2008年11月28日

【急増する中国人妻】

中国からの「花嫁さん」がこれほど増えているとは思いませんでした。

『2008年11月21日、厚生労働省が今年9月に発表した「人口動態統計」によると、07年の日本の婚姻件数は71万9822組で、そのうち国際結婚は4万322組。18組に1組が国際結婚をしていることになる。中国新聞網が伝えた。

中国人と日本人の国際結婚は1万2942組で、夫が日本人、妻が中国人の夫婦は1万1926組、夫が中国人、妻が日本人の夫婦は1016組だった。ここ数年、中国人女性が日本に嫁ぐケースが大幅な増加傾向にあり、01年以降は毎年1万人を超えている。』(11月22日付Record China)


【その効果】

身近な知り合いにも何人かお嫁さんは中国人という話を聞いたことがあるので、日本全体では相当あるのかなと思っていましたが、これほどまでとは予想していませんでした。

Record China紙によると、日本社会にとって中国人女性の効用は、 (1)出産に積極的、(2)過疎化を食い止める農村の労働力、(3)日中交流の橋渡し役、(4)父母を敬う中国の伝統が日本の家庭の絆強化にプラスなどがあるとのことです。

確かに、日本では少子高齢化が急速に進んでいるのに加えて、特に地方では過疎化が進行し、特に農家では深刻な「嫁不足」に直面する状態がもう何十年にもわたって続いているので、中国からのお嫁さんは大歓迎なのでしょう。

【外国人女性の支援】

ただ、地域として国としてメリットがあるからと言っても、中国から嫁いでくる人がそれで幸せかどうかは別問題です。日中の文化は近いとはいっても個々人のレベルではまだまだ理解不可能な部分や差別、偏見、誤解なども多々あると想像されます。そんな中、言葉もわからず不幸にして夫になった男性から暴力を受けたり、地域から阻害されてひとり苦しんでいる中国人女性もいるであろうことは想像に難くありません。

これほど中国からの「お嫁さん」が急増しているという事実を踏まえて、行政は中国政府とも連携して、彼女たちの人権や生活をサポートする体制を早急に構築していく必要があるでしょう。多くの中国人妻の日本への気持ちが感謝になるのか、憎悪になるのかはこれからの日中関係にとって重要な問題になるのは間違いないと予想されるからです。
  



2008年11月27日

【とばっちり】

元厚生次官を宅配業者を装って狙った犯罪が、歳末に向けて忙しくなる宅配業者に波紋を広げています。とんだとばっちりですね。

 『元厚生次官ら連続殺傷事件で、被害者が宅配業者を装った男に襲われたとみられることから、大手宅配業者では配達員に制服や名札の着用の再徹底を図るなどの対応に追われている。各社はお歳暮シーズンの本格化を控えており、「現時点では受け取り拒否などの支障は出ていないが、警戒心が強まって業務に影響が出る可能性もある」と懸念している。

 業界大手のヤマト運輸には問い合わせ窓口に不安を訴える客からの電話が数件寄せられたという。

 このため同社は19日、全国の営業所に対して配達員が制服、制帽、名札を着用し、訪問時に社名と氏名を名乗ることを徹底するよう指示。その上で、ホームページでこうした取り組みを報告し、「ヤマト運輸」「宅配便」を装った不審な訪問に注意するよう呼びかけている。同社広報課は「事件が長引けばお客さまに不安が広がるので早く解決してほしい」と話す。』(11月21日付産経新聞)


【セキュリティ感覚の違い】

20年ほど前にアメリカのワシントンDCに住んでいた頃、彼地では当時から治安はあまりよくないと聞いていたので、渡米した当初は本当に宅配やら訪問客が来るたびにビクビクしていたことを覚えています。

そのころは日米の治安には大きな差がありました。すなわち、日本のほうがはるかに安全で、まさに「水と安全はタダ」という意識だったのです。銃を使った犯罪は言うに及ばず、まして宅配を装った犯罪など普段はあまり意識いたこともなかったのではないでしょうか。

だから、日本ではドアに施錠もせずに見知らぬ訪問者を家に招き入れるようなこともありましたが、アメリカではハローウィンで日本人の子供を射殺した事件があったように、外部からの訪問者には銃を持って構えるほどの緊張感があったのです。

【しっかりとした防犯意識を】

22日に元次官を殺害した男は警察に出頭し、事件そのものは解決の方向に向かっているようですが、男の殺人の動機については今ひとつ良くわからず、これから解明していくことになるでしょう。

最近、動機不明の犯罪が多発していることや、振り込め詐欺など人の弱みにつけこんだ悪質なプロ集団による犯罪も多くなっています。

このような犯罪に対しては、最終的には警察力に頼るしかないのですが、水際では自分や家族の防犯意識の徹底、近所の方々とのコミュニケーションなどが大事なことは言うまでもありません。すなわち、「自分の身は自分で守る」ということです。

また、宅配業者の方々にはとんだとばっちりで余計なコストがかかるのかもしれませんが、ここはしっかりと身分を明らかにして犯罪者と間違われないようにシステム的な対応を考えてほしいものです。
  



