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2012年02月10日

【行きは酔い酔い】

飲みすぎの社会的損失ってそんなに大きいんですね。

『アルコールの飲み過ぎによる社会的損失が年間4兆1483億円に達することが、厚生労働省研究班の推計でわかった。

 研究班の尾崎米厚(おさきよねあつ)・鳥取大准教授(環境予防医学)らは、肝硬変の40%、浴槽での溺死の34%などがアルコールに起因するとする米国の研究を参考に、2008年の人口動態統計や患者調査のデータで推計。飲み過ぎで、脳卒中、がんなどの病気やけがの患者が計24万6000人、死者が3万5000人増えたとした。治療に1兆226億円かかり、69歳まで生きた場合に受け取れた賃金1兆762億円を失ったと見積もった。

 研究班の調査で、働いている人でも男性の5・9%、女性の1・7%が「人間関係にひびが入った」「二日酔いで仕事を休む」などの飲酒による問題を抱えていた。こうした問題で労働生産性が21%低下するとの研究があり、損失は1兆9700億円になった。

 さらに、飲酒交通事故なども考慮。総額は、たばこの社会的な損失(5兆~7兆円)にほぼ匹敵した。』(2月9日付読売新聞)

【帰りは怖い】

この記事にある調査では、アルコールの飲みすぎで病気になったり、労働生産性が低下したりすることによる社会的損失が主に取り上げられていますが、何といっても目に見える形での社会的影響ということでは飲酒運転による交通事故も大きな社会的損失です。

折しも2月9日は福岡県粕屋町で、山本寛大(かんた)さんと皆越隼人さん(いずれも当時16才)が飲酒運転の車にはねられて亡くなった事故から、1年目に当たっています。数年前に道路交通法が改正されて飲酒運転の罪は以前より格段に重くなり、一度飲酒運転事故を起こせば致命的とも言えるような社会的制裁を受けることが分かっているのに福岡県では飲酒運転事故が後を絶たないそうです。亡くなった方のご遺族の悲しみを考えれば、飲酒運転をしてしまった加害者側の軽率さは極刑をもってしても贖えないでしょう。

仕事が終わるとついつい仲間とつるんで飲みに行って上司の悪口でも言いたくなるのがサラリーマンの性のようなものですが、くれぐれも飲みすぎには気をつけていきたいものですね。自分の健康のためはもちろん、社会全体のためにも、我慢、我慢。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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