2010年02月26日

【ライバル同士の熾烈な戦い】

金メダルを巡る二人の熾烈な戦いが始まりました。

『バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子のショートプログラム(SP)が23日、当地のパシフィックコロシアムで行われ、浅田真央選手(19)=中京大=が73.78点で2位、韓国の金妍児(キム・ヨナ)選手(19)が78.50点の歴代女子世界最高得点を出して首位に立った。ジュニア時代から競い合ってきたライバル同士が、前評判通り五輪の金メダルを争うことになった。

 22番滑走の浅田選手が「仮面舞踏会」の曲に乗ってトリプルアクセル(3回転半)を決め、ノーミスで演技を終え、続けて登場したのが金選手だった。「マオのスコアを見たし、観客の反応も聞いて、いい滑りをしたんだと思った。でも、自分はたくさんの経験があるので、マオの演技が私の演技に影響するとは思わなかった」。言葉通り、映画「007」シリーズの音楽に乗り、こちらもミスのない滑りで昨季世界女王の貫禄を示した。

 ともに4年前のトリノ五輪は年齢制限のため出場資格がなかった。初の五輪に浅田選手は「緊張したけど、アップの時からだんだん落ち着いてきて、滑る前は集中できた。滑っている最後の方に、自分が五輪で滑っているという喜びがわいてきた」と、胸の高ぶりを隠さない。一方、金選手は「昨年(の4大陸選手権)もここに来たし、あまり五輪と考えなくて、いつも出る大会のような感覚で滑れた」と平常心を強調した。

 25日のフリーは金選手が21番滑走、浅田選手が22番滑走で、SPとは逆の順番で続けて滑る。2人の差は4.72点で、SP3位のジョアニー・ロシェット(24)=カナダ=も首位と7.14点差で追う。優勝争いはほぼこの3人に絞られた。小差とは言えないものの、十分逆転可能な位置につけた浅田選手は「やっと金妍児選手にSPで近づけた気がします。いつも10点(くらい)離されるので、それに比べればうれしい」。金選手は「半分終わった。いい演技を後半(フリーで)もできたらいいと思う」と淡々と語った。』(2月24日付毎日新聞)


【いよいよ最終決戦】

それにしてもキム・ヨナは強いですね。あれだけ浅田がしっかりとトリプルアクセルも決めて会場が興奮の渦に包まれていたのに、その真っ只中で浅田を5点近くも上回る演技が平然と出来るとは・・・・悔しいけど、本物ですね。

浅田はいつもショート・プログラムでキムに10点近い差をつけられていたというのですから、今回はその半分。浅田はフリーの演技で、このいつもの半分の差を縮めて金を手中にすることが出来るでしょうか。いや、是非やってほしい。日本で唯一のバンクーバーの金メダルを獲ってほしい。日本中のみんながそう思っていると思います。

頑張れ、浅田真央!!!!

  



2010年02月23日

【公に謝罪】

タイガー・ウッズの「職場復帰」が未だ見えないようだ。

『不倫スキャンダルで大会への出場を自粛している男子ゴルフのスター、タイガー・ウッズ選手(34)=米国=が19日(日本時間20日未明)、米フロリダ州のゴルフコースにあるクラブハウスで、一部メディアを対象に会見を開いた。会見に参加したAP通信は「ウッズ選手は『自分の不貞と無責任な行為をわびたい。私はいつか(ゴルフ界に)戻りたいが、いつになるかは分からない』と語った」と伝えた。

 昨季米男子ツアーで2年ぶり9度目の賞金王を獲得したウッズ選手は、昨年11月に米フロリダ州内にある自宅前で自動車事故を起こした。事故原因報道などに端を発し、米メディアは、ウッズ選手と複数の女性との不倫疑惑を報じ、昨年12月11日にはウッズ選手が自身の公式サイトで不倫を認めて謝罪、無期限での大会出場自粛を表明していた。

 ウッズ選手が公の場に姿を現したのは約3カ月ぶり。この日の会見にはAP、ロイター、ブルームバーグの各通信社と、ウッズ選手側が依頼したゴルフ担当記者ら約40人が参加した。AP通信によると、ウッズ選手の母親は姿を見せたが、エリン夫人が出席したかどうかは明らかではないという。近くのホテルに集まった報道陣には映像が公開された。』(2月20日付毎日新聞)


【ゴルフで勝負を】

メディアが執拗に取り上げるプロスポーツ選手の不祥事といえば、日本では引退した元横綱朝青龍の例がある。朝青龍は度重なる横綱としての「品格のない」行動に対してたびたび批判が噴出、最終的には傷害事件がきっかけで引退にまで追い込まれてしまった。土俵の上では歴代横綱3番目の勝利を勝ち取り、勝負への執念、ときおり見せる茶目っ気などスター性も十分だっただけに残念と思っている人も多いのではないだろうか。

タイガー・ウッズの場合には表ざたになった不祥事はふとした交通事故がきっかけではあったが、その背後には多くの女性との不倫沙汰があった。本人はあの交通事故がなければその後も反省することなく、「不倫」を続けていたのかもしれない。ゴルファーとしての並はずれた実力と、ある意味「品格」も兼ね備えていたと思われていただけに、今回の騒動はその反動で米マスコミを中心に「タイガー批判」を大きく広げてしまった。

