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2009年03月11日

【政治家のヨコヤリ】

郵政民営化にどんな形であれ、ヨコヤリを入れたいのだろう。鳩山邦夫総務相が総務相に権限のないことまで口出しをして世間を騒がせている。

『鳩山邦夫総務相は6日午前の記者会見で、日本郵政側が週内に始める予定だった東京中央郵便局の本格的な解体工事の延期を要請し、同社が受け入れたことを明らかにした。ただ鳩山氏は、建物を所有する郵便局会社が年間約100億円の収益を見込む再開発計画自体については「郵便局会社の経営にすごく響くことも考えられる。できるだけ文化財として残る形で開発できないか考えていきたい」と述べ、中止までは求めない考えを示した。』(3月6日付産経新聞)

【日本政治の恥部】

ついに、日本郵政による東京中央郵便局の建て替え計画に何の権限もない鳩山総務相のヨコヤリがまかり通り、解体工事の延期が決まった。かんぽの宿入札問題にしても、今回の東京中央郵便局の問題にしても、派手な演出で日本郵政を叩く鳩山総務相のやり方は、まるで時計の針を逆戻りさせるような日本政治の恥部そのものに僕には映る。それは民営化を進める日本郵政への「いやがらせ」としか見えないし、日本の針路を百年の計で考えるような長期的な展望も政治家としての見識も微塵も感じられないと思うのは僕だけだろうか。

嘆いても仕方がないのかもしれない。今の政治状況を招いているのも、こんな政治家を選んだのも、みんな国民である僕たちなのだ。

【一刻も早く国家的危機への対応を】

スタンドプレーに政治家がうつつを抜かしている間にも、経済の悪化は急速に進行している。こんな政治家に日本が未曾有の危機に直面しているという認識があろうはずもない。本当に情けないことだ。東京中央郵便局を視察したときに、鳩山氏が語った「国辱もの」という言葉をそのままご本人にお返ししておこう。

すでに法律に基づいて西川社長のもとで粛々と進められている郵政民営化にヨコヤリを入れる暇があったら、政府・自民党もそして野党民主党もこの百年に一度といわれる金融危機・経済危機への対応を国家百年の計に立って全身全霊を傾けてやってもらいたい。
  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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