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2011年08月03日

【海洋汚染調査】

福島沖の放射能汚染状況を中国が調査している?

『中国国家海洋局は30日までに、福島県沖の海水から中国近海の300倍を超える放射性物質セシウム137を検出したと発表した。ストロンチウム90は10倍を超えたほか、セシウム134も検出。「福島県の東から東南方向の西太平洋は明らかに原発事故の影響を受けている」としている。
 同局は福島第1原発事故の海洋への放射能汚染状況を調査するため、6月16日から7月4日まで海洋観測船を派遣。大気と海水、海洋生物のデータやサンプルを採取した。中国が観測結果を公表するのは初めて。同海域の大気には異常はなかったという。』(7月31日付時事通信)


【なにが本当の問題か】

そもそもこの記事には前段があります。それはこの中国国家海洋局は、6月16日~7月4日に調査船を同海域に派遣し、同船が6月23日に宮城県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で調査活動を行ったため、日本政府が中国側に抗議していたというのです。

日本政府が日本のEEZ内での中国船の調査に抗議するのはわかりますが、もっと重要なことがあります。それは、なぜ僕達日本国民が宮城県沖でも福島県沖でも放射能汚染が進んでいるという事実を中国当局の調査から知らなければならないのでしょうかということです。

日本政府は、海洋の放射線のモニタリング調査結果は国際的にも公表しているとしていますが、対外的な公表云々はいいとしても国民にはちゃんとわかる形で情報公開しているのでしょうか?福島第一原発からの高濃度の放射能汚染水を大量に海洋に放出した後、しばらくの間は海洋の放射能汚染が問題になっていましたが最近ではそれに関する政府からの発表も大手メディアのニュースもほとんどみかけなくなったのはなぜなのでしょうか?

もしも政府やメディアが風評被害を恐れて公表を控えたり、敢えて海洋汚染について取り上げないようにしているとすればそれのほうが大きな問題ではないでしょうか。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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