2007年08月21日

【一瞬の出来事】

大惨事の割に死者が出なかったのは本当に不幸中の幸いでした。

危機一髪・・・中華航空機炎上『那覇空港の駐機場で20日、台北発那覇行き中華航空120便(乗客乗員165人、B737―800型機)が爆発し炎上した事故で、乗員・乗客165人は直前に機外に脱出し、奇跡的に一人の死者も出なかった。乗客らの証言からは「危機一髪の脱出」だったことがうかがえ、機内がパニックに陥るなどして誘導に手間取れば、大惨事になっていた可能性もある。着陸して乗客が降りる準備に入っていたことに加え、航空機の非常用脱出口の基準を定めた国際ルールの「90秒ルール」が有効に機能したとみられる。』(8月20日付毎日新聞)

【乗員の機転】

一人の死者も出なかったのは何と言っても現場の乗組員の適切な判断と行動があったからでしょう。その点についての報道があまり見られないのはなぜでしょうか?僕は素直に賞賛すべきだと思います。

日頃の訓練がなければこううまくはいかなかったのではないでしょうか。たったの90秒が生死を左右したのですから。

『90秒ルールは米国連邦航空局が制定したもので、国土交通省などによると、機内の全非常用脱出口の半数以内を使って90秒以内に、乗員・乗客全員が脱出できるような機体の設計を航空機メーカーに求めているもの。欧州各国や日本も準じたルールを取り入れている。
 半数以内としているのは、火災などで、全脱出口が使用できないことがあると想定されるため。航空機メーカーは新型機を製造する際、試験を受けて90秒ルールが確保されていることの証明を義務づけられている。
 今回の中華航空機は脱出口が計8カ所(機体前部の左右各1カ所、機体後部の左右各1カ所、主翼付近の左右2カ所ずつ)あり、機体前と後部の4カ所が使用された。』(8月20日付毎日新聞)

【常在戦場】

僕も以前米国のニューヨークからワシントンDCに向かうシャトル便がエンジン故障を起こし、生きた心地がしないような経験をしたことがあります。

航空機というのは乗った時点で命をパイロットに預けたも同然です。そこは常に戦場(常在戦場)という気持ちでいつ何が起こっても迅速に動けるように覚悟しておく必要がありそうです。

みなさん、時には身を引き締めて飛行機に乗る覚悟をしていますか?

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