2011年01月31日

【ケータイが変える】

ケニアで新しい銀行のカタチが広まりつつあるのをご存じですか?写真をご覧ください。そこでは屋台のような窓口で、店員とお客がケータイで何やら取引しています。これって銀行?

1月31日号アジア版タイム誌「ケニアの銀行革命」("Kenya's Banking Revolution" by Alex Perry and Nick Wadhams, p.45-46, Global Business, TIME magazine on Jan.31,2011)という記事に革命的な変化がケニアのファイナンスシーンに起きているという記事がありました。

【簡易店舗にケータイだけ】

日本ではすでに「お財布ケータイ」といった呼称でモバイルバンキングが普及しつつありますが、まだまだ若い世代や一部のケータイを使いこなしている利用者を除いて高齢者や低所得者などには広まっていないのではないでしょうか。

ところがもともと電話設備のインフラや銀行店舗などが限られていたケニアなどのアフリカ諸国で、近年爆発的に携帯電話が一般庶民にまで普及するのに歩調を合わせて、新しい銀行ビジネスが旧来の銀行業界ではないところから出現、広まっているのです。

その名はサファリコム(Safaricom)。1997年にケニアの携帯電話会社が設立した「銀行」です。仕組みは簡単。今では大衆に広まったケータイを使って、テキストメッセージで顧客から受け取ったキャッシュを僅かな手数料で送金する。その名はM-Pesa。MはモバイルのM、Pesaはスワヒリ語でお金の意味だそうです。当たり前の為替システムの原型ですが、簡易な店舗とケータイだけで出来るので設備投資がほとんどかからないこと、顧客の数は急速に増えていることでリーマンショックもものともせず爆発的に利益をあげているのです。

Mobile banking has been available for years in Japan and elsewhere, but only on a limited basis. M-Pesa's growth has nonetheless been extraodinary. Of Safaricom's 16 million customers, 12 million have M-Pesa accounts - this in a nation of 39 million people.

【もうひとつの革命】

ソーシャルネットワーキングのフェイスブック(Facebook)の利用者が世界中で5億人とか6億人となり、チュニジアの政変を誘発したり、エジプトの民衆蜂起の道具に使われたりと世界中にインターネットを通して物凄い変化が起きていますが、ケータイもアフリカでは10年ほど前のゼロに近かったころから現在は5億人以上が所有していると言われています。ケータイもインターネット同様、電話のインフラがなかった途上国で急速に普及することで、先進国以上の革命的変化が起きているのです。

それが経済にもたらす恩恵も半端ではありません。世界銀行と会計コンサルタントのDeloitteによると、途上国で100人に10台ケータイが追加普及すると、GDPが0.6%から1.2%上昇するそうです。

The World Bank and the consultancy Deloitte found that for every additional 10 mobile phones per 100 people in a developing country, GDP rose 0.6% to 1.2%.

従来型の銀行がほとんど存在しなかったケニアに出現したサファリコムのように新しい「銀行」システムが既存の銀行を呑み込む日がそう遠くない将来に来るのかもしれませんね。  


2011年01月28日

【市場からの警告】

日本国に市場が警告を発しています。

『米国の格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本国債の長期格付けを従来の「AA」から「AAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。財政の悪化懸念を理由に挙げた。同社による日本国債の格下げは2002年4月以来8年9カ月ぶり。
 上から4番目のAAマイナスは信用力には問題ないとされるが、財政不安が取り沙汰されるスペインを下回る。財政再建の行方によっては、国内の長期金利に上昇圧力がかかり、景気回復の足を引っ張る危惧がある。
 S&Pは「日本の財政赤字が今後数年にわたって高止まりし、財政の柔軟性がさらに低下する」と予想。大規模な財政再建策が実施されない限り、「20年より前に基礎的財政収支の均衡は達成できない」とし、20年度の黒字化を目指す政府目標の実現は困難との見方を示した。
 また、菅直人首相率いる民主党政権の政策運営を「債務問題に対する一貫した戦略が欠けている」と批判。首相が優先課題に掲げる消費税を含めた税制と社会保障制度の一体改革をめぐっても、「これにより、政府の支払い能力が大幅に改善する可能性は低い」とし、財政再建への貢献に強い疑問を呈した。』 (1月27日付時事通信)


【危機は突然やってくる】

2001年には日本国債の格付はトリプルAでしたからこの10年でAAマイナスまで落ちて財政不安が取りざたされるスペインよりも下になったというのはそのスピードと深刻さは重大です。

菅首相はこの格下げ報道に対して、「今初めて聞いた。(衆院)本会議から今出てきたばかりで、ちょっとそういうことに疎いので、改めてにさせてほしい」と首相官邸で記者団に語ったそうですが、それが首相の真意かどうかは別にして、この発言はおそらく今の政治家達の大半の危機意識のなさを代表しているものだと思います。

首相でさえこういう発言が飛び出してくるわけですから、他は推して知るべしでしょう。与謝野氏の変節ぶりを批判する声も多くありますが、日本の危機的な財政状況を見れば、なりふり構わず真正面からこの問題に取り組もうとする姿勢は当然だと思います。

もう「日本国倒産」までのカウントダウンを市場は始めました。マーケットが動き、そこに投資家が「真実」を見出して自らの身の危険を感じた時、もう後戻りはできない怒涛のような動きが始まるでしょう。最近の気候変動や天変地異のかつてない動きの速さ、スケールの大きさと同じような事態にならないように国民も政治家もしっかりと考え行動すべきときだと思います。みなさんはどう思われますか?  



2011年01月27日

【日韓戦の後で】

2日前のアジアカップ日韓戦での韓国選手の行為が波紋を広げています。

『25日に行われたアジアカップ準決勝の日本戦で先制ゴールを挙げた際、日本を侮辱するかのような猿のパフォーマンスをしたとして批判にさらされている韓国代表MFのキ・ソンヨンが自身のTwitterで事の真相を語った。

 キ・ソンヨンは試合後、Twitterに、「観客席にあった旭日旗を見た時は涙が出る思いだった」と書き込み、旭日旗がパフォーマンスの引き金だったと示唆。さらに約5時間後には、「(パフォーマンスに対する)弁解ね……私は選手である前に大韓民国の国民だ」とのコメントを掲載。事実上、日本人に向けて意図的に人種差別的なパフォーマンスを行っていたと認めた。

 猿の物まねは、白人が東洋人に対して侮辱の意味を込めて使うことが多い。過去にキ・ソンヨン自身も人種差別行為を経験した“被害者”でもあった。しかし、今回の行動により非難の的となることは避けられず、FIFA(国際サッカー連盟)により処分される可能性も浮上。

 長谷部誠とパク・チソンの両国キャプテンら、多くの選手たちはお互いの健闘をたたえ合うコメントを残していたが、この行為により後味の悪さも残る日韓戦となってしまった。』(1月26日付SOCCER KING )


【スポーツマンシップ】

25日の日韓戦は最終的には日本が勝ったのですが、3時間近い死闘の中で両チームとも本当によくやったと思うし、負けた韓国の選手たちも試合後に日本選手を祝福しているのを見て、そのスポーツマンシップを感心していた矢先に流れてきたのがこのニュースでした。

猿のものまねが日本人を侮辱するものだというのは、僕も学生のときに経験したことがあります。アメリカに旅行に行くときに米国の航空会社のスチュワーデスが僕が何か別の乗客の物真似をしていると思ったのか、「Monkey see, monkey do.」と言ったのです。それが侮辱だったかどうかは覚えていないのですが、そう言われたことに少しびっくりしたことを今でも覚えています。いづれにしても、たとえ些細なことでも人種差別的な侮辱を受けるのは気持ちのいいものではありません。

しかし、キ・ソンヨン氏の侮辱行為に対して「度が過ぎている」と批判が出てきたのは韓国国内からだったという点も忘れてはならないと思います。今の世の中はネットを通じてある程度各国の価値観の共有化が進んでいるのも事実です。そんな中、自国の人間の間違った行為などに対して、国を超えて姿勢を正すという人々も増えているのだと思います。

たとえどんなに優れた能力や技能を持っていても、人としてもとるような行動をすれば自らの首を絞めることにつながるということをキ・ソンヨン選手も今回の件でよく勉強してもらいたいものです。それにしても日本選手たちはその大活躍ぶりもさることながら、試合中のマナーの良さには本当に日本人として誇らしく思いました。みなさんはどう思われますか?  



