2007年07月21日

【断固たる措置】

あの驚愕の事件に対する断固たる措置を英国が発表した。

英国の英断―リトビネンコ事件『英国のデビッド・ミリバンド外相は16日、議会下院で声明を発表し、在英ロシア大使館の外交官4人を国外退去処分にすることを明らかにした。

 露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏毒殺事件で、英当局が容疑者と断定したロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏の身柄引き渡し要求をロシア側が拒否したための制裁措置。ロシアが同様の対抗措置をとることは確実で、英露関係の悪化は必至となった。

 英政府が露外交官の追放を決断したのは、英露両国がスパイ容疑などを理由に大使館員の国外退去を相互に通告した1996年以来。

 今回の制裁措置には、外交官の追放のほか、ロシア市民に対する査証(ビザ)発給簡素化の見直しや、ロシア国外に出国したルゴボイ氏の身柄引き渡しを第3国に要求することなども含まれている。』(7月17日付読売新聞)


【見過ごせない暴挙】

英当局にしてみれば、白昼堂々と英国で行われた殺人が外国人の手によって、しかも放射性物質を使って行われた今回の事件にその外国政府が関与していたことが明らかになれば、問題を看過してしまうことはできないということだろう。こんな手口を許していたら、北朝鮮による日本人拉致事件同様国家の主権を平気で踏みにじられることになるからだ。

そういう意味で英国当局のロシア政府に対する今回の措置はまさに「英断」と呼ぶに相応しいと思う。けじめをつけるときにはつける、これこそが自国の市民を守り、主権を守る政府の役目なのだ。

そうした折も折、18日付の時事通信が『英国に亡命中のロシア人政商ボリス・ベレゾフスキー氏は18日、ロシアの殺し屋が自分を暗殺する計画を企てたが、英当局に阻止され、失敗に終わったことを明らかにした。』というニュースを配信した。英露間にはただならぬ緊張が走っている。事態の推移を見守りたい。

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