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2010年07月21日

【「はやぶさ」人気沸騰】

これほどまでにブームになるとは、今は亡き「はやぶさ」自身も予想だにしなかったでしょう。

 『小惑星探査機「はやぶさ」が6月に帰還したことを受け、”誕生の地”である相模原市が宇宙ブームに沸いている。はやぶさ帰還を描いた映画を上映する市立博物館(中央区高根)には、全国から来場者が押し寄せている。はやぶさが持ち帰り、同館で今月末に全国初公開となるカプセルについても問い合わせが殺到。4月に政令指定都市に移行した相模原市は「シティーセールスにつなげたい」と、追い風に期待を寄せる。

 映画は、帰還が話題になった6月だけで約5千人が観賞。平日でも定員210人の席がぎっしり埋まり、満員御礼が続く。「開館以来、こんなことは初めて」と市立博物館はうれしい悲鳴を上げる。好評を受け、今月16日までだった上映を8月31日まで延長することを決めた。

 宇宙関連のイベントも相次ぐ。市は、市内に研究機関のある宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)と今月1日、山崎直子さんら宇宙飛行士の講演会を開いた。事前に用意した500人分の入場チケットが、配布開始とともに終了するほどの人気だった。』(7月18日付 カナロコ)


【胸打つ感動】

小惑星探査機「はやぶさ」が先月13日、7年1カ月ぶりに地球に戻って来て、夜空の星になったことは日本全国に大きな感動を与えました。
地球からお3億キロという途方もなく遠い小惑星「イトカワ」に着陸し、地球誕生と同じ成分というこの小さな惑星の砂を持ちかえることをミッションに2003年に地球を飛び立った「はやぶさ」。2005年に「イトカワ」に到着したものの、一度目の着陸失敗で機体が損傷、一時は通信が途絶えて行方不明になったそうです。

さらに四つあるエンジンのうち三つが破損。壊れた2台の正常な部品を電子回路でつないで1台分の推進力を得るという起死回生の策で切り抜けたのは、相模原市にある管制室の根気強い作業があったのです。満身創痍(そうい)の中で2010年6月にサンプル採取できたであろう砂の入ったカプセルを地球に落とし、自身はミッションを終えて夜空に散っていきました。

何度の失敗にめげずに、その重責を果たした「はやぶさ」に自分自身の人生を重ね合わせて感動した人々も多かったのでしょう。「はやぶさ」は日本のヒーローとなって蘇ったのです。

【次なる目標へ】

一時は事業仕分けの対象にまでなったといわれる小惑星探査機計画は、「はやぶさ」の地球帰還によって一般大衆の絶大なる支持を受けたこともあり、2014年に後続の探査機を打ち上げることに決まりました。日本経済新聞によれば、日本政府はさらに性能を高めた「はやぶさ2」の打ち上げ計画を来月確定する計画だということです。本当によかったですね。新しい技術の進歩は様々な苦難と挫折の中から生まれてくるものです。是非、「はやぶさ」で培った技術を後継機にも存分に生かしてほしいものです。
  




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