンラインピアノ「ePiano」を公開した。

 トップページにある「とにかく弾いてみる」「またーり弾く」などから自分に合った“部屋”を選び、表示されるピアノの鍵盤をクリックするか、キーボードで対応するキーを叩くとピアノのような音が鳴る。

 演奏は同じ部屋にアクセスしているユーザーにも聞こえ、「ネット上でピアノ生演奏」や、複数人で1つのピアノを弾く「連弾」も可能だ。

 手の形のアイコンをクリックすれば拍手音を再生。チャットウィンドウも備え、チャットしながら演奏できる。知り合い同士だけで演奏を楽しめる部屋を作る機能も備えた。

 弾いた曲に名前を付けて保存・公開できる録音機能もあり、録音した演奏を再編集することもできる。複数の録音を重ね合わせることができ、ユーザー同士で協力して1つの曲を作り上げるといったこともできる。

 今後は演奏を作りこめるプラットフォームを充実させていくほか、世界展開も積極的に行うといい、ユーザーインタフェースが英語の海外版も用意。中国語版を準備中だ。

 開発したのは同社の矢野さとるさん。「ネット上で『かえるのうた』を合奏をできないかなと話していて、作ってみたらできちゃった」という。』(8月29日付 ITmediaニュース)


【音痴でも大丈夫】

実際に「ePiano」のサイトにアクセスして、演奏してみるとホントに面白い。僕みたいに学校時代の音楽の成績が万年「2」の音楽音痴でも鍵盤を見ながらキーボードを叩くとちゃんと音が出ます。

ちょっと恥ずかしいけれど、ネット上でチャットしながらピアノ演奏を楽しめたらなあと思ってます。

みなさんも一度試してみませんか?

「ePiano」のサイト → http://epiano.jp/
  


2008年09月03日

【凍土溶解】

またしても気候変動に関する耳を覆いたくなるような分析結果が発表されました。

『北米大陸の北極圏の凍土などの土壌に、全地球の大気中の6分の1に匹敵する膨大な量の炭素(約980億トン)が存在しているとの分析を米アラスカ大などがまとめた。地球温暖化により凍土が溶解すれば、炭素が二酸化炭素(CO2)やメタンになって放出される恐れがあり、温暖化を加速させることが懸念される。24日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。

 米アラスカ州とカナダの139地点で、凍土を深さ1メートルまで掘削し土壌中に存在する炭素量を測定した。炭素は低地や丘陵地の土壌で多く、がれきや山岳地では少なかった。平均すると、土壌1平方メートル当たり約35キロの炭素が含まれていた。この数値を、北米大陸の北極圏全体に当てはめると、炭素量は大気中に存在する炭素の約6分の1になるという。

 炭素は有機物やメタンガスなどの形で存在し、凍土が溶けると大気中の酸素などと反応して、CO2やメタンになると研究チームは指摘している。

 凍土地帯は温暖化の影響を評価する上で重要視されていたが、過去の測定は深さ40センチ程度にとどまっていた。今回判明した存在量は、従来の見積もりより6割以上も多い。

 国連の「気候変動に関する政府間パネル」は、北極圏では今後100年間で気温が6度上昇すると予測している。研究チームは「北極圏は気候変動に深刻な影響を与える」と監視を呼びかけている。』 (8月25日付毎日新聞)


【悪循環のひとつ】

巷にはいろいろな地球温暖化懐疑論の本が出ていますが、昨年2月に発表された「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第四次報告を見れば全世界の300人にのぼる気候変動に関する専門家とその他の専門家も含めた千人以上の科学者たちが地球温暖化について、膨大な研究データをもとにそれまでの「人為的な可能性が高い」といった表現から「疑う余地がない」と結論づけており、もう懐疑論で人心を惑わす段階ではなく、あらゆる対策を実施する段階にきているのは明らかです。(懐疑論を唱える人たちは、人心を惑わすようなセンセーショナルな見出しで日本語の本を発表するのではなく、それほど確信があるなら自論を世界に発表し、堂々と今からでもIPCCに議論を持ち込むべきでしょう)

しかし、どんなに対策を取っても「もう間に合わないかもしれない」というのが正直な気持ちでもあります。その間に合わないかも知れない理由のひとつが、「ポジティブ・フィードバック」(悪循環)が始まっているかもしれないということがわかってきたからです。簡単に言うと、「雪だるま式」にひとつのきっかけが次の温暖化を招き、温暖化が加速して人間にはもうどうすることもできない事態にまですでに立ち至っているのではないかということです。

