上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  


2011年08月09日

【暴かれる嘘】

古川佐賀県知事の嘘が次々と暴かれようとしています。

『九州電力の「やらせメール問題」で、同社の第三者委員会(郷原信郎委員長)による本格調査がこの週末から始まった。最大の焦点は、やらせメールを誘発した古川康・佐賀県知事の密室での発言にどこまで迫れるかだ。一方、ブログなどを駆使し、積極的にさまざまな情報発信をしてきた古川知事は、一連の問題について沈黙を続けている。

 調査を担当する第三者委の実動部隊は、東京地検特捜部経験者ら元検事6人を含む弁護士16人。福岡市内で一連の問題にかかわった九電社員への聞き取り調査を始めた。関係者によると、古川知事と面談した際のやり取りをメモに残した佐賀支社長らからも話を聴いたとみられる。

 6日に概要が明らかになったメモについて、支社長は「私が書いたもの」と認めているという。メモは6月21日に副社長(当時)ら3人で知事と会った支社長が私的な備忘録のつもりでこの日のうちに作成。知事が実際にメモの内容に近い発言をしていた可能性は高いとみられている。

 メモによると、知事は玄海原発2、3号機を再稼働させるために(1)支持者を通じた自民党系県議への働きかけ(2)説明番組(6月26日)へのネットを通じた意見投稿--を要請したとされる。発言が事実なら「やらせメール」の誘発というより、「指南」に近く、知事の立場は極めて厳しくなる。

 一方、日ごろは冗舌な知事だが、自らの発言が明るみに出た先月30日に緊急会見した以降は、報道陣の質問に歯切れが悪くなり、メモの概要が明らかになった6日には報道各社の会見要求をはねつけた。

 さらに、「IT通」として活用してきたツイッターもやめ、ホームページや映像投稿サイトによる情報発信は大幅に減らした。ホームページ上で毎週火曜日に更新してきたコラムは8月2日付で更新したが、「軽率であったと反省をしています」などと短く触れただけだった。』(8月8日付毎日新聞)


【許されない欺瞞】

佐賀の人たちは自分たちが信じようとしていた知事の欺瞞をどう思われているでしょうか。僕が佐賀県民だったら絶対に許さないでしょう。こんな見え透いた嘘をつき続けて、表ではシャアシャアと「自分は中立的な立場で県民の安全を第一に考えている」と言っていたのですよ。その裏で九州電力幹部と着々と再稼働の準備を進めていたなんて。なんという欺瞞でしょうか。

県民の命を守るべき最後の砦の県知事が電力会社や経産省とつるんで県民の命を人質に、福島第一原発の核惨事の徹底的な原因究明もままならないうちに玄海原発の再稼働を認めようとしていたなんて本当に許していいんでしょうか?ご本人に良心のひとかけらでも残っているとしたら、今すぐ切腹ものでしょう。政治家としてどう県民に釈明するのでしょうか。早く県民の前に出て真相を語ってほしいものです。

【佐藤栄佐久前福島県知事との違い】

僕は先日、福島第一原発のプルサーマル導入を巡って福島県民の命を守るべく、経産省をはじめとする国家の原子力政策の欺瞞を徹底的に追及して最後はダム建設を巡る汚職事件の関わりを追及され逮捕されるという国家の罠に嵌められた佐藤栄佐久前福島県知事の書いた渾身の力作「福島原発の真実」(平凡社新書)を読んで、佐藤前知事と古川知事のあまりの落差に愕然としています。

佐藤知事は国の原子力政策がいかに欺瞞に満ち、福島県民の命をないがしろにしているかに気付き、経産省に真正面から闘いを挑んだのに対し、古川佐賀県知事は明らかに国の言いなりとなって玄海原発の安全性に本気で踏み込むことなく、九電とたくらんで佐賀県民の命と引き換えに再稼働を早急に進めようとしていたのです。こんな酷い話はない。そしてこれは佐賀だけでなく、原発立地の多くの県で進められている原子力ムラの典型的な構図だということです。

今一度、福島第一原発の核惨事がどれほどの災害だったのか、そして原発事故というのはこれが最悪ではなく、日本国そのものが全滅するほどの事態もありうるということをもう一度、日本に住む誰もが肝に銘じる必要があるのです。佐賀県知事は即刻辞任すべきでしょう。そして九電はすべてを第三者委員会に明らかにして経営者は全員責任をとって出直すべきだと思います
  




< 2011年08>
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
hLg
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2024/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved