2010年04月28日

【メモリー撤退】

ソニーがFDから撤退するとの記事が目に留まった。

『ソニーは23日、パソコンやワープロの記憶媒体に使われるフロッピーディスク(FD)の国内販売を来年3月で終了すると発表した。同社は1981年に世界に先駆けてFDを発売して市場を築いてきたが、USBメモリーなど新たなデータ交換の手段が普及して需要が急減しているため、中国メーカーに委託しているFDの生産を打ち切る。

 ソニーは国内のFD市場で約7割のシェアを持つ最大手。1981年に世界で初めて3・5インチのディスクを商品化し、持ち運びやすさから、パソコンやワープロの代表的な記憶媒体として使われた。

 ピークの2000年度には国内で約4700万枚を出荷したが、その後は容量の大きい新記憶メディアが主流となり、09年度は約850万枚に落ち込んだ。

 日立マクセルや三菱化学メディアなどの大手も2009年春にFDの販売から撤退している。ソニーはすでに海外での販売を今年3月末で終了しているが、国内ではFD6種類の販売を続けてきた。ただ、昨年9月末にFDの駆動装置生産から撤退しており、今回の決定で、FD事業から完全撤退することなる。』(4月23日付産経新聞)


【記憶容量の変遷】

フロッピーディスク(FD)が最初に登場したのは1981年ということはもう30年近くも前だ。その当時は日本ではパソコンよりもワープロでFDを使う方が多かったのではなかろうか。僕も持ち運びできる記憶媒体としてFDにはお世話になった。

しかし、文書データならいざ知らず、1枚で1MB程度という容量では写真や動画といったデータの記憶容量としては全く不足しているため、最近ではほとんど使われなくなって、CD-RWや記録型DVD、MO、USBメモリ、メモリーカード系のメディアで配布、保管などの役割を分けて代替されてしまったのだ。

その間の記憶媒体の性能向上はまさに目を見張るものがあった。今では2テラバイト(1兆990億バイト)というとてつもない単位のハードディスクが1万円程度で手に入るのだから、フロッピーの役割が終わるのも無理のない話だ。

我が家の押し入れの片隅にも使えなくなったFDの山がつい最近まであったが、今のパソコンにはフロッピー装置もついていないので無用の長物となり、中身も確認せずに全部捨ててしまった。まさに時代の変化をこんなところにも感じる今日この頃だ。
  


2010年04月27日

【全面移植】

すごい移植手術がスペインで成功したようだ。

『顔に重傷を負った男性に、亡くなった人の顔面のすべてを移植する手術に、スペイン・バルセロナの病院が成功した。

 顔の移植手術は過去に10例報告されているが、顔のすべてを移植したのは世界初という。

 同病院やAP通信によると、手術を受けたのは30歳の男性。5年前に誤って自分の顔を銃で撃ち、鼻やあごに重傷を負った。自力で呼吸や食事をすることができず、過去9回の手術を受けたが完治しなかった。

 手術は先月末、30人の医師が24時間かけて実施。亡くなった人の全顔面の筋肉組織と、鼻とあごの骨の部分を取り出して、男性に移植した。男性はまだ、話したり食事はできないが、つばを飲み込む程度のことはできるという。』(4月24日付読売新聞)


【自分の証】

それにしても医学の進歩はすさまじい。顔のすべてを移植することが出来るのだから。IPS細胞の発見によって人間のあらゆる部分が再生できる時代なのだから顔面の全面移植などたやすいことなのかもしれないが、そのインパクトたるや半端ではないのではなかろうか。

このスペインの事例では亡くなった方の全顔面を移植したという。もちろんその方の顔そのものが、手術を受けた男性にそのまま移植されて顔の形そのものが亡くなった方と同一ということではないのかもしれない。

しかしながら、自分の顔がまったく違ったものになるということはどういうことなのだろうか。ときどき整形手術で嫌いだった生来の自分の顔を完全に別の顔にしてしまうという事例はテレビなどで紹介されているが、本人がそれで幸せになればそれはそれでいいことなのだろう。

ただ、顔というのは自我というか、自分を自分たらしめる最も大きな特徴のひとつだ。その顔がまったく別人の顔になるということは、いったい自我とか生来の自分とどう折り合いをつけていったらいいのか、本当に悩ましい問題だと思うのは僕だけだろうか。恐ろしい時代になったものだと思う。
  


2010年04月26日

【24年前の大惨事】

みなさんは24年前の今日、世界全体を恐怖のどん底に陥れた出来ごとをご存じだろうか。

それはチェルノブイリの原発事故だ。

1986年4月26日午前1時24分、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発4号炉で原子炉停止実験が失敗、原子炉の暴走が始まり、数度の爆発で瞬く間に大量の放射能が全世界に撒き散らされた。 (写真は24年前、事故を起こした4号炉)

事故直後から数週間の間に起こったことは、事故そのものの悲惨さを上回るような出来事だった。旧ソ連政府による事故隠し。何も知らされないで捨て置かれた何十万人もの避難民の被爆。

そしてその後も旧ソ連政府だけでなく、IAEA(国際原子力機関)を始めとする国際機関や各国政府の事故隠し。長崎・広島を経験した日本さえもその一団に加わった。事故後24年を経た今、事故そのものの記憶の風化が進んでいるが、これらの機関や政府のチェルノブイリの真実を出来るだけ小さく見せたいという意図は本質的には変わっていないように思う。

【恐怖の「見えない雲」】

しかし、僕自身は史上最悪と言われたチェルノブイリ原発事故当時のことは今でも鮮明に覚えている。事故発生後数日経ってから北欧や欧州各地で基準値を大幅に上回る放射性物質が大気中から検出され、世界中が大騒ぎとなり、特に欧州では「見えない雲」、すなわち目には見えないが恐ろしい放射能を含んだ雲の飛来に数週間、数か月にわたって人々は怯え続けたのだ。(それらの放射性物質が日本にまで飛来していたころ、5月のゴールデンウィークの最中に東京の皇居周辺ではあの亡くなったダイアナ妃の歓迎パレードが行われていた)