2011年01月25日

【カーナビ】

カーナビの地デジ対応が遅れているようです。

『アナログ放送の停止が半年後に迫り、地上波デジタル対応テレビの普及が進む中、カーナビゲーションなどについている車に載せるテレビの地デジ化が大幅に遅れている。カー用品大手オートバックスセブンの調査では普及率は44%と、家庭用テレビの半分以下にとどまった。車載用の地デジ化に気づかない消費者が多いためとみられ、このままでは混乱も予想される。

 車載用テレビは家庭用と同様に、地デジ対応をしないとアナログ放送の停止に伴い、番組が見られなくなる。受信には、地デジチューナー内蔵カーナビなどに買い替えるか、専用チューナーを別に取り付ける必要がある。

 しかし対応は進んでいない。オートバックスが同社ホームページにアクセスした500人を対象に調査をしたところ、地デジ化が「まだ」の人が54%、「地デジ化したかどうか分からない」が2%で、認知度の低さが目立った。』(1月22日付産経新聞)


【あと半年】

この記事にあるように、家庭用テレビの地デジ化はかなり進んでいるというのにカーナビは進んでいないのが実態のようです。確かにカーナビの場合にはカーナビの機能のひとつとしてテレビがついているとの認識からでしょうか、カーナビ全体を変えなければならないことを知らない人が多いというのもうなずけます。実際、僕も3年前にクルマを買い替えた際にポータブル型のカーナビも購入しましたが、そのときは「これは地デジ対応です」と言われてもピンと来ませんでした。

であれば、あと半年でアナログ放送が終了し、突然カーナビのテレビが映らなくなってからカーオーナーからの苦情がカー用品の専門店や車のディーラーに殺到するのは必至かもしれませんね。みなさんはすでに対応されていますか?  



2011年01月24日

【英語力必須?】

日本企業の中にも新卒採用で高い英語力を基準にするところが出始めたようです。

『製薬国内最大手の武田薬品工業が、2013年4月入社の新卒採用から、英語力を測る学力テスト「TOEIC」(990点満点)で730点以上の取得を義務づけることが22日、明らかになった。

 通訳業務や海外赴任を前提とする採用を除いて、国内大手企業が新卒採用でTOEICの基準点を設けるのは極めて珍しく、他の大手企業の採用活動にも影響を与えそうだ。

 730点以上は「通常会話は完全に理解できる」水準とされ、得点者は受験者の1割強にとどまっている。

 武田薬品は、海外事業や研究開発体制の強化のために、外国人研究者の採用や海外の新薬候補品を持っているベンチャー企業のM&A(企業の合併・買収)を積極化させている。採用条件に高い英語力を明示することで、海外事業や研究開発の強化に対応できる人材を獲得する狙いがある。』(1月23日付読売新聞)


【日本より高いレベルの韓国】

TOEICとは日本人が国内向けに考案した英語の標準テストのことで、受験者は日本人と韓国人が9割を占めると言われています。990点が満点で日本人新卒者の平均は450点、教養のあるネイティブの平均は900点台半ばと言われています。相当の開きがありますね。

武田薬品工業が求めているTOEIC730点以上というのは、日本人の新卒向けでは高いレベルかも知れませんが、韓国の大手企業ではもっと高いレベルを要求されているようです。例えば、HYUNDAIは採用試験の足切りが800点で、実際に入社する社員の平均スコアは900点を超えているとのことで、これは友人の韓国人留学生も「証言」していました。

やはり国際競争で最近目覚ましい活躍がよく報道されている韓国の英語のレベルは相当高いようですね。日本企業は本気で英語力のある社員をどんどん雇うとともに、即戦力として外国人留学生もどんどん雇うべきだと思いますが、みなさんどう思われますか?  



2011年01月20日

【唖然、またしても】

この人がまたしてもやってくれました。

『大相撲初場所11日目(19日、両国国技館)横綱白鵬は2場所連続で稀勢の里に敗れる波乱があり、10勝1敗となった。先場所からの連勝は「23」でストップ。白鵬の単独トップは変わらず、琴欧洲と隠岐の海、栃乃洋の3人が2敗で追走。把瑠都は痛い3敗目を喫した。

 白鵬は立ち合いで稀勢の里に上手く右腕をいなされ、一方的に攻め込まれると、あっさりと押し出された。稀勢の里は先場所2日目に白鵬の連勝記録を「63」で止めて以来、再び大金星を挙げた。

 琴欧洲は立ち合いで日馬富士に押し込まれたが、慌てずに寄り切って2敗を守った。把瑠都は琴奨菊に寄り切られて3敗目を喫し、優勝争いから後退。がぶり寄りが功を奏した琴奨菊は勝ち越した。魁皇は玉鷲に押し出されて、勝ち越しはお預け。小結の栃煌山は取り直しの末、嘉風にはたき込みで敗れて負け越しが決まった。ベテランの栃乃洋は時天空を寄り倒して2敗をキープ。隠岐の海は1分を超える戦いの末に若の里を下手投げで破り、こちらも2敗を堅守した。このほか、人気の高見盛は朝赤龍を寄り切って7敗を守った。同じく人気の豊真将は激しい押し上げから最後は引いて、臥牙丸を引き落としで下した。』(1月19日付サンケイスポーツ)


