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2009年03月19日

【思わぬ批判】

オバマ大統領が思わぬメディアからの批判にさらされている。

『オバマ米大統領は公的発言には短いあいさつでも必ず原稿表示装置のテレプロンプターを使い、事前に準備した文章を読み上げていると、米各メディアが報じた。米国歴代大統領もプロンプターを使ってきたが、オバマ大統領ほどその装置への依存度が高い前例はないという。

 弁舌の才で知られているオバマ大統領の意外なプロンプター依存は、ニューヨーク・タイムズやネット政治通信のポリティコが6日までに詳しく報じた。

 プロンプターは普通、演壇の前の左右両側に設置される透明なガラス板で、演説の文章が電子的に表示されていく。演説する側は左右の表示を順番に読むわけだが、テレビには板が映らないため、自然に発言しているようにもみえる。だが演壇の前の実際の聴衆にはプロンプター自体がみえる場合もあり、さらに演説者が流れる記述を読むことに集中するため聴衆の顔を直接にみないという不自然もおきる。』(3月10日付産経新聞)


【演説に不可欠な小道具】

プロンプターとは聞きなれない方も多いかもしれませんが、これはスピーチなどで使用される原稿表示装置のことで、パソコンやビデオカメラからのデータを聴衆から見えないハーフミラーに映し出して、スピーカーの視線を原稿に落とすことなくスピーチを可能にすることができる、いわば現代の演説には不可欠な小道具です。通常は、演説台の両端に巧みに配置されていて、スピーカーは左右のプロンプターを見ながら、あたかも空で演説を覚えているかのごとくに聴衆に見せることが出来るのです。

今や、大衆の前で演説をする必要がある政治家や著名人なら誰でも使っています。それほどスピーカーにとっては大事な小道具なのです。もちろんプッシュ前大統領も使っていました。

(余談ですが、僕がこの装置の存在を初めて知ったのは、1997年に福岡で開催されたアジア開発銀行福岡総会のADB総裁演説でした。あのとき、総会の準備にあたっていた僕は、総裁演説のために設置されたプロンプターが演説の前に余興として行われる連獅子を撮影する邪魔になるということで、苦労したことがあるからです。)

【思わぬ批判?】

当然、オバマ大統領も使用していることは多くの人が知っている「公然の秘密」ですが、今回、このプロンプターの使用頻度が高すぎるなどと言う批判がメディアから出てこようとはオバマ大統領も予想していなかったのではないでしょうか。
数分のスピーチまでプロンプターを使っているとしたら、確かに行き過ぎた面はあるかも知れませんが、僕はどちらかというとオバマ大統領に同情的です。きっと、オバマ大統領であれば、あれだけの堂々とした内容、態度をもって聴衆に語りかける力があれば、プロンプターがなくとも充分な演説をすることができるでしょう。

これまでのオバマ大統領の政策実行のスピードや実績に文句をつけにくいメディアが、重箱の隅をつつくような言いがかりをつけていると映るのですが皆さんはどう思われますか?
  



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