そしてそれは杞憂ではなかったし、実際にチェルノブイリ周辺数百キロの地域で大規模な放射能汚染が発生、甲状腺ガンなどによる事故の直接・間接的被害による死者は数十万人から数百万人にのぼったと言われている。

【災難は忘れたころに】

本当に恐ろしい体験だった。チェルノブイリから数千キロも離れた日本でもそう感じたのだから、全市民が避難したキエフやヨーロッパの人々の恐怖は並大抵のものではなかったはずだ。

あれから24年。その記憶は人々の脳裏から消えつつある。最近は地球温暖化への有力な対応策として日本では原発の推進がまた声高に叫ばれ、世界でも一時脱原発の方向に向きかけたいた流れが反転したように見える。地球規模で目の前に迫りつつある気候変動の危機に対処するために、たとえ直接的、中長期的な効果が疑わしくとも原発を「応急措置」として活用するのはやむを得ないことかも知れない。

しかし、あのチェルノブイリのときに味わった恐怖を原発の専門家たちだけでなく、市民である僕たちも決して忘れてはならないと思う。忘れたころに往々にして災難はやってくるのだ。  


2010年04月23日

【威嚇行動?】

こんなことを黙って許していいのでしょうか。

 『中国海軍の駆逐艦が今月中旬、東シナ海で哨戒飛行中の海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動を取っていたことが20日、日中関係筋への取材で分かった。
 こうした行動は冷戦時代の旧ソ連も、自衛隊機や自衛艦に対して取ったことがないといい、政府は外交ルートを通じ、中国に対し事実関係の確認を申し入れている。
 関係筋によると、中国海軍の駆逐艦が海自のP3C哨戒機に速射砲の照準を向けたのは、13日午後3時半ごろ。2種類の速射砲の照準を向け、いつでも撃墜できることを示した。
 P3Cは国際法にのっとった通常の哨戒飛行を行っていた。
 これに先立ち、中国海軍の潜水艦2隻を含む部隊が10日夜、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、太平洋の硫黄島方面に進行。8日には、艦隊の艦載機とみられるヘリコプターが東シナ海で、護衛艦に対して水平距離90メートルを切るような近接飛行を行っている。
 関係筋は「冷戦時代の旧ソ連さえやらなかったような行動を行っている」と分析。「中国海軍が太平洋や日本近海で何をしようとしているか、慎重に見極めなければならない」としている。』 (4月20日付時事通信)


【同盟国との違い】

僕は軍事的なことは詳しくはわかりませんし、日本のメディアの伝える報道がすべて正しいとは思いません。そういう意味では、この記事だけを見て過剰反応することは避けたいし、本当に中国海軍の行動を批判するのであればもっと多くの、日本以外のメディアの報道なども確かめてみなければならないでしょう。

したがって中国海軍の行動を一方的に批判することはこの場ではしませんが、ひとつだけ現在の鳩山政権に言いたいことがあります。それは中国重視を唱えるならば、鳩山政権は正々堂々とこういった示威行動には毅然とした態度を中国に対して取るべきだということです。

さらに言えば、同盟国である米国に対して、もっと誠実な態度で接するべきだということです。普天間問題に見る鳩山政権の米国政府に対する対応は、不誠実で稚拙だとしか思えないのは僕だけでしょうか。日本の平和と安全を戦後60年以上にわたって支えてきたとも言える同盟国米国への真摯な姿勢が今こそ必要ではないでしょうか。中国は同盟国ではないということをもう一度肝に銘じるべきだと思います。みなさんはどう思われますか。

  


2010年04月22日

【アーミッシュの失敗率】

みなさんはアーミッシュをご存知ですか。彼らは米国のペンシルバニア州やオハイオ州などに住むドイツ系アメリカ人で、キリスト教と共同体に忠実に生きるために厳格な戒律を守り、車や電気などの現代人の利便性に背を向けて生活している集団です。

僕がこの集団のことを知ったのは、ハリソン・フォードが主演した1985年のアメリカ映画『刑事ジョン・ブック/目撃者』でした。喪服のような黒い質素な服を着て、交通手段は馬車で移動する人たちの質素な生活ぶりはその映画の中で忠実に再現されていました。その後米国に駐在していたときに、ペンシルバニア州ランカスターの町に遊びに行ったときに実際にその生活ぶりを見ることもできました。

そのアーミッシュの商売における失敗率が他のアメリカ人よりも低いという調査結果が発表され注目されているという記事がタイム誌に載っていました。("Management, Plain and Simple." p.43, TIME magazine issued on April 19, 2010) 馬車に乗って生活しているような人たちがこの気ぜわしい現代のマーケットでどうやってうまくやっているのか、素朴な疑問がわいてきます。

【失敗しない商売の秘訣】

それは商売を始めてから最初の5年間での失敗の確率というもので、通常の米国人は約50%なのに対し、アーミッシュは10%以下だというのです。どこに秘訣があるのか、それをEric Wesnerと言う人が3年間アーミッシュと生活して調査した結果を「"Success Made Simple: An Inside Look at Why Amish Businesses Trive."」という本にまとめています。

その本によれば、失敗しない商売の秘訣はアーミッシュの簡素な生活様式と同じく、シンプルな経営者と従業員の関係にあるといいます。

典型的な例は、経営者が常に従業員ととも働くということ。「自分がしないことを従業員にはさせない」というのがアーミッシュの経営者のモットーなのだそうです。そうすることで従業員は経営者を信頼してよく働くというのです。

もうひとつは厳しい仕事に対する倫理観(A rigorous work ethic)。アーミッシュには、どんなに単純な作業でも厭わずにやりとげることが求められています。

