2011年11月17日

【防波壁着工】

浜岡原発で防波壁の本体工事が始まりました。

『静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発で、津波対策として進められている防波壁の本体工事が始まり11日、着工式が行われた。

 東海地震の想定震源域の真上にある浜岡原発は、菅直人前首相が防波壁の建設などを求め運転停止中。福島第1原発事故を教訓として津波に備えるため、海面からの高さ18メートル、厚さ2メートルの壁を全長1.6キロにわたり張り巡らせる。

 この日、1号機付近で行われた着工式には、中部電の水野明久社長らと工事関係者計約60人が参加。水野社長は「浜岡原発の安全性を高める工事の説明をして、地元に理解してもらえるよう全力を尽くす」と述べた。』(11月11日付毎日新聞)

【津波対策がすべて?冗談でしょう。】

3/11以後、菅直人前首相が中部電力に対して浜岡原発の運転停止を求め、実際に中部電力は首相の求めに応じて浜岡原発を止めました。しかしながら、それは津波対策などの安全対策を実施するまでの間という条件付きでした。その条件を満たして再び原子炉を稼働させるべく中部電力は今回防波壁の本体工事を始めたのです。

しかし、待ってください。極めて重大な問題がまだ残されているはずです。それは、福島第一原発の事故原因の究明です。福島第一原発の核惨事が津波だけで引き起こされたのか、それとも地震がメルトダウンや大惨事を誘発するような原因にはならなかったのか、しっかりと追求して国民の前にすべての事実が公開されるまでは浜岡原発をはじめとする全国各地の原発の再稼働などもってのほかではないでしょうか。

とくに浜岡原発はマグニチュード8以上の東海地震の震源と推定される場所の真上にあり、もしも地震が直撃すればまず百パーセント、配管の大破壊が起こって、一瞬で炉心溶融、されにそれが落下するメルトダウンへと最悪の事態に突入していくことが想定されるのです。あるいはそれ以上の事態、炉心の緊急停止が出来ずに臨界事故が起こって核暴走が起こり、「原子炉が原爆化」する恐れがあるということです。(「福島原発メルトダウン」P.144-146 広瀬隆著、朝日選書より抜粋)

中部電力としては、津波対策としての防波壁の本体工事が完了すれば、条件は整ったとして原発の再稼働に乗り出すでしょう。福島の事故原因の特定も終わらないうちに、津波対策だけを終えて既成事実を積み上げて日本を破局に導きかねない浜岡原発の再稼働の準備をする前に、中部電力や国はもう一度国民の前に原発をどうするのかについてすべての情報開示を行い、その存廃について判断をゆだねるべきではないでしょうか。

国家の存立さえ危うくするような浜岡原発の問題について、既成事実の積み上げによるなし崩しは絶対に許されないと思います。みなさんはどう思われますか?  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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