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2012年11月14日

【猪瀬氏、都知事立候補】

石原慎太郎前都知事の後継として猪瀬副知事が都知事選に立候補を表明しました。

『東京都の猪瀬直樹副知事(65)が都知事選(29日告示、12月16日投開票)に立候補する意向を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。来週にも正式表明する。

 猪瀬氏は13日、周辺に「告示日が来て何もしないことはあり得ない」と語ったという。辞職した石原慎太郎氏は後継として猪瀬氏を指名。さらに自民党が猪瀬氏を支援する見通しになり決断したようだ。関係者によると、すでに事務所やポスターの準備を進めている。

 猪瀬氏は知事の職務代理者として公務を優先する考えで、立候補表明は告示の1週前になる見通し。選挙戦では、副知事として5年あまり石原都政を支えた実績を強調するとみられる。

 衆院の解散・総選挙を控え、自民党は都知事選でのつまずきを避けるために独自候補擁立を見送り、党の世論調査で圧倒的な支持率となった猪瀬氏支援の方針を固めた。ただ都連、都議団には「議会に根回ししない」など難色を示す声も強く、16日に都連側と協議し、調整を急ぐ。自民党関係者は「猪瀬氏支援でまとまるはず。大丈夫だと思う」と自信。自民党が支援を正式に決めれば、公明党も足並みをそろえるとみられる。みんなの党は猪瀬氏支援をすでに表明している。

 前神奈川県知事の松沢成文氏(54)、前日弁連会長の宇都宮健児氏(65)らが立候補をすでに表明している。』(11月13日付読売新聞)

【官の暴走を止めれるか】

猪瀬 直樹氏と言えば、学生時代は学生運動に没頭し、全共闘議長を務めるなど武闘派でならし、社会に出てからは天皇、政治などをテーマにノンフィクション作家活動に入り、1987年に「ミカドの肖像」で大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞した作家として有名です。しかし、2001年、小泉内閣の行革断行評議会の評議員になって道路公団の民営化など特殊法人改革のオピニオンリーダーとして活躍、2007年、地方分権改革委員会委員と東京都副知事に就任後は石原都知事の腹心として、東京都の行政改革を足元からしっかり実行してきたことで知られています。特に、3/11の東日本大震災後は東京電力改革、東京天然ガスタービン発電所の建設計画など福島第一原発後の首都圏の電力確保、国のエネルギー政策への具体的提言を次々と実行しています。

石原都知事は原発推進論者だったので猪瀬氏は真正面から原発に対する自らのスタンスを明らかにすることはなく、個別具体的にガスタービン発電を導入するとか、東京電力の不明朗な会計や経営姿勢を追求し、遠回りでも首都圏の電力改革を進めていくことを実行しておられたという印象でした。

もし東京都知事に出馬して当選したら、是非官僚支配の打破や実効性のある電力改革路線を今まで以上に実行してもらいたいと切に願っています。自民党が勝ち馬に乗る形で猪瀬氏の支援に回るようですが、原発推進を画策する自民党を東京都から変えていくことができる方なので、たとえ自民党の支援が決まっても自民党に物申す都知事として都民・市民の側に立った政治を実行してもらいたいと思います。  




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