そして、最後にアーミッシュが自分たちの居住エリア以外の大学などでも堅実な商売を広げていることにもその成功の秘訣があるようです。

アーミッシュの会社は家族経営的なものが多く、フォーチュン誌500企業の中に入るような企業はありませんが、その商売のやり方には効率ばかりを追い求めるMBA流の現代的なマネジメント手法が忘れている商売の真髄みたいなものがあるのではないでしょうか。なんだか教えられますね。

  



2010年04月21日

【危険水域?】

鳩山政権の命運がもう尽きるのだろうか。

『時事通信社が9~12日に実施した4月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は前月比7.2ポイント減の23.7%となり、政権運営の「危険水域」とされる2割台に落ち込んだ。不支持率は同8.0ポイント増の56.5%と初めて過半数を占めた。小沢一郎民主党幹事長らの「政治とカネ」の問題に加え、米軍普天間飛行場移設問題で鳩山由紀夫首相が「5月決着」を公言しながら進展していないことなどへの批判が背景にあるとみられる。調査は、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施。回収率は67.1%だった。
 参院選比例代表の投票先では、民主が17.7%(同3.4ポイント減)、自民が16.8%(同3.7ポイント減)とほぼ拮抗(きっこう)。みんなの党は7.2%(同4.0ポイント増)となり、5.2%の公明を抜いて「第3党」に躍進した。
 鳩山内閣への評価を支持政党別にみると、支持政党なしの無党派層は、「支持」が17.4%にとどまり、「不支持」は57.6%だった。民主支持層では、支持が64.5%、不支持が23.8%。一方、連立を組む社民支持層は、不支持53.8%が支持30.8%を上回った。
 不支持の理由(複数回答)は、「期待が持てない」が35.0%(同9.1ポイント増)に急増。「リーダーシップがない」32.1%(同5.6ポイント増)、「政策が駄目」21.0%(同6.1ポイント増)が続いた。支持する理由は「他に適当な人がいない」8.4%、「政策が良い」4.8%、「首相の属する党を支持している」4.6%の順。
 小沢氏の進退については、「幹事長を辞めるべきだ」が46.2%(同2.3ポイント減)、「幹事長だけでなく衆院議員も辞めるべきだ」が29.7%(同1.6ポイント減)と、合わせて75.9%(同3.9ポイント減)が幹事長辞任を求めている。』(4月16日付時事通信)


【日米『民主党』】 

それにしても同じ名前の党のリーダー、ほぼ同じ時期にスタートしたのになぜこうも違うのだろうかと思わせるのが米国の民主党から出たオバマ大統領と日本の民主党の鳩山首相だ。オバマ大統領は過去のどの大統領もなしえなかった医療保険改革法案を成立させ内政を固めた後、核サミットや宇宙開発計画の発表など対外的な政策を矢継ぎ早に実行し、落ちかかった支持率を少しずつ回復させようとしている。それに対して、鳩山首相は政治とカネの問題などで失点を重ね続けて支持率が急落しているのだ。米国との関係で言えば、鳩山首相は先日のワシントンでの核サミットの際、かろうじてオバマ大統領との10分間の会談を「許された」ものの、実質的な話などできるわけがなく、ワシントンポストから極評されずとも日本国民としては情けないとの一言に尽きるのではなかろうか。

対米追従一辺倒だった自民党政権からアジア重視へ転換した姿勢を見せるべく、普天間問題を皮切りに米国と丁々発止渡り合う首相の姿を期待していた向きもあるかもしれないが、それは完全に裏切られたのではなかろうか。

この半年間の普天間問題を巡る首相と民主党の対応はまさに稚拙すぎて、米国が相手にしなくなるのも当たり前のような気がするのは僕だけだろうか。米国はときおりタイム誌などにも掲載されているが、世界に軍隊を派遣することで軍隊ではあっても若い貴重な人材の血を流し続けているのだ。その覚悟をもってして世界戦略を描き、イランや北朝鮮と対峙し、中国と渡り合い、日本や欧州などの同盟国との調整を真剣に図っているのだ。そんな気迫が日本の今の鳩山政権、民主党にあるだろうか。残念ながら、内向き志向ばかりが目立ってまったく感じられないのだ。そんな姿勢を日本国民はじっと見ているからこそ、支持率も下がる。自然の成り行きなのだ。

首相だけの罪ではない。しっかりとした国家戦略も戦術もなく迷走する民主党全体がその責を負うべきだろう。選挙の票目当てだけで合理的な説明も一切なしに郵政改悪を強行する亀井氏を野放しにしていることもその一端だ。本当に情けない。
  



2010年04月20日

【異変】

これは乗用車を取り巻く環境の「異変」が深く静かに進んでいるということなのだろうか。

『日本自動車工業会が8日発表した2009年度の「乗用車市場動向調査」で、全国で乗用車を保有する世帯の比率は75・8%となり、前回(07年度)調査比で3・4ポイント減少し1995年度以来14年ぶりの低水準となった。

 車を持たない世帯が約4分の1に上っていることを示しており、不況の影響などで経済的理由から車を手放す世帯が増えていることをうかがわせている。

 一方、買い替え予定車のエンジン(動力)のタイプを聞いたところハイブリッド車(HV)が前回調査の22%から32%となり初めて3割を超えた。今回から選択肢を加えた電気自動車も5%に上り、環境に配慮したエコカーへの関心が年々高まっている様子が浮き彫りとなった。

 調査は隔年で行っており、今回の調査は09年9~10月に実施し、3926人から回答を得た。』(4月8日付読売新聞)


【消費者が車を選ばなくなる時代】

昨年はGM、クライスラー等アメリカ自動車産業の凋落、その前はリーマンショックに端を発した金融危機やガソリン高騰による自動車の販売不振と自動車を巡る環境はめまぐるしく変化している。さらに去年暮れから今年にかけては、トヨタの大量リコール問題発生。まさに20世紀の社会をけん引してきたとも言える自動車文化は21世紀に入ってからその存立の基盤を脅かされるような環境変化に見舞われているのだ。

