2009年09月03日

【運転中の電話】

走行中の携帯電話は高リスク日本でもまだまだ運転中に携帯電話をしているドライバーをよく見かけますが、アメリカではようやく走行中の携帯電話禁止の法律が各州で整備されはじめた段階のようです。

8月31日号アジア版タイム誌「Driving Us to Distraction」というタイトルで、「メールもダイヤルも危険、でもハンズ-フリー携帯も本当に安全なの?」という記事が載っています。

Driving Us to Distraction. Texting is dangerous. Dialing is too. But is hands-free technology that much safer?

【マルチタスクは危険】

走行中の携帯電話は高リスク米国では現在17の州とワシントンDCで走行中の携帯電話が法律上禁止となり、7つの州でハンズ・フリーの携帯電話も禁止となっているそうです。それに加えて先月上院で全米の州で運転中のメールのやり取りを禁止する法案が可決されました。というのは7月に自動車安全センター(the Center for Auto Safety in the US)が携帯電話を走行中に使用するのは危険だという報告書を出したのがきっかけでした。

長年携帯電話の危険性について研究しているユタ大学のDavid Stryer教授によれば、走行中に二つ以上の操作が出来る(マルチタスク)ドライバーは、たったの2パーセントにすぎないと見ているそうです。しかもその2%の人たちは優秀な戦闘機乗りくらいの能力があるとのこと。それほど普通のドライバーが運転しながら携帯電話を操るというのは危険なことなのです。

【ハンズ・フリーも危険?】

しかしもっと興味深いのは、日本でもスーパーなどで売られているハンズ・フリーの携帯電話機器を使っても事故の危険性は少なくならないということでした。なぜなら、人間は音に集中しようとしたら、脳がコントロールする目の能力まで減少するというのです。

もちろん、そうではないとする研究結果もあるのですが、僕ら一般人からすれば「やはり、そうか」というのが率直な印象でした。

運転中は運転に専念して、携帯電話は使用しない。これは法律があるからとかではなく、自分と周囲の人々の安全を確保するためには最低限必要なことでしょう。みなさんは、警察官がいないからといって運転中にメールなぞしていませんか?




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