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2009年08月27日

【新たな検定】

またひとつ検定制度がスタートします。

『「あなたはすし通?」-。全国すし商生活衛生同業組合連合会(全すし連、山県正会長)は、和食の代表格すしへの正しい理解と一層の普及を目指し、国内外で検定や研修などをスタートさせる。来春の開始を目指しているのが、すしに関する基礎知識をクイズにした一般向けの「すし検定」。にぎりをはじめとした江戸前ずしや、押しずしで知られる関西ずしのルーツのほか、すし店で茶を「あがり」、わさび下ろしを「なみだ」と呼ぶ特有の言葉などが出題の対象という。
 検定は、同連合会のホームページ(www.sushi-all-japan.or.jp)上で手軽にクイズに挑戦してもらい、一定の基準をクリアした場合に証明証などがプリントできるような仕組みを検討中だ。一方、海外で増えるすし店の質的な向上を狙いに、外国人を対象とした「すし職人認定制度」も創設する。ヘルシー志向の高まりで、欧米やロシア、中国などですし店が増えており、「中には生魚の扱いを知らない人がすしを握り、食中毒を起こした店もある」と山県会長。日本の代表的な食文化に対し、マイナスイメージを与えかねないとの懸念から「われわれ日本のすし職人が必要な知識や技術を伝えよう」(山県会長)と制度を立ち上げることにした。』(8月22日付時事通信)


【世界に広がる寿司】

いまや「Sushi」は日本だけではなく世界的に認知された言葉であり、食べ物であり、食文化です。かつて僕も学生時代にアメリカ・カリフォルニアでカリフォルニア・ロールやアボカドを刺身に見立てたSushiを食べたことがありますが、今ではロシアでロンドンで、そしてサンパウロでいろいろな材料を使った寿司が世界中の人々に食べられているのです。

ウィキペディアによれば、寿司の歴史は千年近く前の平安時代にさかのぼりますが、今のように生の魚介類などをシャリに乗せるにぎり寿司が巻き寿司、稲荷寿司、押し寿司など保存食的な寿司と同じように食べられるようになったのは魚などの生鮮品の鮮度が保たれるようになった戦後のことです。

しかし、世界中にSushiが広まった結果、韓国や中国人といった日本人以外の寿司屋が増え、本当に日本人が作っているすし屋は世界のすし屋の10%にも満たなくなって本物の和食の寿司が何かについてしっかりとした理解と普及の努力が求められているのです。

【普及のための検定】

そういった一般の理解や普及を深めるために最も手っ取り早いのが、検定制度でしょう。食に限らず最近では、検定制度ブームで「漢字検定」や「日本語検定」、「歌舞伎検定」など様々な検定制度が出現して人気を博しています。それにあやかったのか、寿司に関しても全国すし商生活衛生同業組合連合会が「すし検定」や「すし職人認定制度」を設けようというものですが、一過性の話題づくりに終わらずにぜひとも日本だけでなく、世界のSushi普及と理解のために継続した努力を続けて欲しいものですね。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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