今回の調査で明らかになった消費者の自動車離れの動きは、単なる経済的理由だけではなく、これから始まる自動車社会の劇的変化の予兆のように思える。それは、少なくとも日本では若い人を中心にクルマを持ちたいという欲望が次第に薄れてきているのではないかという予兆だ。これからもクルマを持ちたい、クルマを運転したいと思わせるためには何が必要なのか、CO2を排出しないクルマを作るという命題とともに、自動車メーカーに課せられた課題は重い。
  


2010年04月19日

【範囲広がる】

アイスランドの火山噴火の影響が広がっている。

『アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火で、欧州北部を覆った火山灰による空港の閉鎖は、ブリュッセルの欧州航空管制当局の発表で16日までに計12カ国に達した。このほかハンガリーなども閉鎖を決定。「第2次大戦後の欧州大陸で最大規模」とされる空の便の混乱は、欧州の南方に拡大した。
 同当局の声明によると、航空機の運航が全面禁止された国はベルギー、英国、デンマーク、エストニア、フィンランド、アイルランド、オランダ、ノルウェーとスウェーデン。仏パリの全空港、ドイツの主要都市とポーランドの空港も閉鎖された状態。AFP通信によれば、ハンガリーやルーマニアも危険回避のため相次いで領空閉鎖を発表した。
 15日は欧州全体で約6000便が欠航となったほか、16日も計1万7000便が影響を受ける見通し。欧州のハブ空港であるロンドン・ヒースロー空港を抱える英国では、北部地域を除く広範囲にわたって少なくとも17日午前7時(日本時間同日午後3時)まで規制が続けられる。一方、スウェーデンやノルウェーなどは運航を一部再開したとの情報もある。』(4月17日付時事通信)


【経済へも波及?】

それにしても映像で見るとすさまじい噴火だ。この噴煙が欧州各国に飛散しているのだから、航空機の安全を考えれば各国の空港閉鎖はやむを得ない措置だろう。

空の安全もさることながら、一大経済圏である欧州にすぐ近い火山噴火のため、噴火が長引けば経済への影響も計り知れないだろう。国際航空運送協会(IATA)によると、航空各社の収入減は1日あたり2億ドル(約180億円)を超える見通しだとのことで、空港閉鎖が長引けば物流や観光にも影響は必至で、日米に比べても回復が遅れている欧州経済への打撃となりそうだとの新聞報道もあった。

人間が原因となるCO2の排出増による気候変動などと併せて、最近前例を見ないような大規模な自然災害が世界各地で起きている。天変地異は人間が事前に止めることなど不可能なので、起こってからどう対処するかしかないのだが、出来るだけ影響を軽微にする対策だけは各国が協力して迅速に行ってもらいたいものだ。
  



2010年04月15日

【異常高温】

平均気温は上昇し続けているようです。

『3月の世界の平均気温が統計を取り始めた1891年以降、最も高かったことが分かった。

 気象庁が14日、発表した。

 同庁によると、世界の平均気温は、陸海上約1300の観測点の気温データを基に算出され、今年3月の気温は、平均で平年より0・44度高く、過去最高だった2002年(プラス0・43度)を上回った。

 地球温暖化や、昨年から南米ペルー沖の赤道付近で発生しているエルニーニョ現象の影響とみられ、陸上では北アメリカ大陸北部や西アジアで、海上では赤道域を中心とする広い範囲で気温が平年を上回った。

 3月の平均気温を長期的に分析すると、100年あたり0・8度のペースで気温が上昇しているという。』 (4月14日付読売新聞)


【皮膚感覚との温度差】

このニュースを見て、最近の気温に対する皮膚感覚と少しずれている気がするのは僕だけでしょうか。というのは、このところ全国的に寒暖の差が激しくなっていて、日によっては20度を超えて春~初夏の陽気となったと思うと、翌日はまた冬に逆戻りといった日がよくあるからです。

特に関東から北では、ここ1カ月ほどは広い範囲で平年より5度前後低い気温が続いており、低温や霜による野菜などの農産物の生育への影響が出始め、野菜の高騰がニュースで伝えられたりしています。短期的な温度に対する人間の皮膚感覚と平均気温との差が顕著になってきているのです。

【進行する気候変動】

COP15の失敗や、IPCCの報告書の間違いなどで最近地球温暖化論に対する懐疑論的な風潮が出てきていますが、現実には気候変動の振幅が地域によっては顕著になって、短期的に寒暖の差が激しくなったりはしているものの、トレンド的には気温は上昇しつつあるということではないでしょうか。

懐疑論を声高に主張したところで、迫りつつある危機は避けられないと知るべきなのでしょうか。

  



2010年04月13日

【吹替えによる理解】

「超吹替え」という新しい試みが今、日本で上映される洋画で話題を集めています。

『映画館で洋画の字幕を追うのは疲れる。でも、吹替版は…。そんな人に朗報。レオナルド・ディカプリオ主演「シャッターアイランド」に、業界初の「超日本語吹替版」が登場する。字幕翻訳の第一人者、戸田奈津子さんが初の吹替監修を務め、違和感のない話し言葉を実現。“大人の吹替版”で映画に集中できそう?

