2010年04月15日

【異常高温】

平均気温は上昇し続けているようです。

3月の気温、過去最高記録『3月の世界の平均気温が統計を取り始めた1891年以降、最も高かったことが分かった。

 気象庁が14日、発表した。

 同庁によると、世界の平均気温は、陸海上約1300の観測点の気温データを基に算出され、今年3月の気温は、平均で平年より0・44度高く、過去最高だった2002年(プラス0・43度)を上回った。

 地球温暖化や、昨年から南米ペルー沖の赤道付近で発生しているエルニーニョ現象の影響とみられ、陸上では北アメリカ大陸北部や西アジアで、海上では赤道域を中心とする広い範囲で気温が平年を上回った。

 3月の平均気温を長期的に分析すると、100年あたり0・8度のペースで気温が上昇しているという。』 (4月14日付読売新聞)


【皮膚感覚との温度差】

3月の気温、過去最高記録このニュースを見て、最近の気温に対する皮膚感覚と少しずれている気がするのは僕だけでしょうか。というのは、このところ全国的に寒暖の差が激しくなっていて、日によっては20度を超えて春~初夏の陽気となったと思うと、翌日はまた冬に逆戻りといった日がよくあるからです。

特に関東から北では、ここ1カ月ほどは広い範囲で平年より5度前後低い気温が続いており、低温や霜による野菜などの農産物の生育への影響が出始め、野菜の高騰がニュースで伝えられたりしています。短期的な温度に対する人間の皮膚感覚と平均気温との差が顕著になってきているのです。

【進行する気候変動】

COP15の失敗や、IPCCの報告書の間違いなどで最近地球温暖化論に対する懐疑論的な風潮が出てきていますが、現実には気候変動の振幅が地域によっては顕著になって、短期的に寒暖の差が激しくなったりはしているものの、トレンド的には気温は上昇しつつあるということではないでしょうか。

懐疑論を声高に主張したところで、迫りつつある危機は避けられないと知るべきなのでしょうか。




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