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2009年01月16日

【不快な発明品】

英国人にとっての「不快な発明品」は何だと思われますか?おもしろい調査結果が発表されました。

『最も不快な発明品は1位カラオケ、2位は24時間スポーツチャンネル-。英政府が約2500人の大人を対象に行ったアンケートでこんな結果が浮かび上がった。英各紙が8日報じた。

 それによると、(1)カラオケ22%(2)24時間スポーツチャンネル17%(3)テレビゲーム機12%(4)携帯電話11%(5)目覚まし時計7%-の順になっている。

 インディペンデント紙はカラオケの発明者として日本の井上大佑さん(68)を紹介し、もし特許を申請していれば1億5000万ドル(136億円)を稼いでいたと指摘した。

 英国では仲間内で楽しめる個室型のカラオケボックスもあるが、ビールを飲みながら会話を楽しむパブにカラオケが設置されているケースが目立つ。「楽しいのは歌っている人だけ。周りの人にとっては苦痛」という声が多かった。その一方で「カラオケは埋もれた歌の才能を発掘した」と評価する声もあった。』(1月9日付産経新聞)


【パブの楽しみ方】

イギリスのパブといえば、イギリスが発祥のスポーツ・サッカーを大画面で楽しむ場所としても有名ですね。つい先日、職場の同僚と福岡でも若者が集まる大名地区にあるイギリス人経営のパブに新年会に行ってきましたが、そのパブ「Three Kings」にも、大画面テレビがカウンターの上に2つ掲げてあり、サッカーの試合が放映されていました。そんなイギリスパブにもカラオケ・マシーンが結構備え付けてあるという話を聞いたことがあります。

大多数のイギリス人がサッカーを楽しんでいるところに、カラオケで歌っている人がいたら・・・・きっとサッカー大好きのイギリス人にとっては耳障りなだけでしょう。インディペンデント紙の記事にも、「カラオケは反社会的だ。10人がカラオケで歌いたいとしたら、それを聞く立場になる150人は不快な思いをすることになる」というくだりがありました。

"It is antisocial. You might have 10 people who want to sing some karaoke, which means 150 people have to suffer it. "(Jan.8,2009 The Independent)

これってまさにパブの中での話ではないでしょうか?

【存在感の裏返し】

でも、よく考えてみると、このアンケートの結果はそれほど多くのイギリス人がカラオケを身近な存在であると告白しているようなものですね。

まさに、熱狂的なサッカーファンであるイギリス人が、サッカーと肩を並べるほどイギリスのパブといった公衆の場所で、サッカーに劣らず熱狂できる日本の発明品「カラオケ」に苛立ちを感じるというのは、日本人の僕たちとしては「あっぱれ、カラオケくん! ありがとう、井上大佑さん」とついつい誇らしく叫んでみたくなりますね。

みなさんはどう思われますか?

  




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