2008年11月26日

【1億円のパット】

大相撲九州場所の千秋楽があっていた同じ日に、石川遼くんが国内スポーツ界に新たな1ページを書き込みました。

『 「ダンロップ・フェニックス、最終日」(23日、フェニックスCC)
 遼クン1億円だ-。3位で出た石川遼(17)=パナソニック=が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーに伸ばしたものの、プラヤド・マークセン(タイ)に1打及ばず、今季2勝目はならなかった。しかし、単独2位の賞金2000万円を獲得し、今季総額は9973万円(5位)に上昇。最終戦の日本シリーズは予選落ちがなく最下位でも90万円以上あるため、04年の宮里藍の19歳を塗り替える国内スポーツ界では最年少の1億円プレーヤー誕生が確実となった。
  ◇  ◇
 歴史を塗り替えるラストパットになった。最終18番パー5。遼クンはティーショットをバンカーに入れながらも3打目をピン下2メートルにつけてバーディーを奪い、4人が並んでいた2位タイグループから一歩抜け出した。2位タイなら賞金1280万円だったが、単独2位になったことで2000万円を獲得。史上最年少での1億円突破に当確ランプをともした17歳は、ギャラリーの大歓声に笑顔で応えた。』(11月24日付デイリースポーツ)


【果敢に攻める】

それにしても遼くんを見ていると、甘いマスクからは想像できないような果敢なプレーが連日飛び出し、僕ら観客は終始魅了されました。

最終日18番のラストパットも見事でした。この一打で、単独トップだったプラヤド・マークセンには及ばなかったものの、追撃する丸山茂樹など2位グループから抜け出し単独2位に躍り出たことで、今期1億円プレーヤーの座を手中にしたのですから。

「大会前に『単独2位なら1億円だな』って思ってて、その通りの結果になった。こうなるんだったら、あの時、優勝を思っておけばよかったかな」-こう想っていたからこその見事なパット。さらにその前もバンカーからの見事なショットもあったし、前日には林の中からのスーパーショットもありました。

この果敢に攻める姿勢こそ、遼くんの持ち味であり、スター選手としての力量と素質なのかもしれません。これからも遼くんの華麗なるプレーを期待したいところですね。がんばれ、石川遼!
  



2008年11月25日

【相星決戦】

モンゴル人同士の対戦は、横綱が貫禄を示して勝ちました。

『大相撲九州場所(福岡国際センター)は千秋楽の23日、白鵬が優勝決定戦で安馬を降し3場所連続9回目の優勝を決めた。本割で白鵬は琴光喜を上手投げで圧倒、把瑠都を押し出した安馬と13勝2敗で相星決戦となった。決定戦は力相撲の末、白鵬が上手投げで本割の雪辱を果たした。

 秋場所ですでに年間最多勝を決めている白鵬の今年の勝ち星は79となった。また優勝9回は不知火型の土俵入りをする横綱では明治、大正年間に活躍した太刀山に並んだ。

 初優勝がならなかった安馬は13勝で関脇3場所で35勝をあげ大関昇進が決まった。三賞は殊勲賞が安美錦、敢闘賞が11勝の嘉風、技能賞は安馬が獲得した。』(11月23日付毎日新聞)


※千秋楽の優勝決定戦のYouTube 映像 → http://jp.youtube.com/watch?v=DIQndgGUdaM

【気迫溢れる取り組み】

千秋楽の優勝決定戦ともなれば、対戦する力士はもちろん、見ている観客も一瞬の隙も見逃さないように真剣に土俵に喰らいつきます。今回は、大関昇進を決めて優勝を狙う挑戦者安馬と3場所連続優勝を狙う白鵬の大一番。場所前まで度重なる不祥事で、盛り上がりに欠けていた大相撲九州場所(福岡国際センター)もこの瞬間ばかりは、大入り満員の会場内に熱気が充満していました。

といっても、僕はテレビで見ていたのですが、テレビで見ていてもそれは迫力に満ちた大一番でした。安馬の頭を押さえて投げ飛ばした後の白鵬の「苦しみながらも俺はやった」といわんばかりの顔。「やられた! くやしい!」との思いに満ちた安馬の顔。この一番に賭けた者の勝敗を見事に表していました。

【予断を許さない相撲、そして日本の将来】

こういう真剣勝負がやれる日本人の力士が今どれだけいるでしょうか。モンゴル人同士だった今回の大一番、やはり相撲の将来を考える上でも本当に大きな取り組みだったような気がします。

国籍にこだわらずに力のある者を世界中から呼び寄せて力士を育てていくのか、それとも日本の伝統を最も継承できる可能性の高い日本人の力士を育てていくのか、これは今の日本社会のあらゆる分野に共通する日本という国が生き残っていけるかどうかの最重要課題ではないでしょうか。

日本の文化を理解しえない外国力士の不祥事に揺れる相撲界。でも、才覚のあるすぐれた力士は、今、外国人に多くいるという現実。見る側である私たち観客も、この相撲界の抱える難問に真剣に向き合わなければ、相撲界に限らず大きな意味で自分たちの国の将来が危なくなるかもしれないという危機的な状況にあるのかもしれません。突き詰めれば、僕たちも相撲界と同じ舟に乗っているのです。

それにしても白鵬も安馬も、顔かたちから表情からしぐさまで日本人以上に日本人らしいですね。日本人の遠い祖先がモンゴルだったことを彷彿とさせますね。

《参考ブログ》

・「大相撲九州場所 関取がいる巡業部屋巡り」
  



2008年11月21日

【三つ星9店】

ミシュランガイド東京が発表されました。

『仏タイヤメーカーが発行するレストランの格付け本「ミシュランガイド」の09年東京版で日本料理「石かわ」(東京都新宿区神楽坂)が三つ星を新たに獲得した。石かわは昨年の二つ星から星を増やした。21日の発売を前に、総責任者のジャン・リュック・ナレ氏が都内で18日、発表した。三つ星は08年版の8店に石かわの1店を加え、9店になった。