今回の謝罪会見も質問を受けない一方的な会見だとか、いろいろ批判もあるようだが、僕自身はもう本人が本当に反省しているのであれば早くゴルファーとしてゴルフ場という舞台で自らの過ちをしっかり返していけばいいのではないかと思う。偉大なプレーヤーへの最後のチャンスを与えたらどうだろうか。朝青龍のような傷害事件とは違うのだから。  



2010年02月22日

【男子初メダル】

高橋大輔がとうとうやってくれました。

『イタリア映画「道(ラ・ストラーダ)」の音楽で演じたフリーには高橋大輔のこの4年間が詰まっていた。「喜怒哀楽がある」という場面のそれぞれに自身を投影し、感情を込めた。SP3位から日本男子初の表彰台に。懸命に追いかけてきた金色の輝きではなかったが、報われた。
 前回のトリノ五輪8位からの雪辱を胸に滑り出し、2007年に喜びが待っていた。東京開催の世界選手権で銀メダル。4回転ジャンプを一つのプログラムに2度入れようとするなど、世界のトップを走っていた。頂点へあと一歩のところまで迫っていた。
 怒りと悲しみがない交ぜになったのは、その1年後だった。それまで3年にわたって教えを仰ぎ、苦楽を共にした師の元から去った。ニコライ・モロゾフ・コーチが、同じ関大所属で1歳下のライバル、織田信成を指導すると言い出したからだ。聞いていない。それに、争おうという相手と同じ人に教えてもらうわけにはいかなかった。
 そうして迎えた新たなシーズンは、滑り出す前に暗転する。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習中に右ひざの靱帯(じんたい)を断裂。右足はすべてのジャンプの着地を支える。目の前が暗くなった。手術をすればバンクーバー五輪に間に合うという医師の言葉を信じて、08年11月、自分の右ひざ裏からけんを2本移植した。そこからが地獄だった。
 逃げ出したこともある過酷なリハビリ。氷上に戻っても、体が変化したことで4回転も跳べなくなった。楽しく滑れる日は再び来るのか。橋本聖子団長は「挫折を乗り越えられたときに本当の勝負を賭けるときがくる。この時期に試練があってよかったと思える舞台が五輪であってほしい」と励ました。そう思える日が来た。そんな気がした。』(2月19日付時事通信)


【時代を拓く】

高橋の銅メダル以外はどうだったのでしょうか。SP4位の織田信成(22)=関大=はジャンプに失敗した際に靴ひもが切れるアクシデントが響いて7位、同8位の小塚崇彦(20)=トヨタ自動車=は8位となりました。また金メダルと銀メダルはというと、SPトップで前回トリノ五輪覇者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は2位、SP2位で昨季の世界王者、エバン・ライサチェク(米国)が逆転優勝しました。

報道によれば、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は4回転ジャンプを成功させて間違いなく金メダルが獲れるものと自信たっぷりで臨んだのに、4回転ジャンプに失敗したエバン・ライサチェク(米国)が逆転優勝したため、メダリストの記者会見で「勝利を確信していた。エバン(ライサチェク)が僕よりも、そのメダルを必要としていたということだろう。独り占めはできないから」と皮肉を込めて語りました。よほど採点基準に不満が残ったのでしょう。4回転ジャンプがすべてではないと思うのですが・・・

その点、高橋選手は終始さわやかな笑顔でした。4回転は失敗したものの、銅メダルを獲ったこと、日本人初のメダルということ、右ひざの断裂を乗り越えてきたという満足感、いろいろな思いがあったと思いますが、やはり日本のスケート界の新しい時代を切り拓いたということが大きいと思いました。さらに、惜しくも靴ひもが切れて7位になった織田と4回転を成功させた小塚も8位となり、三人が切磋琢磨してきた結果が高橋の銅メダルという結果になったのかなあとも思いました。三人に「おめでとう、ご苦労さんでした」と言いたいですね。

金メダルを取っても満足できない人もいれば、銅メダルでも入賞でも爽やかな人たちがいる。人間とは不思議なものです。  



2010年02月18日

【森林が排出源?】

またひとつ、温室効果ガスの削減に黄色信号が点滅している事実が明らかになったようだ。

『温室効果ガスの吸収源であるインドネシアの熱帯雨林が、排出源に転じている可能性があることが、大崎満・北海道大教授(植物栄養学)や国際協力機構(JICA)の研究で分かった。頻発する森林火災の煙で太陽光が遮られ、光合成が抑制されるためと考えられる。チームは今月、森林火災の影響を抑えて天然林を吸収源に戻すプロジェクトを始めた。

 チームは97~07年、中部カリマンタン州の熱帯雨林約100万ヘクタールを対象に、(1)天然林(2)森林は残っているが、農業用水路を掘るなどの開発で乾燥が進む地域(3)森林火災の跡地--での温室効果ガスの排出と吸収を測った。