 「超日本語吹替版」誕生のきっかけは近年の洋画離れだった。その一因は“字幕”。配給のパラマウントピクチャーズジャパンが10~50代の男女300人に実施したアンケートによると、半数以上が字幕に対して「疲れる」「見にくい」「読み切れない」など否定的な印象を持っていた。

 超日本語吹替版に興味を持っているのは全体の49%。なかでも50代以上と、10代の興味が高かったという。これには「24-TWENTY FOUR-」や「LOST」などの海外ドラマのヒットの影響も。字幕を追うのに疲れた世代と、字幕と吹替の切り替えが自由にできるDVDに慣れた世代が、吹替への抵抗が少ないことが分かった。

 もっとも日本では、映画館で見る洋画は字幕版が主流。「俳優と声優の声のイメージが違う」「日本語が不自然」など、吹替版への“アレルギー”がある人も多い。そんなファンの声をもとに「超日本語吹替版」へと改良された。

 字幕翻訳家の戸田さんが吹替監修に初挑戦。「殺したいわけじゃない」↓「殺す気はない」。「不条理には勝てないわ」↓「そういうものなのよ」と、翻訳的な言い回しではなく、より自然な話し言葉に。プロの声優のみを起用し、先入観なくストーリーに入っていけるようになっている。

 さらに、役名を表記。海外ドラマのように主要キャストが初登場の際、「連邦保安官 テディ」など役名の文字が画面上に出る。これも業界初の試みだ。

 「シャッターアイランド」は謎解きミステリー。細かなシーンに注目して見ていくと、真相が明らかになったとき、より楽しめる。字幕に気を取られず、役者たちのしぐさひとつひとつをじっくりと見ることができそう。』(3月20日付産経新聞)


【新しい潮流】

つい最近、映画「アバター」の大ヒットでハリウッドを中心に映画界の流れは一気に3D映像になっています。確かにインパクトの大きさという点では2Dよりは遥かに娯楽性が高いので、これからの映画はどんどん3Dが主流になっていくでしょう。

3Dともうひとつ日本で上映される洋画においては、言葉の問題が観客の動員に大きな影響を与えています。それは字幕にあります。低学年の小学生などの子供は字幕を見ながらというのは難しいのは当然ですが、大人でも字幕と映像を両方追っかけながら鑑賞するのはかなりしんどいものです。一部のファンや英語学習者などにとっては俳優の生の声じゃなければ駄目だという声も根強くあるのですが、この記事にある「シャッターアイルランド」のような謎解きミステリーなどストーリーを言葉でしっかりと追っていかなければならないような映画ではやはり吹替えで見たほうが理解がしやすいでしょう。一部のファンの不満はDVDなどで外国語を後で楽しむということで吸収できるかもしれません。

そこでこの「超吹替え版」というのが登場したのだと思います。今回の試みがうまくいけば、3D映像とともに日本では「超吹替え版」の洋画が主流になっていくのかもしれませんね。これは裏を返せば、戸田奈津子さんのような字幕の専門家が少なく、今まで如何に字幕が粗製乱造されていたか、ユーザーの不満に応えていなかったかということかもしれません。

  


2010年04月12日

【また進化】

アップルがiPhone向けの新しいOSを発表しました。

『米アップルは9日(米国時間8日)、同社のモバイル向け基本ソフト(OS)の次期バージョン「iPhone OS 4」を発表した。今夏をめどにiPhone(アイフォーン)およびiPod touch(アイポッドタッチ)対応版を提供する予定。

 「OS 4」は複数のアプリケーションを並行して立ち上げることのできるマルチタスクに対応。道案内アプリの音声を聞きながら別のアプリを操作するといったことが可能になる。ホーム画面上のアプリを整理する「フォルダ」機能なども搭載し、操作性を向上させた。

 先日、米国で発売したiPad(アイパッド)の電子書籍サービス「iBooks」が、アイフォーンやアイポッドタッチでも利用できるようになるほか、オンラインゲームの対戦やユーザー間の交流を担う機能「ゲームセンター」を導入する。

 また、広告配信システム「iAd」を新たに立ち上げ、広告販売にも進出する。従来はアプリ内の広告をクリックすると、ブラウザが起動しアプリの操作が中断されるなどの連携の悪さがあったが、OS自体に広告表示機能を組み込むことでこれを解消、アプリでのより柔軟な広告展開を可能にする。

 「OS 4」の対応機種は昨年発売されたアイフォーン3GS、および第3世代アイポッドタッチ。一昨年に発売されたアイフォーン3Gや旧型のアイポッドタッチでは、マルチタスクなどに対応せず、一部の機能の提供にとどまるという。また、アイパッドへの提供は秋ごろまでずれこむ見込み。』(4月9日付産経新聞)


【さらに使いやすく】

アップルが何か新しい製品を発表するとき、CEOのスティーブ・ジョブス氏が自らプレゼンを行いますが、彼は今回も1時間近くiPhoneの新しいOSについて熱っぽく語りました。そして、そのバージョンアップの内容はマルチタスク機能やゲームセンター機能などユーザーとして「早くバージョンアップしたい」と思わせるワクワク感のあるものでした。

日本でもようやくドコモがエクスペリアを発売するなどスマートフォンへのユーザーのニーズに応えられる機種が少しずつ出てきていますが、今回のバージョンアップを見てもアップルのiPhoneはその数段上を行っているという印象です。すなわち、それはプロとよちよち歩きの子供くらい違うのではないかと思っています。

アップルの製品を使ったことのあるユーザーはお分かりだと思いますが、iPhoneにしてもiPadにしても他社の製品との違いは単に技術的なスペックの問題ではなくて、アップルの製品はユーザーにいかに近いか、いかにuser-friendlyであるかという点で実によく考えられているということです。パソコンの分野でマイクロソフトのウィンドウズとマックのOSが競い合っていた時も、タッチスクリーンなどの多くの機能の先鞭をつけたのはマックだったことをすでに多くのユーザーは忘れているかもしれませんが、それらはジョブス氏のユーザーを思う思想がもたらしたものだと思います。スマートフォンの分野でも全く同じだと思います。