【あの店の星は? 09年版で星を獲得した全店リスト】

 三つ星は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」を出すレストランとされる。「ミシュランガイド東京2009」は、21日に全国で発売される。08年版は昨年11月に発売され、27万部(日本語版)がほぼ完売した。』(11月18日毎日新聞)


【美食の都、東京】

それにしても東京は凄いです。今回掲載される施設は合計203軒で、星の数の累計は227個。昨年の191個から36個増えたうえに、二年連続世界一の座を維持することとなりました。

とはいえ、今回二つ星から三つ星に星の数を増やした「石かわ」は、神楽坂の毘沙門天近くにある日本料理店で、店主の石川秀樹さんが、築地から選んだ新鮮な素材を生かした料理が評判の店だそうで、夜のコースは2万円程度の値段だとか。あまり僕ら庶民には関係のない場所みたいです。

【食の安全を考える】

飽食ニッポンの象徴となった世界一の星数を誇るミシュラン東京ガイド。お金さえあれば、世界中の食べ物が最高のおもてなしと最高の味で楽しめる日本人は本当に幸せだと思います。

でも、このところ連日報道されている様々な毒物入りの食品という現実と今回のミシュランガイド東京のギャップはどう考えたらいいのでしょうか。ほんの一握りの人たちだけが最高の贅沢を味わえる環境がいいのか、出来るだけ多くの人が安全な食にありつけるのがいいのか、二者択一ではないにしても僕たちは後者の重要性を片時も忘れてはいけないと思います。昨年に引き続き、食について深く考えさせられるミシュランの発表でした。

  



2008年11月20日

【今年も解禁】

ワインブームの火付け役「ボージョレ・ヌーボー」が今年も解禁になりました。

『フランス産赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が20日午前零時、解禁された。サントリーは、タレントのベッキーさんを招いて東京・六本木の東京ミッドタウンでカウントダウンパーティーを開催。解禁に合わせてコルクを抜き、ベッキーさんが参加者に振る舞った。

 今年のヌーボーは、ぶどうの収穫期の天候がよかったことから、「味はフルーティーで上々」(サントリー)という。ただ、消費の冷え込みもあり、輸入量は、前年を2割程度下回る見通しだ。』(11月20日付産経新聞)


【かつてのブーム】

新酒「ボージョレ・ヌーボー」も消費者の低価格志向などで、今年の輸入量はピーク時の2004年の半分になる見込みだそうで、少し元気がなくなってしまいましたが、それでも解禁日になると毎年話題になるという点ではまだまだボジョレ健在といったところでしょうか。

ところで、このボジョレの決まりごと、もう忘れた方も多いと思いますので復習しておいて年に一度の解禁を大いに楽しみましょう。

まず決まりごとその一。解禁日は毎年11月の第3木曜日。この日以外には販売してはいけないことになっています。

二つ目の決まりごとは産地。フランスの都市リオンから1時間ほどの郊外にあるワイン作りの盛んな丘陵地、ボジョレー地方で作られたワインでなくてはいけません。その中でも、「ボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」という銘柄の新酒だけが、「ボジョレー・ヌーボ」と呼ばれるワインになるとのこと。

そして日本でこれだけブームになった理由のひとつが、日付変更線の関係上、日本がもっとも早く解禁日が来るという事実なのです。さあ、みなさん、年に一度のお祭りにかつてのブームを思い出して参加してみませんか。

  



2008年11月19日

【早大よ、お前もか】

慶応大学に続いて早稲田大学でも大麻汚染が広がっていた。

『商学部の3年生(21)ら男子学生3人が今年6~8月、大麻取締法違反(所持、栽培など)容疑で関東信越厚生局麻薬取締部などに逮捕された早稲田大学(東京都新宿区)で、新たに04年以降、国際教養学部の男子学生4人が同法違反(所持)容疑で逮捕されていたことが分かった。早大が17日、記者会見して明らかにした。これで大麻を巡る早大生の逮捕者は計7人となった。

 会見した藁谷(わらがい)友紀常任理事らは冒頭「このたびはご迷惑をおかけしました」と謝罪。続けて「遺憾に思っており、再発防止に取り組みたい」と述べ、全学生を対象に、大麻など薬物の使用歴を学内専用のポータルサイトで調査する方針を明らかにした。さらに各キャンパスで薬物の乱用防止を目的にした講習会を開催するほか、薬物使用の禁止や危険性を訴える広報誌を配布する。』(11月17日付毎日新聞)


【広がる大麻汚染】

全国の有名大学で相次いで摘発される大麻汚染の実態。慶応、法政大に続いて同志社大学の女子学生の摘発、関西大学、関東学院大など報道されている例だけでも相当な数にのぼる。おそらく表面に出ているのは氷山の一角に過ぎないのだろう。

大学だけではない、ついこの間は角界にまで大麻汚染が広がっているというニュースもあった。若者たちの間で、相当広範囲に大麻が流通しているのだ。

なぜ、こんなことになっているのだろうか。

【ネットと国際化】

大麻汚染の背景には、日本社会の国際化が急速に進んでいることが挙げられる。特に若い人は大麻を法律で規制されていない国から来た外国人との接触により、その「味」を覚えてしまう例が多いようだ。最初は罪悪感なしに「ちょっとだけ」と思っていても、どんどん薬物依存のスパイラルにはまってしまうのだ。

