2010年04月28日

【メモリー撤退】

ソニーがFDから撤退するとの記事が目に留まった。

ひとつの時代終焉―ソニーFD撤退『ソニーは23日、パソコンやワープロの記憶媒体に使われるフロッピーディスク(FD)の国内販売を来年3月で終了すると発表した。同社は1981年に世界に先駆けてFDを発売して市場を築いてきたが、USBメモリーなど新たなデータ交換の手段が普及して需要が急減しているため、中国メーカーに委託しているFDの生産を打ち切る。

 ソニーは国内のFD市場で約7割のシェアを持つ最大手。1981年に世界で初めて3・5インチのディスクを商品化し、持ち運びやすさから、パソコンやワープロの代表的な記憶媒体として使われた。

 ピークの2000年度には国内で約4700万枚を出荷したが、その後は容量の大きい新記憶メディアが主流となり、09年度は約850万枚に落ち込んだ。

 日立マクセルや三菱化学メディアなどの大手も2009年春にFDの販売から撤退している。ソニーはすでに海外での販売を今年3月末で終了しているが、国内ではFD6種類の販売を続けてきた。ただ、昨年9月末にFDの駆動装置生産から撤退しており、今回の決定で、FD事業から完全撤退することなる。』(4月23日付産経新聞)


【記憶容量の変遷】

ひとつの時代終焉―ソニーFD撤退フロッピーディスク(FD)が最初に登場したのは1981年ということはもう30年近くも前だ。その当時は日本ではパソコンよりもワープロでFDを使う方が多かったのではなかろうか。僕も持ち運びできる記憶媒体としてFDにはお世話になった。

しかし、文書データならいざ知らず、1枚で1MB程度という容量では写真や動画といったデータの記憶容量としては全く不足しているため、最近ではほとんど使われなくなって、CD-RWや記録型DVD、MO、USBメモリ、メモリーカード系のメディアで配布、保管などの役割を分けて代替されてしまったのだ。

その間の記憶媒体の性能向上はまさに目を見張るものがあった。今では2テラバイト(1兆990億バイト)というとてつもない単位のハードディスクが1万円程度で手に入るのだから、フロッピーの役割が終わるのも無理のない話だ。

我が家の押し入れの片隅にも使えなくなったFDの山がつい最近まであったが、今のパソコンにはフロッピー装置もついていないので無用の長物となり、中身も確認せずに全部捨ててしまった。まさに時代の変化をこんなところにも感じる今日この頃だ。


同じカテゴリー(現代社会)の記事画像
期待感が膨らまない新型iphone発表
9/11以来の犠牲者―アルジェリア拘束
川島の訴えに思う
スマートフォン訴訟-アップル勝訴
プリウスの新たな可能性-非常用電源
30年前の8倍?-男女の生涯未婚率
同じカテゴリー(現代社会)の記事
 期待感が膨らまない新型iphone発表 (2013-09-13 05:22)
 9/11以来の犠牲者―アルジェリア拘束 (2013-01-22 06:12)
 川島の訴えに思う (2012-10-22 09:17)
 スマートフォン訴訟-アップル勝訴 (2012-08-27 08:19)
 プリウスの新たな可能性-非常用電源 (2012-06-05 09:32)
 30年前の8倍?-男女の生涯未婚率 (2012-05-02 08:34)


このニュースを耳にした時に「時代が変わった…」と一抹の寂しさを感じました。
MS-DOSの変換etc…いろいろな事が思い出されました。
luckymentaiさん同様、我が家にも大量のFDがあります^^;

Posted by フジコ at 2010年04月28日 07:29

思い出が詰まっているFD、名残惜しいけどひとつだけ残して後は処分したほうがいいかも・・・

Posted by luckymentai at 2010年05月09日 07:02

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2024年04月 >
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
hLg
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2024/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved