2011年11月09日

【必見のドキュメンタリー】

原発を考える上で必見の映画のようです。

『当初は“夢のエネルギー”として期待され、1950年代から核の平和利用の目的で使用されてきた原子力。だが、福島第一原発の事故を受け、エネルギー政策について改めて考え直す必要にさらされている。そんな中、ドイツの原子力発電関連施設を取材したドキュメンタリー『アンダー・コントロール』が11月12日(土)より公開される。“見学・体験型ドキュメンタリー”と謳われる同作は、ナレーションをほとんど使わずに、淡々と原発関連施設とその内部の日常を映し出す異色の作品だ。

【写真】反対運動で運転中止された原発が、遊園地として再利用されている驚愕の風景

原子炉建屋の内部はもちろん、無数の精密機器が並ぶ操作室をはじめ、放射性廃棄物の貯蔵施設や、廃墟と化した原発の解体作業の様子まで、本作に収められているのは、メディアでは目にする機会の少ない映像ばかり。通常では撮影困難な場所も許可をとりつけ、危険を冒しながら3年の歳月をかけて取材しているだけに、資料としても貴重なドキュメンタリーとなっている。

だが、あまりにも淡々とした映像のためか、作中に映し出される施設は、奇妙に現実感を欠いていて不気味ですらある。現代の大聖堂とも称される原発施設だが、人間がコントロールしきれないほど巨大な力を宿した施設の様子からは、まさに大聖堂を前にしたような、ある種の崇高さと畏怖の念を覚えてしまうだろう。

現実をそのままに切り取った客観的な映像によって、原発の本質をあぶり出すことに成功している本作。推進派・反対派を超え、未曾有の原発事故に直面する国の一員として、この作品から多くのことを感じ取ることができるはずだ。』(11月6日付Movie Walker)

【原発と向き合う】

6月の僕のブログでドイツの脱原発の象徴的風景として、かつての高速増殖炉をメリーゴーラウンドに改造した遊園地の話題を取り上げましたが、この映画の中にもそのメリーゴーラウンドは出てくるようです。

僕は日本は早急に脱原発へ舵を切るべきだと思っていますが、そこまでは思っていない人も、あるいは原発推進を唱える人たちもこのドキュメンタリーを見て原発とはどういうものなのか、その巨大技術の殿堂を垣間見るのはマイナスではないと思います。日本の原発を巡る議論はあまりにも事実を直視することから離れ、推進派と反対派がイデオロギー的な対立を深めて埋められない溝を作り、それが今回のフクシマの核惨事後の混乱に拍車をかけているような気がします。

先ずは事実を知ること、そして脱原発を進めるドイツの現状を伝えるドキュメンタリーから何かを学び取ることから始めるべきではないでしょうか。

≪参考≫

・映画「アンダー・コントロール」の公式ページ

・「ドイツの脱原発の象徴-メリーゴーラウンド」・・・2011年6月23日付の僕のブログ記事
  




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