さらには、インターネットによる大麻をはじめとする薬物情報や実物の売買などが手軽に行えることも若者の大麻汚染につながっているのだろう。

これほど広まってしまうと、単なる警察による摘発では大麻汚染の拡大を防ぐのは困難だろう。若者の精神世界にまで踏み込んだ抜本的な対応を社会全体として取り組んでいく必要があると考えるのは僕だけだろうか。あなたはいかがお考えですか。

  


2008年11月18日

【エチゼンクラゲがいない?】

自然界で起こる現象は、人知をはるかに超えているようだ。

『毎年のように深刻な漁業被害を与える大型のエチゼンクラゲが、今シーズンは日本海上でほとんど目撃されていない。水産庁は「極めて珍しい。姿を現さない理由も見当がつかない」と首をかしげている。

 エチゼンクラゲは中国沿岸で発生し、最大で傘の直径が2メートル、重さ150キロにもなる。主に対馬海流に乗って8月から翌年2月ごろ日本海沿岸を漂流し、出現のピークは10、11月。1回の定置網漁で3000匹以上がかかる場合もある。網を破ったり、網の中で魚を圧迫して鮮度を落とすなどの被害を与え、漁師を悩ませている。

 ところが今年は、今月に入って漁船が1、2匹目撃した以外は、東シナ海に出漁した船から「クラゲを見た」という報告が漁業情報サービスセンター(東京都中央区)に数件入っている程度。だが過去の苦い経験があるだけに、水産庁漁場資源課は「(漂流がなくても)安全宣言を出すつもりはない」と警戒を緩めていない。』(11月7日付毎日新聞)


【原因不明】

エチゼンクラゲは、食用クラゲの一種で体長が2メートル近くある大きなものもあり、主に中国の黄海および渤海で繁殖するものと考えられている。近年、日本沿岸で大発生を繰り返しており、巨大な群が漁網に充満するなど、底曵き網や定置網といった、クラゲ漁を目的としない漁業を著しく妨害することから日本でもより知られるようになった。

昨年までは、よくニュースでも取り上げられ出漁した漁船の網に大量にエチゼンクラゲがかかり、漁業者が困惑している様子が伝えられていた。しかし、今年に入ってからはそういうニュースをあまり見かけないと思っていたら、やはり今年はエチゼンクラゲがほとんど目撃されていないというのだ。そもそもエチゼンクラゲの生態自体があまり知られていないため、今年なぜ目撃されないのかについても全くわからないというのが事実なのだろう。

【海洋異変の不気味】

それにしてもエチゼンクラゲに限らず、最近海洋に関する異変が世界各地で報告されており、不気味だ。エチゼンクラゲの大量発生の原因としては、産卵地である黄海沿岸の開発進行による富栄養化、地球温暖化による海水温上昇、日本近海の沿岸開発による自然海岸の喪失でクラゲに適した環境になったなどの説があるとのことだが、本当のところはわかっていない。

海洋異変に関しては、ここ20年ほど近くの海で釣りを楽しんでいる自分も肌で感じていることがたくさんある。昨年から今年にかけては、海水温の異常な高さが気になる。先月も二度ほど釣りに出かけたが、玄界灘に浮かぶ相島という島の海水温がまるでぬるま湯のように暖かく、10月としては異常な感じがした。

果たして、広大な海の中でなにが起こっているのか、北極海の異常な解氷、さんご礁の白化現象など、不気味な兆候は今後も続くのだろう。自然界が人間に対してなんらかの警告のシグナルを発しているのだろうか。

  



2008年11月17日

【非正社員増加中】

どこまで比率は上がるのだろうか。

『パートや派遣労働者など非正社員の割合が2007年10月1日現在で37・8%に上っていることが7日、厚生労働省の調査で分かった。

 前回調査の03年から3・2ポイント増加した。正社員の割合は62・2%で、3・2ポイント減少している。

 従業員5人以上の1万791事業所と、そこで働く2万8783人の回答をまとめた。非正社員がいる事業所は77・2%で、03年比1・9ポイント増。非正社員を活用する理由を複数回答で尋ねたところ、「賃金の節約のため」が40・8%と最も多く、「仕事の繁閑に対応するため」(31・8%)、「能力のある人材を確保するため」(25・9%)が続いた。

 一方、07年9月に20万円以上の賃金を得た正社員は86・8%だったが、非正社員は21・5%のみ。10万円未満しか得ていない非正社員は40・5%に上った。』 (11月8日付読売新聞)


【広がる格差】

日本の労働力人口はおよそ6700万人。そのうちの4割と言えば、約2700万人にのぼる。それほど多くの人たちがパートや派遣労働者として働いているのだ。しかも、そのほとんどは年収200万円に満たない収入なのだ。

もちろん、家庭の主婦のように自分の都合のつく時間だけ働きたいというニーズに応えている面も多分にあるだろう。しかし、正社員になりたくてもなれずに非正社員での雇用に甘んじている若年労働者なども相当いるのではないかと思われる。

企業にとっては、すぐにはやめさせられない正社員とは違って、業況や仕事量に応じてその数を比較的容易に調整できる非正社員は便利な存在なのかもしれない。しかし、一方でこれだけ大きな勢力となると、正社員との間の収入や待遇の格差が広がり、日本社会全体に与える影響も無視できないものがある。