 その結果、乾燥地と火災の跡地では、1平方メートル当たりの年間排出量が、吸収量を1500~3000グラム上回っていた。天然林でも、排出量が吸収量より約400グラム多かった。

 天然林は光合成を通じて大気中の二酸化炭素を吸収する働きがある。しかし周辺で断続的に起きる森林火災の煙が太陽光を遮り、光合成を抑制。さらに乾燥地では微生物の活動が活発になるため、有機物が分解されて大量の温室効果ガスを出していると考えられた。

 熱帯雨林の地面(泥炭地)は大量の温室効果ガスを蓄えており、火災や開墾で空中に放出される。この放出量を含めたインドネシアの温室効果ガス排出量は米、中に次いで多い。今回の調査対象地域だけでも、日本の90年の排出量の13%に相当する1億6400万トンを排出した計算になる。

 チームは、日本の人工衛星「だいち」を使い、森林火災を早く見つけたり、火災が起きやすい地域を指定して予防策を取るプロジェクトを始めた。現地の行政機関と連携して焼け跡への再植林にも取り組む。大崎教授は「森林の火災や乾燥を防止しなければ、残っている天然林の吸収機能も奪われかねない」と話す。』
(2月13日付 毎日新聞)


【後戻りできない地点】

実は、すでにどんな対策を講じたとしても地球規模の気候変動、地球温暖化が後戻りできない転換点(ティピングポイント)が刻一刻と近づいているという科学者が増えている。

極地やヒマラヤなどの高地の氷河融解やアマゾンの熱帯雨林の減少、シベリアやアラスカの永久凍土の溶解によるメタンガスの放出などが確実に進行しており、東京大学生産技術研究所の教授で「残された時間―温暖化地獄は回避できるか」等地球温暖化を警告する多数の著作がある山本良一氏の推定では、世界の平均気温が2度を突破して後戻りできないポイント・オブ・ノーリターンまで、このまま何も対策を打たなければあと20年もないとのことなのだ。

そんな危機的な状況が迫る中、今回の記事のように科学者からは新たな不安材料が次々と発表されているのだ。

【もっと怖い話】

実は森林などの植物のCO2排出と吸収のメカニズムにはもうひとつ怖いことが進行しているという話もある。それはイギリス人のピーター・コックスという若手の気候モデル研究者の見解で、彼によれば「植物は光合成によって成長するときにCO2を吸収するが、植物が枯れて、木や葉や根が分解するときにはCO2を放出する。今、そのどちらのプロセスも加速している。」というのだ。

これを地球全体に当てはめると、森林や土壌や草地や湿地帯といった陸の「生物圏」全体は、数十年にわたって地球温暖化を遅らせてきたが、まもなく、その生物圏が温暖化を加速し始める日が迫っており、それが新たな転換点になるだろうということだ。森林の火災や火災による煙の発生で光合成が妨げられるだけではなく、温暖化を加速する別の要因も増えているのだ。

信じたくはないけれど、こんな怖いことが地球全体で刻一刻と進行しているのが今の僕たちの時代なのだということをしっかり肝に銘じておかなければならない。  



2010年02月17日

【予見と現物の違い】

映画「アバター」を観た。昨年秋に「2012年」を観たとき、「アバター」の予告編を見せられて、「この映画はきっと流行らない」と思っていた。なぜなら、その時はCGで合成されたアバター達の姿があまりにも唐突で生理的に受けつけなかったからだ。しかし、僕の「直感」は見事に外れた。映画は米国だけでなく、全世界の興行収入は「タイタニック」を抜き、2月10日には22億1000万ドル(約1989億円)に達し、日本でも2月11日までに100億円を突破したそうだ。

「なんであんな映画が」と思っていた矢先、知人の薦めに押されて観に行ったのだ。そこには、予告編で見たときの印象とは全く別物の映画があった。

【観客を釘付け?】

12月23日に封切られてすでに1カ月以上経っているというのに映画館には行列ができるほど観客がいた。みんな3Dのメガネをかけて緑に包まれた惑星パンドラで繰り広げられる「アバター」と先住民族ナヴィと人間達のストーリーが織りなす、時には美しく、時には悲しい、そして何よりも今まで体験したことのないような不思議な映像体験に引き込まれていた。僕もほぼ3時間その映像の中に釘付けとなった。

そしてアバターと現実の俳優の区別がつかなくなるほど主役のアバター達に感情移入してしまい、あの予告編を見たときにアバターに冷笑を投げかけた自分を忘れてしまっていた。その3時間にいろいろな思いが頭をよぎった。

【アバターの意味するもの】

キャメロン監督はアバターにいろいろな思いやメッセージを込めたのだろう。その中で、僕が感じたのはこういうことだ。

この映画は、これからの映画のあり方そのものを根底から変えてしまうほどのパワーがあるのかもしれない。それは3D映像だけではない、そのエンターテインメント性や人間の在り方そのものへの問いかけといった、もっと大きな変化となるかもしれない。