進化するアップルの製品を使うことは、世界中の同時代に生きる人たちの中で最も先端を行っているというワクワク感を得られることも大きな魅力なのかもしれません。
  



2010年04月09日

【引退宣言】

あの「永遠の美少女」が引退を発表しました。

『女優の由美かおる(59)が5日、東京・赤坂のTBSで緊急会見を行い、同局系時代劇ドラマ『水戸黄門 第41部』(4月12日 後8:00スタート)をもって、同ドラマの“レギュラー出演”を卒業することを正式に発表した。昭和61年以来、湯気が立つ“入浴シーン”で色気を振りまいてきた由美だが、今年11月の還暦を前に打ち止めとなる。由美は「これからは近くの銭湯でノビノビと泳いでみたい」とはじめこそ、笑いを交えながら話したが、途中では目に涙を浮かべて言葉を詰まらせる一幕も。会見には民放各局の報道陣も駆けつけるなど、長きにわたって愛され続ける同ドラマの影響力を見せつけた。

 デビュー当時からほぼ変わらないという抜群のプロポーションを維持し続け、かげろうお銀(第16部~29部)と疾風のお娟(第29部~41部)として、お茶の間を魅了してきた由美は「苦しいこと、楽しいこと、たくさんありましたが、今はすべてが楽しかった! 良かった!と思っています。これからのことは、ゆっくり考えたい」とコメント。同席した関係者によると、これまでに由美の事務所サイドと何度も話し合いを持ち、その結果、つい最近卒業が決まったという。ファンの熱い要望に応え、第40部(昨年11月)には入浴シーンが累計200回を越えるなど、まさに“体を張り”演じ続けてきた由美だが、残念ながら、レギュラーラストとなる第41部での入浴シーンは無いという。

 15歳で芸能界デビュー、同ドラマには四半世紀にわたり出演してきた由美は「私は現状に満足することなく“生涯青春”で突っ走っていきたい」と現在の心境を吐露した。過去には1シリーズ40~50回という長丁場だった同ドラマも、今シリーズは「作品のローテーションの都合。数字(視聴率低下)が理由ではない」(番組関係者)ということから12話で完結する。これについて由美は「初めての短さで驚いている。(レギュラー卒業の決め手は)なかなか(理由を言うのは)難しいですね……」と言葉を濁した。最後に、近年、小さな子供からファンレターをもらったエピソードを明かした由美は、涙目となり言葉を一瞬詰まらせながらも、その“若さと健康”の秘訣については「責任感ですね!」と持ち前の明るさで語っていた。』(4月6日付スポニチアネックス)


【驚くべき若さ】

それにしても由美かおると言えば、われら中高年から見れば永遠の美女とも言える方なのですが、今年還暦になるとは改めて驚かされました。いつ見ても変わらぬ美貌、そして素晴らしいプロポーション。とても60歳になるなんて思えないくらい若々しいのですから。

あの有名な入浴シーンも何年たっても、ちっとも今の由美かおると変わらないのですから驚きです。「若さと健康」の秘訣について「責任感」と語ったご本人の努力は並大抵のものではないのでしょうね。水戸黄門を降板しても、まだまだ現役スターとしてお茶の間に登場してほしいと願うばかりです。  



2010年04月08日

【初めて減少】

森林面積の消失率が初めて減少に転じたとの記事が目に留まりました。

『00年代に世界で消失した森林面積は東京都の約24倍の年間520万ヘクタールだったことが、国連食糧農業機関(FAO)のまとめで分かった。90年代の年間830万ヘクタールに比べて大幅に減り、消失率が初めて減少に転じた。中国やインドで大規模な植林が実施され、新興国の環境意識が変化していることを示唆している。

 分析は「世界森林資源アセスメント2010」で報告された。

 それによると、世界の森林は全土地面積の約3割に相当する約40億ヘクタール。90年代には、農地への転換や火災などで毎年1600万ヘクタールのペースで減少していたが、00年代は年間約1300万ヘクタールに鈍化。さらに中国などで植林が進み、森林が年間700万ヘクタール以上増え、増加分を差し引いた00年代の純減少面積は年間520万ヘクタールだった。特に中国やインド、ベトナムでは植林計画が進み、この5年間で年間400万ヘクタールも拡大した。

 一方で、南米やアフリカでは過去最悪の消失率を記録している。FAOの担当者は「中国などの植林計画も20年までに終了する。地球温暖化防止の視点からも森林減少が加速しないよう、各国は森林の保全と管理を強化しなければならない」と警告する。』(4月4日付毎日新聞)


【厳しい現実】

森林消失の最も大きな要因と考えられているのは、熱帯地域を中心とする開発途上国で起こっている人口爆発によって、増大する人口に見合う食糧を確保するためにそれらの地域で食糧を得るための森林伐採、森林の開墾が急速に進んでいることです。

森林開墾とともに、現在世界各地で頻発している森林火災も森林消失の要因として注目されていますが、これは最近の激しい気候変動がもたらしている部分もあります。

いづれにしても、森林の消失はここ数十年にわたって進行してきており、CO2の吸収減の喪失という意味でも非常に深刻な問題と言えるでしょう。2000年代の森林消失率の減少の多くが中国やインドなどでの植林計画実施による森林面積の拡大によるというのは一筋の希望ではありますが、アフリカやその他の開発途上国では森林消失はむしろ深刻化していることを考えると現実は非常に厳しいと言わざるを得ません。日本にだけいると日本の森の豊かさの中で忘れがちですが、今一度森林資源についてひとりひとりがしっかりと考え、行動していく必要があるのではないでしょうか。
  



2010年04月06日

【スマートフォン戦争】

エクスペリアがスマートフォン戦争に参入して、いよいよ面白くなってきました。

『携帯電話3社によるスマートフォン(高機能携帯電話)の販売戦争が火ぶたを切った。最大手のNTTドコモは1日、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用したソニー・エリクソン製「Xperia(エクスペリア)」の発売を開始し、先行予約で5万台超の好調な滑り出しだ。一方、米アップル製「iPhone(アイフォーン)」で市場をリードするソフトバンクモバイルも1日、台湾HTC製のアンドロイド携帯「Desire(ディザイア)」の予約受付を始め、安い価格で迎え撃つ。KDDI(au)も6月に本格参入し、メーカーを含めた市場争奪戦が早くも過熱気味だ。

 ドコモは1日、東京都内の家電量販店で、エクスペリアの発売イベントを行った。ドコモの山田隆持(りゅうじ)社長は「手応えを感じている。アイフォーンに十分勝負できる」と笑顔をみせた。根拠は予想を上回る反響だ。

 先月18日以降のエクスペリアの予約受注数は5万台を超えた。2009年度の国内スマートフォンの販売台数が約200万台とみられ、わずか2週間でシェア2~3%を獲得した計算だ。家電量販チェーンのビックカメラでは「携帯電話の予約数では過去最高」(宮嶋宏幸社長)といい、市場を築いたアイフォーンの勢いを上回る。

 ドコモはエクスペリア発売をきっかけに、IT(情報技術)に詳しくない人でも使えるスマートフォンの品ぞろえを強化する。今後、日本で普及したお財布ケータイなど各種機能に対応した端末を充実させる考えだ。

 ドコモに対抗心を燃やすソフトバンクモバイルも「ディザイア」の予約受付を1日から始めた。店頭価格は2万円前後で、エクスペリアより安い。

 ソフトバンクの孫正義社長は「今後、携帯電話はスマートフォンになっていく」と予測し、アイフォーンを軸に市場での“主役”の座を譲らない構えだ。』(4月2日付 フジサンケイ ビジネスアイ)


【どちらが面白い?】

米アップル製「iPhone(アイフォーン)」が日本で発売されてもう2年以上になり、携帯電話市場にスマートフォンは欠かせない存在になってきたようです。かく言う僕も2年近く前にiPhoneを購入し、現在その魅力にハマっています。

果たしてスマートフォンの先駆けとなったiPhoneと比べて、今回発売となった米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用したソニー・エリクソン製「Xperia(エクスペリア)」は消費者のハートをつかむことが出来るのでしょうか。

それに対する僕の意見は「発売当初はそれなりの反応はあるかもしれないけれど、iPhoneの魅力に対抗できるようになるためにはまだまだ時間がかかるだろう」というものです。

なぜか?僕がそう考える理由は、何といっても圧倒的なアプリの数の違いです。iPhoneのアプリは有料・無料併せて現在15万以上と言われており、販売されて間もないエクスペリア用に作られているアプリはその数さえ未だ定かではありません。この、使えて面白いアプリの差が決定的だと考えるからです。それはあたかも以前マイクロソフト向けのソフトがその数でアップルのパソコンを凌駕し、圧倒的なシェアを奪ったのと似ています。その主役が今回は、アップルとグーグル、日本ではソフトバンクとドコモという構図になっているだけなのです。

アプリはたとえ標準装備されているものがどんなに優れていてもいづれ飽きが来るものです。そんなとき、例えばTwitterのアプリひとつとっても様々なアプリがiTuneを通して得られるiPhoneは消費者にとって大きな魅力なのです。

テレビなどではドコモの大掛かりな宣伝もあって、グーグルとの関わりやTwitterなどが出来るソフトの標準装備などで使いやすさをアピールしていましたが、出回っているアプリの数では圧倒的な劣勢にあるエクスペリアの前途はまだまだ多難と言えると思います。ただ、お互い激しい競争をして切磋琢磨することで消費者の多様なニーズにさらに深く応えられるようになればこれはいいことです。

頑張れ、エクスペリア!!! まだまだ先は長いよ。

  



2010年04月05日

【高齢化対応】

読者の声には逆らえなかったようです。

『ビートルズやボブ・ディランら欧米のベテランロッカーやミュージシャンの特集記事で人気の老舗月刊音楽誌「レコード・コレクターズ」が、主要読者層の高齢化を受け、4月15日発売の5月号から活字を現在より約10%大きくすることが2日、分かった。「字が細かくて読みにくい」との読者からの要望に応えたという。かつて若者文化の象徴だったロック音楽だが、時の流れには逆らえない?!

 同誌は昭和57(1982)年にミュージック・マガジン社が創刊した。公称発行部数は約15万部。約10年前から、読者ニーズの取り込みに力を入れるため毎年12月号にアンケートはがきを付け、翌年の2月号に読者が選ぶ「再発CD年間ベスト20」や同誌への意見を掲載するなど活用してきた。

 ここ数年、アンケートはがきを送ってくる熱心な読者のほとんどが50代半ば以上で、「字が小さくて読みにくいので大きくしてほしい」という要望が編集部に多数寄せられたという。編集部内で協議した結果、5月号から文字の拡大など大幅な誌面刷新の実施に踏み切ることにした。

 同誌の寺田正典編集長(47)は「編集部内では文字拡大による情報量減少を危惧(きぐ)する声もあったが、レイアウトに工夫を凝らし、減少は最小限にとどめた。実は私自身も最近、老眼鏡をかけて編集作業をしていることも影響しています」と話す。

 今回の同誌の刷新には、若者の洋楽離れやネットの普及による活字離れの影響もうかがえるが、寺田編集長は「ロック音楽が真に革新的で多くの人をひきつけたのは1980年代半ばまでで、そのころにファンだった若者がロック音楽とともに年を重ねている。読者の高齢化は避けられないが、若い世代にも親しめるようなメディアをめざしたい」と意気込んでいる。』(4月2日付産経新聞)


【時代は変わる】

ロックとは、1950年代にアメリカで黒人音楽と白人音楽が融合して出来たポピュラー音楽のジャンルで、既存のクラシックやジャズといった音楽に対抗するカウンターカルチャーとして若者の間に広がったという側面もあります。

