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2012年02月17日

【何も変えられない自民党】

自民党という政党は本当に何にも変えることができなくなったとつくづく思います。

『自民党総合エネルギー政策特命委員会は15日、新たなエネルギー政策の中間報告を決定した。

 原子力政策のあり方について「向こう10年で結論を出す」とし、意見集約を先送りした。特命委は福島第一原子力発電所の事故を受け、昨年7月から「脱原発」の是非を議論してきたが、原発推進派と脱原発派の対立を解消できなかった。

 委員長の山本一太参院議員は記者会見で「再生可能エネルギーや、原発開発技術の動向などを見極める必要がある。先送りではない」と語ったが、エネルギー政策への姿勢が定まらない党の現状を露呈した格好だ。

 特命委は、政府が新たなエネルギー基本計画をまとめる今夏をめどに最終報告をまとめる。

 自民党内では、政府が1月に提出した原子力規制関連法案を巡っても足並みの乱れが生じている。新設する原子力規制庁を国家行政組織法上の「3条委員会」にするなど、政府案以上の独立性を求める声と、原発への過度の規制を懸念する声が混在しており、意見集約は難航が予想される。』(2月16日付読売新聞)


【反骨の河野太郎氏】

2月9日の河野太郎自民党議員の公式サイトを見ていたら、自民党エネルギー政策議員連盟による「新しい日本のエネルギー政策」の提案が掲載されていました。その冒頭には、大きな方針として「原子力ムラを解体し、現実的な脱原発を実現する」、「エネルギー分野で多様な主体による分散型技術革新を実現する」、「将来の化石燃料の価格高騰にも対応できる、世界に先駆けた再生エネルギービジョンを実現する」とあり、そのあとには原発の規制、再稼働、今後の原発の在り方などが理路整然と書かれていました。

以前から原発推進という既得権益にまみれた自民党の中にあって、どんな批判にもめげずに戦ってきた河野太郎氏の反骨精神というか、百万人の敵あろうとも我行かんという気概には脱帽していましたが、この提案の中には河野氏の原発に対する積年の思いが反映されているということが直観的に感じられました。

しかし、この日の自民党総合エネルギー政策特命委員会の中間報告には河野氏の真摯な提案などまったく反映されていませんでした。もともと医師会や原子力ムラなどさまざまな既得権益集団なくして成り立たない政党であることはわかっていましたが、こと原発に関しては国家を壊滅させたかもしれない福島第一原発の核惨事を経験して、少しはマシな方向に向かうのではという期待もありました。でもやはり馬鹿な政治家の集まりだということがまたしても明確になりました。

あと10年かけて原発の方向性を決める?冗談でしょう?10年といえば2020年。そんな後になって一体何を決めると言うのでしょう。原発の存廃は「今、そこにある危機」であり、まさに国家の存亡がかかっているというのに、まだこの人たちはわかっていないとしか言いようがない。賛否両論が党内にあってそれさえもまとめられない政党に国家の危機が救えるはずがないと思うのは僕だけでしょうか?自民党の政治家たちはもはやこの日本にとって害にしかなりえない存在だと断言せざるを得ないと心底感じました。さようなら、自民党。

もちろん、民主党もほとんど同じ穴のムジナになっていることも付け加えておかなければなりません。

≪参考≫

・「自民党エネルギー政策議連提案」・・・2012年2月9日の河野太郎氏の公式ブログ記事
  




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