【稀に見る勢い】

稀勢の里という名前はそもそも今の鳴戸親方が命名したもので、「稀に見る勢い」という意味です。これは親方から直接お聞きしたので間違いはないのですが、今回もその本領を発揮してくれた大一番でした。「痛快!」と言っていいでしょう。前回の九州場所での白鵬の連勝記録を63」ストップもさることながら、今回は二度目の対戦でまたしてもあの白鵬に立ちふさがったというのは誰しも大金星という評価に異論はないのではないでしょうか。実は僕もこの日、テレビの前で「今回はリベンジに燃える横綱にあってなく敗れるだろう」と思っていた矢先の出来事でした。

しかも一方的な展開での勝ちっぷり、見事と言うほかありませんでした。テレビの解説者も唖然、客席も座布団が飛び交い、あっけにとられていた感があります。

なんか負けなくてもいい相手に負けてしまう稀勢の里ですが、闘志を燃やす相手が横綱ならばそれもよし。さあ、大関昇進に向けて残りの4戦も是非勝ってほしいものですね。  



2011年01月17日

【深刻な事態】

伝統的な神事が中止に追い込まれるかもしれないそうです。

『正月飾りやお札を焚(た)きあげて一年の健康を祈る伝統行事「どんと祭」が今年も14日夜に県内各地で開かれるが、近年は火に入れてはいけない携帯電話や時計を燃やす人が増え、破裂物が当たってけがをするケースが出ている。神社側は祭りの前に持ち物検査をするなど警戒を強めているが、最悪の場合は中止を検討するところもあり、深刻さが増してきた。

 昨年は、仙台市太白区の愛宕神社で、ご神火(じんか)から飛び出した破裂物が女性や郡山宗典宮司(51)に当たり、女性は額を数針縫う軽傷を、郡山宮司も額に切り傷を負った。宮司は「目に当たっていたら大惨事だった」と憤る。

 焼け跡を調べると、電池が入った時計や電動のぬいぐるみが交ざっていた。乾電池を製造しているパナソニック(大阪府門真市)では「電池を高温にさらせば内部の圧力が上がり破裂する可能性が高い。絶対に火の中には入れないでほしい」と注意する。

 どんと祭はもともと危険を伴うが、乾電池や携帯電話など想定外の物が燃やされると、さらに危険性が増す。他の神社でも過去に、岩沼市の竹駒神社でスプレー缶が破裂し、女性が足に切り傷を負った。利府町では神社でなく地元青年団が広場で行った際、塗料スプレー缶が爆発し、警戒中の消防団員3人がやけどを負っている。

 相次ぐ事故に神社側は対策を講じている。仙台市青葉区の大崎八幡宮では毎年、一般ごみを火に入れないよう職員ら約30人で持ち込み物のチェックをしている。だが、「プライバシーの侵害だ」と拒否する人も少なくないという。

 参加者のマナーが向上せず、事故が今後も起きれば、行事の中止にもつながりかねない。愛宕神社の郡山宮司は「今年も事故があった場合、来年以降の開催を見直すこともありうる。神事の意味を理解し、正しい参加を心がけてほしい」と呼びかけている。』(1月14日付読売新聞)


【マナーの悪さ】

「どんと祭」というのは、主に宮城県内の各地の神社で毎年1月14日に行われる伝統的な神事で、正月に飾った飾り物などを神社の境内で焼いてそのご神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願するもの。全国的に知られている宮城県内最大の「どんと祭」は仙台市大崎八幡宮で行われる松焚祭(まつたきまつり)があります。

その日本古来の伝統に則った神事で心ない人たちによる乾電池や携帯電話などの投げ込みでけが人が出ているというのです。本当に情けないというか、日本人として悲しくなるような出来事です。近所でたき火するときでさえ、危険物を投げ入れるなどというのは極力避けなければならないというのに、神様を前にして平気で危険な物を投げ入れるその神経。知らなかったではすまされない無神経さだと思います。

日本人が日本人としてのアイデンティティを問われるモラルの欠如として、宮城県の方々はしっかりと反省しなければならないと思います。もちろん、最近は神事を神事とも思わないモラルの悪さが日本中いたるところで見られます。宮城県だけでなく、僕らもしっかりと地域の伝統行事を自ら護ることを心がけていくべきだと思います。  



