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2011年09月19日

【元の木阿弥】

菅首相が辞任したとおもいきや、ゾンビのように原発推進の大本営方針が復活してそのまま固められつつあります。

『野田佳彦首相が22日にニューヨークの国連本部で開かれる「原発の安全性と核の安全保障に関するハイレベル会合」で行う演説案全容が18日、判明した。東京電力福島第1原発事故を受け「原発の安全性を最高水準に高める」と表明、同時に「安全でより信頼性の高い原子力エネルギーの確保は引き続き必要だ」と直ちに「脱原発依存」へ移行しない立場を明確にする。事故原因を徹底検証し、結果は国際社会への全面開示を約束する。

 また、原発設備へのテロ攻撃は深刻な事態をもたらすと指摘、核物質や原子力施設の防護・保全を図る核セキュリティーに取り組む決意を表明。』(9月19日付西日本新聞)


【無反省・無責任】

もともと期待はしていませんでしたが、こんなに早く前首相の方針を国民の声も聞かずに国際社会に発表する野田首相の無責任・無反省。おそらく経産省のいいなりになっているのでしょう。

国内では世論の動向を注意深く見ながら慎重な言い回しで露骨な原発推進と見られないようにしながら、海外では原発推進の方針を発表する。フクシマでは今でも放射能が漏れ続け、事故原因さえも特定されていないというのに、もう既得権益の擁護にかまけて住民、いや日本国民全体の命をないがしろにしようとする。言葉はソフトでも官僚に操られるままの、3/11前と何も変わらない政治家。自らの意思で本気で住民を、国を守る気概をなぜもてないのか。

ほんとうに悔しいし、情けないニッポンの現実です。このまま経産省の描くシナリオで危険極まりない原発を何十年も温存し続ければ、菅前首相の背筋を凍らせたような首都機能壊滅、さらにはニッポン壊滅といった事態が来るのは時間の問題だと思います。

今からでも遅くはない、野田首相に原子力情報の徹底開示と国民的な議論に基づく原発からの撤退を強く求めます。  




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