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2011年09月20日

【淋しい秋場所】

国技館が泣いています。

『大相撲秋場所が開催されている東京・両国の国技館が、1985年の開館以来の不入りに直面している。

 定員約1万1000人に対し、16日の6日目まで、一日平均で約半分に当たる約5200枚のチケットが売れ残り続けており、日本相撲協会は危機感を募らせている。

 国技館での本場所開催は今年1月の初場所以来。今場所初日の11日は3709枚が売れ残り、初日としては、過去最低の出足となったが、翌12日も残券は5682枚に及び、ワースト記録だった今年初場所の5118枚を更新した。3日目以後も半数程度が売れ残っており、相撲協会では「もともと夏休みの後で、集客が難しい時期ではあるが、今年は八百長問題に大震災、不況が加わった『複合不入り』だ」と困惑気味だ。』(9月17日付読売新聞)

【複合不況?】

取り組みを見てみると中日前で全勝力士は相変わらず強い横綱白鵬、関脇琴奨菊、関脇稀勢の里ですが、大関陣は3勝4敗の日馬富士、1勝6敗の琴欧洲、5勝2敗の把瑠都と振るいません。しかも外国人力士ばかりとくれば、観客が盛り上がらないのも無理はないのかもしれません。

その上に先場所までの八百長問題、東日本大震災、そして不況と悪材料には事欠かないのが今場所の観客動員数の低迷に拍車をかけているようです。それにしても東京の国技館でこんな体たらくでは、11月に開催される九州場所が思いやられます。国技館で75%で「満員御礼」を出すとしたら、九州場所では50%で「満員御礼」とでもしないと格好がつかなくなるのではないでしょうか。九州場所は普段でも3割程度の客の入りというのが珍しくなかったわけですから。それにもう一つ観客動員のマイナス材料があります。それは九州電力の玄海原発を巡る一連のやらせ問題。九州場所に様々な形でサポートしている九電が大幅な合理化を検討している中で、九州財界も九州場所のテコ入れに力を入れにくいことになるかもしれません。

頭の痛いことばかりの相撲界。力士は相撲に精進することで応えていくしかありませんが、相撲協会はさらなる改革努力と併せて、旧態依然の高額チケットの見なおしなどやることはたくさんあると思います。真剣勝負で臨んでもらいたいと思います。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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