2011年01月14日

【試験的導入】

グーグルのスマートフォンが同時通訳機として使える時代が来ようとしています。

『米インターネット検索最大手グーグルは12日、スマートフォン(多機能携帯電話)が同時通訳機に早変わりするサービスを試験的に導入した。当初は利用人口の多いスペイン語圏を念頭に、英語とスペイン語に対応。徐々に対応言語を増やす計画だ。
 同社開発の専用基本ソフト(OS)「アンドロイド」最新版を搭載したスマートフォンであれば、利用者はネット経由でグーグルの配信システムから実用ソフト「トランスレート」を取り込み、使用できる。
 ソフトを立ち上げ会話モードを選択し、スマートフォンに訳したい英語を吹き込むと、ほぼ同時に人工音声でスペイン語が発せられる仕組み。その逆も可能だ。人混みなどで雑音が混じったり、方言でしゃべったりすれば機能しないこともあり、同社は改良を重ねるとしている。』(1月13日付時事通信) 


【夢の電話?】

現在でもグーグルのウェブサイトは多言語の翻訳機能を備えていますので、多少の時間はかかったり、翻訳のレベルが低いという問題はありますが、どこの国の人であろうとウェブ上では文字を通した会話は可能になっています。5億人の会員がいるといわれるソーシャル・ネットワーク「フェイスブック」(Facebook)においても70近い言語の翻訳を瞬時に行っていますので、すでにウェブ上の文字の世界では逐次翻訳レベルでは外国人同士の交流が活発に行われています。

そして今回は音声による同時通訳電話の試験的導入。まだまだ現在の技術レベルでは自動的に翻訳されて出てくる人工音声のレベルは人間の肉声、人間のしゃべる能力に比べれば相当劣後するとは思われますが、今後世界で使用されていけば急速に改良が進んでいくことでしょう。

世界中の人々と音声レベルでも自国の言語で同時通訳されながら自然にしゃべることができる時代がもうそこまで来ているのかもしれません。凄いですね。  



2011年01月13日

【躍進続く】

ソニーのウォークマンが健闘しているとのニュースが飛び込んできました。

『携帯音楽プレーヤーの国内販売台数で、ソニーの「ウォークマン」が12月に、米アップルの「iPod(アイポッド)」を抑えシェア1位となったことが11日、市場調査会社BCNの調べでわかった。ウォークマンが月間シェアでアイポッドを抜くのは昨年8月に続き2回目。「アイポッドの買い控えがない状況で、ウォークマンが1位となるのは初めて」(アナリスト)という。

 BCNによると、12月のウォークマンのシェアは52.1%と、アイポッドの42.9%を大きく上回った。特に12月最終週には57.6%にまでシェアが上昇、伸び悩むアイポッドとの差を広げた。

 ウォークマンは昨年8月、アイポッド発売以降初めてシェアトップを獲得したが、直後の9月にアップルが新製品の発売を予定していたため、「アイポッドの買い控え」(アナリスト)と指摘する声もあった。10、11月はアップルにトップの座を明け渡したものの、年末商戦で低価格から売れ筋帯の製品の販売が伸び、再びトップを奪還した。

 好調の理由について、ソニーは昨秋発売したモデルが「歌詞が見られる機能に加え、語学学習機能も追加され、プレゼント需要が高まった」と分析。BCNの道越一郎アナリストは「アイポッド使用者がアイフォーンに移った」と分析しつつ、「アップルが伸び悩み、ソニーが前年比増の傾向が続いている。今後シェア争いが激しくなる」と述べた。』(1月11日付産経新聞)

【変わる音楽のスタイル】

そもそもアップルのiPodがこれほど一般に普及した理由のひとつは、ソニーのウォークマンが30年以上も前に音楽を自由にどこでも聞ける環境を作り出したことがある。もちろんその当時は、カセット型であり記憶できる楽曲の数も限られていたのだが、どこでも持ち歩いて聞けるウォークマンは若者を中心に世界的なブームとなった。

ウォークマンの登場から20年近く経った21世紀の初めに登場したiPodは、音楽などのコンテンツの配信サービスである「iTunes」とともに、音楽などのメディアの配信のあり方を根本的に変え、ソニーのウォークマンが30年近くかけて4億台売り上げたのに対し、iPodはたった10年余りで2億5千万台も普及することになったのだ。

このウォークマンとiPodという主役交代劇は、日本の技術力や発信力の停滞を印象付ける典型的な例としてよく引き合いに出され、僕ら日本人にとっては何かさびしいものを感じさせる出来事でもあった。もちろん、ソニーはすでに日本の会社ではないし、僕自身、ウォークマンのファンというよりアップルのiPodやiPhoneのファンなのであるが。でも、そのウォークマンが巻き返し始めていると聞くと何かわけもなく嬉しくなるし、もっと頑張ってほしいと心の中で祈りたくなる。

競争があるところに、新たなビジネスチャンスがあり、消費者へのサービス向上がある。もっともっとウォークマンに頑張ってほしいと思うのは僕だけではないのかもしれない。みなさんはどう思われますか?  



