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2009年10月15日

【気温上昇中】

先月は日本は平年並みの気温でしたが、世界的には観測史上2005年と並んで高かったそうです。

『気象庁は9日、9月の世界の平均気温が速報値で平年値に比べ0.37度高く、05年と並び観測史上最も高かったと発表した。地球温暖化や、太平洋赤道域東部の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」などの影響とみられる。日本は平年値に比べ0.08度低く、ほぼ平年並みだった。

 世界の月平均気温は陸地約1400地点の地表付近の気温と、海面3000~4000カ所の水温を平均して出す。平年値は1971~2000年の30年間の平均の数字。

 同庁によると、今年9月は陸地が平年より0.69度高く観測史上2位、海面は0.25度高く同3位だった。陸地では寒気が北極域から南下しなかった影響を受け、北米や欧州北部などの気温が特に高かった。』(10月9日付毎日新聞)


【進む温暖化の脅威】

下界の人類の議論が迷走する間にも、天空からの温暖化の脅威は確実に地球上のあらゆる生き物に忍び寄りつつあります。

折りしも、バンコクで9月28日から開かれていた、国連の気候変動枠組み条約特別作業部会が閉幕しました。この国際会議では、約190の国や地域が参加し、12年で期限が切れる京都議定書以降の地球温暖化対策の枠組みを協議していましたが、先進国と途上国の溝は依然大きく、交渉期限となる12月のコペンハーゲンでの同条約第15回締約国会議(COP15)まであと2ヶ月もないというのに、未だにどこまで合意できるのかは不透明なままです。

その点、日本は政権交代後、与党となった民主党の鳩山首相が国連で2020年時点の温室効果排出ガスを90年比25%と削減するという目標を発表しました。自民党政権のとき、経団連の圧力を受けた経済産業省と削減に前向きな環境省の間での綱引きが続き、削減に消極的だったのとは大違いです。

7月の豪雨、台風18号の猛威を見ても、日本でも気候変動の影響は日増しに大きくなっています。人間は自ら作り出した温室効果ガスを自ら制御できない限り、自らの命だけでなく地球上の生物すべてを地球の数十億年という歴史から見たらほんの一瞬にしかすぎない、ここ数十年のあいだに滅ぼそうとしているのです。

今、この難局を乗り切るために、個人も企業も国家も、目先の利害を乗り越えてあらゆる英知を結集していくべきときではないでしょうか。

  



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