2010年09月03日

【数字も裏付け】

今年の夏が個人的な感覚以上のものだったことが数字でも裏付けられました。

『気象庁は1日、今夏(6~8月)の全国の平均気温が平年より1.64度高く、1898(明治31)年の統計開始以来最高だったと発表した。特に8月は平年を2.25度も上回った。暑さは9月も続く見通しで、1日も気象庁が観測する921地点中242地点で9月の観測史上最高気温を記録。157地点で35度以上の猛暑日、789地点で30度以上の真夏日となった。気象庁は「異常気象」として3日に専門家などによる分析検討会を開く。

 全国の平均気温は、都市化の影響が少ない国内17地点の平年との差を平均して算出。過去の夏の平均気温の1位は、94年の平年比プラス1.36度だった。地域別でも、北日本と東日本が過去最高で、西日本も4位。8月の平均気温は、沖縄・奄美を除く全地域で平年を2度以上上回り、過去最高だった。

 地点別では、全国154カ所の気象台・測候所などのうち、夏の平均気温は55カ所、8月の平均気温は77カ所で過去最高。夏の平均気温が最高だった主な地点は▽札幌市22.0度(平年比プラス2.4度)▽東京都心27.1度(同2.3度)▽名古屋市27.0度(同1.8度)--など。8月の平均気温が最高だった主な地点は▽東京都心29.6度(同2.5度)▽大阪市30.5度(同2.1度)▽福岡市30.3度(同2.7度)--だった。

 気象庁は高温の原因として▽偏西風の北への蛇行により、勢力の強い太平洋高気圧に覆われた▽オホーツク海高気圧などの影響がほとんどなかった--を挙げる。特に太平洋高気圧については、気象庁が大気に関する詳細なデータを解析し始めた79年以降で、最も勢力が強かったという。』(9月1日付毎日新聞)


【原因様々】

今年のこのような「異常な夏」は日本だけでなく、少なくとも北半球ではアメリカ、ロシア、欧州の一部などいたるところで見られたことも忘れてはいけません。

さらにその原因については、気象庁は次のように発表しています。

『期間を通して冷涼なオホーツク海高気圧や寒気の影響をほとんど受けなかったこと、梅雨明け後、上空の偏西風が日本付近で平年よりも北に偏って流れ、勢力の強い太平洋高気圧に覆われたこと、今春まで継続していたエルニーニョ現象の影響で北半球中緯度の対流圏全体で気温が上昇したこと等の要因が重なったためと考えられます。また、背景として二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響が現れているとみられます。』(9月1日の気象庁ニュースリリースより抜粋)

これを読むと今回の異常高温は偏西風の動きや高気圧の位置といった現象面の事実だけでなく、温室効果ガスの増加による地球温暖化の影響についても言及していることは、やはりというべきか、気象庁も無視できないと考えているのでしょう。

これが百年に一度の現象で終わるのか、それとも多少のブレを伴いながらも、今後も気温上昇が常態化しているのか非常に気になるところです。異常な高温とともにゲリラ豪雨による都市や山間地での被害も急増しています。おそらく、高温は海や山などに生息する動植物にも多大な影響を与えていることでしょう。

これほどの異常現象が起きる原因をとことん突き止める必要はあるのですが、今わかっている範囲で、あるいは想像力を働かせて「今やるべきこと」を一人一人が真剣に考えなければならないということを自然が警告しているのかもしれません。


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