2008年08月05日

【かつてない事態】

かつてない事態が電力会社にも押し寄せている。

『九州電力(福岡市)が原油高による火力発電所の燃料費負担増に伴い、2009年3月期決算(単体)の経常損益が当初予想の400億円の黒字から100億‐200億円の赤字に転落する見通しになったことが、28日分かった。九電の経常赤字決算は第2次オイルショックの1980年3月期(同)に70億円の赤字を計上して以来29年ぶり。赤字幅は過去最大になる。

 29日に連結、単体ともに業績予想を下方修正する。九電は4月末に今期の原油価格を1バレル=93ドルと予想していたが、その後の原油価格が1バレル=120‐140ドル前後で推移。九電では原油価格が1ドル上がれば、収支が約25億円悪化する。一方、大口需要の伸びに伴い販売電力量は増加、燃料価格変動を電気料金に反映させる燃料費調整制度に伴う値上げも実施したが、原油高に伴う燃料費増を吸収できない見通しになった。ただ、年間60円の配当予想は変更しない。』(7月29日付西日本新聞)


【石油依存文明】

九州電力だけではない。東京電力は過去最大の4250億円もの赤字を計上する見込みで、なんと月に800円もの値上げを検討していると報じられている。関西電力も同様で、電力会社はみな同じような状況なのだ。そして電力だけではない。ガス会社も天然ガスの高騰で赤字を見込んでいる。

経済の根幹を揺るがすようなエネルギー関係企業のかつてない苦境の知らせは、僕達の文明がいかに石油に依存しているかをあらためて浮き彫りにした。石油がほとんどすべての商品・サービスに関係していて、石油漬けの現代文明がそこから脱却するのは至難の業だと言うことだ。

【死に物狂いの方向転換】

福田首相が唱えている「低炭素社会」への道のりは、高い理想とは裏腹にこの電力会社の苦境ひとつ取ってみても非常に困難な道のりだということがわかる。低炭素の社会を築き上げるには、産業革命以降100年以上にわたって依存してきた石油からの抜本的な脱却がとてつもないスピードで実行されなければならないのだ。それもピークオイルと地球温暖化の進展という待ったなしの状況の中での話なのだ。

僕達個人にも大きな、とてつもなく大きな試練がこれから待ち受けているだろうし、低炭素社会の実現には個人も社会も死に物狂いの方向転換が必要だろう。みなさんはどうお考えですか?



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