2011年04月12日

【あわや第二の福島?】

巨大余震で第二の福島が目前に迫っていました。

『7日深夜に最大震度6強を観測した東日本大震災の余震で、北海道から東北の原発は大きな影響を受けた。一部の原発や原子力施設は外部からの電力供給を断たれたほか、外部電力の復旧後も非常用電源(ディーゼル発電機)が故障した。今のところ、東京電力福島第1原発(福島県)のような深刻な事故にいたっていないが、今後もマグニチュード7級の余震が起こる恐れがあり、経済産業省原子力安全・保安院は「安全策をもっと担保する必要がある」と指摘する。地震国・日本で、原発の電力確保が「綱渡り」であることが改めて浮き彫りになった。

 ◇電源トラブル拡大

 東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県)は、7日午後11時32分の余震発生直後、県内の広範囲にわたる停電の影響などで、2系統あった外部からの送電が止まった。直後に非常用ディーゼル発電機1台が起動し、使用済み核燃料プールの冷却は維持された。8日午前3時半には、外部電源1系統が復旧した。定期点検中で運転しておらず、外部に放射性物質は漏えいしていない。

 ところが同午後2時前、運転中の非常用ディーゼル発電機から軽油が漏れ出して故障。全部で3台備えているが、別の2台は検査で使えない。今後、再び地震による停電などで外部電源が遮断されれば、電源車で対応するしかないという。

 東北電力女川原発(宮城県)は余震直後、停電のため3系統ある外部からの送電のうち2系統が止まった。1~3号機は3月11日の震災後、運転していなかった。1系統残ったが、強い揺れで使用済み核燃料プールの計器が誤作動して自動停止し、一時、プールの冷却ができなくなった。結局、機器に損傷はなく、約1時間後、手動で冷却を再開した。

 しかし、原子力安全・保安院によると、女川原発1号機の非常用ディーゼル発電機2台のうち1台が4月1日の点検で故障していたことも判明。不安要因をぬぐい去ることができずにいる。』(4月8日付毎日新聞)

【地震大国の宿命】

東日本大震災の余震は、余震と呼ぶにはあまりにも巨大でしつこいようです。マグニチュード7以上だけでもすでに4回も起きており、被災地の方々は本当に大変な思いをされていると思います。

そんな地震の恐怖に原発の恐怖が加わればどんな状況になるか、今回の福島第一原発の核惨事は僕たち日本国民に地震と原発が併存する日本の危険性を突きつけました。まだまだ福島第一原発の先が見えないうちに起こった宮城の震度6強の余震。東北にある福島以外の原発施設である東通原発、女川原発、そして六ケ所村再処理工場すべてで一時外部電源が喪失しました。その後復旧したものの、東通原発では非常用発電機も故障したことが東北電力から明らかにされました。

もしも東通原発か女川原発が電源喪失で「第二の福島」になっていたら?福島でさえ、政府も東電も次々と起こる「想定外」の事態に慌てふためいているのに、別の場所で同じような核惨事が起きたらもう間違いなくお手上げでしょう。こんな危険な原発大国は、まさに地震災害と原発の核惨事の実験場みたいなものです。

これでも石原都知事のように「(今回の事故で)原子力が全面否定されることは、国にとって好ましくない」と言い続ける人の神経を問いたいです。どんなに時間がかかろうとも、新しいやり方に変えようという強い意志さえあれば日本なら変えられる。住民の安全など二の次で思考停止したままの原発推進論者の人たちには退場していただくしかないと思います。


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