・惑星パンドラの先住民族ナビィ達の平和な暮らしや豊かな緑を破壊して、そこにある希少金属を奪い去ろうとする人間たちの貪欲さは、気候変動を引き起こしてまで資源獲得競争に奔走する人間国家の愚かさを暗示しているようだった。

・中国が「アバター」の公開を一部制限したのは、この先住民族や資源獲得競争が自国と2重写しになることを恐れたのではないか。

「アバター」という設定そのものが、インターネット時代の「自我」の在り方、人間存在そのもの、現実と仮想空間の交錯などが生み出す問題を投げかけているのではないか。

・折しも2月12日にカナダのバンクーバーで冬季オリンピックが開催され、その開会式の主役としてカナダの先住民族が数多く出演した。人類の歴史の中で今も征服された側として弱い立場に立たされ続けている先住民族たちと、パンドラのナヴィが2重写しになった。

・最後に、自分だけでなく他人の生存環境を破壊してもなお懲りない人間の戦争欲の醜さと愚かさが、地球環境をなんとか守ろうとする人間の英知を挫くのではないかという恐れも感じさせられた。

みなさんも一度、だまされたと思って、何も考えずにこの「アバター」をご覧になることをお勧めします。  



2010年02月16日

【ネットでトラブル?】

インターネットを日常的に使っている自分には、ちょっと気になるニュースが飛び込んできました。

『インターネットの音楽配信サービスをめぐって、身に覚えのない料金を請求されるなどのトラブルが多発しているとして、消費者庁は12日、注意を呼び掛ける情報を同庁ホームページに掲載した。大半は米アップル社の有料配信サイト「iTunesStore(アイチューンズストア)」にクレジット情報を登録した利用者といい、同庁は来週にも同社日本法人の担当者を呼び、説明と利用者への注意喚起などを要請する。
 消費者庁によると、関東地方の女性が音楽ソフト十数万円分をダウンロードしたとしてカード会社から覚えのない代金を請求されるなど、同ストア絡みの料金トラブルが昨年秋から急増。同庁が聞き取りしたカード大手5社だけで、相談件数は計95件に上り、1人当たりの請求額も各社ごとの平均で5万~25万円と高額という。』(2月12日付時事通信)


【不正請求の疑い?】

果たして本当にそんな事例が相次いでいるのか、果たしてそれが消費者側の認識のズレなどではなく、本当に不正請求の疑いがあるのでしょうか。もしも本当に個人情報がiTuneから漏れて、身に覚えのない請求がカード会社からされているとしたらiTuneユーザーの僕にとっても見逃せない大問題です。楽曲やアプリなどは100円単位と少額のものが多く、いちいち代払いなどしていてはアップルの音楽配信のシステム自体が成り立たなくなってしまいます。

ここは先ず早急に事実がどうなのかをはっきりさせて、消費者にいち早く注意喚起するのが消費者庁の腕の見せどころだと思います。もちろん、アップルもそういう事例が事実なのかどうか早急に調査して消費者に知らせるべきでしょう。みなさんはどう思われますか?

  



2010年02月15日

【惜しくも4位】

『バンクーバー冬季五輪第2日の13日(日本時間14日)、フリースタイルスキー・女子モーグルの予選・決勝が行われ、ハナ・カーニー(米国)が初優勝。連覇を狙ったジェニファー・ハイル(カナダ)に1点近い差をつけた。ハイルに続いてシャノン・バーク(米国)が3位に入り、北米勢が表彰台を占めた。

 日本勢は4人全員が決勝に進んだが、上村愛子(北野建設)は4位に終わった。19歳の村田愛里咲(北翔大)は8位入賞。伊藤みき(中京大)は12位、長野五輪優勝の里谷多英(フジテレビ)は第2エアでの転倒が響き、19位だった。』(2月14日付毎日新聞)


【悔いのない滑り】

メダルの期待を一身に集めていた上村選手。きっとプレッシャーも相当なものだったと想像されるけれども、それにもめげず100%の力を出し切ったように見えました。上村が3位につけていたとき、最後の4選手の結果によっては銅メダルの可能性もありましたが、アメリカのハンナ・カーニーが最後にすばらしい滑りを見せて見事金メダルとなったため、上村は惜しくも次点となってしまいました。本人は悔しかっただろうと思います。

しかし、観客である僕たちから見れば上村の滑りはカーニーにも、ハイルにも、バーキーにも負けない素晴らしいものだったと思います。オリンピックは何が起こるか分からない一発勝負です。現にこの女子モーグル決勝でもメダル候補の有力選手が何人も転倒で涙を呑みました。上村選手がインタビューで流した涙はそれとは違って全力を出し切った爽やかな涙であったように見えました。

上村選手、感動をありがとうございました。

  



2010年02月12日

【いよいよオリンピック開幕】

いよいよバンクーバー冬季オリンピックが開幕します。

『Googleがバンクーバー冬季オリンピック特設サイト「Googleマップで見る冬季大会の情報」を開設した。各施設や競技会場のGoogle Earthの映像やストリートビューのほか、出場選手やメダル数、最新ニュースなどを見ることができる。

