2007年09月09日

【髪の毛の色】

染めるべきか、染めざるべきか「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」("To be or not to be: That is the question.")というのは、シェークスピアが書いた「ハムレット」の中の有名な台詞ですが、髪の毛の色を巡ってアメリカで大きな話題になっている似たような台詞があります。

「染めるべきか、染めざるべきか」("To dye or not to dye")・・・9月10日号タイム誌の記事「グレー戦争」("The Gray Wars")のタイトルの一節です。

そして記事の最初にライス長官と民主党のナンシー・ペロシ議員の髪の毛「ビフォー・アフター」の合成写真が掲載されています。その違い、結構強烈ですね。

あなたは髪の毛、染めていますか、それとも自然なままですか?

【髪の色論争-染め髪派の主張】

そのタイム誌の記事では、最近アメリカで髪の毛を染めるべきかどうか、その年齢と信憑性についてフェミニスト達の間で静かな論争が起きていると紹介しています。

The Gray Wars - To dye or not to dye. That is the question in the latest feminist debate over aging and authenticity

プロクター&ギャンプルの昨年の調査では、アメリカ人女性の65%が髪を染めていてグレイヘア(白髪?)のままいることの難しさがうかがわれるそうです。

例えば、著名な芸能人や政治家といった人たちに白髪のままの人はごくまれです。メリル・ストリープさんなどが時折スクリーンでややグレーな髪で出たりしますがそれはあくまで役柄上やっているだけ。

その理由はといえば、やはり、「若く魅力的に見てもらいたい」というのが女性の本音なんでしょうか。髪を染めている女性のうち71%もの人達がそう答えているそうです。

もうひとつは45歳や60歳であるよりもいつまでも30歳や35歳でありたいというファンタジーの中で生きたいという願望です。

【グレー派の主張】

これに対して、髪を染めない女性たちは「本当の自分」であることに重きを置けば、髪は染めないのが一番という主張です。24時間仮の姿を演じ続けるのは疲れるものです。

そう、髪を染めないという選択そのものがファッションよりはむしろクールな自己主張の証のようなものなのでしょう。

These days, choosing not to dye has become a statement rather than a casual stylistic choice.

日本でも女性は比較的若いときから髪を染めているようですので、アメリカと同じような論争はすでにあるのかもしれません。やはり世の東西を問わず、 「若く見られたい」「いつまでも美しくありたい」という女性の願望は強烈なものがあるようですね。

あなたは髪の毛、染めていますか、それとも自然なままですか?そしてそれはなぜ?

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