2007年09月25日

【また進んだ時計の針】

環境悪化の足音がまた少し忍び寄ってきた。

『環境悪化に伴う人類存続の危機の指標とされる「環境危機時計」が昨年より14分進んで9時31分を指し、1992年の調査開始以来、最も針が進んだ。調査主体の旭硝子財団が5日、発表した。世界各地で異常気象が続くほか、地球温暖化対策での各国間の対立も目立ち、温室効果ガス排出削減の道筋が見えないのが理由とみられる。

 環境危機時計は「ほとんど不安はない」を0~3時、「少し不安」を3~6時、「かなり不安」を6~9時、「極めて不安」を9~12時で示す。

 同財団は今年4~6月、環境分野に携わる各国の研究機関、政府などの担当者3890人を対象に調査し、96カ国715人から回答を得た。その結果、温暖化による海面上昇が懸念されるオセアニアが10時27分と最も深刻に受け止めた。京都議定書を離脱した米国を含む北米も9時40分と高い危機意識をみせた。日本は9時34分だった。「地球環境のどの分野を念頭においたのか」との問いでは、複数回答で温暖化が73%、森林破壊・砂漠化・生物多様性の減少の49%と続いた。』(9月5日付毎日新聞)


【日々体感、地球の異常】

このところ9月に入っても異常な高温が続いている。先日は西日本近海で多く獲れるフグが海水温の上昇の影響か、北海道や東北で水揚げされることが多くなって漁業関係者を驚かせているとの報道もあった。

明らかに地球の異変が、写真やVTRでしか実感できない氷河の消失といった減少だけではなく、僕たちの身近なところにまで目に見える形で現れ始めたのだ。

そんな危機感が強まる中での地球環境時計の針の進行。専門家は僕たち一般人よりも将来起こりうるリスクを膨大なデータをもとに分析しているだろうから、環境の危機、地球の温暖化などの現象をもっと深刻に受け止めているという証だろう。

果たして、時計の針を少しでも安心できる3時台にまで逆戻りさせることができるのだろうか。かなり絶望的な状況になっているというのが正直なところだろう。

でも人はどんなに環境が悪化してもこの地球しか居場所はないのだ。世界的な環境悪化防止の取り組みをもっと真剣にさせるために、僕たち市民は政治家や企業を動かしていかなければいけない。まだ残された時間はある。

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