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2012年07月03日

【小沢派の離党届】

小沢一郎氏がようやく離党を決断しました。

『消費増税関連法案に反対し、民主党に離党届を提出した小沢一郎元代表は2日、衆院議員会館で記者会見し、「新党立ち上げも視野に政権交代の原点に立ち返り、国民が選択できる政治を構築する」と述べ、近く新党を結成する意向を表明した。これに対し、野田佳彦首相ら執行部側は離党届を直ちには受理せず、除籍(除名)を含む厳しい姿勢で臨む構え。処分について、首相は「なるべく早く提案したい」と記者団に述べた。
 党分裂により政権基盤が弱体化した首相は、態勢を立て直し、消費増税法案の今国会成立へ全力を挙げる考え。ただ、2009年の政権交代時に300を超えた衆院議席は251まで減ることになり、これまで以上に自民、公明両党に配慮した政権運営を迫られる。早期の衆院解散を迫る自公両党は、政権への協力は増税法案の成立までとしており、首相の前途は厳しさを増している。
 小沢氏ら衆院議員40人、参院議員12人の計52人は2日午後、執行部に離党届を提出した。しかし、階猛、辻恵両衆院議員が離党しない意向を表明したため、離党者は50人となった。衆院の離党者が38人にとどまったことで、新党きづな(9人)、新党大地・真民主(3人)と連携しても、内閣不信任決議案の提出に必要な51人には1人足りない。
 会見で小沢氏は、「国民との約束にない消費増税を先行して強行採決することは許されない」と首相の増税方針を重ねて批判。「野田首相の下での民主党は、政権交代を成し遂げた民主党ではない」と断じた。次期衆院選では反消費増税に加え、原発問題への対応を掲げて戦う意向を示した。』(7月2日付ロイター通信)

【大飯再稼働と政治の醜態】

またしても繰り広げられる理念なき政治家たちの離合集散劇。この背後にあるのは僕たち日本人の市民意識の低さが招いた無能な政治家たちによる無節操な陣取り合戦です。高い理念もなければ、国家の先行きに対する展望も危機意識もない政治家たちの混乱ぶりはひとりひとりの市民の政治意識の低さの裏返しであると反省せざるを得ません。

こんなくだらない政治の混乱を毎日性懲りもなく追っかけるメディアの馬鹿さ加減にもあきれてしまいます。自分たちの生活が脅かされている、国家そのものが危機に瀕していると直感的に感じて首相官邸前に集まった数万人と言われる普通の市民たちは、こういったどうしようもない日本の政治の現状に原発の再稼働という最も緊急を要する大問題を何とかしろと訴えるために集まっていた。それを無視し続けてきたメディアの罪深さも相当なものです。

こんな状況では、今、昨日再起動を果たした大飯原発が万が一事故を起こすようなことがあれば危機管理能力ゼロの政府や官僚たちによって、フクイチ以上の大惨事を招くことは必然でしょう。なぜなら、こんなつまらない政争さえもコントロールできない今の野田内閣が原発事故など制御できるわけがないと子供でも想像できるからです。

この機に乗じて、原発を何とか温存しようとする原子力ムラの連中がこの混乱をほくそ笑んでいるのが目に見えるようです。本当にぶざまな政治の姿です。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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