日本でも記事にある通り、1980年代に若者の支持を得て大きく広まり、老舗月刊音楽誌「レコード・コレクターズ」の読者層を形成してきたのでしょう。しかし、月日は流れ、若者のロック離れが進み、かつて若者だった読者層がそのまま残ってそれらの音楽誌を支えているために、読者層の高齢化が「活字の拡大」という要請を生んでいるのです。

先日NHKテレビで熱血オヤジバンドの全国大会が福岡で開催されている様子が放映されていましたが、オヤジバンドのメンバー達も80年代や90年代のロック熱狂派がオヤジとしてロックを今でも楽しんでいる姿なのです。彼ら熱血オヤジバンドのようなロックオタクのオヤジたちのために、ミュージック・マガジン社には是非とも高齢読者のニーズに応えてこれからも紙面づくりに取り組んでもらいたいと思います。

  



2010年04月02日

【重大発表?】

『1995年3月の警察庁長官銃撃事件で、公訴時効が成立した先月30日、警視庁公安部が、オウム真理教の信者だった同庁の元巡査長(44)ら8人を「容疑グループ」とする「捜査結果概要」を公表したことについて、1日開催された定例国家公安委員会で、委員5人の一部から「あそこまで踏み込まなくても」と懸念が示されたことがわかった。

 中井国家公安委員長が定例記者会見で明らかにした。

 これに対し、警察庁側は「批判はわかるが、団体規制法の監視対象である団体であり、あえて異例の公表に踏み切った」と説明したという。記者会見に同席した警察庁の安藤隆春長官も「警察の現職トップが狙われたのは治安に対する挑戦。警視庁は、捜査内容の説明責任を果たすという公益性を重視して公表したと理解している」と話した。』 (4月1日付読売新聞)


【変わらぬ体質】

15年前、日本中を震撼させたオウム真理教への捜査が大詰めを迎えようとしていた矢先に起こった警察庁長官の狙撃事件。あの時の衝撃は国松長官の狙撃現場の映像が今でも目に焼きつくほど鮮明に覚えている。警察のトップが撃たれるなんて・・・そんな国民ひとりひとりにとって警察への信頼を根底からなくすほどの衝撃的な事件だったのだ。しかし、様々な状況証拠や警察内部のオウム真理教信者への疑惑などからオウム真理教が関わっているとの見方が多かったにもかかわらず、結局その真相をつかむことが出来ず時効という結果になってしまった。

疑惑の組織解明の途中で警察庁長官が狙撃されたというのも考えられない失態であるが、そのトップへの重大な犯罪の真相をついに掴めなかったというのもそれ以上の失態である。その責任を棚に上げて、「オウムが悪い」と異例の発表をしたところで国民には「負け犬の遠吠え」としか聞こえないだろう。

原因の追及さえ出来ない組織を国民は信頼するだろうか。そんな体質が大事件を招いたのではなかろうか。国民のひとりとして猛省を促したいと思うのは僕だけだろうか。
  



2010年04月01日

【友人との旅行】

先週の3連休で上海に旅行してきました。学生時代にサンディエゴでホームステイしたとき以来の友人との旅行でした。二人で上海の発展ぶりを体験するのがその目的。かねがね上海には一度行ってみたいとは思っていたのですが、なかなかそのチャンスがなかったところ、その東京の友人と上海で落ち合うことで行けることになったのです。といっても友人の日程と合わせたので、初日は福岡を発って夜上海に到着、3日目は朝早くホテルを出て浦東空港に向かう便しかなく、実質的には中日の1日しか上海を見る時間はなかったのですが、それでも上海の急発展ぶりをこの目で体感することが出来ました。

【目覚ましい発展ぶり】

その上海、人口は2千万人近くで、地方からの出稼ぎ労働者を入れると25百万人にもなると言われている大都市です。日本人の居住者は10万人。といってもあまりの人口の多さと様々な外国人がいるせいか、街を歩いていてもそれほど日本人が目立ってはいませんでした。

今回の旅の目的は市の中心街に林立する摩天楼を見て、その目覚ましい発展ぶりを体感することだったので、さっそくホテルから地下鉄で浦東地区に行き、東方明珠塔に登りました。この塔は1995年に完成した高さ468メートルのアジア1の塔だそうですが、外見はコンクリートの塊みたいです。ただ、浦東地区にビルが林立する初期に建てられたため、上海の発展ぶりを時々刻々と体験し、世界に発信する上ではシンボル的存在としてここ15年聳え立っていました。

そこから見た上海の摩天楼の林立ぶりはまさに驚愕でした。まだまだ建設途上のビルが多いとはいえ、黄浦江を挟んで立ち並ぶ超近代的ビルの数々は訪れた観光客に中国の超スピードの発展ぶりを誇示しているかのようでした。そこはニューヨークのマンハッタンを想起させずにはいられませんでした。上海人にとっては上海万博開幕までは、まさに「国威発揚」の場と言えるのかもしれません。

【身近な国際都市―その光と影】

その上海、福岡からは飛行機で1時間半ほどで行ける距離にあります。東京とほぼ同じ距離と時間ではないでしょうか。それほど近くにニューヨーク以上の大都会があるということを実感しました。それまではテレビや雑誌などで見るだけだったので、遠い存在だったのですが、実際に来てみるとその巨大さや発展ぶりに圧倒されたというのが正直なところです。

ただ気になったことがひとつあります。欧米や日本との格差を躍起になって埋めようとしているためか、日本の高度成長時代のようながむしゃらさが先にたち、CO2削減のための仕掛け作りにまでは手が回らないという印象でした。もちろんバイクや自転車が電気で駆動していたり、信号がLEDになっていたりはするのですが、都市全体の急激な発展のためには膨大なエネルギー、言い換えればCO2が放出されており、摩天楼の上に広がる曇天の空が象徴するように環境的にも中国が世界をリードするようになるにはまだまだ視界は晴れそうにない感じでした。

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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