2011年01月12日

【機密漏洩】

フランスから産業界にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできました。

『フランスのメディアが6日伝えたところによると、仏自動車大手ルノー社は、日産自動車と共同開発中の電気自動車に関する技術を社外に漏えいした疑いがあるとして、経営陣1人を含む幹部社員3人を無期限の停職処分とした。

 電気自動車の最新技術をめぐる産業スパイ事件と見られ、ルノー社は法的措置を講じる方向だ。フィガロ紙は、ルノー社および仏当局が中国に流出情報が渡った可能性について調査していると報じた。

 内部告発を受け、同社が約5か月にわたって調査を進めていた。3人のうち1人が電気自動車の電池やモーターの開発にかかわっていたとされ、電池やモーターに関する極秘情報が漏れた可能性がある。

 電気自動車部門で世界的リーダーの地位を目指すルノー・日産両社が電気自動車開発に投じた費用は40億ユーロ(約4400億円)に達するという。ルノー社は今年半ばに、電気自動車2モデルを新たに発売する予定になっている。

 エリック・ベッソン産業担当相は、「経済戦争という表現が今回は当てはまる」と事態の深刻さを強調。産業界に「企業秘密の保護強化を求める」と呼びかけ、ルノー社の株式の約15%を保有する仏政府としても事件への対応に乗り出す方針を表明した。』(1月8日付読売新聞)


【漁夫の利?】

産業スパイとは、企業が、競争相手の企業の営業上・技術上の秘密情報を入手するために使う人。また、これらの秘密情報を収集し、企業に売り込むことを職業とする人と定義されています。彼らは経済活動があるところでは何処でも何時でも活動していると言っても過言ではないでしょう。

そして往々にしてそれらの産業スパイの背後には国家が介在しています。企業は競争相手を倒して生き残るために、国家はその企業の属する産業が国家の安全に深く関係している場合には、国家間の経済戦争に勝利するためには手段を選ばないのです。サバイバル競争なので、ジャングルの動物たちと同じく弱肉強食そのままの世界です。その利を得たのは報道によれば中国ということになりますが、それはたとえ漁夫の利であっても責められるのは漏らしたほうでしょう。

やられたらやられた方が死ぬ。そういう世界である限り、今回のルノーの機密漏えい事件もスキのあったルノーに非があるわけで、そういうことを放置してほけばルノーは死にいたるしかない。その兄弟である日産にもとばっちりが及ぶのも自然の理でしょう。早く応急措置をして抜本的な対策を立てる必要があるのはいうまでもありません。新春早々、これから企業、国家の命運を握るエネルギー機関のひとつ、EVが狙われたというニュースは今の時代を象徴する出来事ですね。  



2011年01月07日

【松本道弘って誰?】

みなさんは松本道弘ってご存知ですか?40代以上の中高年で英語習得に格闘したことのある方なら、英語の道を追い求める現代の宮本武蔵、海外に行かずに日本でも有数の同時通訳者になったツワモノと言われる英語の達人がその人だと答えることが出来るのではないでしょうか?その達人・松本道弘氏も今年70歳を過ぎて、英語界の重鎮として悟りの境地(?)に近づきつつあるのかもしれません。




【日本のラリーキング?】

僕が今回松本道弘氏を取り上げたのは、同氏が昨年からインターネットで毎週配信し始めた「TIMEを読む」という30分番組をみなさんにご紹介するためです。この番組、世界的に有名なブロードキャスター・ラリーキングがCNNの人気番組「ラリーキング・ライブ」を降板することになったタイミングに始まりました。松本氏によれば、日本版ラリーキングとしてラリーキング降板のタイミングで自分がインターネット番組にブロードキャスターとして登板することになったのは何かの巡り合わせだとのこと。松本氏は一度ラリーキングとディベートをしたこともあるので、そういう言葉がさらさらと出るのでしょう。凄いですね。

