2011年10月25日

【異例のダブル選挙】

橋下知事が大阪市長選にいよいよ名乗りを上げました。

『大阪市長選(11月27日投開票)への出馬を表明した大阪府の橋下徹知事(42)は22日午後、代表を務める地域政党・大阪維新の会の集会に出席し、選挙戦の争点に掲げる「大阪都構想」を訴えた。

 再選出馬を表明している平松邦夫市長(62)も支援団体の集会で都構想批判を展開し、両氏の直接対決が事実上、スタートした。

 出馬表明から約10時間後の午後2時。維新が大阪市福島区で開いた「区民会議」に出席した橋下知事は今の大阪市内の区役所について、「名前は役所でも、実態は(市役所の)『窓口』。区長も『窓口所長』だ」と言い切り、「(都構想で)すべてのことを区単独で決められる、本物の役所を作りたい」と訴えた。

 一方、平松市長も同市西成区での集会で「温厚な平松で知られているが、たまりにたまっている」と前置きしたうえで、「大阪都と言うだけで、暮らしがよくなるわけがない。この街を独裁者の手に渡してはならない」と声を張り上げた。

 市長選には共産党などが擁立する前大阪市議の渡司考一氏(59)、前兵庫県加西市長の中川暢三氏(55)も立候補を表明している。』(10月22日付読売新聞)


【大阪の反乱】

大阪市の人口は約265万人、全国最大の政令指定都市です。もうひとつの政令指定都市である堺市とこの巨大都市・大阪市を中心にもつ大阪府は人口約880万人。福岡市の人口が150万人、福岡県が500万人と比較するとその大きさがわかります。

大阪市と大阪府、お互いの政治的意志が近ければ相互協力・依存関係を維持していけるのでしょうが、大阪都構想を掲げる「改革派」の橋下知事にとってはことごとく反旗を掲げる平松市長は目の上のタンコブ的な存在でしょう。

それにしても知事から市長への転身とは奇想天外です。既存の地位や名誉に拘泥せず、改革に必要なことなら何でもやるという気構えだからこそこういった発想が出てくるものと信じたいですね。

【大阪復活】

僕はあまり詳しく大阪府や大阪市のことも知りませんし、橋下知事の「大阪都構想」についても勉強不足です。ただ、ときおり新聞などで話題になったりテレビに出演する橋下知事の言動を見ていると、大阪をなんとか変えたいという信念のようなものが伝わってきます。既存の官僚制度や政治の枠組みを変えようという意志が感じられるのです。

折しも3月11日の東日本大震災後、関東は福島の核惨事によって首都機能そのものがマヒする事態に見舞われました。半年以上経った今でも首都圏3千万人もの人々は放射能の脅威にさらされ、首都圏だけでなく日本全体がこのままでいいのかという思いにかられているのでないかと思います。それは何か。

それは関東が今回のような原発震災や大規模な自然災害に見舞われた時に関東の首都機能を補完できるところを早急に作る必要があるということです。すでにさまざまな形で国土軸が東から西へ移る兆しが見えています。

時代の風が東から西に急速に吹こうとしている今、橋下知事の大阪都構想はその風に乗っていくという予感がしています。橋下知事は脱原発を公言する数少ない知事でもあります。関西が首都機能を補完できるようになるには、地震国では危険極まりない原発に依存していてはリスク分散など出来ないということもあるのでしょう、新しいタイプの政治家としてその改革に期待したいですね。

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