【求められる方策】

非正社員がこれだけ社会全体に広がり、定着すると、そう簡単には非正社員の枠組みを変えることはできないだろう。ただ、だからと言って非正社員の抱える悩みや格差是正の声をそのままにしておけば、将来にわたってそれらの方々の不満の爆発といった社会的リスクを増大させていくことになるだろう。

ここは官僚による統計の集約にとどまらず、今後の日本社会全体の雇用のあり方についての議論を深め、正社員と非正社員の格差是正や枠組みそのものの見直しについて、政治が動く必要があるのではなかろうか。
  


2008年11月13日

【光った取り組み】

昨日は若の里の横綱白鵬との取り組みが光った。

『横綱白鵬(23=宮城野)が雑な相撲で冷や汗をかいた。3大関を破った西前頭2枚目若の里(32)をもろ差しで一気に寄ったが、腰を落とさず、土俵際の突き落としにバッタリ。物言いの末、軍配どおりの白星で2日目から3連勝とした。
 「(勝ったか)もう一丁か、どっちかと思った。あまりにもうまく(両腕が)入っちゃったから」と振り返った。3日目に続き、ややバタついている内容に「今日はね。反省してね」と話した。
 5日目は西前頭3枚目北勝力(31)の挑戦を受ける。』(11月12日付日刊スポーツ)


【鳴戸部屋の関取】

若の里の部屋は、僕の住む福岡市東区の香椎宮にあります。香椎宮といえば、古来より朝廷の崇敬厚く、祈願・奉幣等は宇佐神宮に次ぐ扱いを受けている神社です。

そんな由緒ある神社にもう20年も部屋を構えて稽古に励んでいるのが鳴戸親方率いる鳴戸部屋。そして、その部屋に関取が若の里関稀勢の里関です。

今年からその鳴戸部屋に出入りすることがあって、俄かファンになっているのですが、この九州場所でうれしいことに初日から二人の関取とも一昨日までは三連勝でした。

そして迎えた昨日の取り組み。残念ながら稀勢の里は豪風に、若の里は横綱白鵬に破れ、土がついてしまいました。

【がんばれ、両関取!】

その若の里、横綱白鵬と土俵際までもつれこみ、物言いがついて最終的には負けとなりましたが、白鵬に冷や汗をかかせたのは立派でした。そういえば先場所の名古屋場所では、稀勢の里が白鵬を破っています。

僕の家の近くの香椎宮でしっかりと稽古に励んでいる鳴戸部屋の二人の関取。ぜひ、がんばってこの九州場所では目一杯勝ち越してほしいと思います。

がんばれ、若の里! 稀勢の里!

  



2008年11月12日

【目立つ空席】

初日にもかかわらず空席が目立ったようだ。

『広い升席や当日自由席の導入など、入場客の減少に歯止めをかけるサービスを凝らして始まった大相撲九州場所。しかし初日の9日、入場客数は過去3年の初日と比べて最も少ない約4700人にとどまった。

 升席の幅は約10~25センチ広がり、テーブルを備えたいす席「ペアシート」も新設するなど、会場の福岡国際センター内は大胆にリニューアルされ、定員は従来の約9500人から7500人になった。座布団は左右をくくりつけて投げづらくし、安全面を優先させる工夫もして話題になった。

 だが、初日にもかかわらず升席の中ほどから空席が目立ち、結局、客席は約6割しか埋まらなかった。協会あいさつで「より快適にご覧いただけると確信しています」と異例のアピールをした武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は取組終了後「もうちょっと入ってくれると期待したんだけど」と落胆。「来ていただきたいんだけど」と懇願調で訴えた。』(11月10日付毎日新聞)


【相撲人気と景気】

相撲協会による升席の拡張などの物理的なサービス向上策にもかかわらず、入場者の減少は止まらないようですね。残念ながらそれくらいの努力では九州場所の客足は戻ってこないのかもしれません。

その理由はいくつかあります。ひとつは、九州場所を支える福岡・九州の経済規模、企業の余裕度が、他の場所の開催地である東京や大阪あるいは名古屋とは大きく違っていることがあります。升席を大量に買ってお客さんに振舞えるような懐の深い企業がそれほど多くないという事情があるのではないかということです。

もうひとつは、やはり翳りの見える現在の大相撲人気でしょう。度重なる不祥事に飽きっぽい福岡の人たちは辟易しているし、いくら国際化したといっても、まだまだ福岡や九州は田舎です。外国人力士の活躍よりも地元の力士の活躍のほうが、その地域の団体さんやら個人のお客さんの客足が戻ってくる可能性は高いと思います。

そして最後は、忍び寄る不景気の影です。このところのサブプライム問題に端を発した金融危機が実体経済にじわりと影響を及ぼし始めており、トヨタをはじめとする九州の製造業が人減らしに走るなど地元経済への深刻な影響が出始めています。そんな中での大相撲、客足に影響が出ないはずはありません。

【地道な努力こそ】

こういうときは、じっと我慢して地道な努力を続けていくしかありません。客席の改善などもそのひとつだし、各相撲部屋が実施している老人施設や学校への相撲の紹介といった努力も些細なことではありますが、将来の客足に結びつくかもしれません。

