2011年10月18日

【厳しい批判】

政府からこれほど厳しい批判が来るとは予想していなかったのかもしれません。

『九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題で九電の真部利応(としお)社長が14日、経済産業省に提出した最終報告書で、佐賀県側の関与などを認定した第三者委員会の指摘を盛り込まなかった点について、枝野経産相は同日、外遊先の中国で報道陣の取材に応じ、九電の姿勢を厳しく批判した。

 枝野経産相は、「第三者機関の報告書のつまみぐいをするやり方は、公益企業のガバナンス(統治)としてあり得るのか。そのことが大変深刻な問題」と話した。第三者委員会の指摘を取り入れなかった点には、「どういう神経でなさっているのか理解できない。(真部社長の)続投以前の問題」と述べ、報告書の再検討を求めることもあり得るとの考えを示した。

 九電の第三者委員会は、佐賀県の古川康知事の九電幹部に対する発言がやらせの発端になったと認定し、2005年のプルサーマル公開討論会を巡っても佐賀県側の関与を指摘したが、報告書では県側の関与を認めなかった。最終報告書を了承した臨時取締役会では真部利応社長の続投も正式決定した。』(10月14日付読売新聞)

【真摯な姿勢】

枝野経産相の真意がどこにあるのかはわかりませんが、少なくともメディアの報道から判断する限りは正当性があるのは九電経営陣ではなく、枝野経産相にように思えます。なぜか?

それは、きっと誰の目にも九電経営陣による自らを正当化しようとする姿勢が到底真摯な姿勢には見えないからであり、枝野経産相が言うように、「第三者機関の報告書のつまみぐいをするやり方は、公益企業のガバナンス(統治)としてあり得るのか。そのことが大変深刻な問題」というのが大方の市民の共通の思いではないかと思われるからです。

もともとは政府の原発推進姿勢がもたらした電力会社とのもたれあいが今回のような「やらせ問題」の原因なのですが、少なくとも経産相レベルではそこを国民の目線に合わせていこうとしているのに、九電の経営陣はそこをまったく理解していないか、理解しようとしていないと思われるからです。その証拠にこの期に及んでも九電経営陣は、「経産相がそう仰るなら考え直さないでもない。」といった姿勢で、当局のほうは向いていても佐賀県民や国民の目線なんかこれっぽっちも考えていないということを暴露しています。

先ずはすべてを真摯に認めてそれなりの責任を取ることです。そうでなければ誰も信用しないでしょう。もちろん、原発の再稼動なんてそんな人たちに任せられるわけはありません。枝野経産相が再稼動目当てに発言しているとは思いたくありませんが・・・国民全体の命が懸かっている問題ですから。


同じカテゴリー(重大事故)の記事画像
電気と安全-B787に見る現代社会の死角
僕の主張~2030年のエネルギー・環境の選択肢
委員長候補・田中氏の所信表明と原子力の今後
許せない原子力ムラの隠ぺい工作-秘密会議問題
何が何でも60年運転-玄海原発の闇
細野大臣、事故当時の菅氏を擁護
同じカテゴリー(重大事故)の記事
 電気と安全-B787に見る現代社会の死角 (2013-01-17 08:20)
 僕の主張~2030年のエネルギー・環境の選択肢 (2012-08-03 05:26)
 委員長候補・田中氏の所信表明と原子力の今後 (2012-08-02 05:06)
 許せない原子力ムラの隠ぺい工作-秘密会議問題 (2012-08-01 08:51)
 何が何でも60年運転-玄海原発の闇 (2012-07-31 06:31)
 細野大臣、事故当時の菅氏を擁護 (2012-07-26 08:42)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2018年12月 >
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
hLg
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2018/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved