2010年02月10日

【メタボ基準】

当初から異論があったメタボ基準に疑義が出てきたようです。

『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は9日、診断の必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないとする大規模調査の結果をまとめた。

 現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので、診断基準の見直しに影響しそうだ。

 現在の診断基準は、腹囲に加え、血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合、メタボと診断され、保健指導(積極的支援)の対象となる。しかし、他の先進国に比べ男性の腹囲基準は厳しすぎる、女性の基準は逆に甘いと、批判されていた。

 研究班は、全国12か所の40~74歳の男女約3万1000人について、心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べた。

 その結果、腹囲が大きくなるほど、発症の危険性は増加したが、特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まるという線引きは困難であることがわかった。』(2月9日付読売新聞)


【もともと異論あり】

このメタボ検診の実施に関しては、もともと厚生労働省の画一的なやり方について現場の医師や一部の専門家の間で異論があったのに加えて、2008年4月に始まったメタボ検診の実施後、8月には世界に複数あるメタボ診断基準を統一し、混乱を抑えようという協議が行われ、国際糖尿病連合(IDF)と米国コレステロール教育プログラム(NCEF)が中心となって呼びかけた結果、腹囲は世界的な基準としての必須項目から外されていたのです。

それを無視して突っ走った厚生労働省が今頃になって「腹囲計測では心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できない」では、一体この二年間は何だったのかと言いたくなりますね。もともと検診を始める前にしっかりとした基準を世界的な基準と照らし合わせて決めるべきだったことに加えて、検診実施後に世界的な基準の見直しが行われたにもかかわらず見直しをしていなかったのですから、怠慢と言われても仕方ないのではないかと思います。

自ら行った調査結果で胸囲計測に否定的なデータが出てきたのですから、早急に現在の検診方法について見直しを行い、僕らサラリーマンの不安を解消すべきだと思いますが、みなさんはどう思われますか? 胸囲検診がなくなったら助かる? そんなことではメタボからは逃れられませんよ。

<参考>

「メタボ健診基準は妥当か-異論続出」・・・2007年12月24日付の僕のブログ記事

  




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