 同サイトでは、その日に行われる競技やイベントを時系列で一覧表示。それぞれの競技メニューをクリックすると、出場国や出場選手のプロフィールが表示される。

 競技が行われる会場のGoogle Earthの映像やストリートビューも見ることができ、Google Earthにはさらに3D画像も用意された。この3D画像は視点や方向などを自在に変えることができるので、スキージャンプを疑似体験するなどいろいろ楽しめる。
 
 そのほか、MAPと連動したメダル数表示をしたり、オリンピック情報をリアルタイムで表示するガジェットなども用意されている。』(2月11日付 RBB TODAY)


【熱戦を期待】

バンクーバーオリンピックは2月12日に開幕し、2月28日までの日程で熱い戦いが繰り広げられます。日本選手は95人ほど。その中には、最年少のクロスカントリー・柏原、ジャンプの葛西、フィギュアスケートの浅田、高橋などメダルを期待される選手も大勢いて楽しみです。

テレビでの中継はもちろんですが、このぐーグルのサイトや日本の「オリンピック日本代表応援部」といった特設サイトも日程や日本人選手の活躍をフォローするのに大いに役立ちそうです。

出来るだけ多くの金メダルが獲れることを期待したいですね。  



2010年02月10日

【メタボ基準】

当初から異論があったメタボ基準に疑義が出てきたようです。

『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は9日、診断の必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないとする大規模調査の結果をまとめた。

 現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので、診断基準の見直しに影響しそうだ。

 現在の診断基準は、腹囲に加え、血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合、メタボと診断され、保健指導(積極的支援)の対象となる。しかし、他の先進国に比べ男性の腹囲基準は厳しすぎる、女性の基準は逆に甘いと、批判されていた。

 研究班は、全国12か所の40~74歳の男女約3万1000人について、心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べた。

 その結果、腹囲が大きくなるほど、発症の危険性は増加したが、特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まるという線引きは困難であることがわかった。』(2月9日付読売新聞)


【もともと異論あり】

このメタボ検診の実施に関しては、もともと厚生労働省の画一的なやり方について現場の医師や一部の専門家の間で異論があったのに加えて、2008年4月に始まったメタボ検診の実施後、8月には世界に複数あるメタボ診断基準を統一し、混乱を抑えようという協議が行われ、国際糖尿病連合(IDF)と米国コレステロール教育プログラム(NCEF)が中心となって呼びかけた結果、腹囲は世界的な基準としての必須項目から外されていたのです。

それを無視して突っ走った厚生労働省が今頃になって「腹囲計測では心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できない」では、一体この二年間は何だったのかと言いたくなりますね。もともと検診を始める前にしっかりとした基準を世界的な基準と照らし合わせて決めるべきだったことに加えて、検診実施後に世界的な基準の見直しが行われたにもかかわらず見直しをしていなかったのですから、怠慢と言われても仕方ないのではないかと思います。

自ら行った調査結果で胸囲計測に否定的なデータが出てきたのですから、早急に現在の検診方法について見直しを行い、僕らサラリーマンの不安を解消すべきだと思いますが、みなさんはどう思われますか? 胸囲検診がなくなったら助かる? そんなことではメタボからは逃れられませんよ。

<参考>

「メタボ健診基準は妥当か-異論続出」・・・2007年12月24日付の僕のブログ記事

  



2010年02月09日

【琵琶湖1.7個分】

『03~09年にヒマラヤ山脈やその周辺で、琵琶湖1.7個分に相当する山岳氷河の氷が毎年減少したことが、日置(へき)幸介・北海道大教授(測地学)と大学院生の松尾功二さんの分析で分かった。02年に打ち上げられた米国の人工衛星の軌道データを活用して算出した。過去40年間の現地調査で推定された年間平均減少率の2倍に上るという。ヒマラヤの山岳氷河はアジア南部の貴重な水源で、市民生活への影響が懸念される。15日付のオランダの地球惑星科学誌に発表する。

 氷河の面積は航空写真で分かるが、体積や重量の把握は難しい。研究チームは氷河の増減が重力を変動させることに注目。重力の影響を受ける衛星軌道の変化から、アジア中央部の氷河の重量の変化を算出し、毎年470億トンの氷河が減少していることが分かった。この量は海面を年0.13ミリ上昇させる効果がある。

 国連環境計画によると、アジア中央部の山岳氷河の面積は約11万4800平方キロで、米アラスカに次いで広い。年470億トンの減少は氷河の厚さが年平均約40センチ薄くなっていることを示す。巨大な氷床のある南極では今のところ、急激な気温上昇がなく、当面の海面上昇を左右するのは山岳氷河になっている。』(2月6日付毎日新聞)


【深刻すぎる事態】

IPCCの第四次報告によれば、「現在のペースで温暖化が進行すると、ヒマラヤ山脈の氷河が2035年までに1995年当時の5分の1に激減する」としている。先月20日、IPCCはこの記述に関して、「明確で確立された基準が厳密に適用されていなかった」と釈明し、誤っていたことを認めたとの報道があった。

IPCCが誤りを認めたとおり2035年にヒマラヤ氷河が完全に消失してしまうことはないかもしれないが、依然としてこの報告の予測に近いスピードで氷河の溶解は進んでいるようなのだ。