その恐るべき「ポジティブ・フィードバック」(悪循環)のひとつが先に挙げた北極圏の凍土の溶解によるCO2やメタンの大放出です。この凍土溶解によるCO2の放出はIPCCの報告書の中では考慮されていません。

【シベリアの凍土溶解も】

今回調査された北米の北極圏だけでなく、ロシアのシベリアでも凍土溶解が急速に進んでいることが最近テレビなどでも放映されていました。

日本などの木材輸入の影響でシベリアの森林伐採が進み、それまで森林にさえぎられて光が届かなかった永久凍土が解けて池になり、永久凍土に封じ込められていたメタンガスがブクブクと噴出してきているのです。そのエネルギーたるやCO2の20倍以上の温暖化を引き起こすのです。日本の木材輸入が大きな原因となっているのですが、もういまさら森林伐採を止めても「ポジティブ・フィードバック」は始まっている可能性が高いのです。

まるでインディペンデンス・デイのような大パニック映画のフィクションのような話が目の前の自分たちに迫っているというのが気候変動の恐ろしさです。最近のゲリラ豪雨や夏の異常高温にも不吉なものを感じますが、今はとにかく、事実から目をそむけずこれから始まる気候変動の影響をしっかり五感に叩き込んでいきたいと思います。

《参考》

・"Climate time bomb trapped in Arctic soil" Yahoo News dated on August 25, 2008
  



2008年09月02日

【漂流列島】

日本政治が漂流している。

『福田康夫首相は1日午後9時半から、首相官邸で緊急に記者会見し、「新しい布陣の下、政策実現を図るためにきょう辞任を決意した」と述べ、首相を辞任する考えを正式に表明した。昨年9月12日に安倍晋三首相(当時)が突然、辞任表明したのに続き、福田首相も任期途中で政権を投げ出す異常事態になった。首相退陣に伴い、自民党総裁選に焦点が移るが、後継レースは自民党の麻生太郎幹事長を軸に進むとみられる。

 首相は「私が続けるのと、新しい人がやるのとでは、間違いなく違うと考えた」と辞任の理由を説明。「先週末に最終的な決断をした」とも語り、「政治空白を作らない一番いい時期だ」と強調した。麻生氏に総裁選の手続きを進めるよう指示したことを明らかにした。

 首相は8月1日に内閣を改造し、12日召集の臨時国会では総合経済対策、新テロ対策特別措置法の延長、消費者庁関連法案の成立などに取り組む意欲を示していた。しかし、公明党が臨時国会の早期召集に難色を示し、新テロ特措法改正の見通しが立たないことや、「定額減税」などで政府への圧力を強めていることを受け、これ以上政権を維持するのは難しいと判断したとみられる。』(9月1日付毎日新聞)


【安倍政権と同じ】

福田首相が記者に対してどう気色ばんで反論しても、今回の辞任は安倍前首相のときと変わらないのは自明だろう。少なくとも一般の国民には間違いなくそう見えた。違うところがあるとすれば、言い訳を作るために福田首相が少しばかり辞めるタイミングを安倍前首相のときよりも選んだということぐらいか。

それにしても日本の政治はますます混沌の度合いを増してきた。政府与党は機能麻痺状態だし、野党民主党はこれまた小沢党首の強権的な党運営でとても政権担当能力があるようには見えない。

政治が麻痺状態になれば、肥大化し硬直化した官僚組織がますます強大になっていき、国家そのものがダッチロール状態に陥っていくだろう。迷惑を蒙るのは僕ら国民なのだ。

【希望の持てる政治を】

政治とは、国民に希望を与えることではないだろうか。今は厳しくても明日の暮らしにいくらかでも希望が持てるような政策やスローガンを本気で掲げて、その実現に向けて一生懸命に働いてくれる政治家がいれば国民もついていく。

安倍前首相辞任後、予期せぬ形で首相に就任した福田首相には国民に対する夢や希望を提示するようなビジョンが最初から欠けていた。

自民党の中での順送り総裁が国民に希望も語らず、自動的に首相になるようでは安倍氏、福田氏と同じ運命を辿るだけだろう。与野党ともに新しい政治の構築に向けて、国民に希望を語れる若いエネルギーのある政治家の出現を願いたい。僕ら国民はそれを待つしか選択肢はないのだから。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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