なにより、国技の相撲に対する一般の人たちの関心を呼び覚ますにはどうしたらいいのか、不祥事ではなくて本来の相撲の魅力をアピールする方法を相撲協会は真剣に考えて、ひとつひとつ実行するべきでしょう。

経済規模が小さい九州の場所は、その可能性を探るいいバロメーターになるのではないでしょうか。

《参考》

・日本相撲協会公式サイト
  


2008年11月11日

【受験生、困惑】

語学の検定協会が突然閉鎖して、受験生が困惑している。

『通訳の検定試験を35年間行ってきた日本通訳協会(東京都新宿区、向鎌治郎代表)が「経済不況で必要な金融支援を受けられない」として閉鎖したことが分かった。9日に全国6都市で予定されていた試験も中止され、会場を貸していた施設には受験生からの問い合わせが相次いでいる。

 協会はホームページなどで「今般の経済不況の中で必要な金融支援も受けられず、やむなく閉鎖せざるを得なくなった」と説明。9日と12月14日、09年2月1日の試験を中止するとしたうえで「業界の各社と協議中で受験料が無駄にならないように努力していく所存」としているが、現在、直接連絡が取れない状態になっている。』(11月8日付毎日新聞)



【老舗の通訳協会】

日本通訳協会の検定試験と言えば、通訳を志したことのある方は一度はチャレンジしたことがあるのではないだろうか。協会自体は、1973年設立で「通訳技能検定試験」「ボランティア通訳検定試験」などを実施しており、これまでの受験者は約13万人、協会が「通訳士」と認定した合格者は約3万8000人と言われている。

僕も10年以上前に、この協会の英語の通訳技能検定試験2級を受験し、合格して通訳士の登録証をもらった。ただ、この通訳士の登録証は2年間の有効期限があり、継続するには確か再受験する必要があったのでそれ以後は受験していない。というのは、実力をある程度確認するのには有効な試験かも知れないが、たとえ通訳士としての登録証を持っていてもクライアントにとっては、その人が本当に通訳の能力があって実践で役立つかどうかが問題なのだから、実力のある人はそんな登録証などをいちいちクライアントに見せたりしないからだ。

それにしても、通訳を志す人たちにとっては自分の実力がどのくらいかを判断するのには、ひとつの物差しとして有効な試験だったのではないだろうか。

【しのびよる不況の影】

それにしても、サブプライム問題に端を発した今回の金融危機は実体経済に深く影響を及ぼし始めており、とりわけ語学や海外留学といった業界にも深刻な影響が広がり始めているようだ。さきほど倒産した留学支援大手のゲートウェイ21に続いて、今回の日本通訳協会の突然の閉鎖もその一端だろう。

しのびよる不況の影。自分に火の粉がふりかからないようにするには、たとえ小額の受験料などでも前払いが必要なときには、試験や企画を実施している企業内容を可能な限り見ておくに越したことはないのかもしれない。

《参考》

「日本通訳協会」のウェブサイト

  



2008年11月10日

【筑紫氏、死去】

またひとり大物がこの世を去った。

『ニュースキャスターの筑紫哲也(ちくしてつや)さんが7日午後1時50分、肺がんのため東京都内の病院で亡くなった。

 73歳だった。告別式は近親者のみで行い、後日「お別れの会」を開く。喪主は妻、房子(ふさこ)さん。

 大分県出身。早稲田大卒業後、1959年に朝日新聞社に入社。政治部記者、ワシントン特派員などを経て、84年に「朝日ジャーナル」編集長に就任。「新人類」「元気印」などの流行語を生み出した。78年から82年にかけて、記者活動のかたわら、「日曜夕刊!こちらデスク」(テレビ朝日系)のキャスターも務めた。

 89年に朝日新聞社を退社、TBS系「筑紫哲也NEWS23」のキャスターに転じた。雑誌的な切り口や街頭インタビュー、コラムコーナー「多事争論」など、従来の報道番組にはなかったスタイルで、テレビ朝日系「ニュースステーション」の久米宏さんとともに、新しい形のニュースキャスターとして人気を集めた。

 TBSが、オウム真理教幹部に坂本堤弁護士のインタビュー映像を放送前に見せてしまう問題が発生。これが坂本弁護士一家殺害のきっかけになったとされたことから、96年3月「TBSは死んだに等しい」と番組中で発言し、論議を巻き起こした。』(11月7日付読売新聞)


【立花氏とのコラボ】

筑紫さんと言えば、何と言っても長年の立花隆氏との親交、メディアでのコラボを思い出さずにはいられない。政治では立花氏が長年追求したロッキード事件、サイエンスでは宇宙、脳などに関する番組での共演など数え上げればきりがないほどだ。それほど立花隆氏も「筑紫さんとなら」と思っていたのだろう。筑紫哲也氏は、フリーのジャーナリストとしては巨人と称される立花隆氏をして、「戦後日本が生んだ最大のジャーナリストと言って過言ではないでしょう」と言わしめるほどの大物のキャスターだった。

【追悼】

その筑紫さんは、2007年5月、番組中に自ら肺がんであることを告白したのちも、時折番組への出演を続けながら療養されていた。最近では、今年5月に「テレビジャーナリズムの確立に多大の貢献をした」として日本記者クラブ賞を受賞し、8月11日放送の「NEWS23 マンデープラス」が最後の出演となった。73歳と言えば、まだまだ日本の政治や社会の現状に対して、ひとりの大物ご意見番としてますます活躍が期待される年齢だった。