今のスピードでヒマラヤ氷河の融解が進めば、遅かれ早かれ、ヒマラヤが飲み水を供給している黄河、メコン川、サルウィン川、ガンジス川などアジアの主要な河川は深刻な水不足に陥り、世界人口の4割に当たるこの地域の人々が極めて重大な飢饉に陥ることになるだろう。二酸化炭素削減に加えて、氷河融解に対する緊急の対策も必要となるだろう。それは、まさに目の前にある危機なのだから。

  



2010年02月08日

【またしても】

榛名湖のワカサギ釣りが今年も中止となったというニュースが目に留まりました。

『榛名湖(高崎市)の結氷が進まず、榛名湖利用安全協議会(鹿野宏会長)は2日、ワカサギ穴釣りのための氷上オープン中止を決めた。昨シーズンに続く中止。ワカサギの氷上釣りは冬の最大の収入源だけに、湖畔の観光業者は肩を落としている。
 同協議会によると、氷上オープンには厚さ15センチ以上の締まった氷が必要。最低気温が氷点下15度程度の冷え込みで氷が成長するが、今冬は同10度以下になる日も続かなかった。例年なら一番寒さが厳しくなるはずの1月下旬も、春を思わせる陽気となった日があったという。
 前橋地方気象台の観測データによると、湖畔に比べ標高が約900メートル低い高崎市上里見町で1月下旬に、最低気温の平均が氷点下2・0度と平年に比べ1・1度高く、最高気温は12・5度と4・4度も高くなっている。
 このため2月になっても湖の東側3分の1が凍らず、結氷部分も人が乗れるような状態まで成長しなかった。近年では、07年も全面結氷せずに中止。昨年も氷上オープン日を決めた後に暖かな日が続き、2度の延期の末、オープンを断念した。
 榛名観光協会榛名湖支部の小林信彦支部長は「榛名湖の氷上釣りは簡単でファミリーに人気がある。天候のこととはいえ、心待ちにしていたファンの方に申し訳ない思いだ。2年連続の中止で、今後の誘客への影響が心配だ」と話している。』(2月3日付毎日新聞)


【緩やかに進む温暖化】

榛名湖のワカサギ釣りが出来なくなったという記事は2007年に初めて目にしてブログ記事としても取り上げましたが、またも同じような事態になってしまったようです。ワカサギ釣りの釣り客を当て込んで地元で商売をしておられる商店街や宿泊施設の方々にとってはまさに死活問題なのですが、自然が相手なので打つ手がないといったところのようです。

今年の冬は世界的に強烈な寒波が訪れて、地球温暖化なんて単なる杞憂だったのではないかと思われる向きもあるかもしれません。しかし、このワカサギ釣りの記事などを見ると、やはり地球温暖化の影響はじわじわと各地で進行しているのだなと思わずにはいられません。地域的あるいは時間的なバラツキはあっても、気候変動は年々ひどくなっており特に21世紀になってからの気温の上昇はそれ以前とは全く比べものにならないほど進行しているというのが真実のようです。

実質的な合意が先送りされてしまった昨年12月のCOP15。人間たちの思惑や対立とは無関係に気候変動は日増しにひどくなり、欲望深い人間をあざ笑っているかのようです。  



2010年02月05日

【政府が支援?】

ハウステンボスがいよいよ土俵際に立たされています。

『大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)の再建問題で、前原誠司国土交通相は30日、企業再生支援機構の活用を検討する考えを示した。遊説先の長崎県内で、報道陣に「企業再生支援機構の活用ができるかどうか、所管の菅(直人)副総理と相談して取り組みたい」と述べた。

 HTBを巡っては、大手旅行業エイチ・アイ・エス(HIS、東京都)が支援を検討しているが、高額の修繕費用などから断念の可能性が高まっていた。同機構の支援が得られれば、状況は大きく変わることになる。

 ただ、同機構の支援を受けるには、HTBが提出する再建計画の審査や資産の査定などがあり、認められるかは不透明。また現在の更生計画で決められた債務返済期限は3月末に迫っており、時間切れの可能性もある。

 前原国交相はこの日、佐世保市の朝長則男市長から再建支援を求める要望書を手渡されたことや、HISの沢田秀雄会長から電話で「(予想以上に多額の費用がかかり)対応しきれない」と言われた経緯を説明。両者それぞれに「国が支援できる制度がないか検討したい」と伝えたことも明かした。』(1月30日付毎日新聞)


【迫りくる期限】

ハウステンボスは、創業者である神近義邦がオランダ語で「森の家」を意味する「ハウステンボス」の名を冠して、オランダ400年の国づくりに学びながら、現在の時代を先取りする環境都市と生活ストーリーを作り、「人と自然が共存する新しい街」『自然の息づかいを肌で感じることのできる新しい空間』を目指して2千億円近い巨費を投じてつくられた町です。その規模は面積で東京ディズニーランドに匹敵します。1992年の開業当初はそのすばらしい景観やコンセプトに大勢の観光客が訪れ、1996年には425万人もの来場者を記録しました。

