2011年04月08日

【増え続ける犠牲者の数】
東日本大震災の犠牲者は依然として増え続けています。

『東日本大震災は7日、発生から28日目を迎えた。警察庁の同日午後8時時点のまとめによると、死者は1万2690人、行方不明者は1万4736人で、合わせて2万7426人となった。18都道県の2340カ所で、約15万7000人が避難生活を強いられている。
 同庁によると、岩手、宮城、福島の3県で収容された遺体のうち、同日までに身元が確認されたのは1万427人に上る。
 死者は宮城県7743人、岩手県3709人、福島県1177人など12都道県に及ぶ。同庁が把握している行方不明者は宮城県6646人、岩手県4422人、福島県3664人など6県にわたっている。これまで集計されていなかった宮城県山元町の不明者数も含まれる。』(4月7日付時事通信) 


【増え続ける義えん金】

今回の地震と津波、そして福島第一原発の核惨事は現代日本が経験したことのない未曾有の大災害ということが、連日のメディアの報道でも逐一日本だけでなく世界中に流れているために、義えん金の額も桁外れに大きいようです。

ここ福岡でも様々な団体や個人が義えん金や募金を募っていて、どこの募金でも今までの災害とは二桁くらい違うお金が集まっているようです。実際募金箱にも千円以上入れる方が多いのを目にしました。海外からの支援で目立つのは台湾。すでに100億円以上の義えん金が主に民間から集まっていると聞いていますが、台湾の方々の日本に対する思いが伝わってきて本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。これらの義えん金は、それだけ今回の災害や被災者への救援に対する人々の意識が高いからだと思われます

【意外に少ない支援】

しかし、意外な事実もあります。4月11日付のタイム誌はその経済欄の記事「手を差し伸べる」("Helping Hands?" by Josh Sanburn, p.13, TIME magazine issued on April 11, 2011)の中で、東日本大震災に対する海外から日本への支援金の額はその損害額の大きさと比較すると、それほど集まっていないというのです。

具体的な損害額と海外からの支援金の額を挙げると、アメリカのハリケーン・カトリーナは損害額6.9兆円に対して、支援金2900億円、チリ地震では2.6兆円に対して63億円、2004年のスマトラ沖地震では1.3兆円に対して5800億円、ハイチ地震では1.2兆円に対して3900億円となっているそうですが、東日本大震災の場合には損害予想額が20兆円近いのに対して、海外からの支援金は598億円(3月29日現在、7億ドル)となっています。絶対額でも割合にしても他の世界の災害と比べるとけた違いに支援金が少なくなっているのです。これはなぜか?

タイム誌によれば、大方の海外の国は「日本は災害に対する救援の仕組みがきっちり確立されている先進国だから(大きな支援は要らない)」と考えているからではないかとのことでした。

地震が起こった後の日本国民の秩序だった行動や迅速な救援活動などに海外の賞賛が集まっているのもそういった「日本は立派に自助努力でこの困難を克服できる」という海外の見方につながっているのだと思います。原発の核惨事という人災もありますが、ここはその海外の見方を裏切らないようにしっかりと日本人が自らの意志で克服していくことが求められていると思います。僕もひとりの日本人としてしっかり頑張って行きたいと思います。


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