番組は平山代表が開局したインターネットテレビ局「ノーネスチャネル」で配信されており、月500円という少額の受講料を払えばいつでも見放題となっています。

ノーネスチャネル → http://www.nones.tv/channel/about.html

松本道弘氏の番組「『TIME』を読む」 → http://www.nones.tv/time/

是非、一度内容をご覧頂いて、納得がいけば登録されてはいかがでしょうか。上級英語の習得を真剣に考えておられる方ならば、松本道弘氏の英語と日本語によるタイム誌を使った講義によって英語習得のうえでの大いなる示唆を得られると思います。※松本氏は先月福岡に来られたので仲間と一緒に中洲で呑んで旧交を温めました。左の写真がそれです。

≪参考≫

以下に、参考として「タイムを読む」の番組内容をノーネスチャネルが紹介している文章を掲載しておきます。

「~世界のジャーナリズムの頂点TIME×オバマ大統領の就任演説を同時通訳した英語界の重鎮、松本道弘氏×通信と放送を先駆けて融合してきたノーネスチャネルが最強のコラボレーションを実現! この番組では、週に一度新しい授業が配信されます。

番組は(1)Watch TIME (2)Power English (3)Samurai Talkの3つのセッションが各々10分で構成されています。英語の背景をつかみ、相手の話を聞き、自分を表現できるようになるためのエッセンスがふんだんに盛り込まれています。

今、あなたが変わる時。TIME to change!」
  



2011年01月06日

【想定外】

かつて大雪でこんなことが起こったことは少なくとも島根・鳥取ではないとのことです。

『山陰地方の記録的な大雪の影響で、雪の重みで転覆・沈没した漁船が鳥取、島根両県で計約380隻に上ることが3日、両県の現地調査で分かった。一部の港では油漏れも広がっており、漁協などはオイルフェンスを設ける対策を続けている。

 鳥取県では、境港市の境港など14カ所で3~5トン未満の漁船を中心に265隻の被害が確認された。油膜も広い範囲で海面を覆っている。港ではカレイ漁などを目前に控えており、県漁協境港支所の高見信悟支所長(60)は「船を起こして排水作業をすぐにしたいが、復旧作業には10日ほどかかる」と話している。

 島根県でも、松江市の港や中海周辺など計20カ所で、小型漁船を中心に112隻の被害が確認された。

 停電は同日午後6時現在、鳥取県で70戸、島根県で1400戸で続き、島根では約1200世帯で断水している。交通機関は両県ともほぼ復旧した。』(1月3日付毎日新聞)


【これからの自然災害】

最近の天候変化というのは、過去の経験則が役に立たないことが日本国内だけでなく、世界各地で起こっています。それは例えば昨年のパキスタンの洪水がピーク時には国土の3分の1以上が水没してしまうというかつてない規模で発生し、数千万人が被害に遭ったというように想像を絶するような災害になることもありますし、今回の漁船転覆被害のように自然災害の規模としてはそれほど大きくなくても、その地域ではかつて経験したことのないような災害として地域に降りかかってきたりしているわけです。

想定外なわけですから、なかなか予防的な措置を取ることが出来ないわけです。昨年の奄美大島の集中豪雨もそうでした。ではどうすればいいか。やはりこういう想定外の自然災害が世界的に増加傾向にあることを行政も地域もしっかりと頭に入れて、今までの被害想定の延長線上ではなくて、あらゆる可能性を視野に入れて、最悪のシナリオに対しても事前・事後のシュミレーションをしておくことが必要になってきていると思います。

おそらく、これからも地球温暖化や気候変動などの加速化がもたらす「想定外」の自然災害は増えることはあっても減ることはないと肝に銘じておく必要がありそうです。  



2011年01月05日

【福岡に到着】

寛平さんが帰ってきました。

『マラソンとヨットで世界一周を目指す「アースマラソン」に挑戦中のタレント、間寛平さん(61)が4日、福岡市西区の西福岡マリーナに中国・青島からヨットで到着、約2年ぶりに日本の地を踏んだ。

 寛平さんは2008年12月17日に大阪・難波を出発。09年元日に千葉・鴨川から出航。10年1月には前立腺がんが見つかり、約2か月間、米国で治療に専念したが、予定通りに帰国した。スタートからの総距離は約4万キロ。

 午前7時45分、同マリーナの沖合に寛平さんが乗ったヨットが姿を現すと、強い風雨の中で待ち構えた約2500人のファンらから一斉に歓声が上がった。

 寛平さんは船上で両手を高々と上げ、桟橋に降り立つと、妻・光代さん(52)と涙を流して抱き合った。

 記者会見では、「東に向かって走り、西から帰ってきた。地球は丸いんや、とよくわかった」と振り返った。ゴールの大阪城音楽堂(大阪市中央区)には21日に到着する予定。』(1月4日付読売新聞)