しかし、その後は人気に陰りが出て来場者が減少、2003年に会社更生法の適用を受けて破たんし、 今まで野村プリンシパル・ファイナンスが再建を進めていました。その努力もなかなか来場者数増加に結びつかず今回の事態に至っているのです。期待されていたHISによる支援もとん挫しかけており、3月末まで支援策が決まらなければ破産という事態に至ります。これは地元だけでなく九州全体にとっても大きな打撃となるでしょう。

【発想の転換】

僕も過去に何度もハウステンボスに観光に行きましたが、景観のすばらしさやゴージャスな造りなどには感動するものの、エンターテインメント性には乏しくどうしても足は遠のいていきました。実際野村プリンパルの運営になってからは一度も行っていません。やはりリピーターを増やすには東京ディズニーランドのような強烈な個性と仕掛けが必要なのでしょう。

はっきり言って、もうこれ以上日本人の客を呼び込むのは限界があると感じざるを得ません。後はリーマンショック前までそうだったように中国や韓国、台湾、香港などのアジア諸国からの来場者を如何に増やせるかでしょう。

であれば、日本の企業ではなく外資、それもアジアの資本に引き継がせて、特に中国系の人々を大量に呼び込む仕組みを創っていくしかないような気がします。果たして3月末までにそれが出来るか。今のような救済型の支援ではアジアの資本に引き継ぐまでの「つなぎ」と割り切るしかないのではないでしょうか。

思い切った発想の転換が必要になっています。

  



2010年02月04日

【野火のごとくに】

まるで野火のごとくにあっという間に拡大したというのが実感です。

『トヨタ自動車は29日、欧州で販売した8車種、最大180万台を対象にリコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。アクセルペダルがフロアマットに引っかかって暴走する恐れから北米で実施している自主改修分などを含めると、重複分を除いても、リコールと自主改修を合わせた対象台数が世界で700万台以上となり、トヨタの昨年の世界販売台数の698万台を上回る規模になる。

 新たにリコールの対象となったのは、欧州などで2005年2月から10年1月まで製造された「ヤリス」(日本名ヴィッツ)「オーリス」「カローラ」など。

 トヨタはこのほか、米国で約230万台、カナダで約27万台、中国で約7万5千台のリコールを発表。ほかにも欧米にある生産拠点で製造された対象車が中近東に輸出されており、調査を進めている。

 フロアマットの問題でトヨタは、米国とカナダで販売している高級ブランド「レクサス」など13車種、約555万台を対象に、運転席側のフロアマットとアクセルペダルを無償交換するなどの自主改修を発表している。

 米国とカナダでは、リコール対象車の販売を一時停止。5つの工場で、対象車の生産を少なくとも1週間は休む。』(1月30日付産経新聞)


【激震、トヨタ】

それにしても昨年の世界の販売台数を超えるほどのリコールというのはすさまじいばかりです。しかも日本国内ではこのリコール問題は表面化していないというのですから、素人には全く何が起こっているのかわかりにくいというのが正直な感想です。一体、トヨタの今回のリコール問題、何が原因なのでしょうか。

産経新聞の別の記事によると、その原因は現地での調達部品の共通化にあるということです。リコールの対象となっている車種の問題個所は主にペダルのようですが、そのペダルを現地の部品メーカーに作らせ、コスト低減のために様々な車種と地域で急速に共通化を進めてきたことが裏目に出たというのです。

同紙には、『トヨタをはじめ米国に進出した自動車メーカーは、1980年代後半から90年代にかけての日米自動車摩擦に伴い、部品の現地調達率を上げるために現地メーカーとの取引を増やしていった。近年は低価格で攻勢をかける韓国メーカーの追撃もあり、多くの車種で部品共通化することでコスト削減を進めていた。』とありますから、競合他社との競争に打ち勝つための有力な手段だったのでしょう。

【危機管理】

しかし、その戦略がこれほどの問題になった以上は迅速に社内調査を進め、世界の顧客に対して納得のいく説明をすべきでしょう。そうでなければ世界最高品質を誇るトヨタ車のブランドは地に堕ちることになるでしょう。

僕も20年近く前にアメリカのワシントンDCで日米自動車摩擦が吹き荒れていたころ、同地に駐在していましたが、トヨタ車への信頼は高く僕自身も当時のカムリの中古車に乗っていました。あのころから摩擦回避のために現地調達比率を上げていたということですから、現在のトヨタの危機の芽はそのころからあったということでしょう。

起きてしまったことは今更どうしようもありません。しかし、米議会の公聴会などにせっつかれる前にトヨタが自らやるべきことはたくさんあるように思いますが、みなさんはどう思われますか。
  



