2008年06月27日

【地下迷宮?】

6月14日に開通した東京最後の新地下鉄といわれる副都心線(池袋-渋谷間)が思わぬ話題をネット上で提供しているようです。

『渋谷、新宿、池袋を縦断する副都心線が6月14日に開通した。JRや東京メトロ、私鉄各線が乗り入れる渋谷駅に、新しい地下鉄路線が加わり、構内はさらに複雑になっている。

 中でも東京メトロがWebサイトで公開している構内図がさながらRPGのダンジョンのようだと、ネットで話題だ。

メトロの渋谷駅は、地下5階の副都心線プラットフォームから地上3階の銀座線降車ホームまで8階層。副都心線、半蔵門線、銀座線のプラットフォームと階段、エスカレーター、エレベーターが複雑に入り組み、確かにRPGのダンジョンのよう。ゲームの最後に攻略する、ラスボスがいるダンジョンの並みの複雑さだ。

 渋谷駅よりもすごいが、新宿駅もすごいぞ、いやいや東京駅もあなどれない――など、どの駅が“ラストダンジョン”にふさわしいかをブログで考察する人も登場。駅構内図がネットでにわかに盛り上がっている。』(6月20日付ITmediaニュース)


【現代のダンジョン?】

この記事の中に出てくる「ダンジョン」という言葉、聞かれたことありますか?ウィキペディアで調べてみると、もともとは君主を意味するラテン語「dominus」に由来する古フランス語で、中世においては城の最重要部分である天守を意味していますが、ダンジョンはまた、典型的な城の作りとして城の真下に作られる、地下納骨堂や牢屋をも意味するようになったとのこと。

そこから転じて、最近は一般に「ダンジョン」という言葉が用いられた場合には、ゲームの中に登場する「ダンジョン」を意味し、日本語では総じて「地下迷宮」あるいは単に「迷宮」と表現することも多いそうです。こんなことゲームに詳しい人たちの間では「常識」なのでしょうが、ゲームに疎い僕には初耳でした。

そして、今回、副都心線の開通で東京メトロが出した渋谷駅の構内図が複雑な地下迷宮そのものに見え、まさにゲームの世界のダンジョンさながらだったのでブログの世界で話題になっているというのです。

【未来都市の脆弱性】

渋谷駅だけではありません。東京都内を地下鉄やJRで移動したことのある方はご存知と思いますが、東京の地下はまさに現代の迷宮そのもので、地下何百メートルもの落差を階段やエスカレーター、エレベーターでつなぎ、さながら蟻の巣のような状態になっているのです。

知らず知らずのうちに地下奥深いところに出来上がった未来都市、東京ダンジョン。途中で大地震や地下に棲む怪物に襲われてもゲームのようにリセットできない現実の世界では、思わぬ大惨事を招くことになりかねません。果たして現代のダンジョンの脆弱性はどこで担保されているのでしょうか。



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