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2013年08月05日

【危機的状況】

東電の無能をさらけだしただけではありません、3/11に匹敵する危機が日本に迫っていると思います。

『東京電力福島第1原発の地下汚染水が海に漏れている問題で、東電は2日、3号機海側にある観測用井戸の水から、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す 放射性物質が検出限界値を超え1リットル当たり180ベクレル検出されたと発表した。東電は、地中の汚染範囲がこれまでの2号機周辺から、南側の3号機周 辺まで拡大している可能性があるとの見解を示した。
東電によると、放射性物質の濃度が上昇したのは、3号機タービン建屋東側にある観測用井戸で、海までの距離は約4メートル。水は1日に採取した。この井戸では7月25日まで、ベータ線を出す放射性物質の濃度は検出限界値(1リットル当たり18ベクレル)未満だった。
3号機東側では、今回とは別の井戸で7月11日に採取した水から高濃度の放射性物質が検出されたが、東電は汚染範囲の拡大には言及しなかった。今後、監視を強化するとともに、拡散状況を詳しく調べている。』(8月3日付福島民友新聞)


【総力戦の様相】

驚くべきことに東電は3/11以後2年数カ月経つまで放射能汚染水が海に流れていることを明らかにせず、その対策は後手後手に回っていたのです。東電の今までのフクイチでの収束作業を見ていると、誰しも「さもありなん」と思うでしょう。3月にはネズミ一匹による4号プール・供用プールの停電という事態もありました。その後も毎日400トン近くにのぼる放射能汚染水の処理も杜撰な体制のままです。現場の方々は必死の思いで作業を続けられていると思いますが、もはや東電だけではフクイチ事故の収束は到底かなわないと言わざるを得ないでしょう。

政府があらゆる手立てとあらゆる資金、あらゆる資源を投入してこの未曽有の事態の打開のために全力で取り組まなければ危機は次々と拡大し、放射性物質の更なる拡散、不意の地震による燃料プールや放射能汚染水タンクの崩壊で、誰も手をつけられなくなる状況に追い込まれる危険性が高まってきています。

フクイチの本当の収束の道筋が図られなければ、原発の再稼働や原発輸出どころか、日本国そのものが次なる大規模放射能汚染のために崩壊の危機に晒されると政治家や官僚、そして無責任な原子力ムラの方々は思い知るべきです。原子力に反対している市民だけでなく、あなた方の命も脅かされるということがまだわからないのでしょうか。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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