自ら企画し、自ら独特の語り口で世相を斬る「多事争論」コーナーでの笑顔ももう見られないかと思うと淋しい。心からご冥福をお祈りします。
  



2008年11月07日

【福岡で開催】

久々の大型国際会議が福岡で開催されることが決まった。

 『政府は31日までに、日中韓3カ国による初の定期首脳会談を12月14日に福岡市で開く方向で最終調整に入った。複数の外交筋が明らかにした。世界的な金融危機がアジア経済に与える影響や、北朝鮮問題などが議題となる見通し。
 日中韓3カ国は昨年11月、国際会議とは別に首脳会談を定期的に開くことで合意。当初は9月21日に神戸市で開く方向だったが、福田康夫首相(当時)が退陣表明したため延期された。その後も衆院解散・総選挙との絡みで日程調整が遅れていたが、先のアジア欧州会議(ASEM)首脳会合の際、麻生太郎首相が中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領と個別に会談し、日本での年内開催を確認した。』 (10月31日付時事通信)


【2000年以来】

福岡に外国の首脳が集まるのは、2000年7月に開催された蔵相サミット以来のことだ。当時、当初はG8サミットが福岡で開催される予定だったのだが、直前に沖縄での開催が決まり、福岡は蔵相サミット開催地に「格下げ」となってがっくりしたことを覚えている。

今回は、福田前首相の突然の退陣で9月に予定されていた日中韓首脳会談が神戸から福岡に変更になったものだが、何と言っても首相に福岡出身の麻生氏が就任したことがきっかけだろう。

どこで開催されることになるのか未だ発表されていないが、12月14日ということであればあと1ヶ月半しかない。警備当局はバタバタだろう。いづれにしても、国際都市福岡を内外にアピールする絶好のチャンスなので、関係者はこの機会を有効に活用してもらいたいものだ。
  


2008年11月06日

【高速値下げ】

それにしても大胆な「バラマキ」を考えたものです。

『政府・与党が策定を進めている追加景気対策に盛り込む「生活対策」の柱として、休日に全国の高速道路を1回1000円の定額で走り放題とする新たな料金割引案を検討していることが29日明らかになった。

 ノンストップ自動料金収受システム(ETC)機器を装着している普通車が対象で、早ければ年内の実施を目指す。

 料金割引案は、土・日曜、祝日に高速道路に1回入れば、走行距離にかかわらず1000円(1000円を下回る距離は実額)の定額とする。首都高速や阪神高速などは除く見通しだ。家族のレジャーなどで高速道路を利用しやすくする観光振興の効果が期待され、家計への「お得感」を強調することで消費拡大の効果も狙う。

 政府・与党は必要な費用として約5000億円を充てることで最終調整しており、「生活対策」の目玉と位置づけたい考えだ。』(10月29日付読売新聞)


【大盤振る舞いの「大英断?」】

どこまでも片道千円で行けるなんて、僕ら一般庶民としてみれば正直うれしい話です。だって、例えば「福岡→鹿児島」で現在片道6050円、往復12100円のところがたったの2000円で行けることになるんですよ。こんな破格な料金になったら「ちょっと今度の週末、車で鹿児島に行ってみようか。」って誰しも思うんではないでしょうか。しかも一時リッター180円を突破していたガソリンも150円台まで値下がりしているし・・・・・・。

でも待ってください。ほんとうにそれでいいんでしょうか。ついこの間の洞爺湖サミットでは日本がリーダーシップを取って、低炭素社会を率先して実現しますと宣言していたのはどこの国の首相だったのでしょうか。

未曾有の金融・経済危機とはいえ、政策の整合性についてはきちんと説明が必要なのではないでしょうか。

【しっかりした長期ビジョンを示せ】

残念ながら、今の自民党や政府官僚には自分たちの延命にしか興味がないようにしか見えないと思うのは僕だけでしょうか。未曾有の金融危機という絶好の口実を見つけて、景気対策と銘打った選挙対策を矢継ぎ早に打つ自民党と、それに便乗して自省の権益を確保しようとする官僚の思惑ばかりが目につきます。

本当に国家の危機だと警鐘を鳴らすのなら、地球温暖化防止やエネルギー戦略を見据えた国家戦略を再構築して本物の低炭素社会に向けたシナリオ、長期ビジョンを示し、その上での高速道路料金値下げなどの短期的な対応だということを再度きちんと国民に説明すべきだと思うのですが、みなさんはどう思われますか?  



2008年11月05日

【オバマ優位?】

メディアの報道では4日に行われる米大統領選ではオバマ氏が優位だと伝えられている。本当にそうなのだろうか、そしてなぜそうなったのだろうか。

『米大統領選は4日、投開票される。ギャラップ社の世論調査(10月29日~31日実施)によると、米史上初の黒人大統領を目指す民主党候補のバラク・オバマ上院議員(47)は、支持率52%と、共和党のジョン・マケイン上院議員(72)の41%に11ポイントの大差をつけており、優位を保ったまま投票日を迎える見通しだ。

 オバマ氏は1日、過去の選挙で共和党の地盤だった西部コロラド州で遊説し、「コロラドで勝利をおさめ、選挙に勝とう。米国と世界を変えよう」と訴えた。

 マケイン氏は、NBCテレビの人気深夜番組に出演、「私は、金のない共和党候補という変わり種」とユーモアをまじえて語り、支持立て直しを図った。

 選挙戦は最終盤まで両陣営を巻き込んだ「情報戦」の様相を呈している。1日には、オバマ氏のケニア国籍の叔母がシカゴで不法滞在していることが発覚。オバマ氏は「叔母の滞在が不法とは知らなかった」と釈明、大勢への影響はないと見られる。』 (11月2日付読売新聞)