2010年02月02日

【示談成立?】

暴力問題の結末がいよいよ近づいてきたようだ。

『日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は30日、暴力問題を起こした横綱朝青龍となぐった相手の男性との示談が成立したことを明らかにした。この日、東京・両国国技館を訪れた朝青龍の師匠の高砂親方(元大関朝潮)から報告を受けた。
 示談が成立したことで、今回の問題が刑事事件となる可能性は低くなった。朝青龍の処分は相撲協会の役員が改選される2月1日以降の理事会で話し合われる見込み。
 朝青龍は30日、同国技館で行われた若藤親方(元幕内皇司)の引退相撲で、横綱土俵入りと白鵬との取組を披露。報道陣から「高砂親方にどう報告したのか」「暴力を振るったのは本当か」などと質問されたが、終始厳しい表情で無言を貫いた。
 横綱審議委員会(横審)には当初、朝青龍がなぐった相手は部屋関係者だったと伝わっていたが、その後朝青龍が飲食していた店の関係者だったことが分かった。このため鶴田卓彦委員長は29日に「事実であれば処分は必要」として、横審の臨時会合を開く意向を表明。武蔵川理事長は、高砂親方に事実関係を再調査するよう指示している。』(1月30日付時事通信) 


【横綱の品格】

今年の初場所で2場所ぶりに25回目の優勝を果たした朝青龍。千秋楽で白鵬に敗れ白鵬戦は7連敗となり、横綱同士との対戦成績としては男女ノ川が双葉山に喫したワースト記録に並ぶなど不名誉な部分もあるものの、横綱優勝25回というのは北の湖(24回)を抜いて歴代3位という立派な成績なのである。これは本当に凄いと誰もが納得する「強さ」ではなかろうか。

しかし、土俵での「強さ」を土俵以外でひけらかすようでは横綱の品格は保てない。もともと朝青龍は2002年に横綱に昇進した後、その言動の品格のなさがたびたびマスコミに取り上げられ、2007年には仮病疑惑を取り沙汰されるなど問題を起こしていたことはよく知られていた。

そういう過去を反省して自らを律するどころか、またしても今回の暴行事件である。たとえ相手と示談が成立したとしても、それはあくまでも法律上問題にならないというだけであって、本人の横綱としての品格や道義的責任とはまったく別の問題である。横綱はただ強ければ何でもやっていいというものではないことは本人がよく知っているのではなかろうか。

今度ばかりは、残念ながら相撲界の朝青龍への対応をしっかり見なければならないだろう。

  



2010年02月01日

【アップルも追随?】

年が明ける前からウワサの的だったアップルのタブレット型のパソコンがついに発表されました。

『米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は27日、タッチスクリーンを搭載したタブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」を発表した。

 無線通信機能を搭載し、動画やゲーム、電子書籍などあらゆるメディアコンテンツに対応。携帯電話・携帯情報端末(PDA)を融合させたスマートフォンとノートパソコンを掛け合わせた新しい製品と説明した。

 タッチスクリーンは9.7インチ(約24.6センチ)、薄さ0.5インチ(約1.3センチ)。価格は16ギガバイト(GB)の容量で499ドル、32GBで599ドル。3G通信機能付きは130ドル増し。データプランはAT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)との契約となる。』(1月28日付ロイター)


【破竹の勢い】

つい先日の25日に発表されたアップルの2009年10~12月期決算は、携帯電話「iPhone(アイフォーン)」とパソコン「マッキントッシュ」の好調な販売に支えられて、売上高が前年同期比32%増の156億8300万ドル(約1兆4200億円)、純利益は50%増の33億7800万ドルと大幅な増収増益となり、四半期ベースで売上高、純利益とも過去最高ということでした。

アップルがこれほど好調なのは、もちろんあのiPodとiTunesの組み合わせによる新しい音楽・映像媒体などのエンターテインメント市場への革命的な参入が大成功を収め、その後もiPhoneの投入で携帯電話市場もそれらのマーケットを存分に活用した戦略を縦横無尽に展開しているからです。

そして、今度はアマゾンのキンドルなどが先行している電子ブック市場への参入のツールとしてiPadを投入してきたのです。アップルは話題づくりには事欠かないですね。

【交錯する評価】

まだ発売されてから数日しか経っていない段階なのですが、もうすでに様々な評価が出てきていて、関係者の間でのそのインパクトの大きさを感じさせます。

いくつかの評価記事を読んでみると、プラスの評価とマイナスの評価が割れているようです。プラスの評価としては、本が売れなくなっている出版業界が代表的でしょうか。iPadの参入で各社が電子ブック市場に弾みがつき、電子ブックの売上か伸びると期待する向きがあるようです。また、製品としては電子ブックを読めるだけでなく、アップルの得意分野である動画や音楽、ゲームといった他のメディアコンテンツも楽しめることが大きな売りになっているようです。

しかし、マイナスの評価もあります。性能的にネットブックに比べると速度などの処理能力が劣るし、価格も高めだという意見が多く見られます。また、iPodのように革命的な変化を起こすほどではなく、キンドルなどに追随する動きで新鮮味がないという評価もあるようです。

いづれにしても、革新性はあまりないものの、出来るだけユーザーのニーズに応えるために、電子ブックリーダーの機能についてもアップルとして一定の答えを出したのが今回のiPadではないかと僕は考えています。これから少しずつ足りない点を改良して、是非いい製品にしてほしいと願っています。

「そういうあなたは買うのか」って?僕はしばらくは様子見ですね。

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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