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2009年06月26日

【どうぶつしょうぎ誕生】

子供たちにも楽しく出来る新しい将棋が考案されたとのニュースが目に留まりました。

『将棋になじみのないママや女の子に遊んでほしい--。将棋の女流棋士が考案した「どうぶつしょうぎ」(1200円)の人気が広がっている。昨年末から売り出した600セットは既に完売し、予約も相次いでいる。

 「どうぶつしょうぎ」を考案したのは女流初段の北尾まどかさん(29)、デザインは女流1級の藤田麻衣子さん(35)=ともに日本女子プロ将棋協会所属。北尾さんは子どもたちに指導する機会が多く、「簡単に分かりやすく教えられないか」と考えていたところ、3歳児の母でもある藤田さんから「母親が楽しめ、女の子も買いたくなるようなかわいい将棋をデザインしたい」と聞き、願いが合致したという。

 「どうぶつしょうぎ」は、本来81マスの盤面を12マス(4×3)に簡略化。A4サイズの盤に空や森のイラストを描き、互いの陣地が一目で分かるようにした。駒は▽ライオン(王)▽きりん(飛車)▽ぞう(角)▽ひよこ(歩)の4種類。イラストのシールが張られ、動かし方が一目で分かるよう、進める方向に丸印も付けた。』(6月14日付毎日新聞)


【減り続ける将棋人口】

将棋は、古代インドのチャトランガ(シャトランガ)から伝わり、ユーラシア大陸の各地に広がってさまざまな類似の遊戯に発達したと考えられています。将棋と似たようなゲームとしては、西洋にはチェス、中国にはシャンチー、朝鮮半島にはチャンギ(將棋:장기)、タイにはマークルックがあります。

その将棋、最近は女性のプロ棋士も活躍してさぞ人気に比例して将棋人口も増えているのかと思いきや、さにあらん、1年に1回以上将棋を指す15歳以上のいわゆる「将棋人口」は、1985年度の1680万人から、2005年度840万人、2006年度710万人と大幅に減少し、漸減傾向が続いているそうです。(財団法人社会経済生産性本部の「レジャー白書」の調査結果)

【子供たちにもわかりやすく】

そこで女流棋士の北尾まどかさんと藤田麻衣子さんが共同で開発したのが、この「どうぶつしょうぎ」。ゲームのルールはいたって簡単で、4枚の駒を凸形に並べ、交互に指し進めるというもの。きりん、ぞうを含め、進めるのは1マスだけ。ひよこだけは相手陣地(1段目)に入ると裏返り、ニワトリ(と金)に変身し、取った駒は再び盤上に使えるというものです。

相手のライオンを取るか、自分のライオンが相手陣地に入れば勝ちとなり、最短で3手でライオンを捕まえられるそうです。

今、福岡シティ劇場でロングラン公演が行われている「ライオンキング」のライオンを思い出しながら、子供たちに将棋の醍醐味を味わわせてみてはいかがでしょうか?


  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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