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2012年10月29日

【博多の女(ひと)】

カーネギーホールで歌ったことのある博多出身のボーカリストって知ってますか?そう、高橋真梨子です(彼女のオフィシャルサイトはここをクリック!)。


その高橋真梨子のコンサートにまた性懲りもなく行ってきました。今回もファンクラブに入っているので、いい席だろうと期待していたら、昨年からは少し後ろになりましたがそれでも1階席の10列目のステージの真ん中近くの席! 2年続いた真ん前の席もよかったですが、少し離れたところで見るのもいいものです。

今年のコンサートのタイトルは「No reason 3」。その中身は真梨子さんが幼いころから慣れ親しんだ洋楽の楽曲が詰まっている今年9月発売のアルバムのタイトルです。コンサートは、昨年は9月中旬でしたが、今年は10月末となりました。真梨子さんは、27日の土曜日に博多に入り、懐かしい場所をいくつか訪れたように語っておられました。そんなトークといつもの曲やアルバムの新曲を一通り歌った後、ヒット曲である「For You」等の持ち歌で締めくくりました。

今回のコンサートも、中高年のファンを中心に人気が高く、土日二日間の博多での会場となっているサンパレスは相変わらず立ち見も出るほどの盛況でした。
僕も大人の雰囲気とさりげなさを持ち、世界にも通用する歌唱力を持つ彼女は、博多っ子として大ファンです。そう、彼女は博多っ子の元気の源なのです。

【根強いファンの支持】

いつものことですが、真梨子さんは博多に帰ってくると本当にリラックスして唄えるようです。毎回真梨子さんは博多に「戻ってくる」のが楽しみという語りでコンサートが始まります。今回もコンサートのトークどおり、博多の町をブラブラしてみたり博多の空気を満喫しておられたようです。

それもそのはず、真梨子さんは博多出身で、小学校も大楠小学校出身。後輩には氷川きよし、森口博子がいたそうです。昨年はタモリが同級生と語っていたと思っていましたが、タモリは高宮小学校だったとか。その他にも博多からは井上陽水や浜崎あゆみなど有名な歌手が多数輩出していることについて語り、自分は小者だけれど一番長く歌手をやっているとちょっぴり自信ものぞかせていました。

そんな博多を愛する真梨子さんを前に、コンサートが始まってしばらくは静かだった観客も、中盤以降は結構立ちっぱなしの状態になり、恒例の「グランパ」での総立ちの前から手を振って、会場はずっと熱気に包まれていました。この真梨子さんのコンサート、今年で39年目だそうです。凄い。そしてヘンリーさんも69歳、ヘンリーバンドの平均年齢も50代。あと何年見られるのでしょうか、少し不安になります。

ファンのほうもヘンリーさんたちに負けず劣らずシニア層と呼ばれる50代から60代以上と見られる人ばかり。そう、僕の母が若い頃、高橋真梨子は中洲の「あざみ」という老舗のスナックの近くの彼女の母親が経営するライブハウスで「ペドロ&カプリシャス」のヴォーカルで唄っていたのです。(彼女の母親は10年ほど前に亡くなり、例年9月に福岡に来られるのは彼岸に合わせて供養も兼ねているのかもしれません。) その頃の人たちが皆そういう年代になっているのです。だから、彼女は全国でも知られていますが、博多ではシニアほどよく知っているのです。

【同時代に生きる】

さて、コンサートでの衣装は、今回は4回も変えられました。最初は赤系のあざやかな模様のドレス、それからイエロー、ブラック、そして最後はピンクでした。真梨子さんは、どちらかというとスカート姿よりもロングパンツのほうが似合いますが、今回はすべてスカート。最後のピンクのドレスは少し恥ずかしいと自ら語っていました。

本人は歳のことをいつも気にしますが、そんなこととは関係なく、生のコンサートの醍醐味というか、ファンを中心に歌手の歌とリズムにあわせて皆が立ち上がり会場全体が一体感に包まれるところは老いも若きも一緒です。

10年後ならともかく、100年後にはこのコンサート会場にいる10代も70代も皆この世にはいません。その中で同時代に生きているという共感、証(あかし)を得たいという心理が自然とそうさせるのでしょう。この瞬間を精一杯生ききる・・・これって大事にしたいですね。折しもコンサートの直前、ある方の葬儀に参列したばかりだったのですが、本当に命のはかなさを感じさせられるとともに、人間いつ死ぬかわからない、だからこそ今この瞬間を大切にしたいと今回のコンサートではいつも以上に思わされました。また、同時にいつも一緒に行くパートナーも大切にしなければと思いました。

また、来年もファンクラブでいい席をゲットして来たいと強く思った、秋も深まる10月末の高橋真梨子コンサートでした。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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