【元気をもらおう】

4万キロもの距離をマラソンとヨットでほぼ2年をかけて走ってきた寛平さん。スタートしたときは50代。ゴールするときは61歳。今では50代~60代はまだまだ若いと言われていますが、それでもこれほど過酷なマラソンを途中前立腺ガンという病魔にも襲われながら走り続けたというのは驚くほかはありません。

もちろん、綿密な計画を立てたうえで、スタッフやメディアの力も大いに活用したとは思いますが、その男のロマンをあくまでも追い続ける姿勢は尊敬に値します。僕もやり方は違っても、その寛平さんの目標に対するあくなき姿勢に見習いたいと思います。寛平さん、大阪まであと600キロほど残っているそうですがとりあえず福岡にお出でいただきありがとうございました。そしてここまでの長い行程、お疲れさんでした。  



2011年01月04日

【あの転倒男?】

「禍を転じて福となす」とはまさにこんな人のことを言うのではないでしょうか。

『商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)で、毎年1月10日に行われる「開門神事 福男選び」。99年にトップを走りながらゴール直前で転倒し、同年のクリスマスイブにはオートバイで転び右足に後遺症が残った男性がいる。その後、開門神事で献身的に活動し、神社の後援団体「開門神事講社」の初代講長に就任、裏方の雑踏警備などを担当する。「全ての人に福を持って帰ってほしい」と願っている。

 開門神事は、門から本殿までの約230メートルを駆け抜け、上位3人はその年の福男と呼ばれる。同県尼崎市の会社員、平尾亮さん(34)は大学陸上部の現役選手だった97年と98年、2度にわたり2着の「二番福」に輝いた。

 しかし、翌99年の福男選び。1列目中央の絶好の位置からスタートを切り、先頭を走ったが、ゴールの本殿前約5メートルで、足がもつれて転倒、後続に次々抜かれた。そのシーンはテレビで繰り返し放送され、「日本一不幸な男」と呼ばれた。この年のクリスマスイブには、オートバイで名神高速を走行中に転倒、大型トラックにひかれ大けがをした。

 入院生活で、ふさぎ込みがちだった平尾さんを前向きに変えたのが、大学の同級生の言葉だった。「えべっさんが、命を守ってくれたんじゃないか」

 次第に感謝の気持ちが湧き、01年には一時退院して松葉づえで福男選びに参加した。

 8年前からは開門神事の度に整理券を配ったり、交通整理をしたりするなどボランティアをした。神社側が福男選びの元参加者に呼び掛け、09年に設立した開門神事講社の初代講長に就任。本番では危険なゲタ履きで走る人がいないかなど、服装指導も担当する。

 今年の開門神事でも、平尾さんは松葉づえをつきながら安全を守る。「もし(1着の)一番福になっていたら、その後は開門神事に関わっていなかった。本殿前での転倒も、交通事故も不幸ではなく、えべっさんと自分とを結びつけてくれた一つの出来事だったと思っている」と語った。』(1月3日付毎日新聞)


【今でも鮮明に記憶】

この開門神事での転倒事件、僕も今でもはっきりとテレビの映像を覚えています。この記事で99年にあったと書いてあるのでもう10年ちかく前のことだったんですね。それほど時間が経ったとは思っていませんでしたが、あの時必死で本殿に向かって走っていく無数の若者たちの中で、ゴール寸前に転倒して涙を呑んだ平尾さんの姿は何度も何度もテレビのニュースで放映されました。「なんとドジなんだろう。」と僕もそのときには思ったものでした。

その平尾さんが、同じ年のクリスマスにもバイクで転倒して怪我をしたことや、その後一時落ち込んだものの、「えべっさんが命を守ってくれた」との思いから気を取り直し、それからは開門神事に参加者の事故防止のために自己奉仕に取り組んでいたとは本当に素晴らしい話ですよね。

人間いつどんなときに、どんなことが起こるかわかりません。今を精いっぱい生きることと、どんな不幸なことが自分に降りかかっても決してあきらめないで、逆にそれをバネにして常にプラス志向で生きることの大切さを平尾さんは身をもって教えてくれました。

ありがとう、平尾さん。2011年の最初に記事としてふさわしいと思いブログに取り上げさせていただきました。さあ、新しい年を迎えて僕らもみなさんも平尾さんに負けないように頑張っていきましょう。  



2011年01月01日






謹賀新年

昨年も僕の拙いブログをお読みいただきありがとうございました

今年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします

平成23年元旦



  



< 2011年01>
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2017/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved