2011年10月05日

【内部報告書】

やむを得なかった?「ふざけるな!」と言いたくなります。

『福島第一原子力発電所の事故原因などを調査している東京電力の福島原子力事故調査委員会がまとめた中間報告案は、「やむを得なかった」との表現が多用され、事故の拡大を防げなかったことへの厳しい分析や反省の視点に乏しい。

 政府の事故調査・検証委員会の調査で明らかになった機材の誤配など、自社に不都合な内容や指摘は見あたらず、社内調査の限界を浮き彫りにしている。

 東電が2008年春に出した津波の試算は、遡上高を今回の津波とほぼ同じ、最大15・7メートルとし、同年12月に行った貞観津波(869年)をモデルとした試算は最大9・2メートルとしていた。しかし中間報告案は、これらの試算を「仮想的な『波源』を立てた試行的なもので、津波対策のベースになるものではない」と一蹴した。

 その一方で、土木学会が02年に出した「津波評価技術」に基づく、従来の想定である津波の高さ5・7メートルについて、「確立された最新の知見に基づく想定」と強調し、「今回のような大津波は想定できなかった」と結論付けた。

 初期対応の遅れについては、とりわけ「自己弁護」と受け取れる見解が目立つ。

 東電は、1号機の炉心損傷開始を「地震発生後約4時間」と解析するが、消防車による1号機への注水が始まったのは3月12日午前5時46分。格納容器内の圧力を下げるベントの成功は、同日午後2時頃だった。2、3号機では、緊急炉心冷却装置などがしばらく動いていたが、この停止後、消防ポンプによる注水再開までは6~7時間を要した。

 政府事故調の調査では、東電は手動でのベントを想定しておらず、本店が手配した機材が別の場所に誤配されたり、現場がベントや注水に必要なバッテリーや空気圧縮機の備蓄状況を把握していなかったりしたことも明らかになっている。

 だが、中間報告案は、津波によるがれきの散乱や放射線量の上昇など過酷な作業環境を強調し、注水について「厳しい環境の中、できる限り迅速な対応を行った」とした。さらに、「アクシデントマネジメント(過酷事故対策)を含むリスク低減の取り組みが効果を発揮した」とし、その根拠に自動車のバッテリーを使った弁の操作などを挙げて、「臨機かつ直接的に安全設備を操作する応用動作により、炉心の冷却を行った」と評価した。』 (10月2日付読売新聞)

【日本を破局の淵に追い込もうとした罪】

この人間たちはいったいどこまで傲慢に振る舞えるんでしょうか?一体、自分たちが何をしでかそうとしたかわかっているのでしょうか?あれほどの大惨事を引き起こした責任についてどこまでうそぶくつもりなのでしょうか?絶対に許されないと思います。なぜか?

ひとつ。菅前首相が証言しているように、3月11日に大地震と大津波が来た後福島第一原発は次々と水素爆発を起こし首都圏いや東日本が壊滅するかもしれないという危機的状況に陥ったのはほかでもない東電の過去から現在に至るまでの原発の安全に対する無策がもたらしたものであるということです。もちろん政府の責任もあるでしょう。しかし、現場を預かる事業者としての自覚も能力もなかったからこそここまでの惨事につながったのは紛れもない事実です。

ふたつ。その危機的状況の最中に東電はトップ自ら逃げようとしたことです。また、清水社長は菅前首相から止められた後も部下を見捨てて病気を理由に現場を離脱したことは周知の事実です。こんなデタラメな企業がほかにあるでしょうか?

みっつ。フクシマの核惨事がもたらした大量の放射能物質は福島周辺の大地も水も空気も食物も汚染し、何の罪もない子供たちや住民の方々の普通の生活を根こそぎ奪ったのはいったい誰なのかということです。その償いは結局金でしかないわけですが、その賠償請求の書類を信じられないほど複雑にしているという報道がありましたが、まさにそういう被害者を蔑むような行為は今回の中間報告の無責任さにも表れています。日本の大地をここまで穢したのは先ず東電、そして政府、原子力ムラの人間たちの所業です。

枝野経産相が言うように、東電は生かさず殺さずフクシマの被害者の補償を払い続けさせるしかないのでしょうが、この腐った精神のまま「公益企業」などと名乗り続け、汚れた原発の延命を図っていくことは即刻やめていただきたいと思います。また他の電力会社の経営者も原発に対する本当の安全管理能力もないのに盲目的に政府・経産省の原発推進にただ乗りするのではなく、明日は我が身と心得、一刻も早く原発から撤退し、本当の経営をするべくすべての過去の悪事を白日の下に晒すべきだと思います。

そうでなければ次なる「フクシマ」の破局を避けるのは困難でしょう。


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「止むを得ない」とは責任逃れの言葉です。自分に責任があると思う人はそんなこと言いません。この国では、もう誰もがそんなこと言わず、ただただ元気に明るく頑張るしか生きる道がないのですから。おきたことは「大きな過ち」だったけど、これからはもっと「正義の話」をしながらやっていきましょう!
東電の皆さんにも頑張ってもらいたいですね。

Posted by komorebigarden at 2011年10月05日 09:31

経営者が無能だと従業員は路頭に迷うことになります。まさに今東京電力がそうなっています。本当の改革は内なる声からでないと死を待つばかりです。そういう意味で内部の改革派が声を上げることが必要です。

Posted by luckymentailuckymentai at 2011年10月06日 09:05

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