【メディアの報道】

確かに、米CNNテレビの予測では、オバマ氏は勝利に必要な総選挙人の過半数(270)を上回る291を獲得する公算だと伝えているし、ワシントン・ポスト紙(電子版)も、「300近く」を獲得する見込みと報じるなど、大勢はオバマ氏優位に傾きつつあるのだろう。

ただ、一部にはブラッドリー効果といって、選挙において非白人候補者の得票率が世論調査を下回るというリスクもオバマ氏にはあるとの見方もある(僕はあったとしても大統領選挙の大勢を変えるほどのものではないと思っている)。

もともと、夏ごろまではオバマ、マケインが世論調査では拮抗していたのに何故ここに来てオバマ優位に傾いてきたのだろうか?

そのヒントが11月3日付タイム誌の記事「バラック・オバマの革命」("Why He's Winning. The Evolution of Barack Obama" , TIME dated on November 3, 2008.)にあった。

【大統領の資質】

それは、オバマ氏の冷静沈着さと熟慮に富んだ決断力だ。そのような資質はオバマ氏が選挙を戦う中で培われてきたとタイム誌は言う。

Barack Obama has prospered in this presidential campaign because of the steadiness of his temperature and the judicious quality of his decision-making.

その資質に米国民が最初に注目したのは、副大統領候補の選択の時に下した決定だった。

The most important decision he has made - the selection of a running mate.

あらゆる資質や可能性を徹底的に注意深く考え抜いた後、オバマ氏が選んだのはベテランの上院議員ジョー・バイデン氏。同氏は期待に違わず、ワシントンでの長い議員経験を生かした議論をマケイン氏の副大統領候補ポーリン氏と戦わせ、その実力を示すとともに、オバマ氏のランニング・メートとして同氏の弱点と言われている外交面や議会対策での強力な助っ人としての信頼を獲得した。

一方のマケイン氏は、アラスカ州知事ポーリンを選んで、当初はメディアや国民もその斬新さに注目したものの、しばらくすると経験不足が目立ち始め今ではマケイン氏のお荷物( a liability)とさえ見られているのだ。

もうひとつ、ここに来てオバマ氏が国民の支持を急速に集めたのは、金融危機への対応力だった。金融危機の勃発で大統領候補ディベートをキャンセルしてワシントンに戻ろうと慌てふためいていたマケイン氏に対して、ここでもオバマ氏の冷静沈着さが米国民には際立って見えたのだ。

And at the crucial moment of the campaign - the astonishing onset of the financial crisis - it was Obama's gut steadiness that won the public's trust, and quite possibly the election.

果たして、オバマ氏の大統領としての資質が選挙戦で見せたとおりなのか、実際に大統領に選ばれて執務をやらせてみないとわからない。しかし、少なくとも金融危機、不況回避のための方策、さらには地球温暖化問題など、重要な問題が山積する中で、人種を超えたより多くの支持を集めながら新しい改革を進めていけるのは、どう見ても高齢のマケイン氏よりもオバマ氏だろうというのは間違いなさそうだ。みなさんはどう思われますか?
  



2008年11月04日

【史上最年少の快挙】

ついに石川遼くんがやりました。

『ゴルフ・マイナビABCチャンピオンシップ最終日(2日・兵庫ABCGC=7217ヤード、パー72)--3位スタートの石川遼(17)(東京・杉並学院高2年)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算9アンダーでプロ入り後、初のツアー優勝を果たした。

 アマチュア時代の昨年5月、15歳8か月の史上最年少優勝に続く2勝目。プロとしてもツアー最年少優勝記録(20歳2か月)を塗り替えた。

 今季の獲得賞金は優勝賞金3000万円を含めて約7200万円となり、賞金ランクで6位に浮上。今回の優勝で12月に行われる日本シリーズJTカップの出場権も獲得した。

 石川は15番パー5でトップの深堀圭一郎に並ぶと、続く16番パー3でもバーディーを奪って逆転し、深堀に1打差で競り勝った。前週優勝の矢野東は10位。』(11月2日付読売新聞)


【大器の予感】

それにしても素晴らしい戦いぶりでした。池からの見事なアプローチショットやウイニングパットを決めて雄叫びを上げる姿など、17歳とは思えないショーマンシップと大胆さ。

涙を流しながらの優勝コメントも「一人前の役者」って感じでした。

「途中で誰かに助けてほしくなったけど、最後に必ずいいことがあると思ってプレーした。最後のパットはゴルフをやってきた中で一番震えた。実を言うと優勝を狙っていたので、優勝できて良かった」

最近、女子プロばかりが目立って、男子プロに元気がなかったところを一気に挽回してくれる快挙ですね。

先月の福岡の古賀カントリーでの大胆なショットに、もういつ優勝してもおかしくない大器の予感のようなものを感じた方も多かったのではないでしょうか。

それに比べて、先週末の自分のふがいないスコアにため息が出てしまいます。まあ、サラリーマンゴルフは気楽にやって、余ったエネルギーは遼くんの応援に回しましょう。おめでとう、遼くん、これからも日本のタイガー・ウッズを目指して頑張って!!!
  
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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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